オールブラックス

Last-modified: 2021-02-24 (水) 18:24:35

読売ジャイアンツの蔑称。由来は2019年の日本シリーズにおいて4戦全敗した事から。
元ネタは「ハカ」などで知られる世界屈指の強豪、ラグビーニュージーランド代表の愛称。

概要

2019年の巨人はシーズン優勝*1、CSでも阪神を撃破し勝ち進み、日本シリーズは2年連続で勝ち上がったソフトバンクとのカードとなった*2。しかし、直前に鈴木尚広「一身上の都合」で退団したり、クリスチャン・ビヤヌエバ造反まがいの行動を取っていたと報じられたりする*3など、開幕前から雲行きは怪しかった。

そして日本シリーズが開幕してからは坂本勇人丸佳浩の絶不調*4山本泰寛増田大輝らの信じられないミスなどが多数もあり、かの33-4以来の日本シリーズでのスイープを喫してしまう。
温厚な人柄で知られる和田一浩を以て「日本一の戦いに相応しくない」「戦力差が歴然」などと酷評され、その体たらくには巨人ファンのみならず他球団ファン、ひいてはアンチ巨人すらも呆れ返ってしまった。

ちょうどこのシリーズ中に日本で2019ラグビーワールドカップが開催されており、日本代表が史上初となるベスト8入りを成し遂げるなど快進撃を見せていた。そのこともありラグビーへの注目度が高まっていたことから、上記の「オールブラックス」と 「対戦成績が黒星のみ(真っ黒)」を掛けたこの蔑称が作られた。

スコア

試合会場ソフトバンク-巨 人
(1)ヤフオク7-2
(2)ヤフオク6-3
(3)東京6-2
(4)東京4-3
総スコア23-10

オールブラックスのバカ

第3戦の9回裏、4点差の状況でソフトバンク・森唯斗暴投するが、代走・増田大輝が無理に三塁を狙い*5アウトになった場面。
5点取れば逆転できる点差であることから、ラグビーのプレーで1度に5点入るトライと掛けて「トライ狙ってる」とネタにされた。

後日談

  • 巨人は2020年2月からランニングシューズを黒に統一することが発表され、「オールブラックス」は現実のものとなった
    巨人「オールブラックス」ランニングシューズ色統一(日刊スポーツ)
    https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/amp/202001010000409.html

    リーグ連覇と日本一奪回を目指す巨人が、足元まで統率をとる。
    2月の宮崎春季キャンプからランニングシューズのカラーを黒に統一することが1日、判明した。昨季までは赤、青、黄、白など各選手の好みでOKで、特にチームとしてのルールはなかった。より強固な集団としての意識を高める意味でも、今季から統一させることが決まった。
    (中略)ブラックと言えばラグビーのニュージーランド代表、オールブラックスが象徴的。ラグビーを愛する原監督の意向も加味された。指揮官は常々「チームとして戦う。みんなで戦っている。誰一人として欠けてはいけない。我々は全員で戦っている」と口にしてきた。昨季は4年ぶりのリーグ優勝を果たすも、日本シリーズでソフトバンクの前に屈辱の4連敗を喫した。悲願の日本一へ、足並みをそろえる。

  • 春季キャンプの2日目でトークショーに登壇した原辰徳監督は「(去年の)日本シリーズにジャイアンツは出ていませんね。あまり記憶にもないですね」とブラックジョークを飛ばし、指揮官にすら日本シリーズがなかったこと扱いされてしまった。
  • 2021年の巨人のチームスローガンは「1Team!~和と動」と発表された。
    もともと「ワンチーム」は、2019年ラグビーW杯日本大会においてラグビー日本代表が一つのチームとして結束するために掲げたスローガンである。
    この結果、ラグビーニュージーランド代表に因んだ「オールブラックス」を2019年から2年連続で達成した球団のスローガンが、ラグビー日本代表を連想させるものとなっている。

オールブラックス、再来日

翌年の日本シリーズでも、今度はペナントレースから1位で上がってきたソフトバンクと巨人の同カードが再び実現。案の定オールブラックスが緊急再来日した。当該項目参照。

オールブラックス一覧

日本シリーズにおける引き分けなしのスイープは7回存在する。

回数年度した側された側点数4戦計備考
11959南海巨人10-7
6-3
3-2
3-0
22-12南海の勝利投手は全試合で杉浦忠
21960大洋大毎1-0
3-2
6-5
1-0
11-7全試合1点差
川崎球場で日本シリーズが行われたのはこの年のみ、パリーグ初の屈辱
31990西武巨人5-0
9-5
7-0
7-3
28-81960年の時とは逆にこちらは全試合得点差4点以上。2020年現在の両監督が現役で出場。
42002巨人西武4-1
9-4
10-2
6-2
29-9史上初の全試合ダブルスコアでのスイープ*6
巨人は複数試合に登板した投手がゼロ
就任初年で日本一を達成。
2020年現在の両監督が監督と選手で出場*7
52005ロッテ阪神10-1
10-0
10-1
3-2
33-4日本シリーズ最大得失点差
最低防御率(8.63)
最少本塁打(0)
最少得点(4)他多数
62019ソフトバンク巨人7-2
6-3
6-2
4-3
23-1056年ぶりの日本シリーズにおける勝利試合数パリーグ勝ち越し*8
シリーズ出場監督で史上初のストレートの4連勝・4連敗を経験。
シリーズ出場監督として史上初の選手・監督双方で4連勝を経験。
72020ソフトバンク巨人5-1
13-2
4-0
4-1
26-4史上初の2年連続+同カードでのスイープ
最低チーム打率(.132)
最少安打(16)
最少塁打(21)
4試合における最多三振(41)
最少得点(4)
70年ぶりの日本シリーズにおけるパリーグ勝ち越し*9

昭和初、平成初、令和初のスイープ達成相手はすべて巨人である。

関連項目


*1 ただし優勝したとはいえ成績は77勝64敗2分、勝率.546と2015年のヤクルト並みの低水準である。また勝率はシーズン2位であった対戦相手のソフトバンク(勝率.551)よりも低い。
*2 この組み合わせは前身の福岡ダイエーホークスと対戦した2000年以来19年ぶりの対決であり、王・長嶋の両者が球団に籍を置く為事実上の「ON対決」、また原と工藤は第1次原政権時に監督と選手の間柄でもあった為、師弟対決でもある。
*3 ソースは東スポだが真偽は不明。当のビヤヌエバは日本シリーズ終了後、巨人を戦力外になるが12月に日本ハムへ入団した。しかし2020年11月、日ハムを戦力外になった。
*4 2、3番コンビが共にシリーズ1安打しかできず打率.077。特に丸は毎年ポストシーズンになると絶不調になることからポストシーズン敗退請負人と煽られるようになってしまった。
*5 しかも壊れた信号機の1人に数えられる三塁コーチャー・元木大介ですら制止していたのを振り切っての突進。
*6 他は2020年のソフトバンク対巨人のみ。
*7 工藤は第3戦で先発し、條辺剛とのリレーで勝ち投手となっている。なお同時に2020年現在で3人(小林誠二・阿波野秀幸)しかいない日本シリーズ両リーグ勝利投手でもある。
*8 シリーズ以前はセが202勝・パが201勝8引分の状態であったが、終了時点でパが205勝となり、第14回の1963年に西鉄が巨人を下して以来(当時パ・38勝、セ・37敗の3引分)の勝ち越しとなった。
*9 2020年日本シリーズ終了時点でパ36回、セ35回。第1回となる1950年に毎日オリオンズ(現ロッテ)が松竹ロビンス(のち大洋に吸収合併。現横浜DeNA)を下して以来。
*10 巨人の第1~4戦のスコア。ソフトバンクは7664で23-10。