バイナムエフェクト

Last-modified: 2019-07-29 (月) 23:18:50

元オリックスバファローズのフレディ・バイナムによる一連の事象のこと。

 

2010年10月1日の対千葉ロッテマリーンズ戦でエラーをしたことから始まったとされており、「風が吹けば桶屋が儲かる」の野球版。
元となった言葉はカオス理論を説明する際に使われる「バタフライエフェクト」(バタフライ効果)だと思われる。*1


解説 Edit

この年パ・リーグのレギュラーシーズンは福岡ソフトバンクホークスが優勝、埼玉西武ライオンズの2位が確定しており、クライマックスシリーズ(CS)最後の1枠を巡っては北海道日本ハムファイターズが全日程を終え74勝67敗3分、ロッテが1試合を残し74勝67敗2分と僅差であった。
ロッテは最終戦のオリックス戦に「勝てば日本ハムを上回ってCS出場」という大一番。そしてこの試合でオリックスの遊撃手として出場したのがバイナムであった。

 

試合は1回表にオリックスが2点を先制。
その裏ロッテは一死1塁から3番・井口資仁が遊ゴロを放つがバイナムは二塁へ悪送球して一死2・3塁となり、その後一気に3得点して逆転に成功、そのままロッテは5-4で勝利し土壇場でCS進出を決めた。

そしてこのバイナムの失策をきっかけに、日本のみならずMLBをも巻き込んで球界は数奇な運命を辿っていくのである。


2010年 Edit

CSファーストステージでロッテがレギュラーシーズン2位の西武を2連勝で撃破。
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ロッテは勢いそのままにCSファイナルステージでレギュラーシーズン優勝のソフトバンクを4勝3敗で返り討ちにして日本シリーズ進出。ソフトバンクは1勝のアドバンテージ、さらに第3戦で先に王手をかけながら3連敗を喫してCS敗退
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日本シリーズはロッテが中日ドラゴンズを4勝2敗1分で下し、バイナムのおかげで史上初となるレギュラーシーズン3位からの日本一に。
また、第6戦では『バブルへGO!!』事件が発生。
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ロッテ・西岡剛が「バイナムのおかげで日本一になって一区切りがついた。夢を追いかけたい」とポスティングシステムでのMLB移籍を表明、ミネソタツインズへ移籍。
一方ロッテに敗れたソフトバンクは横浜ベイスターズからFAの内川聖一を獲得。球界を代表する畜生キャラが誕生する。

2011年 Edit

NPB Edit

バイナムのせいで西岡を失ったロッテは前年の日本一から一転して最下位
シーズン途中にはサブローが読売ジャイアンツへ謎の放出、背景には井口さんサイドとの対立も取り沙汰されるなどチームがガタガタになる
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3位オリックスが勝つか引き分け、または4位西武が負ければオリックスのCS出場が決まる10月18日のレギュラーシーズン最終戦。西武は前年のCS進出をバイナムのせいで逃していた日本ハムと対戦。日本ハムはエースのダルビッシュ有の先発が予想されていたが、オリックスに対する昨年の報復と言わんばかりに登板を回避させる
結果西武が日本ハムに勝利、さらにオリックスもソフトバンクに敗れ、勝率にして1毛差で西武がCS出場を決める
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その後CSファーストステージで、日本ハムは西武にストレート負け*2
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その西武を破って日本シリーズに駒を進めたソフトバンクは中日を4勝3敗で下して「秋の風物詩の呪い」を払拭させ悲願の日本一*3

MLB Edit

バイナムのおかげでツインズ入りした西岡はMLBの舞台でエラーを連発するなど大不振に陥り、チームも前年の中地区優勝から1年で地区最下位へ転落
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同年オフはMLBにおける日本人野手の評価が暴落。
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ポスティングでのMLB移籍を目指した西武・中島裕之はニューヨークヤンキースとの交渉決裂で一転して残留、同じくポスティングのヤクルト・青木宣親はミルウォーキーブルワーズに交渉権を安く買い叩かれた上、入団テストを受けさせられる屈辱を味わう

2012年 Edit

MLB Edit

西岡のせいで青木の評価は上がらず、ブルワーズは中堅手候補としてナイジャー・モーガンを用意。
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しかし青木大活躍、モーガンから正中堅手の座を奪い取りスタメン定着。日本人野手の評判が少し回復。
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昨年西岡のせいでおかえり君』となった中島が今度は海外FA権を行使、オークランドアスレチックスに移籍。
同時にモーガンはブルワーズから放出される。

NPB Edit

相変わらずの死刑囚扱いに耐えかねた西岡NPB出戻りを決断
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阪神が西岡を獲得。
同時にFA移籍した平野恵一の人的補償で、オリックスから高宮和也を獲得。
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阪神の補強に対抗する横浜DeNAは、外野手の助っ人外国人としてFAになっていたモーガンを獲得。
彼の奮闘もあり、横浜は2007年以来となる最下位脱出を果たす
阪神も西岡を原動力に2位に。

MLB Edit

中島は活躍どころかメジャー昇格もできずサクラメント中島と化す。

2014年 Edit

NPB Edit

西岡の在籍する阪神は読売ジャイアンツから7ゲーム差の2位。
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CSファイナルステージで巨人を4連勝で下し、日本シリーズ進出。
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西岡はソフトバンクとの日本シリーズ第5戦で線犯となる。

 

中島は渡米後に活躍できないまま、同年オフにオリックスと契約し日本球界復帰。


関連項目 Edit





*1 「バタフライエフェクト」とは「北京の蝶の羽ばたきがニューヨークに嵐を起こす」というカオス理論の複雑さを表した比喩に由来する言葉で、一見して関係ない様に見える些細な事柄が最終的に大きな結果をもたらすという例えにも使われる。
*2 この年の日本ハムの対西武戦成績は12勝11敗1分、オリックス戦成績は13勝9敗2分けであり、数字だけ見ればCSでオリックスと対戦していればファイナルステージに進めた可能性が高かった。
*3 ただしNPBチームとして初のアジアシリーズ敗退