武器/炎妃龍の石重弩

Last-modified: 2024-01-15 (月) 13:02:00

MHXに登場するヘビィボウガン。麗しき炎妃龍を崇めるために造られたという。

目次

概要

  • MHに登場する武器としては非常に珍しく、ゲーム中では狩猟できないモンスターがモデルになっている。
    炎妃龍の名の通り、デザイン元はナナ・テスカトリ。
    デフォルメされているので、さながらシーサー狛犬のような風貌である。
    右角が大きく欠けているが、シールドを取り付けると修復可能(同時に角部分が赤く明滅するようになる)。
    パワーバレル装着時は、渦巻く火炎のようなパーツが口から飛び出る。

MHX

  • 本作では炎妃龍素材は一切入手できないので、モンニャン隊を砂漠に派遣して入手できる「欠けた石像」に
    テオ・テスカトル素材などを足して作成することになる。
  • 基本性能としては、「高めの攻撃力、低い会心率、反動中でブレ左右小、リロードやや遅い」と言ったところ。
    多少だが防御力があるのが特徴か。
  • 初期段階から攻撃力130とレア2武器にしては結構火力がある。
    とはいえ、会心率マイナス30%は無視できないため、実際の期待値がそこまで優秀なわけではない。
    流石に炎妃龍を模しているだけあり、火炎弾は装填できるものの、3発のみ。
    しゃがめるわけでもないので火炎弾特化にするには中途半端である。
  • 最終強化は「炎妃ガルグイユの叫喚」。
    神秘の力を宿しており、炎妃龍の叫びが凶弾となって敵を討つとの触れ込み。
    実際の性能を見ると、リロード他基本性能は強化前とまるで変わっておらず、かなり劣悪。
    攻撃力だけは230と他最終強化武器と張り合えるぐらいまで向上したが、
    やっぱり会心率マイナス30%は厳しいところ。
    • では装填弾は、と言うと通常弾は6/6/8、散弾は5/4/4とまずまず優秀。
      しかし他の弾は徹甲榴弾と拡散弾がレベル1、2が一発だけ装填できるぐらい。
      内蔵弾もこやし弾、ツブテ弾、連爆榴弾とどれも目立たない弾しか入っていない。
      頼みの綱の火炎弾も相変わらずの3発装填。炎妃龍の名が泣いている…。
      いっそ割り切ってブレ左右小の散弾銃として使おうにも、
      「火炎弾が入る」以外あらゆる面で上位互換となり得る巨撃・爆砲ォー遠など、
      ライバルの存在が大きすぎる。
      • しゃがみ撃ち対応弾は…ツブテ弾とLV1徹甲榴弾。
        しゃがむ意義がまるでない弾のみである。
  • 正直言って、実用性はまるでないのに、ネタと言い切れるほど個性があるわけでもなしという
    えらく中途半端な性能になっている。
    夫の石像は祟りと言わんばかりに酷い有様なので此方は使えるだけまだマシかもしれないが。
    「散弾メインで通常も撃てるヘビィ」としては、火力もあるので「それなりに」使えることは使えるのだが、
    「それをガルグイユでやらなきゃいけない理由は?」となると…。
    これで作りやすければまだいいのだが、最終強化に重甲エキスを使うので生産難易度は無駄に高い。
    • 火竜の骨髄を発端に、希望の証、古龍の血、火竜の延髄、火竜の煌液、重甲エキスと来て
      挙句の果てには、発光する上粘液まで必要となるため最終強化が可能になるのはHR解放後となる。
      まぁ、いずれも貴重な素材とは言え必要数は1つずつなので、実際のハードルは性能と順当、といったところ。
      獰猛化素材を一切要求されないのもポイント。
      ネタやノリで作ろうとした場合、もっとも苦労するのは
      レア発見のタイミング時に、地図に表示されないレアポイントへモンニャン隊を派遣すると言う手間が掛かる、
      他ならぬ欠けた石像欠けた大石像を集める事だったりする。
    • 一応火炎弾撃ちヘビィとしてはトップタイの攻撃力なのは間違いなく、
      火弱点相手の火力は馬鹿にできたものではない。
      …ものではないのだが、同率の火炎弾ヘビィが斬竜砲&燼滅砲エクリクス破岩大砲シュライアー
      優秀な物理弾に加えて火炎弾しゃがみができる奴ばかりで、
      「立ち撃ちオンリー3発装填」のこのヘビィでわざわざ火炎弾に特化させる理由がまるでない…。

MHXX

  • MHXXでは究極強化で「気高き炎妃ガルグリト」と名を変える。
    基本性能に変化はなく、順当に強化された具合。
    しかし驚くべきはしゃがみ対応弾であり、新たに竜撃弾に対応している。
    竜撃弾の連射が…!?と、いう期待は残念ながらハズレ。しゃがんでも装填数は1発限りである。
    • ただし竜撃弾を実際にしゃがみ撃ちしてみると、溜め時間を無視して発射できる
      相変わらず左右ブレでスロットも増えておらず、竜撃弾しゃがみも実用性は乏しいものの、
      個性という点では唯一無二のものを手にいれたと言えるだろう。
    • ブレイヴスタイルなら反動さえどうにかすれば次々と竜撃弾連続発射というロマンがある。
      都合のいいことに狩技「アクセルシャワー」で反動を抑えられる。
      実際やってみるとボン!ボン!って感じで次々発射できるので「これ本当に竜撃弾なのか?」と困惑すること請け合い。
  • 新スキル痛恨会心により、物理弾も扱えなくはない…が、それならばしゃがめよを筆頭に、
    立ち撃ちでもしゃがみ撃ちでもガルグリト以上の期待値と装填数を持つヘビィはいくらでもある。
  • MH4Gまではリミッター解除で竜撃弾が扱える代わりにしゃがめなくなるという壁があったが今作ではそれがないため、
    竜撃弾のしゃがみ撃ちがシリーズ初めて実現したと言うことになる。
    更に、MHWorld以降はしゃがみ撃ちと言うシステム自体がオミットされてしまった*1ため、
    今後しゃがみ撃ちが復活しない限り、本武器のこの特徴は
    モンハンシリーズ全体で見ても最初で最後、そして唯一無二の存在となっている。

関連項目

アイテム/欠けた石像
モンスター/ナナ・テスカトリ
武器/炎王龍の石銃槍 - 同じ欠けた石像から生産できる、夫を模したガンランス。
武器/鋼龍の石双剣 - 同じ欠けた石像から生産できる、鋼龍を模した双剣。
武器/霞龍の石斧 - 同じく欠けた石像から生産できる、霞龍を模したチャージアックス。
武器/ナナ=アズールカノン - 本家ナナヘビィ。
武器/エンプレスカノン - MHWorldナナヘビィ。
武器/炎妃重弩【愛執】 - MHFナナヘビィ。


*1 一応「しゃがんだ状態でボウガンを撃つ」と言うモーションを取る新たな攻撃手段は登場しているが、それらはMHXX以前の「しゃがみ撃ち」とは別のシステム。