武器/百竜刃棍

Last-modified: 2023-11-05 (日) 07:14:51

使い手の心を映すと言われる
特殊な操虫棍。たとえ因果を
歪めども、仰せのままに
(百竜刃棍)

百竜刃棍を真に理解したとき
その神髄は発揮される。幾千の
姿で悪鬼羅刹を薙ぎ払わん
(百竜刃棍【千姿万態】)

MHRiseに登場する百竜武器のひとつ。

目次

概要

  • 百竜夜行の報酬で貰える百竜チケットとヌシの素材で作られる操虫棍。
  • ほかの百竜武器と同じく、外見は赤くなったカムラノ鉄刃棍。
    虫笛部分が日本刀のようになっており、操虫棍としての刃は逆向きに取りつけられている。

性能

MHRise

Ver.1.0

  • Ver.1.0環境では百竜刃棍IVまで強化が可能。
    百竜スキルによって性能をカスタムできるのが売りの百竜武器、期待を胸に加工屋を訪れたハンターも多いだろう。
    しかし、操虫棍使い達が目にしたのは、悠長にそんなことを言っている場合ではない光景だった。
    • 攻撃力190
    • 会心率0%
    • 斬れ味ゲージ青30
    • スロット無し
    • 猟虫Lv3
    見間違いでも誤表記でもなく、生産時点から一切の変化がなく猟虫Lv3である。
    上位に上がりたての操虫棍と同程度であり、
    いくら最終強化ではないとは言え上位終盤で作れる武器にしてはあまりにも低すぎる。
    この時点で嫌な予感がするが、百竜スキルの確認をしてみると……
    • ほかの剣士系の百竜武器と同様に、百竜スロットは全部で3つ
    • スロット1はステータス強化系または斬れ味変更系を付与可能。
      斬れ味変更【壱型】+匠で白ゲージを出したり、
      斬れ味変更【弐型】+鈍器で継戦能力を底上げしたりと選択肢はある。
    • スロット2は属性関連が集中しており、無属性強化と属性付与系を選択して付与できる。
      しかし、付与できる属性値が低いために現状どうあがいても他の武器の下位互換になりがち。
    • スロット3で付与できるのは攻撃力激化、会心率激化、そして猟虫Lv強化II
      なんと猟虫Lvの強化が激化系と枠を食い合っているのである
      追い打ちともいうべきか、猟虫Lv強化IIの効果は武器の猟虫Lvを5にするというものであり、
      激化系を犠牲にして付与する事でやっと一部の上位武器と並び立てるという有様。
      無論、この「一部の上位武器」とは性能が優れているという意味ではなく、
      上位中盤で最終強化を迎える面々の事である。
    • ここまで散々な言われようではあるが、
      そもそも激化系の百竜強化はそれ単体の火力への寄与はごく僅かであり、
      会心率激化に至っては超会心と併用しない限り期待値は変わらないかむしろ下がる。
      そのため、猟虫Lv5のために火力が犠牲になっているとまでは言えない。
      調整ミスレベルに低い武器の性能をそこそこ弱いレベルに戻す為だけに激化枠を潰し、
      最大の個性であるはずのカスタムの自由度が低い点が根本的な問題点であった。
    とりあえず発売時点の環境では、
    他の武器が猟虫Lv6~7を中心に競り合っている中
    猟虫Lv5で止まってしまう本武器の使い道を見出だす事は到底できない。
    しかしながら、まだ強化途上であるため「アップデートによって強化先が追加されれば改善されるのでは?」と、
    告知されていたVer.2.0アップデートを期待する操虫棍使いも多かった。

Ver.2.0

  • アップデートと共に待望の強化先、百竜刃棍Vが登場。
    待ってましたとばかりに新たなヌシを討伐し、加工屋へ向かった操虫棍使い達が見たものは……
    • 攻撃力200
    • 会心率0%
    • 斬れ味ゲージ青30(匠Lv5で白ゲージ10が出る)
    • スロット無し
    • 猟虫Lv3
    そこには一切の変化がない猟虫Lv3があった。
    しかし、諦めるにはまだ早い、と言わんばかりに百竜スキルを確認すると……
    • スロット1はステータス強化系が1段階強化されたほか、斬れ味変更【参型】が追加。
      攻撃力は10下がるが、長い青ゲージが出るため扱いやすさは格段に上がる。
    • スロット2は火・水・雷・氷・龍の属性値が増加。
      ……増加したのだが、それでもほかの操虫棍にはギリギリ届かない。
    • スロット3は猟虫Lv強化がIIIに成長。
      してその効果は、武器の猟虫Lvが6に強化され……代償として攻撃力が10下がる
      見間違いでも誤植でもなく、本当に攻撃力が10下がってしまう
    なんとようやくほかの操虫棍と並べると思いきや、まさかのデメリットが付いてくると言う斜め下の強化である。
  • 猟虫Lv強化IIIを付与しスロット無し猟虫Lv6の操虫棍としてみた場合、
    攻撃力210で青ゲージ40と毒属性25を備えるクイーンレガリアには逆立ちしても勝ち目がない。
    なおスロット有りも含めた場合、フェンリルストーム轟腕【虎爪】などより強力な操虫棍も比較対象に含まれる。
    • 更に、猟虫Lv7以上も含めるとより高性能な操虫棍がごろごろ居るため……
      早い話が評価に何の変動ももたらすことはなかった。
      強化内容が内容だっただけに、
      続くVer.3.0アップデートにおける強化にも不安の声が付いてくるようになってしまった。

Ver.3.0

  • 期待と不安を半々に、最終強化となる百竜刃棍【千姿万態】が登場。
    今度こそまともな性能になっている事を願い、加工屋で強化先を確認してみると……
    • 攻撃力210
    • 会心率0%
    • 斬れ味ゲージ青40(匠Lv4から白ゲージが出る)
    • スロット無し
    • 猟虫Lv3
    案の定と言わんばかりの猟虫Lv3が表示されていた。
    一縷の望みを託し百竜スキルを確認してみるが……
    • スロット1はステータス強化系が順当に強化され、斬れ味変更【肆型】が追加。
      攻撃力-20と言う重いデメリットを背負うことになるが、匠不可の白30が出る。
    • スロット2は状態異常の属性値が強化された。
      ……されたのだが、それでも属性値が低く他の操虫棍の属性より低い数値に留まっている。
    • スロット3は猟虫Lv強化がIVに変更。
      気になる効果は、武器の猟虫Lvが7になり……攻撃力が20下がる
      表記ミスや冗談ではなく、本当に攻撃力が20下がってしまう
      そして、猟虫Lvの最大値であるLv8には到達すら出来ない事が確定してしまった。
  • いくら何でもかわいそうになってくるほどの徹底したデメリット追加により、
    最後の望みすら消え去り悪鬼羅刹どころか全く持ち出されない棍となってしまった
    Ver.1.0から物理性能トップを貫く闇鎌棍【夜凪】に追いつくどころか、ほとんどの操虫棍に追いつくことができていない。
    • 数少ない百竜刃棍の活路として、属性付与【睡眠】Iを付与するという手がある。
      と言うのも、Riseで睡眠属性の操虫棍は夢幻のメロウフラウ1本のみであるため、
      唯一まともな比較相手として百竜刃棍が挙がるのである。
      眠らせてから降竜を叩き込む戦術を取るならば、百竜刃棍が最適解となるだろう。
      • 【睡眠】IIは【睡眠】Iと誤差レベルの強化にもかかわらず
        しっかり攻撃力-10されるため、【千姿万態】にする前に付与しておこう。
    • 麻痺属性についても、ハイエストグレイブは攻撃力に難があるため物理と属性を両立したい場合は候補となる。
      ただし、属性付与【麻痺】で付与できる属性値はIで10、IIで攻撃力-10と引き換えに15と低めで
      麻痺粉塵虫と組み合わせても拘束力は低い。
      それこそ粉塵虫とのタッグならハイエストグレイブが圧倒的な拘束力を持つため、
      麻痺武器なのに虫や麻痺に頼らないなど、戦い方を考える必要があるだろう。
    いずれにせよ、あえてこの武器を使う場合は、IVの段階で猟虫Lv強化IIを付与してから強化した方が
    最終的に武器としてのバランスを崩さずにすむ。
    猟虫Lv強化III~IVでレベル6~7にしたとしても、
    猟虫のステータス上昇の恩恵よりも攻撃力低下のデメリットが遥かに重いのである。
    • 実際のところ、人気の高い共闘型・二色取り攻撃の猟虫で比較する場合、
      Lv7とLv5の火力差は操虫ではせいぜい2~3ダメージ、コンボ中でも高々10ダメージ程度の差にしかならない。
      本当になんで攻撃力低下のデメリットなんて設定したんだろう
      共闘型猟虫が強いとは言え、猟虫にはスキルやバフも乗らず、あくまで棍本体のダメージが主であると考えると、
      そこまで絶望的な火力差があるという訳でもないだろう。
      ただし、スピードにも1の差があり、ただでさえ遅い共闘型猟虫のスピードがさらに遅くなってしまう点には注意。
    結局、この武器は元から猟虫Lv5の武器で、三枠目の百竜スロットは無いものとして考えた方がよい。
    果たして、真の理解を経て発揮された神髄がこれで良いのだろうか
    棍本体は2回のアップデートを経て強化されているため、
    構成次第ではナルガ棍に及ばずとも比較対象として見ることができるくらいのダメージは出せる。
    総合的にナルガ棍に勝てないのは……他のほぼ全ての操虫棍も同じなので諦めよう
    • いっそVまでの説明文にあるように、操虫棍の因果を歪めて戦う
      ……つまり、猟虫Lv強化IIすら捨てて各種激化を取るという選択肢も無い訳ではない。
      ただし、さすがに猟虫Lv7と3では猟虫のスピードやスタミナ回復に大きな差が生じることもあり、
      操虫の利便性が虫だけに無視できないレベルで大きく損なわれてしまい、立ち回りにかなりの悪影響が出てしまう。
      猟虫を捨てるに見合うだけの武器性能とは言い難く、スロットが1つもない事も逆風。
      猟虫が弱いが武器性能の良い操虫棍、という新たな風を吹かせる操虫棍…にはいささか伸びしろが足りないのである。
      それじゃただの『棍』だし。
  • 百竜武器の強化枠の三枠目に付与できる武器種特有の百竜強化は、近接武器においては
    百竜双刃の第二属性、百竜笛の旋律変更、百竜銃鎗の砲撃変更、百竜剣斧・盾斧のビン変更と結構あり、
    中でも旋律変更と砲撃変更・第二属性は当武器と同じように、それを付与する前提で武器本体の性能が設定されている。
    しかしながら、これらはいずれも激化枠が潰れる以上のデメリットは存在せず、
    むしろ総合的にみると生産武器を超える性能を得たり、唯一無二の個性を獲得したりするプラス要素であり、
    強化に際して明確なデメリットが存在し、強化前より弱くなることすらあるのは操虫棍だけである。
    なまじ性能をカスタマイズできる分ネタ武器として扱う事もされず、
    操虫棍どころかRise全体で見てもかなり不遇な武器になってしまっている。
    • 一応、擁護すると外装を変更できるというメリットがあり、
      上記のような性能とは言えさすがに低レア度で強化が止まってしまう武器よりは強い為、
      それらの武器の見た目が気に入っている場合は採用価値があるか。
    • ただし、裏を返せばこれは何かしら実用的な百竜武器を持つ他の武器種に比べると、
      外装変更で遊ぶには妥協を迫られるというデメリットとして見られてしまう。
      そのため、寧ろ闇鎌棍の外装を変更できるようにしてくれという声もあったりする。
  • 公式の狩猟検分帖第5回および第6回で全武器の使用率が公開されたのだが、
    あまりに性能が低すぎたせいか百竜武器で唯一TOP10に入っていない事が判明した。
    ここまで来るといっそ清々しいまでの不遇っぷりである

MHR:S

  • 「それでもサンブレイクでさらなる強化先が来ればきっと大化けするはず!」
    ……そんな期待を胸にエルガドへとやってきた操虫棍使い達。
    だが、MRをいくら攻略しても一向に強化先が現れない。
    ラスボスを倒しても、傀異化素材を手に入れても、
    果ては緊急クエストを全て終えMR上限を999まで解放しても、
    特別討究を全制覇しても、最終アップデートしても……全く現れない。
    そう、強化先など登場しなかったのである
    こうして百竜刃棍は二度とアイテムボックスから出されることは無かった。
    • 一応、MRで強化出来ずお役御免になるのは他の百竜武器にも共通して言えることではある。

余談

  • 武器銘の「千姿万態」とは様々な姿・形を表す四字熟語。
    転じて、様々な状態に変化する様子を表す言葉としても使われる。
    ただこの武器は性能も評価も一切変化が訪れなかったわけだが……
  • 他の百竜武器はV及び最終強化に必要な百竜撃退の証は3枚なのに対し、何故か操虫棍だけ1枚になっている。
    だからこんな性能なのでは……?

関連項目

システム/百竜強化 - 強化の詳細はこちら
システム/百竜夜行 - 素材の入手元
武器/百竜武器
武器/カムラノ鉄刃棍 - デザインが共通している。