パワプロクンポケット11 
ジャジメント所属の、世界に4人しかいないSランク超能力者の一人。本名フランシス・ミネイリ。
SランクのSは"Strategy"(戦略)のSであり、本来は本人の直接の戦闘能力とは関係がない。だが、デス・マスの場合自身がサイボーグ手術を受けて強化されているために、直接戦闘においても高い実力を誇る。
超能力は、対象に対して自分が言ったことを強制的に禁止するというもの。なお、否定形の命令では発動することができない。
表向きは暗示催眠ということになっているが、実際はデス・マスが言葉を発することが発動の条件になっている精神操作能力で、相手がデス・マスの言葉を電話越しに聞いても、言語を理解していなくても、聴覚をシャットアウトして聞こえていなくても、デス・マスが話しかけさえすればその能力を相手に適用させることができる。それを利用し、最終戦ではジャジメントのサイボーグにしか理解できない戦闘用高速言語を用いることで、能力で何を禁じられたのかの判別を封じた。ただし、能力が適応されるのは彼が能力をかけようと認識している相手のみであり、デス・マスが意識しない人物がその場に居合わせても能力は発動しない。
精神操作能力であるため、相手の意識が断たれれば能力は解除される。また、非常に困難とはいえ精神力が強いものならば一応能力に直接抵抗することができる。なお、劇中で抵抗して見せたのは神条紫杏(全ての命令)と浜野朱里(「私を見逃しなさい」=私を殺せ)の二人のみである。余談だが、ルッカにはよく効くらしい。
また、受けた命令を曲解することで反抗することも可能で、劇中では「私を攻撃しなさい(=攻撃するな)」→「デス・マスじゃなくて服を攻撃するんだ」、「逃げてください(=逃げるな)」→「逃げるんじゃなくて公園まで走るだけだ」、といった解釈をすることで主人公(11)と朱里は対抗していた(上記の高速言語の使用はこの戦法への対抗策である)。
使い方によっては相手の思考を相手に気付かれずに任意の方向に誘導することも可能であり、デス・マス本人が紫杏の命令で、相手に「株を持っていなさい」と能力を使って株を売るように仕向けたり、能力をコピーしたホンフーが十三番高校の選手に「諦めなさい」と能力を使って禁断の技で肉体の負担を顧みずに酷使するように操作する、ハームレスの意思を日常から離れさせるように誘導するなどが行われた。
浜野との戦いの真っ最中に芹沢真央が乱入した際にそのまま逃げ出した為、真央を恐れているのではないかと言われていたが、11しつもんコ~ナ~の第12回(12月29日)の質問の回答によると、「遊び」をジャマされたので撤退しただけであり、真央に引けをとらないだけの実力は持っている模様。
能力の有用性からジャジメントの数々の任務に従事させられてきたが、現在は任務内容の残酷さに嫌気が差しており、個人的な組織への忠誠心は低かった。
このため能力を使って任務を拒否する、戯れに味方を殺害するといった行動も見られたが、唯一能力が効かない神条紫杏とだけは妙にウマが合い、彼女の頼みには、文句を言いながらも従っていた。
かつて改造人間コンペティションで目撃して以来、朱里の苛烈なまでの生への執着に魅せられており、事あるごとに彼女に付きまとっている。
珍しくすすんで朱里の討伐に志願した他、朱里がルッカに捕らわれた際には、ルッカの隙を見計らって彼女を逃がし、更にはルッカに超能力を掛けて自分が任務から外されない様にするなどの行動を見せた。
実は身体を末期ガンに侵されており、そこから、人間が何故必死に生きようとするのかという命題に固執している。朱里に執着したのもその為であった。また、超能力を失う可能性のあるサイボーグ手術を受けたのも末期ガンから逃れる為でもあった。ただし、サイボーグ手術でもガンから逃れることはできなかった。
しかしある男が捨てネコの為に川に身を散らした事にそれまでの認識を覆される程の衝撃を受け、更に朱里との決着の中である結論に辿りつく。
朱里に助けられた後はジャジメントを離脱したようで、髪を落とし法師になり、内戦の起きている国へ行き、超能力を使って戦闘を停止させている姿が描かれている。現地住民からは聖人と崇められている模様。
なお、このときの彼の格好は仏教徒(上座部仏教)の僧衣であり、肩に一羽のオウムを乗せている。この格好が竹山道雄『ビルマの竪琴』の登場人物「水島上等兵」の格好そのものであることと、現在のビルマ=ミャンマーでも内戦が行われており*1、彼が活動する理由が存在することから、現在活動しているのはミャンマー南東部ではないかと推測され、少なくとも格好の元ネタはほぼ間違いなく『ビルマの竪琴』だと思われる。
パワプロクンポケット13 
名前のみ登場。
ホンフーが彼の友人だったと語っており、能力を使用している。
裏サクセス 
秘密結社編 (パワポケ12) 
表の本名そのまま、「フランシス・ミネイリ」という魔狩人(まかりびと)として登場。主人公(12裏)らと同じく飛行城の調査のためにベルデンを訪れ、目的の一致から主人公達に協力を申し出てくる。
魔狩人は主人公たち魔物ハンターとは異なり、魔族と通じている人間も「狩り」の対象となるという点で大きく異なる。このため、自らの独断で容疑者を処分できる権限を持っており、人々からは恐れられる存在。他にも「誰かに魔物の嫌疑をかけて失脚させる」といった黒い仕事も請け負う。
この点に関して本人は「自分たちの存在は『必要悪』だが、正義の本質そのもの」と語っており、魔物ハンターが討伐できない対象(「魔族と通じている人間で有効な証拠を残さない者」、この場合魔族信者の貴族、すなわち権力で有効な証拠を揉み消せる者)を討伐する存在として、魔狩人であることに信念を持って活動している。
そのためか処世術や戦闘に長けている面が見られ、本気になると相当強いらしい。パカーディ王子にも「利益がなければ絶対に動かない男」と見られる半面で力を認められており、劇中でもフランシスの策の為に一筆と封蝋を便宜している。
ちなみに、アルバムで語られるところによると、魔狩人は後世の目からは完全に悪の存在と見られている。
性格は皮肉屋でお喋り。権力社会の闇を知りながらも進んで手を汚すという点にも見られるように、一般的な視点から見ると性格に多少の難があるが、社会的弱者を手にかける仕事を嫌うという一面もある(遂行をためらいはしない)。あるクエストでは、死亡したライカン達を「人間」として埋葬するなどの事までの温情までも見せた。
また、科学万能主義者でもあり、科学とその関連事項に対する深い知識も保有している。そのため産業革命の鏑矢となる飛び杼(とびひ)の登場と、それに伴う労働者の問題について把握し、主人公と会話することもあった。ただし、蒸気機関の発想がカイダから出てきた時は、その大きな可能性に気付かず見過ごしている。
この科学知識を活かし、ライカン対策に「高価な純銀ではなく、銀メッキや銀含有合金で代替できないか」といったことや、「ウルフスベイン(Wolfsbine=トリカブト)は直接投与ではなく煮汁でも効果があるのか」という研究しようとしていたこともあった。だが、この時実験台にメモリーを毎回のように使おうとしていた。一応メモリー本人は了解をしているのだが、子供故に意味を理解しているとは言えないことから、主人公に止められるといったイベントがあり、科学者としてのモラル的にも少々難がある様子が見られた。
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