〔 絵札一覧 〕
基本情報
画像 | 詳細 | |||||||||||
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名前 | クドリャフカの余生 | |||||||||||
レアリティ | ★4 | |||||||||||
属性 | 蘭 | |||||||||||
イラスト | 江川あきら | |||||||||||
入手 | ドロップ(H閑-5-2) | |||||||||||
備考 | '22/05/31追加 | |||||||||||
装備時上昇ステータス | ||||||||||||
強化値 | +0 | +1 | +2 | +3 | +4 | +5 | +6 | +7 | +8 | +9 | +10 | 強化値 |
体力 | +70 | +95 | +120 | +145 | +170 | +195 | +220 | +245 | +270 | +295 | +320 | 体力 |
陽攻 | +16 | +19 | +22 | +25 | +28 | +31 | +34 | +37 | +40 | +43 | +46 | 陽攻 |
# | 特性 | |||||||||||
限界突破0 | 限界突破4 | |||||||||||
特性1 | 使用時に自身の霊力を0.75上昇 | 使用時に自身の霊力を1.25上昇 | ||||||||||
特性2 | 使用時に自身の体力を10%回復 | 使用時に自身の体力を20%回復 | ||||||||||
# | 解説 | |||||||||||
解説1 | 「はは。 元気そうだな、ライカは」 僕はそう言って、ページから目を離す。 足元を縫うように走り回るロボット犬は、これがどうにも愛らしい。 表情も鳴き声も持たない機械のペットだが、今ではすっかり彼の相棒である。 これは、いつかどこかであったかもしれない。 そして、いつにもどこにもなかったかもしれない。 誰の口にも上らなかった、物語。 「僕の柄じゃあないけど、君は犬だものな。 散歩にでも行こうか」 | |||||||||||
解説2 | 「ぬかるみには気をつけるんだ。 ここは湿気が多いからね」 ライカは元気に、魔法の森を駆け回る。 道具蒐集家の魔法使いたちばかりか、動く魔法地蔵も住まう土地。 思えば、動かない物が動くという意味では、魔法地蔵もその類であった。 ライカは転生した仔犬の霊を宿したロボットである……という見解は、 命蓮寺の住職によるもの。 宗教家の言うことなど眉唾である。 一定の魔力が込められた存在は、自然に意思を持ち、動き出すのではないだろうか? 「あの住職の持つ経巻も、たしか似たようなものだったはず」 | |||||||||||
解説3 | 「あまり走ると、転んでしまうよ」 ライカは颯爽と、再思の道を駆け抜ける。 この先にある無縁塚は、大きく分けて三つの地理的特徴を持っている。 ひとつは、その名の通り、縁なき死者を葬る場所。 もうひとつは、幻想郷の中では屈指の、外の世界の物品が漂着しやすい場所。 そして最後に、これも屈指であるが、外の人間が迷い込んでくる場所だ。 迷い込んできた人間の多くは、ふらふらと再思の道を歩むことになるが、 彼岸花の毒気で生気を取り戻し、結界の外へ引き返していくとの話がある。 『毒』という、本来対象を害するはずのものが、生きるための役に立つ好例であろう。 そういえば、ここより離れた『無名の丘』に住む毒人形は、 ある種の『呪われたアイテム』とも考えられる。 彼女が動けるのは、呪いの力によるものなのではないか? 「もしかして君は、『呪いのアイテム』だったりするのかい?」 | |||||||||||
解説4 | 「さて、君も供養を手伝ってくれるかい」 ライカは言葉を聞き分けたかのように、僕の隣で大人しくなった。 供養と言っても『品探し』なのだが、 それでも死者たちを偲ぶ祈りは僕の内にも宿っている。 供養されない死霊は、怨霊となって人に妖に害をなすことがある。 これは、供養されない古道具が付喪神になるのと、部分的に似ている気がする。 ライカはそこまで古いロボットではないので、たぶん付喪神ではない。 しかしこうして『この場所』へ来ると、様々な思いが僕の中に浮かんでくる。 ここは、僕がライカと出会った場所。 「さあ帰ろう、ライカ。 『バイト』君が待っているから」 | |||||||||||
解説5 | 「どこほっつき歩いてたんですか、店長」 「珍しく散歩だよ。 犬に引かれてね」 以前、黒い水が森で湧き出たことがあった。 紆余曲折の結果、それがストーブの燃料になるのではないかと思ったが…… 結果は、ストーブを壊しかねない散々なものだった。 『バイト』君の仕事は、煤けたストーブの掃除。 どうやら悪戦苦闘したようだが。 「あー! この子まで真っ黒! んもー」 『バイト』君によって布に包まれたライカは、くすぐったそうに身を捩らせる。 さながら、普通の犬のように。 ライカ。 もし君が『あの犬』の生まれ変わりなら、星を見るのはウンザリかい? 君さえよければ、今度は晴れた夜に散歩をしよう。 間近で星々を眺めた君となら、楽しい時間になると思うんだ。 無表情なその顔に、一瞬の笑顔が見えた。 「……まさかね。 ふふ」 |
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