女神の夏、幻想の海

Last-modified: 2024-03-23 (土) 20:54:55

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基本情報

画像詳細
女神の夏、幻想の海.jpg名前女神の夏、幻想の海
レアリティ★5
属性
イラスト刀彼方
入手イベント
VS複霊
備考対C3霊夢ドロップ
'23/01/01~'22/01/06
装備時上昇ステータス
強化値+0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10強化値
陽攻+35+44+53+62+71+80+89+98+107+116+125陽攻
陰攻+15+16+17+18+19+20+21+22+23+24+25陰攻
#特性
限界突破0限界突破4
特性1装備スペカの質量弾の威力を25%アップ(1T)装備スペカの質量弾の威力を50%アップ(1T)
特性2装備スペカの御札弾の威力を25%アップ(1T)装備スペカの御札弾の威力を50%アップ(1T)
特性3使用時に味方全体の水属性から受けるダメージを50%ダウン(2T)使用時に味方全体の水属性から受けるダメージを90%ダウン(2T)
#解説
解説1──海は、暗くて冷たい。
漂う私には、ただ、
その感覚しかなかった。
そう。なかったのだと、思う──

幻想郷に海はない。
けれど『この幻想郷』には海がある。
私は知らなかった。
暖かく生命の息吹を感じる山と違い、
こんなにも、冷たく痛いくらいの静寂しかない──それが、『海』なのだと。

上を見ても光はない。真っ暗だ。
太陽がないのだから当然か。
……それなら、少しだけ。
少しだけ浮上してみようか?
そんな気分になったのは、水の揺れる音と『誰かの声』が聞こえた気がしたから……かもしれない。
解説2私が浮上すると、そこには女神がいた。
海を自由に泳ぐ、青色の女神。
海がどうして『こうなのか』。
彼女を見て、それがわかった気がした。

──そうだ、ここは、『海』は。
きっと、地獄なのだ。


【ヘカーティア・ラピスラズリ】
地獄の女神と記憶している。
『ここではない幻想郷』では赤い髪だったはずだが……もしかしたら、違う色の時もあったのだろうか。
それは『この幻想郷』においてもそうなのか否か、それは『私』には分からない。
しかし、彼女があんなにも楽しそうに、自由に揺蕩うということは。
やはり『海』は、或いは『海のどこか』は、地獄なのだろうか。
解説3──光だ。
微かに暖かい、波に揺られて。
星屑のように、ランダムに降り注ぐ光。
女神の姿に気を取られて気が付かなかったが、あれは太陽の光だろうか。

光、音、色、そして泳ぐ女神の姿。
冷たく、暗いと思っていた『海』が、途端に鮮やかになった。

「──あら、こんなところにも」
女神がこちらを見た気がした。

「ようこそ、■■へ」
ああ、そうか。
そうだったんだ。
『海』というのは、きっと──
解説4光を泳ぎ、水の音を響かせて。
鮮やかな『海』を青色の女神が泳ぐ。

浮上しなければ知らなかった。
魚や海藻に珊瑚、たくさんの命が、私と同じように漂っている。

何故、浮上した先に女神がいるのか。
何故、ここは暖かく眩しいのか。
それを考えるのは、もうやめよう。

女神は楽し気に、自由に揺蕩っている。
生命が、感覚が、あらゆるものが満ちている『海』を。
その輝きが分かっただけで、もう十分だ。

女神がもう一度微笑んで言った。
「ようこそ、海へ」
解説5女神はさらに上へ浮上していく。
光に向かって浮上していく。
どこへ向かうのか。そこに果てはあるのか。

分からないけれど、私も行ってみたい。
そう思って女神に寄り添う。
鮮やかな空間──『海』は、浮上すればするほど暖かく、光も強くなっていく。
まるで私のすべてを包むように。

その時、女神は微笑んだ。
そして私に指先を伸ばすと──

「指先で触れるだけで弾けて消える。
 とても儚いわ。けれど、その一瞬が、
 どこか綺麗なのよね──泡って」

光を知った(わたし)は、また(めぐ)るのだろうか。
この、美しい青い『(じごく)』を。
 

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