Novorossiysk

Last-modified: 2024-04-14 (日) 06:55:21

ノヴォロシスク(元コンテ・ディ・カブール級戦艦2番艦ジュリオ・チェザーレ)

Screenshot_2022-10-02-13-11-03-72_8ebc7b5f0da6585e51d09679bb265120.jpg

ヒストリカル迷彩

80A3ED3F-EEC5-4DA9-AFD1-4ECE01DE3E89.png
3AEA0288-3E18-46D6-9BD8-E93D4AEF86AD.png
効果:

専用迷彩「修道士の眼光」

Screenshot_2022-10-02-13-16-06-70_8ebc7b5f0da6585e51d09679bb265120.jpg
Screenshot_2022-10-02-13-16-13-47_8ebc7b5f0da6585e51d09679bb265120.jpg
効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲弾散布界-4%、最大転舵舵速度+4%、EXPアップ+30%、シルバーアップ+30%

性能諸元

編集時 ver.5.4.0

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier6
生存性継戦能力33925
抗堪性・防郭防御12.50%
・火災浸水耐性12.50%
・装甲防御13.50%
・魚雷防御13.50%
主砲射程11.67km
副砲射程5.40km
機動性最大速力27.23ノット[kt]
最大出力への到着時間21.88秒
転舵速度5.90度/秒
転舵所要時間12.60秒
隠蔽性10.50km



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数装填時間ダメージ(火災率)(防郭率)砲塔旋回速度
320mm L/44 OTO M1934, 2基×2門
320mm L/44 OTO M1934, 2基×3門
20秒HE弾 920(9%)
AP弾 1323(250%)
5.50度/秒


副兵装口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数)装填時間ダメージ(火災率)砲塔旋回速度
120mm L/50 M1933, 6基×2門(6門)6秒HE弾 276(2%)12度/秒


対空砲種類ダメージ射程
大口径
小口径
92
74
3km
1.50km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
エンジンブーストⅠ最大航行速度+8%25秒間75秒2回
高速装填Ⅰ主砲装填速度+15%20秒間75秒2回
ソナーⅠ3.75㎞以内の敵艦や魚雷を全て発見する25秒間90秒2回

・艦艇の特技
応急工作班+1回

ゲーム内説明

元々はイタリア戦艦ジュリオ・チェーザレであったノヴォロシスクは、第二次世界大戦後に戦時賠償艦としてソ連に引き渡された。1950年代の前半に大規模なオーバーホールが施され、ソ連製の対空機銃と索敵装置が搭載された。

解説

2022年10月1日よりブリッツパスの有料報酬として入手可能になったソ連Tier6戦艦。その正体はソ連に譲渡されたジューリオ・チェーザレである。Tier5では強艦として知られた同艦が、船体はそのままに艦艇スキル等を追加した形でTier6戦場に放り込まれる事となった。ソビエトツリー戦艦同様に追加の応急工作班が1つ追加されてはいるが、艦艇スキルと追加の応急工作班をもってしても格上戦場は中々に厳しい。元々持っている強みと新たに追加された艦艇スキルといった手札をどれだけ活かせるかを問われる事になるだろう。

・主砲
同格戦艦としては最小口径となる320mm砲を3連装と2連装を織り交ぜて4基10門搭載。この構成はツリーのイタリア戦艦アンドレア・ドーリアと同構成である。ティア1つ下の主砲ということもあり、APダメージ1323、HEダメージ920はいずれもワーストクラス。装填時間は20秒と同格標準より1秒速く、門数も10門と同格で多い8門艦、12門艦いずれにも属さないため、DPMはAP39690は平均以下、HE27600は平均程度とパッとしない。ただし、高速装填レベル1を使用できるため使用中は装填時間が17秒程度になるため、DPMはAP46694、HE32471はいずれも同格トップクラスになる。精度は横散布360m、縦散布64.8m、シグマ1は同格トップ(精密照準使用中の船には負けるが)と優秀なものの、バイタル確率は7%と同格ワーストクラスなものの門数の多さのおかげか分間バイタル確率は51.6%と平均程度に収まる。また、砲塔旋回が毎秒5.5度と少し速いため取り回しもよく、射角も悪くはないのもいい点である。ただし、欠点もあり射程が11.67kmと同格ワースト2位、前述の口径の小ささからくる単発ダメージの低さと貫通力の低さ、後述の生存性など元がティア5の船なこともあってか敵戦艦との殴り合いに真っ向から勝つのは厳しい。そのため、後述の機動性の良さと精度を活かした対巡洋艦戦闘は得意となる。

・副砲
120mm砲を連装砲塔に収めて片舷辺り3基6門搭載。砲の構成はジュリオの副砲と変わりない。ティア向上に伴いHE弾ダメージや射程がほんの少し向上しているものの、射程も威力も「アンドレア・ドーリア」の副砲に劣っており、自動副砲も追加されて居ないので正直頼りにはならない。

・対空
大口径、小口径共にちょっとだけ増えた。しかし、射程が短く素の対空も高くないのでTier7のバケモノには余裕でボコされる。

・装甲
防郭防御12.5%は同格トップタイ、装甲防御13.5%は同格中間レベルと意外にも軽減率に劣る点はなく優秀である。また、装甲も甲板80mmは同格平均と部分的には悪くない。しかし、艦首艦尾が19mmと同格標準の25mmではなく、ティア5標準になってしまっている点や側面250mmは同格ワーストレベルなため、脆いところはしっかり脆いのは注意が必要となる。

・機動性
最高速度は27ノットと22ノット前後が多いティア6では快速の部類に入る。
装備や消耗品を速力に振った状態でエンブを使えば30ノット近く出るのはほかの同格との大きな差別点だろう。
加速はジュリオから大幅強化されており、同格でも上位な部類。転舵速度も向上したが、転舵所要時間は長くなっており、曲がりづらくなっているので注意。

・隠蔽性
素の被発見距離は10.5kmと戦艦としては優秀。とはいえ同郷の「アンドレア・ドーリア」はそれ以上の隠蔽を持つし、最近増えてきた巡洋戦艦はさらにそれを上回っているので注意したい。

・生存性
素のHPは34000弱とティア5レベルなため、他国同格内ではかなり体力に劣っている。幸いにも応急の使用回数が多いことや平均以上の機動力、そして最低限の装甲と船体の小ささもあるので適切な距離を置けば思ったよりも耐えてくれる。そして艦艇スキルの「エンジンブーストⅠ」「ソナーⅠ」は適切に使用する事で生存性を上げる事もできるので、慎重に操船すれば試合終盤まで生き残る事も可能だろう。

・消耗品
高級船員食料、予備整備パック、改良型ディーゼルエンジンを推奨。
またソ連ツリー戦艦と同じく応急工作班を1回多く使えるため、アメリカ以外の他国戦艦よりも火災や浸水に対して多少耐性がある。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「エンジンブーストⅠ」を2回、「高速装填Ⅰ」を2回、「ソナーⅠ」を2回使用する事が可能。

・装備
 ・兵装 主砲改良Ⅰ
 ・防御 加速、旋回
 ・適正 旋回、速度

・エリート特性
 ・戦艦近代化改修 HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%
 ・水雷防御装置 魚雷防御+10%
 ・功績 EXPアップ+10%
※消去法で「戦艦近代化改修」を推奨したい。

・総論
 Tier5サイズの船体に容量の許す限りの改良を施し性能を微増させ、足りない分として艦艇スキルを追加した上でTier6戦場に放り込まれる事となったジュリオである。前述のとおりTier向上に伴い若干の強化は入って居るものの…砲口径や装甲といった基本的な部分はTier5のままなので「他国同格と真正面からの殴り合い」をしようとすると不利を取ってしまう。ましてや格上戦艦には16インチ砲を搭載した艦も居る為、マッチしてしまった場合の立ち回りには創意工夫が必須である。
 とはいえ本艦には巡洋戦艦並みの速度に「エンジンブーストⅠ」を使用できるという強みがあり、機動力を活かして巡洋戦艦・巡洋艦的な戦いを挑むという選択を取る事も可能。この場合船体の小ささや隠蔽の良さといった普通の戦艦としては活かしにくい部分も強みに転じ、元の強みである精度の良さも合わさり、良好な対巡洋艦性能を発揮するので上手く活用して欲しい。またジュリオでは扱えなかった「高速装填Ⅰ」と「ソナーⅠ」は使用するタイミングによっては詰み状況を打開するカギともなり得る強力な武器たり得る。弱点は多いものの手持ちのカードとしては個性的かつ面白みのあるものが揃っているので、上手く使いこなして他国戦艦と差別化を図って欲しいところである。

戦闘名誉章

レベル12
報酬シルバーブースターⅢ×2
EXPスーパーブースターⅡ×2
シルバー150k
カッパー2
ミッション内容5戦プレイ

史実

格納

 本艦は第2次世界大戦後に戦時賠償艦としてソ連に引き渡された「ジュリオ・チェーザレ」である。1947年に賠償艦の1隻とされ、1949年にアルバニアでソ連へ引き渡されその際に現在の艦名に改名された。ソ連海軍艦艇として運用するにあたっては艦橋後部にマストを増設してソ連製のレーダーを搭載。射撃指揮装置や対空機銃はソ連製のものに置き換えられ、主機の修理も行われた。これらの更新工事により130トンの重量増加が生じ復元性が悪化したが、その対処は後部マストの高さを低くするに留まった。
 1955年10月29日、セヴァストポリ(黒海艦隊の主要基地)に入港時に1番砲塔右舷側の水中で爆発が発生。爆発で生じた破損部より浸水して艦首は沈み、艦そのものも右に傾斜してしまった。復旧作業により傾斜は復元できたが艦首部で再度の爆発が発生、さらに停泊時に下ろしたままの錨をそのまま艦尾から曳行を行おうとしたため左への傾斜が拡大…そのまま転覆してしまった。原因は第2次世界大戦時にドイツ軍が敷設した機雷とされており、その後の捜索で付近から32個の機雷が発見された。しかし本艦は過去に同じ位置で何度も停泊しており不可解な点も残っているため陰謀説も囁かれた。その後1956年2月に本艦は除籍され、翌57年に浮揚・解体された。

小ネタ

艦名の由来

 本艦の艦名の由来はロシア南部にある黒海沿岸の港湾都市である「ノヴォロシースク」より。直訳すると「ノヴィ(新しい) ロシー(ロシアの) スク(街)」となり新しいロシアの街となる。参考までに何故ロシア人にとって新しい都市なのかというと…この港は地中海からエーゲ海を経由して黒海の東岸を目指す場合、まっすぐ進んだ際にこの港が最も東に位置するため「古くから交易拠点として栄えていた」事に起因する。ギリシア人の入植都市から始まって支配者はローマ人、モンゴル人、トルコ人へと変遷。ロシア人がオスマン・トルコ帝国から勝ち取ったことにより新たにロシア人の街となったのである。そしてこの港町は軍港でもあり、黒海艦隊の東部基地として重要な位置を占めている。

英雄都市

 この都市はソ連時代に「英雄都市」の称号を授かっているが、その経緯については「モロトフ」の小ネタを参照して欲しい。

関連する艦長

 本艦の転覆事故については、事故の責任を取る形で海軍総司令官「ニコライ・クズネツォフ」が解任されている。このクズネツォフ艦長はレジェンド艦長として本ゲーム中にも登場している*1

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • ヒス迷彩を添付しました。 -- 2022-10-01 (土) 14:38:24
  • 史実及び小ネタを追加 -- 2022-10-03 (月) 07:46:35

コメント欄

  • 分艦隊戦で活躍中 -- 2022-12-04 (日) 18:53:18
  • 現在カッパー98、コイツが造船所にてカッパー55で交換可能で、交換しようか迷ってます。交換の際の参考に使用感などを聞きたいです。(使用感が微妙なら次の更新までカッパー貯蓄しようと思います) -- 2024-02-22 (木) 19:23:08
    • 同格、格下ぶん殴り性能は高いけど格上相手にはちょっと力不足。個人的には相手がどの艦種でも戦えるから同ティアに限れば最強格だと思ってる! -- 2024-02-22 (木) 19:25:56
      • 回答ありがとうございます!カッパーに余裕があるのと、イベントやミッションでT6の船に乗る機会もあるため、交換しようと思います! -- 2024-02-23 (金) 18:13:51
  • そんなに精度いいの? -- 2024-02-23 (金) 18:48:58
    • 主砲性能の表的には、そんなに良いわけではないみたいだね。本艦は精密照準装置もないし、同郷の黒伊豆のほうが精度もdpmも高そうです。 -- 2024-02-23 (金) 19:49:05
  • カッパー余ってたのと、ソ連戦艦ツリー進めてなかったから補助的に交換した。使用感的には使いやすい巡洋戦艦。足の速さはそこそこあるので、英巡に追従するぐらいならできる。主砲は集弾性が良好で、砲旋も良い為扱いに困ることはない。射角も良い。欠点はやはり射程が一番か..手数もあるわけでは無いし、副砲も形ばかりなので、急速装填を活かしたいところ。スキル使用回数はエンブも2回あるので、まとまってはいる。装甲的な意味では撃たれにくくはないが、HPが低いので無駄な被弾は避けたい。特にゴリゴリの戦艦とオッスオッスすると持たない。総じて使いやすくはあるが、絡みにいく相手を間違えると今一つな戦果になる。 -- 2024-03-07 (木) 23:11:17

過去ログ

過去ログ一覧

*1 事故の経験を活かしたのか「水中防御専門家+」と「準備万端+」「第六感」といった有用なスキルを持っているので機会があったら入手を検討してみて欲しい。