*コンテ・ディ・カブール級戦艦2番艦 ジューリオ・チェーザレ [#t5f950a6]
&attachref(./Screenshot_2021-07-13-11-22-22-16_8ebc7b5f0da6585e51d09679bb265120~2.jpg);
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連装砲及び3連装砲が前方後方2基ずつと言う、特殊な配置である。

#fold(ヒストリカル迷彩){{
&attachref(./Screenshot_2021-11-23-23-20-32-98_8ebc7b5f0da6585e51d09679bb265120.jpg,nolink);
効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲散布界-4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+20%、シルバーアップ+20%&br;※tier5以下の艦艇全般に言えることだが、このtierではツリー艦の多くは専用迷彩を持っていないので、専用迷彩を持っていること自体が、ツリー艦に対するアドバンテージとなる。
}}
 
#contents
*性能諸元 [#b22e5fae]
RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.4.3};

**基本性能 [#a51df4a0]
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c
|~国|>|[[イタリア]]|
|~艦種|>|[[戦艦]]|
|~Tier|>|5|
|~生存性|継戦能力|33600|
|~|抗堪性|・防郭防御12.50%&br;・火災浸水耐性10%&br;・装甲13.50%&br;・対水雷防御10.50%|
|~主砲射程|>|11.32km|
|~副砲射程|>|5.28km|
|~機動性|最大速力|26.12ノット[kt]|
|~|最大出力への到着時間|25.82秒|
|~|転舵速度|5.70度/秒|
|~|転舵所要時間|9.19秒|
|~隠蔽性|>|10.50km|

''・兵装''
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|~主兵装|~口径,搭載基数×門数|~最大ダメージ(火災率)(防郭率)|~装填時間|~砲塔旋回速度|
|~|320mm L/44 M1934, 2基×2門&Br;320mm L/44 M1934, 2基×3門|HE弾 896(9%)&br;AP弾 1344(250%)|21秒|5度/秒|
&br;
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|~副兵装|~口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数)|~最大ダメージ(火災率)|~装填時間|~砲塔旋回速度|
|~|120mm L/50 M1933, 6基×2門(6門)|HE弾 269(2%)|6秒|12度/秒|
&br;
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|~対空砲|~種類|~平均ダメージ|~射程|
|~|大口径&Br;小口径|90&Br;67|3km&Br;1.50km|

&br;
''・艦艇スキル''
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|~ 種類|~ 効果|~ 持続時間|~ クールタイム|~ 使用可能回数|
|精密照準装置Ⅰ|砲撃精度+25%|20秒間|75秒|2回|

**ゲーム内説明 [#w34aae7f]
イタリアの最初のドレッドノート級戦艦シリーズ中のネームシップ。1930年に改装が行われて、より強力で長射程の主砲と追加の魚雷防御が装備され、航行速度が大幅に上昇した。これによって当時の戦艦の中では手強い存在となった。
*解説 [#td93ea68]
イタリア戦艦ツリー実装前から存在したtier5プレミアム艦。日本では「ジュリオ・チェザーレ」の名前でも知られる[[コンテ・ディ・カブール>Conte di Cavour]]級2番艦。しかし、性能は全くの別物である。tierはひとつ上だが、ソ連に引き渡された後の「[[ノヴォロシスク>Novorossiysk]]」も実装されている。

''・主砲''
''320mm砲を3連装および2連装の組み合わせで計10門搭載。''
砲配置は艦首に2基5門、艦尾に2基5門という形式であり、ツリー艦のAPとSAPといった構成ではなく、一般的なAPとHEの構成になっている。
砲口径は他国同格よりも一回り小さいが、装填時間が21秒とそれなりに短く、精度は良好である。弾速はさほど速くないものの、感覚的には「横散布界が広く、縦散布界が狭い」ために側面を晒した敵に対して命中させやすい。これによりダメージが他の戦艦に比べて与えやすく、なんならティア5の戦艦で80000以上のダメージを出すことも可能である…(戦艦だらけのマッチなら10万以上のダメージを叩き出すことも可能である…)
AP弾ダメージは1344と口径の割には優秀で、瞬間火力こそ他国同格に劣るもののDPMはツリー艦を上回り38000台という高い水準を保つ。貫通力もそれなりの水準を維持してはいるが、他国同格の日戦の金剛(356mm砲8門搭載)米戦のテキサス&ニューヨーク(356mm砲10門搭載)等、より大口径の砲を持つ艦達には劣っているので真っ向から側面を撃ち抜ける訳では無い。
HE弾ダメージも896とそれなりに優秀だが、瞬間火力と発火率(9%)は他国同格に劣り、DPMも25000台と平均を上回るものの英戦と比較してしまうと勝負にならない。とはいえ、マッチするティア帯を考慮すると駆逐艦との接近戦もあり得るので、いざという時はHE弾を装填して手痛い一撃を浴びせよう。
このように概ね優秀な主砲であるが、欠点もあり射程距離が11.32kmと短い事(ツリー艦には全て負けており、プレミアム艦を含めても下から2番目)、砲塔旋回速度は標準的(5度/秒)なものの、艦本体の旋回能力を考慮すると旋回能力が不足気味である事が挙げられる。

''・副砲''
''120mm連装砲を片舷に3基づつ、計6基12門搭載''。
リロード時間が6秒と短く速射性能は高いもののHE弾ダメージが269と頼りなく、片舷指向数の3基6門を全部命中させても瞬間火力は1614しか出ない。単発の威力は同格最低ランク、かつ射程も5.28kmと最低クラスなため実質的な射撃機会は短い。いずれの戦艦とも、この砲に頼らねばならない近距離戦は避けた方が良いが、特に同格には副砲火力に優れる[[リオ・デ・ジャネイロ>Rio de Janeiro]]が存在するため、注意して欲しい。
ただし、駆逐艦が肉薄してきた等の緊急事態には優秀な射角と集弾性の高さからそこそこ役に立つ。
 
''・対空''
素の対空値157は他国同格内では平均以下である(直上を敵航空機が通過した場合、辛うじて1機だけ撃墜できるレベル)。一応、大口径砲を搭載してはいるがダメージが90とパッとせず、射程も英戦並みの3kmと短いため影響力に欠けている。小口径対空砲のダメージも67と貧弱で、狙われた場合は自衛する事もままならない。とはいえ、ティア5戦艦の対空能力は一部の艦を除いて大差ないので、狙われたら素直に対空が高い艦(同格戦艦ならテキサス、オクチャブリスカヤ・レヴォリューツィヤ)に寄り添おう。
''・装甲''
装甲13.5%は相応に優秀。ガチガチの要塞じみたアメリカ戦艦(装甲15%)には及ばないがその他の同格には勝っており、防御姿勢を取って居る限りはかなりの防御を誇る。命中箇所や角度によっては格上戦艦の大口径砲(バイエルンやウォースパイト)の砲弾も跳弾する場合も。防郭防御12.5%も優秀だが、火災浸水耐性10%は平均的。対水雷防御10.5%は劣っているのでHE弾による着火や被雷には注意したい。

''・機動性''
他のほとんどの同格戦艦が20ノットから24ノット辺りのラインにいる事が多い中、本艦の最高速度は26.12ノットであり、素の状態でもかなり優秀。金剛・黒金剛(29.31ノット)にこそ及ばぬものの、他国同格を大きく引き離す速度を誇る。装備では「推力改良Ⅱ」も有力な候補になるだろう。
舵の効きは5.7度/秒と同格第2位の曲がりやすさを誇るが、魚雷回避がしやすい反面主砲旋回(5度/秒)が追い付かない場合があるので要注意。速度と旋回が良好なためマッチングするティア帯を考慮すると快適に操艦できると言えよう。装備では「操舵装置改良Ⅰ・Ⅱ」というチューニングも棄てがたい。
ただ、加速はかなり鈍く最高速度に乗るまで27秒を要する。装備品で防御に「推力改良Ⅰ」を選択することで他国同格並みに底上げが可能だが、この場合「ダメージコントロールシステムⅠ」で火災浸水耐性を上げることが不可能になるので自分にとってどちらが必要かよく考えた上で選択して欲しい。また序盤限定だが、艦長スキルレベル3の「余熱装置」も大変有効である。

''・隠蔽性''
被発見距離は10.50kmと平均的である。集団行動をしているとまず最初に見つかるのは戦艦だからやむをえない。

''・生存性''
HPは33600とそこそこの体力を誇り、エリート特性・ヒストリカル迷彩・消耗品の組み合わせによって37000弱までは向上させることが可能(同格トップのHPを持つ金剛と同等レベル)。装甲はテキサス、ニューヨークに次ぐ同格3位の頑丈さを誇り、機動性は金剛にこそ劣るもののそれ以外の艦には勝っている。それでいて、同格の金剛やエジンコートのように図体は大きくなく、小さいため、適切に扱う限り、生存性はtier5離れしたものとなり非常に高いと言える。特に格上戦艦の380mmに耐えられる(場合がある)のは大きい。ただし、弱点が無い訳では無く、素の火災浸水耐性や対水雷防御が低く「火災や浸水に弱い」のはやむを得ない。なお、浸水に関してはヒストリカル迷彩とエリート特性でも耐性を底上げ可能だが、火災の方は装備品くらいしか耐性を上げる方法が無いので(艦長スキルで直接のダメージを減少させることはできるが)よく考えて選択しよう。

''・消耗品''
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」「予備整備パック」の戦艦基本セットを推奨。

''・艦艇スキル/艦長スキル''
本艦では精密照準装置Ⅰを使用可能。しかしツリー艦が標準装備している排気煙幕で咄嗟の時に逃れることはできないので、十分に注意しよう。また艦艇スキルではないが、本艦はほとんどのイタリア籍の艦艇とは異なり、SAP弾が使えないことも記憶しておこう。
上記のように、本艦はツリー艦とは艦艇スキルの構成が異なるため、専用艦長を充てることをお薦めする。具体的には、精密照準の使用回数を3回に増やすレベル5「超火力」と、その効果時間の延長及びクールタイムの短縮が行えるレベル7「精密照準」の取得はマストである。またツリー艦では有用であったレベル11の「高密度砲発射薬包(レジェンド艦長の特別なスキル)」は、AP弾主体の本艦ではさほど有効ではない。「被帽付徹甲弾」をお薦めする。
#fold(艦長スキルの一例){{{
艦長スキルの一例を以下に示す。

LV1:水中防御専門家
LV2:魚雷アラート
LV3:余熱装置(速度が速い本艦では有用)、厳戒態勢(生存性重視の場合)、火砲修理専門家(装備以外で精度を上げる貴重な手段であり、火力の大きな向上が見込める)
LV4:勝利への突撃
LV5:超火力
LV6:なんでも屋(基本はこちら。生存性重視の場合)、急所攻め(攻撃力を少しでも上げたい場合)
LV7:準備万端(生存向けの場合)、精密照準(有力候補。 単純に効果が2倍になるため、火力の大幅な向上に繋がる。)
LV8:消火器
LV9:爆発物専門家(AP弾が強めの伊戦ではこちらを推奨)、近接戦専門家(物好き向け)
LV10:区画整備(本艦の場合は普通こちら)、熟練装填手([[ローマ>Roma]]との共用艦長にする場合で、スキル強化したい人向け)
LV11:被帽付徹甲弾(AP弾が強めの伊戦ではこちらを推奨)
LV12:水平防御専門家(生存性重視の場合)、中央防郭攻撃(有力候補。バイタルダメージの向上に繋がる)

※本艦の専用艦長であれば、初心者は生存性重視で構成し「サバイバリスト、何でも屋、準備万端、消火器」辺りまでを取得すれば周囲の同格とは互角以上に戦える。既にある程度戦艦の扱いが判っている艦長であれば、このうち幾つかを組み替えて火砲修理専門家で精度を上げ、超火力と精密照準で精密照準スキルの効果時間を延長しつつ回数を増やすとより良くなるだろう。ローマについては「精密照準、熟練装填手」で強化したスキルをさらに「超火力」で回数増加するのが定番であるが、それ以外は割と自由に構成している人も多い様だ。いずれにせよ、最終的に自分の判断で最も扱い易い構成を考えてみよう。

#fold(ツリー艦との共用艦長の構成){{
一応、ツリー艦との共用艦長の構成も考えてみよう。とはいえあくまで一例としての提示である。(なお本艦には、専用艦長を充てることを強く推奨する)

LV1:水中防御専門家
LV2:魚雷アラート
LV3:お好みで
LV4:勝利への突撃
LV5:サバイバリスト、超火力(精密照準持ちのみ)
LV6:なんでも屋
LV7:準備万端、精密照準(精密照準持ちのみ)
LV8:消火器か雲隠れの2択
LV9:爆発物専門家、近接戦専門家(レパントはこちらでも良いだろう)
LV10:区画整備
LV11:被帽付徹甲弾(通常艦長ではSAP弾を強化できない)
LV12:中央防郭攻撃

※悩むであろう所はLV8で艦艇スキル「排気煙幕」のクールタイムを40秒程度に短縮するか、火災ダメージを軽減するかであろう。「雲隠れ」を取得しても排気煙幕だと持続時間が伸びず、クールタイムが60秒から約40秒に短縮されるだけなのでこのスキルをあくまでオマケと考えるなら消去法で「消火器」となる。しかし距離を詰める場合の攻撃補助として使用したり、対駆逐戦闘の切り札として使用する場合は「雲隠れ」を取得した方が良いだろう。いずれにせよ自身の経験と戦い方で最適と思える方を選択して欲しい。
}}
}}}

''・装備''
 ・兵装 砲旋回を補う「主砲改良Ⅰ」を推奨。火力を補いたいなら「主砲改良Ⅱ」もありではあるが、主砲耐久が犠牲になるのでその際は適性の欄で「兵装改良Ⅰ」を用いて補いたい。
 ・防御 「操舵装置改良Ⅰ」または「推力改良Ⅰ」
 ・適性 「操舵装置改良Ⅱ」または「推力改良Ⅱ」
※「ダメージコントロールシステムⅠ」や「魚雷防御Ⅰ」は装備枠を費やす割に上昇値は雀の涙程であり、余程の理由がない限りおすすめは出来ない。 素直に機動性をあげるのが無難だろう。

''・エリート艦艇特性''
 ・戦艦近代化改修 HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%(お勧め)
 ・水雷防御装置 対水雷防御+10%
 ・功績 EXPアップ+10%
体制面の上昇値的に、水雷防御装置は近代化改修のほぼ下位互換にあたる。基本的には近代化改修一択となる。
#fold(エリート特性考察){{
 本艦はエリート特性として「水雷防御装置」(魚雷防御+10%)を選択できるため、弱点の1つである魚雷への防御力を向上させるべくこちらを選んでしまいがちだが…ちょっと待って欲しい。仮に「水雷防御装置」を選択した場合、対水雷防御は11%になるだけであり他国艦並みには底上げできない(仮に1発3000ダメージの魚雷が命中した場合、素の10.5%だと2685のダメージとなるが、11%だと2670になる程度)。それであれば「戦艦近代化改修」を選択した方が、HPが素の33600から34608まで向上するので有効だろう。元々本艦はHPが高めのため、消耗品の+3%、ヒストリカル迷彩の+4%も加味すると合計で10%の向上が見込める…これならHPは36960まで増えるので一応効果を感じる事が可能なレベルと言える。ただ、小口径対空砲のダメージ+5%に関しては、元のダメージが67と低すぎるので期待しないで欲しい。
}}

''・総論''
 速度と旋回性能に優れた船体に、射程こそ短いものの扱い易い主砲と、そこそこ硬めの装甲を搭載したバランスの良い艦に仕上がっている。走・攻・守のいずれも平均以上であり、破綻が無いレベルで手堅くまとめてあるので戦艦の基礎さえ分かっていればどんなマッチでもそれなりの結果を出せるだろう。
 ただし、その一方で火災や浸水に対する耐性がザルであること、貧弱な副砲に残念な対空砲と明確な弱点も複数存在するので、それらを突かれると意外な脆さが露見してしまう。このため艦の性能にモノを言わせて突出するのではなく、戦艦の基本に忠実な立ち回りを心がけ相性的に最良の巡洋艦、次いで戦艦(駆逐艦は基本苦手)を的確に処分して行きたい。それができた暁には高い確率で勝利と栄光が待っているだろう。
*戦闘名誉章 [#k4bcc80f]
|~レベル|~1|~2|
|~報酬|シルバーブースターⅢ×2&br;EXPスーパーブースターⅡ×2&br;シルバー100k|カッパー1|
|~ミッション内容|5戦プレイ|一戦中に戦艦2隻撃沈|


*史実 [#kd0b61cd]
 フランス海軍が最新鋭の新造戦艦[[ダンケルク>https://wikiwiki.jp/warships/Dunkerque]]を建造することを聞いたイタリア海軍は驚愕した。このままでは地中海の海軍力バランスが崩れるし、ここで出遅れるとイタリアは独仏の後塵を拝することになってしまう(すでに海軍力は独>仏>伊だし、この時点でお前ら旧式の超弩級戦艦すら持っていないだろ、という指摘はなしで)。とはいえ、新型の戦艦を建造するには長い年月が必要だし、そもそも予算も無い。
 イタリア海軍がこうした緊急事態のさなかに出した結論は「自国の時代遅れの戦艦を新造に近いレベルで近代化改装してしまおう」であった。その結果、艦首方向の船体を延長し、空いたスペースに機関を追加したことにより機関出力は3倍にアップ(速力21ノットは28ノットに向上)。さらに、元の12インチ(30.5センチ)砲の内部を掘削して口径を拡大(!)、32センチ砲を強引に作り上げてしまう。このように艦全体の6割が造りかえられるという文字通りの徹底改造により、無事イタリア海軍はドイツの[[アドミラル・グラーフ・シュペー>https://wikiwiki.jp/warships/Admiral%20Graf%20Spee]]や[[ダンケルク>https://wikiwiki.jp/warships/Dunkerque]]に対抗できる艦を入手することができた。
 なお、予算不足から旧式の艦を近代化改装して当座をしのぐという対策は世界中の海軍でもやっているが、海軍の休日(ネイビーホリデー)期間中にここまで完璧に改造を成功させた例はほかに類を見ない。
*小ネタ [#d1cfa018]
#fold(艦名の由来){{{
 本艦の艦名の由来は「ユリウス・カエサル」から。なお英語読みだと「ジュリアス・シーザー」イタリア語読みだと「ジュリオ・チェザーレ」となるが、要は同一人物を指している。
 彼は共和政ローマ末期の軍人・政務官であり文筆家でもあった。教科書にも載っている三頭政治((当時最も勢力が強かった「ポンペイウス」に対抗すべく、スパルタクスを討ち取って名を上げた実務派の「クラッスス」を仲間に引き込んだ「カエサル」は3人の実力者による寡頭制の政治体制を造り上げた。この政治同盟とも言えるのが第1回三頭政治、正式な役職として成立させたのが第2回三頭政治である。))とその後のローマ内戦を経て永久独裁官となった「カエサル」は、元老院の言いなりであった共和政ローマの改革に着手。権力を自身に集中させる事で政治のタガを締め直した。この権力集中システムはやがて帝政ローマ誕生の基礎となっていく。しかし彼が絶対的な権力を終身制で持ち続ける事に危機感を抱いた共和主義者によって紀元前44年3月15日に暗殺された。
#fold(ガリア戦記){{
 彼がローマ内戦前にガリアのキサルピナ(北イタリア)・トランサルピナ(フランス南部)属州の総督に就任した際に、ヘルヴェティア族((スイスからドイツにかけて住んでいた民族。スイスの古い名前であるヘルヴェティアはこの民族の名前に由来する。))とのトラブルからガリア戦争が勃発。この戦争に勝った「カエサル」はガリア全土をローマの属州とし、その経緯を「ガリア戦記」として記した。
}}
}}}

#fold(プリエーゼ式対水雷防御){{
 戦間期における魚雷防御の主だった考え方は「船体の側面にバルジ(要は外付けの空間装甲)を取り付ける事で、船体の浮力を確保すると共に爆発のエネルギーを空間的に分散し船体を守ろうとする」ものであった。バルジは簡単に取り付けられる割に確実に魚雷の起爆点を船体から遠ざけ、爆発のエネルギーを拡散させることができるため非常に効果的であった。しかし、バルジの膨らみは形状を工夫してなお船幅の拡大を招き、ひいては大幅な抵抗増と速度低下を引き起こすことになった。
 これに対して、船体構造にあらかじめ魚雷防御に適した構造を組み込んでしまうことで船幅はそのまま、速度低下を引き起こす事なく同程度の防御を行おうと考え出されたのがインナーバルジという方式で「プリエーゼ式」の水雷・魚雷防御はその一種である。バルジの代わりに2重構造になった円柱(内側の円柱内は空気を充填、外側の円柱内には燃料を充填する)を舷側内に内包し、その周囲を空間装甲で囲んで保持。被雷した際には爆発の衝撃を「海水(液体)‐隔壁‐空間装甲内の空気(気体)‐隔壁‐円筒内の燃料(液体)‐隔壁‐円筒内の空気(気体)」といった具合に伝導率の異なる層を幾重にも通過させる事で緩和。さらにこの2重構造の円柱部はあえて壊れやすい構造になっており、ひしゃげる事で上手く衝撃を拡散・吸収し船体そのものへのダメージを減らすという仕組み。イタリア海軍はこの仕組みを原寸大の模型で再現、実験を行い効果がある事を確認の上で採用に踏み切った。そしてコンテ・ディ・カブール級の改装の際に初めて実際の艦に組み入れられ、後のヴィットリオ・ヴェネト級を含めて殆どの戦艦にも採用されている。
 ところが英軍のタラント空襲(1940年11月11日)において、空母イラストリアスから発艦したソードフィッシュ雷撃機21機が雷撃を行い伊海軍の戦艦3隻が大損害を受けるという事件が発生(英軍の損害は雷撃機2機のみ)。3隻のうち1隻である戦艦「コンテ・ディ・カブール」は魚雷1本が命中したのみであったが、浸水が酷く故意に浅瀬に座礁させることで沈没は回避できたものの…浮揚作業が成功したのは8か月も経過した1941年7月であった(被害に逢った僚艦はとっくに修理完了している)。しかも、運悪くプリエーゼ式の特徴である円柱が衝撃を船体各所に伝えてしまった事から被害が拡大しており、結局第二次世界大戦の終戦までには修理が完了せず1952年に解体処分された。
 このタラント空襲における戦艦「コンテ・ディ・カブール」のケースをもってプリエーゼ式の水雷防御は欠陥があると評される場合もあるが、その他のケースにおいては有効に働いている場合(ヴィットリオ・ヴェネトは英潜水艦から被雷するも無事撤退)もあり、一概に効果が無かったと評するのは早急過ぎると言えよう。
}}
*編集用コメント [#z0272dec]
#region(''編集用のコメントはこちら'')
#pcomment(./編集用,reply,15)
#endregion

*コメント欄 [#tbd515be]
#pcomment(./コメント,reply,15)
*過去ログ [#rab812df]
#region(''過去ログ一覧'')
|240|c
|''過去ログ一覧''|
#ls2
#endregion