パドヴォイスキー級嚮導駆逐艦(1929年計画型駆逐艦) パドヴォイスキー
Ver.1.10で主砲装填時間を6.5秒から6秒に短縮、主砲の射程を7.2kmから7.5kmに延長、最大旋回速度を8度/秒から8.7度/秒に増加。
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 5 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 12544 |
抗堪性 | ・防郭防御5% ・火災浸水耐性10% ・装甲4.50% ・対水雷防御3% | |
主砲射程 | 7.95km | |
機動性 | 最大速力 | 37.79ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 11.05秒 | |
転舵速度 | 8.70度/秒 | |
転舵所要時間 | 3.30秒 | |
隠蔽性 | 5.58km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
130mm/55 B-7, 5基×1門 | HE弾 392(4%) AP弾 426(150%) | 6秒 | 10度/秒 |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 浸水率 | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
533mm Triple 39-U, 2基×3門(6門) | 4.50km | 66.69kt | 3360 | 38.40秒 | 12% | 20度/秒 |
対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 0 27 | 0km 1.50km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
エンジンブーストⅠ | 最大航行速度+8% | 25秒間 | 75秒 | 2回 |
ゲーム内説明
ソ連軍の初期駆逐艦の小型嚮導駆逐艦の暫定版として設計された。革命前に建造された駆逐艦とは異なり、本艦はより大きく、より高速で、より強力な艦載砲を備えていた。また、魚雷も従来よりも大型ものものを装備していた。
WGお得意の誤字である。
解説
ソ連Tier5駆逐艦。史実上はTier4までは帝政ロシアの艦であり、本艦よりソ連が設計した艦になる。本艦は「嚮導駆逐艦」あり、他国の同Tier駆逐艦と比べて独特の特性(重武装で旋回性能よりも速度を追求している)を持つ。本艦の持つ特徴は今後の「ソ連駆逐艦」の方向性を良く表しているので、入門艦として相応しいと言えるだろう。
・主砲
130mm L/55 B-7, 5基×1門:計5門搭載。
ティア向上に伴い、各国の駆逐艦も主砲を更新し120mmクラスの砲を搭載している中で本艦は一気に130mm砲を搭載したが…この砲、本来は巡洋艦向けに造られた砲である。このため、本艦の単発火力や貫通力は他国同格駆逐艦から頭一つ突出している。
具体的にはAP弾ダメージは426とスヴェトラーナのAP弾(437)に匹敵し、伝統的にAP弾が強い独駆(392)すら凌駕している。瞬間火力とDPM共に同格ナンバーワンであり、同格駆逐艦との射撃戦においては(互いに命中させるという前提においては)ほぼ確実に撃ち勝てる程の優位性を持っている。あまりお勧めはしないが、乗り手の技術次第では複数の駆逐艦を相手取っても不利を取らない場合もある。HE弾ダメージも392とスヴェトラーナと同等、瞬間火力とDPMは同格ナンバーワンである上に、発火率4%は日駆並みに優秀である。さらに本艦からエリート特性の選択によっては火災発生率を微増させることも可能(4%から4.28%)なので、味方艦艇と交戦中の敵重装甲艦に対して有効な支援射撃もできるようになった(とはいえ、流石に駆逐艦より強力な火力を持つ艦種に正面から無策で砲撃戦を挑むのは止めよう。装甲や体力の差で押し切られてしまう)。
また、口径が大きいから装填時間が長いかというと…そうでもなく6秒装填と以外に速く(他国は7.5秒装填の艦も居る)、さらに射程も同格最高クラス(巡洋艦の砲だから当然か)、そして射角も良くて弾道もそれなりに低いと文句の付けようが無い性能を誇っている。唯一欠点を上げるとすれば砲塔旋回速度が素で10度/秒と遅めな点であるが、これは装備で改善すれば12度/秒までは引き上げる事ができるのでさほど大きな問題では無い。同志艦長達に通達する!:「ここから我らが祖国の駆逐艦は砲撃に特化していき今後も似たような運用を必要としている。もし、この艦に慣れない様であれば、諦めるか一旦保留にした方がよい。」
・魚雷
533mm3連装魚雷発射管2基:計6搭載。
デルズキーの片舷10射線、イズシャラフの片舷9射線から比較すると、本艦の片舷6射線は何とも寂しい限りである。しかし、魚雷が前級までの450mmクラスから国際標準の533mmクラスに更新されたことで魚雷ダメージが前級の1.6倍(2128から3360)に増えているので、前級までのように多数の魚雷発射管を並べずとも火力を発揮できるようになった。このため、片舷斉射時の瞬間火力は20000を超え、前級を上回っている。また、装填時間も前級よりは長くなってしまったとはいえツリー艦内で最短(プレミアム艦を含めるとオホトニクが最短)なので、DPMとしてみるとツリー艦内では唯一の3万越えを達成し、31500と高い水準を誇る(数値だけ見るのであれば、多くのティア6駆逐艦を凌駕する)。そして雷速も日駆の610mm魚雷と同等の速度を誇り、射程距離が短い(4.5kmしかない)事に目をつむれば癖は強いが強力な魚雷と言える。
射程が短すぎて使いにくいという声も聞くが、これまで短射程魚雷を扱い慣れて来た歴戦の駆逐艦乗りの艦長からすれば些細な弱点に過ぎない。射程の短さは艦本体の速度と機動力で補い、敵の裏を掻いて射程距離内に一気に接近した上で魚雷を全弾命中させて欲しい。
・対空
小口径の対空砲が装備されているが、数値は最低(27)であるためほぼ無意味である。対空砲に頼るのではなく、速度と機動力を生かして回避行動を繰り返すことで命中率を下げるとともに、狙いにくい敵と思わせてそもそも攻撃されないように仕向けられればベストである。ただし、格上空母が粘着してきた場合等には単独で全てのウェーブを回避しきるのは難しいので素直に味方艦に寄り添う事も考えたい。
・装甲
この無礼者め!分かりきった事を聞きおって!即刻シベリア送りだ!(by スターリン)…という冗談はさておき、他国同格駆逐艦が3%であるのに対して本艦とニコラスは4.5%となっている。中途半端に厚みがついたお蔭で戦艦のAP弾が過貫通しにくくなっている。対水雷防御も7.5%と倍以上になってはいるが、そもそも駆逐艦は被雷するとHP的に耐えられないので被弾は避けるのが原則である。
・機動性
最高速度は素の状態でも日駆に迫る37.79ノットを誇り、装備品等で補うと39ノットを超える。十分な速度を備えているが、艦艇スキル「エンジンブースト1」も使用できるので非常に心強い。加速力はイマイチ(11.05/秒)であるが、舵はそれなりに効くし、転舵そのものにかかる時間も3.3秒と及第点である。しかし、やや曲がりにくいと感じる場合は装備等で補ってあげて欲しい。
・隠蔽性
砲駆でありながら他国同格駆逐艦内でナンバー2の5.58km(ナンバーワンは睦月の5.4km)を誇る。マッチングするティア6の艦は装備品として隠蔽システム改良を搭載している可能性もあり、油断は禁物。
・生存性
素のHPは12500台と他国同格内では第二位を誇る。このため、駆逐同士の砲戦においてはやや有利を取れるかもしれない。しかし敵が魚雷を使用してきた場合や敵巡洋艦が斉射を行ってきた場合はその破壊力により本艦の体力の優位など容易に吹き飛んでしまうので油断は禁物である。とはいえ、駆逐艦のオーソドックスな強みである速度や隠蔽についても優秀な本艦は、発砲を控えて潜伏もしくは逃走している間は高い生存性を誇るだろう。本艦の強みの1つである砲は、使用すると隠蔽状態が暴露してしまうのでやたらめったら撃ちまくれば良いというモノでもない。潜伏と攻撃のメリハリをしっかりとする事を心がければ、試合終盤まで生き残って敵戦艦を狩る仕事に邁進できるだろう。
・消耗品
高品質石炭、高級船員食料、改良型ディーゼルエンジンを推奨。
・装備
兵装は砲塔旋回か装填速度を補うものが良いであろう。防御は推力を上げるも良し、舵を強化するも良しでお好みで。適正は「推力改良2」あたりが無難か。
・エリート艦艇特性
・新型操舵装置 転舵速度+5%、転舵加速度+10%
・新型榴弾 主砲榴弾ダメージ+2%、主砲発火率+7%
・功績 EXPアップ+10%
※基本的には柔軟な機動を可能とする「新型操舵装置」が無難。しかし、慣れている艦長は「新型榴弾」で砲火力を向上させるのも良いだろう。
・総論
速度に優れる船体に、強力な砲を搭載した攻撃的な艦である。走(速度)と攻(砲)を中心に、守は必要最低限に抑えつつも良く考えられたバランスで能力を割り振ってあるため、ソ連駆逐をここまで乗り継いできた艦長には非常に扱い易く感じるだろう。特に砲の攻撃力向上は目を見張るものがあり、敵駆逐艦や軽巡洋艦に対して非常に有効である。魚雷に関しては射線数こそ減ってしまったものの、瞬間火力は微増しているので大型艦相手に近接魚雷を浴びせる戦法を取る限りは今までの延長線上で扱う事ができる。
まずは基本に忠実に敵駆逐と巡洋艦を削っていき、味方が自由に動けるお膳立てをしてあげよう。とはいえ、マッチングするティア帯は「駆逐キラー」とも言うべき能力を備えた軽巡洋艦が多く、今までのような優位性を発揮できないかも知れない。しかし本艦は隠蔽性に優れ、機動性も高いことから敵よりも先に相手の陣容を知る事が可能である。その情報を元に押すべきか・引くべきかの判断を速目に行おう。自分よりも火力に劣る艦相手であればHPの優位性と砲撃能力の高さで押し切れるし、火力に勝る相手であれば速度と隠蔽を活かして逃げに徹する事で被害を最小限に抑える事ができる。
なお、一旦引いた後に攻撃に転じる際は、発砲により隠蔽が剥がれるので仕掛けるタイミングと相手に十分注意して欲しい(いかに速度が速くとも連続して敵艦の斉射を躱し切るのは難しいと考えよう)。しかし、攻撃を仕掛けるタイミングと相手をきちんと考慮すればリスクを抑えつつ効率の良い攻撃が可能であり、本艦にはそれを実現できる能力が備わっている…諸君らの健闘を祈る。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 | 3 |
---|---|---|---|
報酬 | 艦艇exp2500 シルバー50k | 艦艇exp2500 シルバー50k | 艦艇exp2500 シルバー50k |
ミッション内容 | 10戦 | 10回勝利 | 10隻占領 |
史実
本艦は計画のみの艦であり、実際には建造されていない。
小ネタ
本艦の砲も口径が130mmなので、これ以降のソ連駆逐でお馴染みの「130 mm L50 B-13」かと思った艦長も多いだろう。ところが本艦の砲は同じ130mmといっても55口径のB-7であり、異なる砲である。この砲は巡洋艦(一例としてティア4のスヴェトラーナ級軽巡洋艦)向けの砲であって、本来は駆逐艦に搭載する砲ではない。とはいえ、計画艦なので実際に搭載した場合の不具合を気にすることなく高性能な面のみ楽しめるので安心して使用して欲しい(ドイツ駆逐艦に搭載された15cm砲の詳細から目を背けながら)。
嚮導駆逐艦とは、駆逐艦部隊を率いる旗艦としての役割を持つ「通常の駆逐艦よりもやや大ぶりな船体を持つ駆逐艦」である。駆逐艦隊の先頭を切って敵に突撃する為に高速で、かつ敵前衛を突破する為に前方火力が強化され、通常の駆逐艦には搭載不可能な様々な機能(一例として大型の通信機器等)が搭載されている。ただし、駆逐艦の設計思想は国ごとに大きく異なっている事が多く、それ故に嚮導駆逐艦に求められる機能も異なっていた(日本海軍の場合は大洋での運用により駆逐艦そのものに汎用性が求められ船体が大型化、嚮導駆逐艦の役割は軽巡洋艦が担うことになった)。ソ連においては嚮導駆逐艦のみの部隊を編成する事も想定していた。(PC版wikiより、一部を編集して記載)
編集用コメント
コメント欄
- イジャスラフの魚雷の弾幕が恋しい… -- 2018-08-10 (金) 15:07:00
- 敵駆逐とマッチングしなかったら結構暇 -- 2020-05-29 (金) 18:31:26
- 魚雷の数が・・・ -- 2020-12-19 (土) 21:12:43
- 飛び出し魚雷、遠距離からの主砲ペチペチ、駆逐処理が捗る捗る笑 機動力関係は強化しておくと回避がやりやすくなるので個人的におすすめ。 -- 2022-11-04 (金) 00:34:01
- なんかコメントほぼ消されてね? -- 2022-11-04 (金) 16:16:52
- 魚雷はお守りと不意討ち用。基本はこれからのソ連駆逐艦でもお世話になる回避盾をしながらのHEぺちぺちです。因みに速度特化にすると神風を含めた駆逐艦絶対コロすマンになります。なるほど駆逐艦を先陣切って駆逐するから嚮導駆逐艦というのか!(錯乱) -- 2022-12-23 (金) 22:02:32
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