Vicente Guerrero

ビセンテ・ゲレロ (元ナバラ軽巡洋艦 ナバラ メキシコ仕様)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

・艦艇の特技
緊急修理
修理班を使用した際に回復するHPが20%増加する

ゲーム内説明

1938年に戦艦アナワク(元々はブラジル戦艦デオドーロ)の退役を受けて、メキシコは大型艦で艦隊を強化すべく巡洋艦「ナバラ」をスペインから購入する事を計画していた。実現していれば「ナバラ」は「ビセンテ・ゲレロ」という艦名でメキシコ海軍に就役していたと考えられる。しかしスペインでは1936年から1939年にかけて共和国軍と反乱軍によるスペイン内戦が起こっており、フランコ将軍を中心とした反乱軍が勝利した。メキシコはスペインの共和派への支持を表明していたため、艦艇の購入について両国が合意に達する事は無かった。

解説

・主砲
152mm砲を単装で6基6門搭載。砲配置は艦首・艦尾に背負い式でそれぞれ2基2門づつ、そして艦中央の前部・後部に1基づつ、全てを一直線配置で搭載している。ティア帯を考慮するとかなり近代的で全ての砲を片舷側に指向できる他、射角も悪くない。そして特筆すべきはティア帯を考慮すると驚くべき集弾性を誇る。ただし欠点もありまずは装填時間がやや長めである事、そして砲塔旋回にやや癖がある*1。とはいえ後述する艦艇スキルの効果も考慮すれば火力は高めであり、それを活かせる艦長が乗った際には大きな活躍が見込めるだろう。

・対空
本艦に対空砲は搭載されていない。

・装甲
一応軽巡洋艦なので6%の装甲を備えているが、基本装甲でダメージを軽減できるとは考えない方が良いだろう。また防郭防御を含めた耐性についてはこのティア帯では一律なので特筆すべきものは無い。

・機動性
素の最高速度は24ノット台とかなり遅め。同格内には30ノット近く出る艦も居るので見劣りする。加速力は並みだが舵の効きは同格にかなり劣り、このティア帯で頻発する機動力を活かした戦い方は不得手。

・隠蔽性
素の被発見距離は7.26km。同格内では隠蔽があまり良くない類。

・生存性
素のHPは14000台とやや体力に劣っている。速度や防御に期待できない本艦は敵の一群の前に突出するとあっという間に沈んでしまうだろう。

・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」の搭載を推奨。残る1枠は「予備整備パック」「高品質石炭」からお好みで。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「戦闘指示:観測射撃」を使用可能となった。しかしこのスキルは今までの艦艇スキルと異なり使用するまでに前準備が必要である。本艦の場合は主砲を30発、相手に命中させねばならないのだ。

また艦艇スキルではないが艦艇の特技として「緊急修理」を前級から引き続いて持っているので消耗品の「修理班」を使用した際の効果にボーナスが付いている。

・装備
　・兵装「主砲改良Ⅰ」が無難だが、腕に自信のある艦長は「主砲改良Ⅱ」を検討するのも悪くない(リスクは自己責任で)。
　・防御「操舵装置改良Ⅰ」
　・適正「推力改良Ⅱ」
・エリート特性
　・船体強化:HP4%向上
　・新型砲塔　主砲旋回速度+20%
　・功績　EXPアップ+10%
※本艦は全周砲塔でないので一部の砲を左右に振り替えるのに時間が掛かる。よって「新型砲塔」を推奨したい。

・総論
　一言でいうと軽巡洋艦の船体に目一杯の主砲を搭載、魚雷や対空砲といった余計なものには目もくれずにひたすら砲撃能力に特化した艦である。こういったコンセプトそのものは間違っておらず、もう少し先のティア帯においては同様のコンセプトで才能を開花させた艦も存在する。ただしこの時代の軽巡洋艦のサイズや出力で実現しようとするのは少々無理が過ぎた。このため現実には鈍重で隠蔽の悪い船体において、強力だがやや癖のある主砲で戦う事になるため汎用性に欠ける巡洋艦という評価に落ち着いてしまう。立ち位置としてはティア4の不遇艦でもあるドイツ巡洋艦「カールスルーエ」に似ている。とはいえ最も低いティアで艦艇スキルの「戦闘指示」を手軽に扱える艦でもあるので、気に入ったら手に取ってあげて欲しい。

戦闘名誉章

史実

本艦は「もし、スペイン海軍からメキシコへナバラの譲渡が実現していれば」というIf設定に基づいた艦であり、史実においては存在しない。

小ネタ

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