アルミランチ・バホーゾ
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 2 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 12644 |
抗堪性 | ・防郭防御5% ・火災浸水耐性10% ・装甲防御6% ・魚雷防御4.5% | |
主砲射程 | 8.1km | |
副砲射程 | 4.8km | |
機動性 | 最大速力 | 19.73ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 10.55秒 | |
転舵速度 | 6.10度/秒 | |
転舵所要時間 | 6.3秒 | |
隠蔽性 | 6.9km |
・派生艦船
派生元 | Hercules |
---|---|
派生先 | Vicente Guerrero |
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
152mm L/50 Mk.5, 6基×1門(4門) | 7秒 | HE弾 0(0%) AP弾 501(150%) | 8度/秒 |
副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
120mm L/50 Mk.3, 4基×1門(2門) | 6秒 | HE弾 240(2%) AP弾 0(150%) | 12度/秒 |
・艦艇の特技
緊急修理
修理班を使用した際に回復するHPが20%増加する
ゲーム内説明
1889年の革命と1890年の反乱の後、ブラジルは艦隊の再建と強化のために、アームストロング社に複数の装甲巡洋艦を発注した。しかし財政難のため実際にブラジル海軍に就役したのは1897年に引き渡された「アルミランチ・バボーゾ」1隻だけとなった。本艦はブラジルの艦艇としては初めて無線電信機器を搭載した艦艇である。「アルミランチ・バボーゾ」は1931年までブラジル海軍で運用され、アルゼンチンとチリに対してブラジルの海軍力を示し続けた。
解説
・主砲
152mm単装砲を6基6門搭載。砲配置は前後の甲板上に1基づつ計2基2門、これらの砲は両舷を指向可能。残る4基は舷側に片舷辺り2基づつという具合。片舷指向可能数は甲板の2基と舷側配置の2基、併せて4基4門である*1。射程は平均以上あるも砲の数で同格に劣り、かつ装填時間がやや長めなので同格以上の相手と姿を晒しての真っ向勝負はやや苦手。
・副砲
120mm単装砲を片舷辺り2基2門搭載。このティア帯において副砲を扱える巡洋艦は他にも居るが、それらは概ね豆鉄砲の76mm砲しか搭載していない。しかし本艦の副砲は120mm砲と口径が大きく、同程度の装填時間で約2倍のダメージの砲弾を撃ちだす事が可能。そのうえ本艦の副砲の方が射程が長くカタログデータとしては非常に優秀…なのだが残念ながら射程が短く射撃機会は少ない。
・対空
本艦に対空砲は搭載されてない。
・装甲
このティア帯の巡洋艦は装甲や耐性が一律となっており特筆すべきものは無い。
・機動性
素の最高速度は20ノット弱と他国同格と比較して遅い。艦種が装甲巡洋艦故にやむを得ないところはあるが、敵に先手を取られ易い事には注意しよう。加速力は平均的ながらも舵の性能がイマイチで速度の遅さと相まってやや鈍重。敵の雷撃には特に注意を要する。
・隠蔽性
素の被発見距離は6.9km。隠蔽は平均以下であるも他国同格と比べてそこまで乖離してはいない。
・生存性
素のHP12000台と体力的には平均的。後述する「緊急修理」を考慮しても余裕を持った戦い方ができるとは言えず、生存性は高くない。
・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」の搭載を推奨。残る1枠は「予備整備パック」「高品質石炭」からお好みで。
・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇の特技として「緊急修理」を所持している。消耗品の「修理班」を使用した際の効果に自動的にボーナスが付くので上手く活用したい。
・装備
・兵装「主砲改良Ⅱ」もしくは「射撃システム改良Ⅰ」を好みで。
・防御「ダメージコントロールシステム改良Ⅰ」←消去法でこれしかない
・適正「推力改良Ⅱ」
・エリート特性
・船体強化:HP4%向上
・新型砲塔 主砲旋回速度+20%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
この時代に典型的な舷側にぐるりと砲を巡らせたスタイルの艦ではあるが、残念ながら本艦の特徴である「装甲巡洋艦」という艦種の強みは殆ど無い。他国艦は「防護巡洋艦」「偵察巡洋艦」といった本艦よりも進んだ艦である上に、ゲームシステム的に防御や耐性が一律平均化されている事も相まって本艦は本来の強みを活かせない「やや残念な性能」に落ち着いている。もう少し防御寄りに調整を行い、ティア2における米国のセントルイス級のような艦にしても良かったのではなかろうか。とはいえこのタイプの艦はこの後台頭して来る「巡洋戦艦」に蹴散らされ、歴史の波間に消える事になる…ある意味「装甲巡洋艦」の悲しみを味わえる貴重な機会だと思って乗ってみると良いだろう。
史実
本艦はブラジルがイギリスに発注、建造され、1896年から1931年まで現役だった。無線電信を装備した最初のブラジルの船として歴史に名を残こすこととなった。
小ネタ
本艦の艦名の由来は恐らくアマゾナス男爵「フランシスコ・マヌエル・バロッソ」。ブラジル帝国(1822年~1889年)時代の海軍軍人であり、海軍提督も務めた。
ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイが三国同盟を結びパラグアイと争った「パラグアイ戦争(1864年~1870年)」において「リアチュエロ沖海戦」を勝利に導いた立役者。この海戦の勝利によりパラグアイは海軍力を大幅に消失。以降パラグアイは終戦まで防衛戦術に徹しなければならなかった*2。
編集用コメント
- 小ネタを追記 -- 2023-09-11 (月) 18:18:56
コメント欄
過去ログ
過去ログ一覧 |