ケーニヒスベルク級軽巡洋艦(3代)
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 4 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Karlsruhe |
国家 | ドイツ | 派生先 | Nuernberg |
生存性 | 継戦能力 | (A) 22,600 (B) 24,300 | |
装甲 | 10-100mm ・防郭 0-1mm ・艦首・艦尾 0-1mm ・砲郭 0-1mm ・装甲甲板 0-1mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A) 7% (B) 0% | |
機動性 | 機関出力 | 0,000馬力[hp] | |
最大速力 | 32.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 680m | ||
転舵所要時間 | (A) 9.7秒 (B) 6.9秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 11.6km | 14.0km | 13.6km | 5.4km | |
航空発見距離 | 6.9km | 0.0km | 8.9km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 12.7km | 0m | |
mod.2 | 14.0km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 150mm L/60 SK C/25 | 3基×3門 | HE弾 1700(8%) AP弾 3900 | 8.0秒 | 30.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 88mm L/45 MPL C/13 | 2基×1門 | HE弾 1000(4%) | 4.0秒 | 4.0km | |
B | 88mm L/76 Dop.L.C/32 | 3基×2門 | HE弾 1000(4%) | 4.0秒 | 4.0km |
魚雷 | 艦体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 533mm Drilling | 4基×3門(6門) | 13700 | 68秒 | 6.0km | 64kt | 1.3km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
A | 0.0mm | 基×門 | 0 | 0.0km | |
B | 0.0mm | 基×門 | 0 | 0.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ |
1 | 主砲改良2 | +20%:主砲旋回速度 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (11,000) | ━ | モジュールスロット2 (22,000) | ━ | Nurnberg (55,000/-) |
船体 | ||
---|---|---|
Konigberg 船体B | 100,000 | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
照準装置 Typ 4 mod.2 | 12,500 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:60 秒 | |
十字キー上 | |||
水中聴音 | 2 回 | 消耗品の動作時間:112 秒 消耗品の準備時間:180 秒 魚雷発見:3.5 km 敵艦発見:5.1 km | |
十字キー右 | |||
水上戦闘機(B) | 3 回 | 消耗品の動作時間:360 秒 消耗品の準備時間:180 秒 HP:x 秒間平均ダメージ:35 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ケーニヒスベルク級軽巡洋艦は、その大きさの割に極めて強力な主砲と雷装を備えており、また、ドイツ巡洋艦としては初めて水上機用カタパルトが搭載されていました。大きな特徴のひとつが、船尾側の主砲塔の配置が特殊であったことです。
就役:1929
同型艦数:3
解説
- 概要
ドイツティア4軽巡洋艦。
Karlsruheから速度と射程が大幅に改善し、戦いやすくなる。また第二第三砲塔の特異な配置(後述)により、上手く姿勢を選べば被ダメージを抑えつつ大きな火力を発揮できる。
- 主砲
前級から発射速度と射程が向上。AP弾の最大ダメージは次級、Nuernbergと同等という強力な火力を持つ。貫通力も前級より大きく増している。
後部の主砲を船体の中心軸からずらして左右に振り分けているため左舷側と右舷側の発射可能な角度に大きな差がある。
右前方への射角が非常に優秀なため船体を少し傾けるだけで防御姿勢を維持したまま右舷前方に全9門を指向できる。
その一方で左前方への射角が悪く、特に第三砲塔は45度近くまで傾けないと使う事ができない。
この為、右舷側に対して砲撃する方が全門斉射を行いやすいという変則的な癖がある。
また、後部砲塔2基は全周砲塔でもあるため回避や進路選択の自由度が高く、回避運動をしながらの引き撃ちに大きく役に立ってくれるだろう。
上手く活かせば前方9門、後方6門と非常に強力な火力を広い範囲に対して発揮できる。意識して姿勢を取るようにしよう。
HE弾は威力も発火率も物足りないが、このTierから貫通力の差*1が形として現れる。
対戦する可能性のあるTier3~5戦艦の多くで甲板や艦首・艦尾装甲全体が19~30mmとなっており、他国6インチ砲HE弾では貫けない26mm以上の装甲を本艦では貫くことができる。
戦艦に対しても角度が悪ければ積極的にHE弾で艦首艦尾を狙っていこう。HE弾は跳弾しない。
貫通力が大きくなったAP弾は巡洋艦や空母のバイタルパート、戦艦のバイタルパート以外の部位を余裕で貫通できる。
駆逐艦に対しても、前級より増えた手数によって対処自体は可能。
射程もソ連巡洋艦に次いで長く、発射レートも早い方なので手数に恵まれている。
ただし、砲塔旋回速度が遅く、全力転舵に追いつかないという欠点を抱えている。
取り回しを改善する為にアップグレードの主砲改良2か艦長スキルの巧妙などで改善しておこう。
- 対空
秒間平均ダメージが低く、あまり役に立たない。数値上はFurutakaに多少劣り、Kirov、Omahaには大幅に劣る。
対空能力には期待できないので、もし攻撃隊に襲われそうになったら味方空母の戦闘機や僚艦の対空砲に助けてもらおう。
- 魚雷
片舷6門ずつ。威力は申し分なく、雷速も速いが射程が6kmなので使い道は限られるだろう。
一応、射角が優秀なため船体を大きく傾けずに前方への魚雷の投射が可能である。
なお、Tier7Hipperまでこの魚雷が搭載される。
- 機動力
ドイツ巡洋艦らしく最大速度が同Tier巡洋艦では下位グループに属しており、やや遅め。
転舵所要時間は並みだが旋回半径が大きく、他国の機敏な巡洋艦を触った後に乗ると舵の効きが悪いと感じるだろう。
加速減速は並程度で多少注意すれば問題ない水準なので、早めの舵切りを心がけたい。
- 耐久性
HPがTier4巡洋艦ではワースト2位と非常に低い。
また、前級に引き続き装甲が薄く、全身が10~16mmと裸同然でペラッペラである。
このため、巡洋艦や駆逐艦のAP弾でもいとも簡単にバイタルパートを貫通されてしまうほど非常に脆い。
防御姿勢で耐えるという事もほとんど不可能に近く、戦艦のAP弾をまともに食らうと艦を縦ていても一撃で大ダメージを受ける可能性が高い。
到底弾受けをできる性能ではないので、十分に間合いを取りながらこまめに回避運動を行ったり、島などで射線を切るといった工夫が必要になる。
- 隠蔽性
ドイツ巡洋艦らしく、ソ連巡洋艦ほどではないにしろ、かなり悪い部類。
相手によっては2km以上もの大差があるので先手を取られてしまう可能性が高い。
得意の引き撃ち態勢に入りたい場合は砲撃する前に予め転舵を済ませておくのが無難である。
- 消耗品
艦艇発見距離5.1kmとTier4としては破格の非常に高性能なソナーを所持しており、煙幕からあぶり出す、島裏の敵の位置を把握するなど、様々な場面で活用が可能である。
低い対空能力を補える水上戦闘機と共に要所で使っていこう。
- 総評
前級と比べて速度や旋回性能が向上した船体に、強力な主砲を3連装かつ3基も搭載した強力な巡洋艦である。また、癖は強いものの接近戦の切り札となり得る強力な魚雷も装備している。
一番の特徴は敵駆逐艦に対して猛威を振るうであろう主砲であるが、纏まって発射される砲弾は命中精度が高く、AP弾のダメージも高いことから敵駆逐艦にとっては射程内に捉えられるだけでも脅威となるだろう。
この砲は斉射することで驚くべき瞬間火力を発揮するが、慣れないうちは斉射にこだわらずに装填が終わった砲から撃っていく癖をつけたい。
しかし、AP弾の効果が薄い重装甲艦に対する砲撃戦ではダメージを出しにくく、何も考えずに射撃しているとほとんどダメージを与えられぬままこちらのHPだけが半減してしまうという場合もある。
砲撃においては他国の艦以上に目標選定が重要となるので、そのつもりで。
防御力や耐性が極めて脆弱なため、本艦では被弾・被雷しない戦い方が求められる(どの艦においても言えることではあるが、本艦は特に顕著である)。
敵が攻撃して来たら確実に回避を行いつつ、敵との距離を取りながら引き撃ちする、といった付かず離れずに付きまといながら戦うのが基本スタイルになる。
幸いなことに機動性は前級と比較にならないほど向上しているので、ヒットアンドアウェイ戦法も十分にこなせる筈だ。
特徴的な砲配置は前述したとおり引き撃ちに適しており、扱いづらいと決めつけるのではなく、本艦の特徴を生かした戦い方を考えて欲しい。
史実
ケーニヒスベルク級軽巡洋艦。全長174m、基準排水量6000t、15cm3連装砲3基、50cm3連装魚雷(後に53.3cmに改装)を片舷2基ずつ搭載となかなかの重武装である。
同型艦がカールスルーエ、ケルンという艦名で全て頭文字「K」のため「K級軽巡洋艦」とも呼ばれている。また、準同型艦にライプツィヒ級軽巡洋艦がある。
この艦の特徴のひとつとして、ゲーム内解説にもある通り、2番砲が左舷寄りに、3番砲が右舷寄りという独特の主砲配置である。
これはK級軽巡がもともと「逃げるとき退き撃ちするときにたくさん撃ちたい」という発想(これ自体はまとも)で艦首1基、艦尾2基と言う配置にしたのだが「でもやっぱり前にも撃てた方が便利だよね!!」と考えたからである。
それによって珍妙な射界になったものの、前方火力の増強には成功している……のだが、その代償として艦の左右のバランスが崩れ、さらに小さな艦体*2に多くの武装という欲張った設計に起因する無茶な軽量化と相まって「外洋航行中に艦体が歪んで割れる」という欠陥を抱えることになった。このため後継のライプツィヒ級軽巡では通常の砲塔配置に戻されている。
またこの砲塔の他に、機関にもドイツらしい特徴がある。
K級軽巡の機関は巡航用2000馬力ディーゼル機関と、戦闘用67500馬力の蒸気タービンを持っており、そのためスクリューは3つある。
巡航時はディーゼル機関によって左右のスクリューを回し、戦闘時に全速を発揮したい時は中央のスクリューを回す。これによって燃費の向上と航続距離の延長を実現できる……はずだった。
巡航用ディーゼル機関の馬力は弱すぎるため10kt程度しか出せず、また巡航用の癖に燃費が悪く、使われた技術が先進的すぎたために信頼性に問題が出てしまった。
さらに巡航用ディーゼル機関から戦闘用蒸気タービンの切り替えには、まずディーゼルを推進軸から手動で結合を外し蒸気タービンへ再結合するという作りになっており、また切り替え後のクラッチがやはり信頼性に難があって到底人間が扱えるようなものではなく実質切り替え不能。
ちなみに本型の後継であり同じくディーゼル巡航機関を持つライプツィヒ級ライプツィヒは航海中に僚艦のプリンツオイゲンと衝突事故を起こしているが、その原因はディーゼルからタービンへの切り替え中に推力を失った状態で悪天候に遭遇したためであった・・・ライプツィヒ級の場合切り替えには概ね20~30分を要したとのことである。
結果、カタログスペックでは19ktで5700海里を航行可能と謳っておきながら、実態は「最大速度で航行したら1日で燃料が切れる」という代物。
前述の砲塔配置の問題と相まって「北海とバルト海でしかまともに航行できないなんちゃって巡洋艦」になってしまったのである。おかげでドイツ海軍の基本戦略である通商破壊戦にK級軽巡は参加できなかった。
性能を求めるあまり技術が先進的になりすぎ信頼性と生産性がだだ下がりするいつものドイツである。
しかしもっと悲しいのは、開戦時からあるドイツの軽巡洋艦はコイツくらいしかいないということだった。
- 戦歴
上記のような欠陥があったことから、WWII中は主に北海やバルト海で任務に就くことが多かった。また3番艦のケルンはヘリコプターの運用試験や練習艦として運用されることもあった。
1番艦ケーニヒスベルクは1940年4月10日、停泊中を英艦載機に攻撃され沈没。
2番艦カールスルーエは1940年4月9日に英潜水艦の攻撃を受け大破・航行不能となり自沈処分。
3番艦ケルンは他の2隻と違い戦争を長く生き延びるも、1945年3月31日、停泊中に英軍機の攻撃を受け大破着底している。
コメント欄
- 巡洋艦のお腹を抜きたい気分の時はこの子。時期的に矢矧あたりが無理して魚雷撃とうとお腹晒してくれるからスコスコ抜けて楽しい。 -- 2021-01-21 (木) 23:50:14
- ティア4では最強巡洋艦だと思う。キャンペーンなんかはほぼこいつでクリアてきる。防郭、火災、ダメージなんでも行けるね。唯一の弱点は砲旋回。駆逐艦との接近戦は間に合わない事あるな。 -- 2022-05-30 (月) 14:26:06
- うん、強いよ。事実上ティア5のニュルンと同じスペックだし。主砲装填時間が若干長い位で遜色ない。オマハ同様に戦艦に正面対抗はキツいけど距離とって燃やせばいいし、対巡洋艦タイマンならまず負けないな。 -- 2022-06-01 (水) 17:13:51
- 対駆逐艦…最強 対巡洋艦…最強 対戦艦…最弱 -- 2022-06-26 (日) 10:59:45
- 他国の巡洋艦を使った後にこれを使うと格段に扱いやすいのがよくわかる 駆逐艦にとっては天敵だけど戦艦にとっては与し易いと長所短所がはっきりしてるね -- 2022-09-08 (木) 08:11:48
- 動きの機敏さ対して主砲の旋回速度が中々追いつかなくてきつい場面が多い。 -- 2023-05-19 (金) 18:26:03
- 接近戦は戦艦並みに照準あわせにくいよね。ペンサよりは良いけど。 -- 2023-06-09 (金) 13:16:45