M級軽巡洋艦計画案 ミュンヘン
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
国家 | ドイツ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 30,200 | |
装甲 | 全体 | 10-100mm | |
艦首甲板 | 16mm | ||
甲板 | 25mm | ||
艦尾甲板 | 16mm | ||
補助区画 | 20-50mm | ||
防郭 | 13-50mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 10% | |
機動性 | 機関出力 | 116,500馬力[hp] | |
最大速力 | 36.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 690m | ||
転舵所要時間 | 8.3秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 12km | 12.8km | 4.9km | |
航空発見距離 | 7.5km | 8.8km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 14.8km | 148m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 150mm L/55 SK C/28 | 4基×2門 | HE弾 1,700(8%) AP弾 3,750 | 5.0秒 | 20.0秒 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 105mm L/65 Dop. L. C/31 | 2基×2門 | HE弾 1,200(5%) | 3.4秒 | 4.5km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm Vierling/G7a T1 | 2基×4門(4門) | 13,700 | 90秒 | 6.0km | 64kt | 1.3km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 30mm Flakvierling 103/38 | 8基×4門 | 114 | 3.0km | |
105mm/65 Dop. L. C/31 | 2基×2門 | 33 | 4.5km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
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応急工作班 | 無制限 | 消耗品動作時間:5 秒 準備時間:60 秒 | |
十字キー上(いずれか選択) | |||
水中聴音 | 2 回 | 魚雷の発見:3.8 km 艦艇の発見:5.4 km 消耗品動作時間:116 秒 準備時間:180 秒 | |
対空防御放火 | 2 回 | 平均対空ダメージ:+200% 消耗品の動作時間:40 秒 準備時間:150 秒 | |
十字キー右 | |||
水上戦闘機 | 3 回 | 消耗品動作時間:100 秒 準備時間:80 秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ミュンヘンは、二次大戦の勃発前に開発された軽巡洋艦の設計案 ("M" 級軽巡洋艦) です。ケーニヒスベルク級およびニュルンベルク級に比べて火砲とそのレイアウトがかなり異なっており、速力でも上回っていました。
解説
- 概要
初心者で購入を検討されている方へ
ドイツTier6プレミアム巡洋艦。 - 抗堪性
Nuernbergよりはほんの少しだけ硬くなったがTierの上昇に伴って他の艦艇の攻撃力や貫通力が上がっている為、依然として非常に脆い。
50mm装甲2枚からなるタートルバック装甲もどきが付き、多少の防御力を持つに至っている。
しかしバイタルが相当なわがままボディであり、特にマスト直下では装甲帯からはみ出すかなりの高さまで上がっている。
バイタル上部は台形であるため、ここに貫入されるとほぼ確実にバイタルに入りお陀仏となる。
戦艦や大型巡洋艦にとってはやはり経験値BOXである。
主砲の射程ギリギリの距離からでも簡単に戦艦の主砲にバイタルを抜かれて即死する事も珍しくなく、同格でも指折りの脆さなので乱戦は絶対に避けたいところ。
HPは同格底辺グループでFijiに劣り、Charlemagne、Atlanta、Flint、Chumphonよりは優れる。 - 主砲
150mmの連装砲を前後に2基ずつというM級軽巡洋艦の史実レイアウト。
Nuernberg砲よりAP弾はダメージがやや下がったがそれでも同格6インチ砲ではトップ。貫通力はやや向上したがやっぱり同格6インチ砲ワースト。
装填がNuernbergより1秒速く、DPMは同格6インチ砲ではトップ、全体ではAtlantaに次いで2位。
HE弾ダメージ・火災発生率はNuernbergと変わらずDPMは同格6インチ砲ワースト。
弾速がNuernbergよりやや遅くなっており弾道がAtlantaやFlint等の米軽巡のそれに近いふんわりした弾道な為、遠距離になるほどかなり大きく偏差を取らないとまともに当てられず、着弾までの時間が非常に長い。
このためトップクラスに早い装填時間のわりに実際の攻撃力は大きく落ちる。
弓なりな弾道特性のおかげで島陰からの牽制射撃をやりやすい。味方が視界を確保できている状況下であれば高速な発射レートを活かして弾幕を形成してジワジワと削る事が可能。
射程はNuernbergより0.1km長くなってあいかわらず同格内では優秀。
ドイツ艦特有のHE弾の貫通力優遇のおかげで素で38mmまで貫通出来るのは嬉しい。 - 魚雷
独艦おなじみの6km射程のお守り魚雷。
4門しかなく対戦艦には火力不足だが、存在するだけでプレッシャーが生じるので無いよりはマシ。
もっとも、本艦の脆さでこれを使わざるを得ないような状況は非常に都合が悪く、死地と言っても過言ではない差し迫った状況だろう。 - 対空火力
同格最低クラス。
幸い機動性が高いおかげで回避行動は行いやすいがスポットされて戦艦に真っ先に狙われるという最悪な状況を招きやすい。 - 機動性
鈍足傾向の独巡では例外的に同格トップの36ktを発揮する。速力に特化すれば40ktに達することさえ可能である。
旋回と転舵所要時間はNuernbergと一長一短、同格内では良くも悪くもない。
操舵に特化すると転舵時間が駆逐艦並みに良くなり、4秒を切るほど軽快に動けるのは利点。 - 隠蔽性
NuernbergやMainzと真逆で、最良隠蔽9.4kmと非常に良く同格トップ。
消耗品の5.5kmソナーと相まって、前線で活動することも可能。
しかしワンパンで落とされかねない脆弱な耐久力もあって高いリスクを伴う。 - 総評
ひとことで表現するならドイツ版のAtlantaといったところ。低い生存性、高レートの主砲、ソナー搭載のNuernbergがふんわり弾道と引き換えに快速を手に入れたような性能となっている。
そのため近距離での駆逐艦とのタイマンに大変強く、主な役割は主砲とソナーを駆使して駆逐艦や軽巡を排除することである。
しかし、これらの軽装甲艦には強い一方、装甲とHPの低さから重巡以上との撃ち合いでは圧倒的に不利となる。
これらの艦に攻撃するときは味方戦艦や島を盾にして撃たれないようにすることが必須となる。
ドイツ艦にしては珍しくふんわり弾道な為、使いこなすには習熟が必要。逆の見方をすれば島陰からの牽制射撃に最適な弾道とも言える。
比較的得意不得意がはっきりとしているため、駆逐艦と軽巡の排除(特に駆逐艦)という自分の役割をしっかり果たすことが大切である。
史実
M級軽巡洋艦はドイツ海軍が大西洋上で通商破壊作戦を行うべく、1936年に14隻を建造する計画が立案された。当時のドイツ海軍の仮想的であるイギリスやフランスでは「タウン級軽巡洋艦」や「ラ・ガリソニエール級軽巡洋艦」を保有しており、本艦はそれに対抗可能な性能を持つものとされた。1937年の設計においてはニュルンベルク級同様に既存技術の応用による堅実な内容となっていた。同年7月に設計が完了、1938年に1隻目(仮称艦名M)がキール造船所にて起工、1939年には2隻目(仮称艦名N)がヴィルヘルムスハーフェン造船所で起工された。しかし、同年9月には第2次世界大戦が勃発…建造途中のものを含めた全艦が建造中止となり未完成となった。
小ネタ
艦名の由来はドイツで3番目に大きな都市「ミュンヘン」より。地図上ではドイツ南東部のバイエルン州に属し、バイエルン州を南北に2分すると北部の著名な都市が「ニュルンベルク」南部の著名な都市が「ミュンヘン」と考えると判りやすい。また地理的にはバイエルン州は北部の東側はチェコと国境を接し、南部の東側および南側はオーストリアと国境を接している。そしてドイツ南部を東西に流れるドナウ川がバイエルン州を南北に2分しており、ドナウ川とさらに北側を流れるマイン川を繋ぐ支流の中間地点にあるのが「ニュルンベルク」と言える。ミュンヘンの街は1158年に創建されたとされており、ドナウ川の支流の1つであるイーザル川に掛かっていた関税徴収橋や市場等の機能を現在のミュンヘンの位置に移して都市機能を持たせた事が始まりとされる。先ほどから川の名前が幾つも出ているが、要はこの辺りの都市は川を利用した貿易の重要地点でもあるのだ。そして1314年に神聖ローマ帝国皇帝ルートヴィヒ4世(戴冠は1328年)からミュンヘンは「塩の専売」を許可された(バイエルン州の南、ドイツアルプス山脈の麓では岩塩層から作られる塩が特産品として有名であり、塩街道と呼ばれる専用の交易ルートまで存在した)。これ以降、15世紀16世紀とミュンヘンは芸術や宗教の中心地として栄えるも…17世紀に入ると1623年の30年戦争において新教側として参戦したスウェーデン王グスタフ2世に占領され、宗教戦争による荒廃とペストの流行(1634と1635年)により壊滅的な打撃を受け、当時の人口の約1/3が死亡したといわれる。18世紀に入るとハプスブルグ家の影響下に入ったりもしたが、19世紀に入ってバイエルン王国の主都となって大きく発展した。しかし、第一次世界大戦が始まると街は再び政治的な混乱に巻き込まれ(バイエルン・レーテ共和国、ミュンヘン一揆、ナチスドイツ本拠地化)、戦間期に行われた「ミュンヘン会談」の内容は後に第2次世界大戦を引き起こす要因となったと指摘されることになる。第2次世界大戦後はアメリカの占領を経て都市の再建が行われたが、他の西ドイツの都市に比べて保守的な再建計画が取られたため戦前の道路網等が比較的残されている。
コメント欄
- ワイマールが原因で存在意義が消し飛んだ可哀想なお船。 -- 2021-11-28 (日) 01:39:53
- しかし、誰からも無視されて案外稼げたりもする不思議な船です。 -- 2022-01-31 (月) 08:52:22
- 確かになんか無視されてちょこちょこ役立つ、速度早く駆逐みたいだし、装填も早く火力ある。駆逐排除してから駆逐のような運用すると強いね -- 2023-09-19 (火) 01:10:58
- しかし、誰からも無視されて案外稼げたりもする不思議な船です。 -- 2022-01-31 (月) 08:52:22
- ワイマールが強い理由は弾速が早く当てやすいから なんでこいつの弾道をゆるふわにしたんだよ この性能のままでいいからTier引き下げろ -- 2022-05-03 (火) 23:32:33
- ヴァイマルがいなくなって、こいつの時代が来ました。目立たないので無視されて案外生き残れます。戦艦のタマも機動性で殆どかわせます。弱そうなので、巡洋艦がタイマン来ますが、AP連射で返り討ちにもできます。以上、ゆめ物語ってました。 -- 2022-08-31 (水) 10:00:13
- そうそうw誰からもシカトされてしまうという、珍しいスキルを持った艦だよね。しかも魚雷持ってる事すら知らないのか、接近戦でも全く警戒されないという。 -- 2022-08-31 (水) 11:53:07
- コメント繋げるのミスってるよ。 -- 2022-08-31 (水) 17:17:12
- 転舵性能に特化したら3.5秒を切れるから駆逐艦並みにクネクネ曲がれるね 速度も並みの駆逐艦に負けないくらい早いし、機動力を活かして戦うのに最適だと思う しかし、Tier6版のオマハかよってくらい異常に脆いから油断したら一瞬で海の藻屑と消える -- 2022-12-13 (火) 20:22:35
- 隠蔽特化して無駄撃ちせず駆逐として扱ったらやたら活躍できるようになった。ソナー使って高速接近、駆逐もサクサク処理できるし、弱ってる船を殺すAP火力高い、高速インファイトして即逃げ隠蔽、島裏火付け等、嫌がらせ得意すぎる。 -- 2024-04-18 (木) 01:08:40
- すばしっこくて嫌がらせは得意だけど火力と耐久力に問題があって乱戦が大の苦手って感じ。ドイツ艦のくせに弾速が遅いせいで当てにくいのが痛いな -- 2023-05-30 (火) 17:34:18
- ふんわり軌道で、もの凄く当てにくいね。地味にストレス -- 2023-11-15 (水) 13:27:31
- ヴァイマルやマインツみたいなものかと思ったら、実際はドイツ版のアトランタだからね。弾道に慣れれば島裏射撃や快速を活かした回避盾運用で地味な嫌がらせをできるけど火力出すのは難しい -- 2023-11-15 (水) 14:01:32
- ほんとドイツのアトランタだよな、わざわざ課金するほどじゃない -- 2023-11-15 (水) 21:12:09
- ふんわり軌道で、もの凄く当てにくいね。地味にストレス -- 2023-11-15 (水) 13:27:31