Ethereal

Last-modified: 2022-09-08 (木) 21:19:43

日本語訳:イシリアル 意訳:天界の武具 略称:Eth、E、石

解説

 装備品の品質を差す言葉。
 「天界で作られた武具」という設定を持ち、この品質の装備品は「修理が一切できなくなる代わりに、通常品質のそれを遙かに越えた性能を持つ」ようになる。グラフィックも半透明になり、そのスケスケのビジュアルはInventory画面だけでなくプレイ画面のキャラにも反映される。

  • メリット
    • 武器ならDamage、防具ならDefenseの値が通常品質の1.5倍に増加。
    • ReqStrとDexが通常品質のそれから-10される。
    • スケスケの見た目がCool!*1
  • デメリット
    • 摩耗・消耗*2したものは、いかなる方法でも修理できない
    • Durabilityが通常の半分+1しかない。*3*4
    • 誤ってNPCに売ってしまったらそのまま消滅し、二度と買い戻せない。

活用方法

 修理できないなら使い捨てか?というと実はそうではない。いくつかの抜け道が存在するからだ。

Act5のAnyaにPersonalizeしてもらう
 なんと耐久度が回復する。修理ができないと言ったな。あれは嘘だ。普通にとってとけば3回は出来るので超級ならやってみ。ただし耐久度が0になると不可能なので要注意。(2019年現在、不可能です。ただし検証回数が数回だけなので、偶然同じ耐久度を引いたかもしれません。)(他キャラに移動しての名付け直し上書きはできません。同キャラでもできません。)
Act5のLarzukにAdd Socketsしてもらう
 さすが鍛冶屋、この方法でも耐久度が回復する。ただしそれ以上に穴空け効果のメリットが大きいので、Ethereal品延命のためだけにこれを利用するのはもったいないだろう。
Dur回復・Quantity回復のModを持っている
 このModがついているアイテムは、Ethereal品質であっても通常品同様に耐久値、本数が自動回復する。耐久値、本数がゼロになってしまった場合は一時的に壊れてしまうが、それらが回復した時点で再び使用可能な状態に戻る。*5
傭兵に装備させる
 傭兵が装備している間はDurabilityを全く消耗しない。
殴りに使われない武器はEthereal品でも使い勝手には一切影響しない
 近接物理攻撃に使わなければ耐久値が減ることはない、という点を逆手に取り、手裏剣アサシン用のBlade Furyダメージ増幅装置として用いる、といった使い方が挙げられる。 
 また、Staff・Wand・Orb等のソサ御用達の品の場合も殴らないので使い勝手に影響は受けない。しかもこの場合、Ethereal化により装備に要求されるSTR・DEXが下がり、その分を他のステータスに割り振ることができるようになる。
 その結果、(1ポイントの差が運命を分ける)Duel用の品は通常品に比べトレード価値も上昇する。
破壊不能」効果を付加する
Zodルーンを埋めるか、「破壊不能」効果のModが備わったルーンワードを発動させる。*6
ただし既に壊れたアイテムには穴開けやルーンのソケットができない点に注意。
Iron Golemの触媒として使う
Ethereal化による能力上昇効果はIron Golemにも継承されるため、より強力な個体を生み出す触媒となる。ただし、ゴーレムが壊されてしまっては元も子もないので大事に扱うこと。ちなみにEthereal品質の装備品をIron Golemの素材にした場合、スケスケゴーレムが出来上がる。涼しげでCoolだ。
投げ馬場の投擲攻撃(※D2R限定)
D2R投擲術には、「投擲攻撃実行時、確率で残弾数を消費しない」「投擲攻撃でクリティカルヒットまたはDSが発動した際、残弾数が1回復する」効果が追加されたのだが、これがEthereal品にも適用される。
そのため投擲術スキルと貫通攻撃を十分ブーストしてにブン投げれば、たとえ得物がEthereal品であったとしても使い切るどころか残弾数が全く減っていないということも。

余談

  • Item Drop時、5%の確率でEthereal品質となるが、耐久値が設定されていない装備(Bow, Crossbow, Phase Blade, Ring, Amulet)、「破壊不能」効果の付いた装備*7*8、全てのSet ItemはEthereal品質になることはない。
  • 盾や靴はあくまでも“防具”扱いのようで、Etherealであっても盾のSmite Damageや靴のKick Damageが1.5倍になることはない。
  • Magic・Rare ItemならDur回復のAffixが付く可能性もあり、そういった超級Ethereal Itemに夢を馳せるプレイヤーも少なからず存在する。
  • Ethereal Itemに-15%Req JewelHel Runeを埋めた場合、[(元の要求Status * 0.85)-10]という計算になるので注意。
  • EtherealのMagic Itemを媒介にしてクラフトを行ってもEthereal属性は受け継がれない
  • 一方、EtherealのノーマルベースアイテムをImbueした時は完成したレアアイテムにも受け継がれる

Ethereal Itemに関するバグ

 ※下記の記述はD2Xにおけるものです。D2Rでは修正済みです。

レア、ユニーク防具のUpgradeバグ (Ver1.10)

 Ver1.10では、防具をUpgradeするとDefense1.5倍ボーナスが引き継がれないという痛い仕様(バグ?)があるため、Ethereal防具をUpgradeするつもりならば十分に考慮すべき。
 武器のUpgradeではちゃんとボーナスが付くので心配は無用。
 Ver1.11でこのバグは解消された。

ノーマル防具のキューブ穴開けバグ (通称:Ebug, Ver1.11~)

 …と思いきや、どうも付け焼き刃の修正をしたらしく、石防具の穴開けレシピにも1.5倍修正が掛かるという嬉しい仕様(バグ?)が新たに判明。これはつまり石防具をCube穴開けする事でDefが更に1.5倍=実にdef2.25倍となることを意味する。
 現在石防具のトレードではこのCube穴開け(通称EBug)がもはや前提の域に達しており、拾った時点で穴の開いている石防具や、Superior Mod付きでCube穴開けが不可能な石防具にはトレード価値が残念ながらほぼ無い。

破壊不能バグ (通称:Zbug, Ver1.11~ Non Ladder)

 USWest Non Ladderでは上記のEbugとは別に、Zod Rune破壊不能効果だけをベースアイテムに残してZodを消し去り、別の物を埋め込んだアイテムが流通している。特に凶悪なのは破壊不能の石ベースでルーンワードを発動した品で、RW FortitudeRW Chains of Honorなどがよく知られており、West NLの無差別級PvPでは標準装備のように扱われている。
 ただしZbugは基本的に鰤非公認バグアイテムのため市場価格、Unperm品消滅のリスクともに高く、初心者が気軽に手を出せる類の物ではない。


*1 外見がスケスケになるのは武器と盾のみ
*2 Durability(耐久値)・Quantity(スタック数/投げ武器のみ)・Charges(スキルチャージ)
*3 通常アイテムと違い、拾った時点ではDurabilityがMaxまである。また投擲Itemの数量(Quantity)は通常と同じ。
*4 Upgradeを行うとMaxDurが約2倍(通常アイテムと一緒)になるため、自動回復付きの場合より壊れにくくなる
*5 Ver1.10以降の場合。それより前のVer.では壊れたままなので注意。
*6 RW OathRW Breath of the Dying等。
*7 ただし、Ethereal品質かつRare/UniqueのCrystal Sword/Dimentional BladeをUpgradeした場合、EtherealのPhase Bladeが出来上がる。
*8 Ethereal EdgeGhostflameShadow Killerは、例外的に「Ethereal品質でありながら破壊不能なUnique Item」である。