【おばさん】

Last-modified: 2024-02-10 (土) 01:02:04

概要

主に中年の女性を指す言葉。シリーズには【NPC】として登場する。明確にグラフィックが用意されたのはDQ4からで、男性版の【おじさん】より早い。
基本的にエプロンを身に付けており、「あたしは○○だよ」といったTVドラマなどに登場するステレオタイプな「おばちゃん」喋りの者が多い。DQ4からDQ7にかけて、シリーズを追うごとに髪型や髪色がどんどん年寄り臭く変化していったが、DQ8では一転、ウィンプルのような頭巾をかぶって髪を出さなくなった。
 
別の意味での「おばさん」としては、DQ5のDS版リメイクにて新たに【デボラ】が登場したことにより、【フローラ】とともに、「伯母(叔母)」という肩書きをもつキャラクターとなる例などが挙げられる。
ちなみに、中高年~【老人】の男性キャラがパーティメンバーに加わることはしばしばあるが、女性キャラは原則的に少女か若い女性しかパーティメンバーに加わったことがない。
30歳を越えている可能性ありと推定される(あくまでも推定)女性でパーティメンバー入りするのはリメイク版DQ8の【ゲルダ】とDQ9の【ルイーダ】のみで、あとはDQ5の【フローラ】の姉である【デボラ】が青年時代の後半にはもしかしたら30才を迎えるぐらいになっているかもしれない(ただし、長期間【石化】しているため、肉体は20代前半と推定される)。
もちろん、小学生の子供のプレイヤーにとっては20代でもおばさんかもしれないが…。
ちなみに、このような(主人公もしくは主人公と共に戦う女性は若い)傾向はドラクエシリーズに限らず他の国産ファンタジーゲームでも共通して見られる。
ダイの大冒険やロトの紋章などの外伝作品では、経験豊富な年齢層の女性が一緒に戦ってくれる場面がある。

DQ1(リメイク版)

FC版では女性のグラフィックは1種類しか存在しなかったが、リメイクの際に明確な描き分けが行われた。服の色はピンクがかった赤で、その上に白いエプロンと三角巾を身に付けている。特に目立つ人物は存在しない。

DQ2(リメイク版)

やはりFC版ではNPC女性のグラフィックは1種類しか存在しなかったが、リメイクの際に設定された。リメイク版DQ1と同じ姿だが、やはり特に目立つ人物は存在しない。

DQ3

【ブレナン】の妻などは町娘と異なる姿(【みちくさ冒険ガイド】では「うつむき婦人」と表記)になっているが、一方で【主人公の母親(DQ3)】は町娘と同じ姿になっている。

リメイク版

少数ながら登場。青いスカート・紫の服・白いエプロンが特徴。
本作では町にいる女性は若い町娘が多く(しかも複数グラフィックがある)、おばさんはかなり人数が少ない。
主人公の母親は固有のグラフィックが設定されたが、ブレナンの妻は初登場時(ブレナンの葬式時)は喪服姿の固有グラフィック、【ボストロール】討伐後は町娘と同じ姿になっている。

DQ4

若い女性がオレンジの髪と茶色の服なのに対し、こちらは青味がかった髪とピンクの服になっている。主人公の育ての母や、【ニーナ】の母親などがこの姿。
一方子持ちの【ネネ】【ププル】の母、「おばちゃん」と呼ばれている【フレア】は若い女性の姿である。

リメイク版

PS版では、DQ7のグラフィックがそのまま輸入され、該当キャラが一気に老け込んで違和感が大きい。特に、主人公の養親は、男女の年齢差が逆転してしまっている。
【移民】のカテゴリでもあり、【キレス】【クライネ】【サリル】【ゾフィー】【ナーニャ】の5人が存在する。
【移民の町】の特殊形態では、【レディースタウン】の建設に利用できる。
 
お婆さん同様、華がないのであまり集めたくないプレイヤーもいるだろうが、移民の町の1~4番目の移民として連れて行くと【ホフマン】は母親を亡くしている事を打ち明け、「いいなあ、おばさん…」とまで呟く。状況的に考えて母親の面影を見ていることは間違いないが、DS版では聞けない。

DQ5

黒髪を団子状にまとめた髪型になり、見た目が「おばさん」とわかりやすくなった。結婚がテーマの作品ゆえか旦那の愚痴を言う人物が多い印象。【ダンカンのおかみさん】や、【グランバニア】の妻誘拐イベントで大活躍する【グランバニア4階のおばさん】など、重要な役どころがそこそこ増えた。
ダンカンのおかみさんは短期間だがパーティ入りして一緒に冒険する、おばさんNPCとしては珍しい存在。(ただし戦闘には参加しない)

DQ6

そのままズバリ【おばさんのゆびわ】というアイテムの持ち主であるおばさんが登場。

DQ7

青いスカートに黄色い上着、白いエプロンという服装。髪は灰色で、中年というより初老に近い容姿になっている。
特にストーリー上重要なキャラはいないが、過去【レブレサック】には事件解決後に「私はあの魔物の正体が神父さんだってわかっていたよ、みんな酷いことをする」とほざくひどいおばさんがいる。もちろんコイツも他の村人同様、神父をリンチしていた一員である。基本的に善人が多いおばさんたちの中では珍しく、非常にムカつく存在だろう。
 
ただし現代のレブレサックで異変後に子供たちを除いた大人の中で唯一主人公に良くしてくれるのも、宿屋にいるおばさんNPCである。彼女が上記のおばさんが改心した後の子孫であることを祈ろう。

DQ8

ワインレッドの服を着て白い頭巾をかぶった恰幅の良いおばさん、という新しいグラフィックが登場。
印象に残るのはまず第一に【ミーティア&チャゴス婚約秘話】を解説してくれる【サザンビーク】の宿屋にいるおばさんだろう。他には【ハワード】を子供時代にいびり倒していた【リブルアーチ】の宿屋のおかみさんだろうか。
なお【ゲルダ】は32才である。

DQ9

グラフィックはDQ8のものに準拠。
【エルシオン学院】【短剣スキル】教師兼食堂のおばちゃんとして【ネージュ】が登場。クエストを受けることができる。

DQ10オフライン

DQ8のものをアレンジして人間以外の種族のおばさんも登場しているが、【ドワーフ】【プクリポ】はもともとずんぐり体型のため若い女性とおばさんの区別が無い。
NPCには【サルバリータ】【フルッカ】などがいる。

DQ10オンライン

まもの使いクエストに登場する【クラハ】は妙齢だが若々しい見た目をしている。

DQ11

DQ8と同じグラフィックの他、やせ型のグラフィックも登場する(おばあさんを少し若くした感じ)。
【下宿の女将】【テバ】【サキ】兄妹の母親などがいる。いずれも恰幅のいいおばさんである。

ビルダーズ2

【村人】のバリエーションの一つとして【ジメジメ島】【ビルダー100景】に登場。
赤服の村人と同じく、キッチンにて料理を積極的に行ってくれる。
固有NPCとしては【オッカムル島】の下層に長いあいだ閉じ込められて年をとった【オンバ】というおばさんがいるが、こちらは職業としては【バニー】扱い。