【ちから】

Last-modified: 2022-06-27 (月) 20:53:19

概要

パラメータの一つ。
キャラクターの腕力を表す値。基本的にはレベルアップ、【ちからのたね】で上げることができる。
戦闘でとても重要な攻撃力に密接に関わる、重要なパラメータ。

本編シリーズ

DQ1~DQ5では255、DQ6では500、DQ7以降では999が上限である。
ただし、DQ1とDQ2ではあくまでもシステム上の上限が255というだけであり、ドーピングのできるリメイク版を含めても正規の方法ではこの値までは到達しない。
キャラクターの攻撃力に大きく関わるパラメータであり、

となる。
特にパラメータの上限が上がってちからの値に差が出やすくなったDQ6以降の作品では、 ちからの値によって結果的に攻撃力に大きな差が出ることになる。
そのため、【MP】を消費する【呪文】【特技】を中心に戦うキャラクターは、 ちからが低いとMPが切れた途端に戦闘力がガクッと落ちてしまう。注意しよう。
DQ6とDQ7では就いている【職業】によっても上下するほか、DQ8以降では【スキル】によってアップさせる事もできる。
 
敵モンスターにはこの数値は設定されておらず、攻撃力だけが設定されている。
敵モンスターは武器を装備して攻撃力を上げる事がないため、ちからと攻撃力を分離する必要性がないためである。

モンスターズシリーズ

初代モンスターズには武器の概念がなかったため、味方モンスターも「ちから」ではなく「攻撃力」が設定されている。
これを引き継ぎ、モンスターシリーズではいずれの作品でも「攻撃力」のみが設定されており、「ちから」は登場しない。

不思議のダンジョンシリーズ

本編シリーズとは「ちから」の扱いが異なる。
 
武器を装備可能なプレイヤーキャラの場合、レベルごとに「基礎攻撃力」とでも呼ぶべき値が決まっている。これに武器の強さやちからの値を乗算したものが、(防御力0の敵に対する) ダメージになる。
計算式は、作品によって細部は異なるが、おおむね以下のようなものになっている。

  • 基礎攻撃力 * (剣の強さ + ちから + 8) / 16 = 与えるダメージ

このため、ちからや武器の強さが一定でも、レベルを上げると与ダメージが大きくなっていくのが、本編シリーズと異なる点。
なお、武器装備の概念がない【仲間モンスター】や敵の場合は、ちからは設定されておらず、設定されている「攻撃力」がそのまま与ダメージ計算に使われる。
 
見て分かるとおり、剣の強さとはほぼ等価の関係にあり、武器が強化できたり弱ったりするのと同様に、ちからも冒険中に上がったり下がったりと変動する。
「現在値/最大値」のように表現され、上がるのは最大値まで、下がるのは1まで (トルネコ2以降では0まで)。冒険開始時の初期値は「8/8」。
現在値は、【くさったパン】を食べる、【おばけキノコ】の特技を受ける、など毒系の攻撃によって低下し、【毒消し草】などで最大値まで回復できる。
最大値の変動手段も存在する。現在値が下がっていない状態で【ちからの種】を食べると上げることができ、【ミステリードール】などの特技を受けると下げられてしまう。
【うろこのたて】【毒けしの指輪】といった、ちからの低下を予防する装備品も存在する。
 
ちからを下げる敵や【ワナ】は序盤から出現する一方で、回復や予防手段は少なく、一度低下したちからを回復するのはなかなか難しい。
武器が貧弱な状態でちからを1まで下げられると、ちから8の時と比べて与えるダメージがほぼ半減してしまうため、敵をなかなか倒せずジリ貧になりがち。本編シリーズでは取るに足らない【毒】であるが、不思議のダンジョンシリーズでは毒の使い手には極力警戒し、隣接される前に飛び道具で倒すなどの対策を講じたい。