本ページでは、コマンドの「どうぐ」について解説する。
移動中コマンド
【はなす】-【じゅもん】(【呪文】)-【つよさ】-【どうぐ】-【かいだん】-【しらべる】-【とびら】-【とる】-【そうび】-【さくせん】-【なかま】-【せんれき】(【戦歴】)
戦闘中コマンド
【たたかう】-【にげる】-【じゅもん】(【呪文】)-【どうぐ】
-【ぼうぎょ】-【こうげき】-【さくせん】-【いれかえ】
-【とくぎ】(【特技】)-【そうび】-【はなす】-【おどかす】
-【ためる】-【しらべる】-【ひっさつ】-【れんけい】
-【きりかえ】-【あきらめる】
概要
【アイテム】を使用したり管理するための【コマンド】。
ナンバリング全作品に搭載されている。
移動中・戦闘中ともに選択できるが、ぞれぞれの場合で仕様は異なる。
DQ1
武器と防具は「どうぐ」コマンドで確認・操作できない(道具と別枠で管理されている)。
サブコマンドがなく、道具名を選択するとすぐにそれを使う。このため、道具を捨てることはできない。
【りゅうのうろこ】などの後の作品では装飾品にあたるものも道具に含まれ、このコマンドから選択することで効果を発揮する。
戦闘中にも「どうぐ」コマンドがあるが、戦闘に関係のない道具を選ぶと「それは たたかいに つかえない!」と表示されてコマンド再入力となる。
MSX版
解像度の関係からFC版と表示位置がやや異なっている。
DQ1ではメインコマンドを選択すると、そのコマンドがそのままサブウィンドウのタイトルとして表示され続けるが、本作ではアイテム10枠分とウィンドウ枠(上下に0.5行ずつ)も含めて11キャラ分の縦スペースが必要になることから、1行目の【じゅもん】コマンドの位置に「どうぐ」のウィンドウタイトルが置かれる。
その弊害で、道具を使った後にどうぐウィンドウが消えると「どうぐ」の「ぐ」の上にある濁点が残ってしまい、道具使用によるメッセージが表示されている間「じゅも゛ん」と表示されたままになるバグがある。
リメイク版
後の作品の仕様に合わせられ、武器・防具も「どうぐ」コマンドで確認できるようになった。
サブコマンドとして「つかう」「すてる」が搭載され、アイテムをいつでも捨てることが可能になった。
スマホ版では、装飾品相当の道具も含めた装備品を選択すると、「そうび」のサブコマンドも表示される。
戦闘中はDQ2~DQ5と同様、すべてのアイテムを使えるようになった。
DQ2
【パーティ】制の導入に伴って、移動中に「どうぐ」コマンドを選択すると「だれの」という表示とともにいずれかのキャラクターを選択することが要求され、各キャラごとに所持品リストが表示されるようになった。
また、武器・防具も道具と同じ枠で扱われるようになったため、このコマンドで確認できるようになった。ただし装備は【そうび】コマンドでしかできない。
装備中のアイテムには「E」マーク(Equip=「装備」)が小さく表示される。
また、移動中のサブコマンドとして、【つかう】【わたす】【すてる】が登場。
アイテムを選ぶと「どうする」と表示され、上記のいずれかを選択できる。「わたす」ではキャラの間でのアイテムの受け渡しができ、「すてる」では手放せる。
また、アイテムは所持しているキャラが「つかう」という設定なので、選択したアイテムを持っているキャラが死亡している場合は使用できない(以降の作品でも同じ仕様)。
回復用のアイテムは、所持しているキャラ以外に対して使用することができる。
戦闘中は、全種類のアイテムを使用できるようになり、今作で初登場した戦闘中に使うことで特殊効果が発動する武器・防具に対応している。
一方、戦闘中に効果のないアイテムを使った場合は、そのキャラの行動順を消費するだけで何も起きない(いわゆる【無駄行動】)。
移動中とは異なりサブコマンドの「つかう」はなく、アイテムを選択しただけで使用を指示したことになる。
当然ながら、死亡しているキャラが所持しているアイテムは使用できない。
DQ3
【商人】の持っているアイテムは、サブコマンドの【みる】で鑑定することができる。
戦闘中は、「どうぐ」コマンドから武器を選択した場合のみ、「そうび/つかう」というサブコマンドが表示されるようになった。「そうび」を選択すると、その武器に持ち替えて攻撃できる。
リメイク版
DQ6の【ふくろ】が改良されて引き継がれ、中のアイテムを直接「つかう」「すてる」ことができるようになったほか、「わたす」でのアイテムの並び替えや相互入れ替えも可能となった。DQ7~9、3DS版DQ11とDQ4以降のリメイク版でもこれらが標準仕様となっている。
また、商人がパーティにいれば、アイテムを渡さなくても【みせる】で鑑定してもらえるようになった。
アイテムにカーソルを合わせたときに、そのアイテムの分類が表示されるようになった。
この分類には、「ぶき」「よろい」「たて」「かぶと」「そうしょくひん」「どうぐ」「だいじなもの」の7つがある。
SFC・GBC・ガラケー版では、戦闘中の「どうぐ」コマンドはDQ6の仕様に合わせ、「そうび」と分離された。
スマホ版以降では「どうぐ」コマンドで装備を変更する。
DQ4
移動中のアイテムウィンドウの大きさが固定されるようになり、あといくつ持てるのかが視覚的にわかるようになったほか、キャラの名前にカーソルをポイントするだけで持ち物がわかるようになった。
誤操作でアイテムを捨ててしまうミスを防ぐため、「すてる」を選択すると確認のメッセージが表示されるようになった。
仲間キャラのひとり【トルネコ】は、前作の商人と同様に「みる」で鑑定が可能。
リメイク版
アイテムをトルネコに渡さなくても「みせる」で鑑定してもらえるようになった。
PS版ではDQ7に合わせ、戦闘中の「どうぐ」コマンドは「そうび」と分離された。
DS版では、「どうぐ」を選択すると所持しているアイテムの名前とともにイメージイラストが表示されるようになった。
DS版DQ5・6およびスマホ版DQ4~7も同様の仕様となっている。
また戦闘中は「どうぐ」コマンドで装備を変更するが、DQ8と同様に武器以外も付け替え可能。
DQ5
身に着けている装備品が、ウィンドウ上部にまとまって表示されるようになった。
PS2版のみ、戦闘中の各キャラの行動コマンドとして「どうぐ」から「そうび」が分離している。
DS・スマホ版では、「どうぐ」を選択するとアイテムの名前とともにイメージイラストが表示される。
DQ6
【ふくろ】が初登場。「どうぐ」コマンドから「ふくろ」を選択すると、ふくろに入れたアイテムを確認できる。ただし、今作ではふくろのアイテムを直接使うことはできない。
ふくろから出し入れできるのは移動中に限られ、戦闘中にふくろからアイテムを使用するのも不可能。
また、今作からは移動中の「どうぐ」のサブコマンドとして「そうび」が追加され、装備品の変更が手軽にできるようになった。
戦闘中のコマンドは「どうぐ」から【そうび】が独立し、「どうぐ」コマンドは道具として使うときにのみ使用する。
リメイク版では、戦闘中の「そうび」は「どうぐ」のサブコマンドになった。
また、移動中・戦闘中ともに「どうぐ」を選択すると、アイテムの名前とともにイメージイラストが表示される。
DQ7
SFC版DQ3での仕様変更が基本的に引き継がれている。
カーソルでアイテムをポイントした際には、そのアイテムの分類に加えて簡単な説明が表示されるようになった。
3DS版ではアイテムをポイントすると、そのアイテムのイメージイラストが別ウィンドウで表示される。
スマホ版では「どうぐ」を選択すると、アイテム名とイメージイラストが一緒に表示されたリストが表示される。
DQ8
従来【さくせん】コマンドから選択できた「どうぐせいり」「ふくろせいり」が「どうぐ」コマンド内に移された。
戦闘中のコマンドは、「そうび」が各キャラの行動コマンドから「どうぐ」のサブコマンドに戻った。武器以外の装備品の付け替えもできる。
また移動中・戦闘中のサブコマンドとして「はずす」が登場し、装備中のアイテムをこれで外すことができるようになった。
3DS版ではDQ7(3DS版)同様、アイテムをポイントすると別ウィンドウでイメージイラストが表示される。
DQ9
装備品は道具とは別管理になり、「どうぐ」はDQ1同様、装備品以外のアイテムを扱うコマンドに戻った。
「どうぐ」コマンドを選ぶと「つかうもの」「だいじなもの」「たからのちず」という選択肢が表示され、「つかうもの」を選ぶと各キャラ・「ふくろ」・「どうぐせいり」の選択になる。
「だいじなもの」は確認のみ可能で、「つかう」ことはできない。
なお、ふくろ整理はセレクトボタンで可能となった。
アイテムをポイントすると、上画面にそのアイテムのアイコンと解説・買値と売値・手に入る場所・ドロップするモンスター・【レア度】といった詳細な情報が上画面に表示される。
戦闘中の「どうぐ」コマンドでは、選択中のキャラの持ち物と現在装備している装備品が表示される。ただし装備変更は【さくせん】コマンドで行い、武器のみ付け替え可能。
移動中・戦闘中とも、装備していない武器・防具・装飾品を「つかう」ことは不可能。
DQ10オフライン
サブコマンドが多く、「つかうもの」「だいじなもの」「そうびぶくろ」【おまとめぶくろ】「さかなぶくろ」【討伐依頼書】に分かれている。
「つかうもの」に分類されるのは消耗品と素材。本作ではキャラが所持するという概念はなく、アイテムはすべてパーティ内共通で扱われる。
また、【ルーラストーン】【ふしぎな鍛冶】【れんきんがま】もサブコマンドとして搭載されているが、これらはべんりメニューにもあるのでそちらを使った方が早い。
バトル中には、バトルで使用できる消耗品と装備中の武器のみ表示される。武器は特殊効果が無い場合には選択できない。
DQ10オンライン
各アイテムにカラーの識別アイコンが付くようになった。
その他詳細はこちらを参照
DQ11
装備品を「どうぐ」コマンドで扱える仕様に戻った。「どうぐ」コマンドから装備することも可能。
ふくろは装備品用「そうびぶくろ」と道具用「どうぐぶくろ」に分けられている。「だいじなもの」はDQ9と同じく別管理だが、今作では「つかう」ことができる。
アイテム名にはPS4版(移植含む)のみ、DQ10同様のカラーアイコンが併記される。
序盤、【デルカダール城】で牢屋に入れられた際は持ち物を取り上げられてしまい、一時的に選択できなくなる。
その他、「わたす」は機種によって仕様が異なっている(詳細は【わたす】を参照)。
戦闘中のコマンドは、「どうぐ」と「そうび」に再度分けられた。各キャラは、そのとき持っているアイテムだけ使用できる(ふくろからは不可)。
PS4版等では、戦闘で使っても意味の無いアイテムを選択すると「使っても効果がないようだ」と表示され、無駄行動を起こせなくなった。