概要
FC版DQ4発売の4か月半後の1990年6月30日に発売されたボードゲーム。
お互い28個のブロックと8体のモンスター及び複数のトラップを設置し相手のダンジョンを探索するレーダー式ゲームで先に大ボスを倒した方の勝利となる。ゲームは3つのレベルで遊ぶことができる。
Lv.1:普通のダンジョン探索ゲーム。先に大ボスにたどり着いた方の勝利。
Lv.2:Lv.1のルールに加え宝箱6つを設置。先に大ボスを撃破した方の勝利。
Lv.3:これまでのルールに敵コマを配置。このレベルではカードを使用することができる。
戦闘はサイコロを使って行われサイコロの目+勇者の攻撃力(5)が敵のHPより上回れば勝利となるがそうでない場合は敗北となり1回休みとなる(モンスターは勝敗に関係なく消滅する)。
宝箱にはパワーアップアイテムとして【天空の剣】または【天空の鎧】が入っておりこれを入手すると1つにつき攻撃力が3上がる。但し【ミミック】に化けている場合もありその場合はミミックと戦闘になる(ミミックのHPは11)。
なお戦闘で勝利するとカードを獲得でき、ハズレカードもあるがゲームを有利に進めることができる。
ちなみに大ボスはHPが15なのでアイテム2つなしではどうあがいても倒すことができない。
【キングレオ】からつづく老師ゲーム第2弾であり、説明書は【老師(わし)】とその2人の弟子が分かりやすく説明するマンガ方式で説明されている。
2011年にはリメイク版となるドラゴンクエスト ダンジョンRがドラクエ生誕20周年記念として復刻された。
オリジナル版はドラクエ4をベースとしているが復刻版はドラクエ1をベースとしており【ローラ姫】(救出すると攻撃力+1)といった新要素が追加されている。
またパワーアップアイテムも世界観に合わせて【ロトのつるぎ】、【ロトのよろい】に変更されている。
特にローラ姫追加の恩恵は大きく彼女を救出できればロトの武具のいずれか1つを入手できなくてもボス撃破が可能になった(但しサイコロの目6を出す必要がある)。
説明書も老師(わし)一行によるマンガがほぼそのまま復刻されている。
余談だが、エニックスのゲームボーイ参入第1弾であるダンジョンランドは、ドラゴンクエストダンジョンと同じレーダー式ダンジョン探索ゲームとなっている。
単なる偶然かもしれないがドラゴンクエストダンジョンをゲームボーイに移植する計画があったのかもしれない。
カード効果
カード名 | 使用効果 | 使用タイミング |
---|---|---|
【インパス】 | 宝箱を開けずに中身を調べる | 自分の番に回った時 |
【リレミト】 | 地下2階にいるとき出口を見つけなくても地下1階に戻れる | |
【山彦の笛】 | 「ププププー」と吹く。相手は吹いた階にアイテムがあればやまびこを返す | |
【時の砂】 | 壁にぶつかっても再び壁にぶつかるまで進める | 壁にぶつかった時 |
【ザキ】 | サイコロを振らずに敵を倒せる | 戦闘開始前 |
商人軍団 (【ファイトいっぱつ】) | 1回だけパワーアップ(サイコロの目に+1) | |
【世界樹の葉】 | モンスターに負けてももう一度サイコロを振れる | 戦闘で負けた時 |
【ザオリク】 | 負けた自分のモンスターを生き返らせ相手にもう一度戦闘させる | |
【ドラキー】 (【うまのふん】) | ハズレカード(何も起こらない) |
※()内はリメイク版のカード