【うまのふん】

Last-modified: 2021-02-09 (火) 22:40:08

概要

その名の通り、【馬】【フン】、つまりは馬糞である。
なぜか【壷】【樽】の中などに入っているが道具としての使い途はなく、DQ7以前は基本的に使い物にならない汚物に過ぎなかった。
DQ9以降は錬金素材としての用途が発生している。
 
売却価格はシリーズ通して1G。
家畜の糞というものは加工や工夫次第で肥料や燃料に使えるため、その辺を見越して買い取ってくれるのだろう。
ただ額が額だけにわざわざ売りに行くだけの価値はない。
ぶっちゃけ売却のためのやりとりを店屋と行う手間の方が無駄。
そんなわけで手に入れてもその場で捨てられるか、そのまま【ふくろ】の底に沈むのが大体のパターンである。汚い。
 
【公式ガイドブック】では乾燥させてパサパサになった状態で描かれており、恐らくは臭いなども既に消えていると思われる。
所持品として持ち運んでも違和感のないように設定されているのだろう。
……その割に一部作品ではまだ臭うようだが(後述)。
 
なおDQ7以降の作品で「つかう」と、「○○はうまのふんをにぎりしめた! ○○は自分のおこないを 深く後悔した」という一体全体何のために入れたのか、誰が得をするのかと問い詰めたくなるような謎のオリジナルメッセージが流れる。
うまのふんを握りしめたことを後悔しているのか、うまのふんを握りしめることで過去の過ちを後悔しているのか……謎である。

DQ4

二章の【砂漠のバザー】の壷から出てくることであまりにも有名なアイテム。
その他には【ボンモール北の村】の店で買ったアイテムがこれに化けるほか、【マヒャドフライ】が1/64で落とす。ハエだけに。
ちなみに4コマクラブ傑作集の読者投稿コーナーでは戦闘中、ハエ男系のモンスターに何か効果があると思って使用していたプレイヤーもいた。
普通に進めれば手元に残るうまのふんはバザー産の1つだけ。
何かの役に立つということは全くないので、その場で売ってしまうか、五章まで持ち越して預かり所に送るかはプレイヤー次第。
理論上は3章から持ち越すこともできないわけではないが、最低でも【おうじのてがみ】【おうのてがみ】のイベントをこなす必要があるので7個が限度。
しかし5章ではやろうと思えばトルネコの盗みで量産できるので、入手可能数の制限を気にするようなアイテムでは無い。
つまりコレクション価値の観点でも1個で充分なものなので、袋の無いFC版で3章から持ち越す者はまずいないだろう。
というか、入手可能数にこだわるコレクターならむしろ【おべんとう】を持ち越す必要がある。
 
FC版の時点では使っても

○○は うまのふんを つかった!
しかし なにも おこらなかった。

と出るだけである。
ただし【トルネコ】鑑定させると

トルネコは うまのふんを
てにとって みさだめた。
*「うおっぷ!
  これは たまらん!

という専用のセリフを言う。
 
なお公式ガイドブックでは、砂漠のバザーのページにわざわざ「謎のアイテム?馬のフン」というコラムが設けられており、「いずれ鑑定能力のある人に鑑定してもらおう」といかにも意味深長に書かれていた。
実際には上記のように鑑定の際特別なセリフが聞けるだけである。
メリットもデメリットも無いアイテムは【せんしのゆびわ】(装飾品)以来である。
但し、当然だが装備できない。
 
なおデータ上には、馬の糞ばかり4つリストに並べている店屋が存在する。例の村とは異なるデータである。
一体どんなことを想定していたのだろうか?
 
ちなみに1Gで売れることで有名だが、実は定価は「2G」であり、ボンモールの北の村では表示上は薬草として8Gになっておりながら、実際に買うと2Gしか減らない(ただし、8G以上持っていないと「お金が足りない」と言われて買えない)。
もう一つ定価を確認する方法としては、【トルネコの店】に出品すること。
これを商品として出すとネネは「3G以上」で売ってくれる。
しかし、何事もなかったように糞便をも相場以上で売ってしまうとはさすがネネである。

リメイク版

3章のきつねが作った村の道具屋の壺にひとつ追加された。この村では【やくそう】を買うとうまのふんになるのでその演出のためと思われる。PS版ではちゃんと握りしめてくれるので、好きなキャラを思う存分後悔させよう!
また、トルネコのセリフが「の…のわっち!!」というこれまた印象的なものに変更されている。
 
DS版では握りしめてくれなくなった。残念である。
 
一方で5章に入る前から【ふくろ】が使用可能になったため、アイテムコレクターは狐からこれ(+同じく他で買えない【ひのきのぼう】)を99個買い漁ることに。
1Gで売れるのは同じだが、FC版とは違い、買い値は実際に8G取られる。
とはいえ99個買ってもたった792G(ひのきのぼう込みでも1782G)なので、いくらでも金策できる3章ならば大した労苦でもないが。

DQ7

3作ぶりの登場。前2作で欠席させられた恨みなのか、各地のツボやタルからアホみたいに出てくる。
ストーリー中で拾うことになるうまのふんは実に12個。
移民の町の発展によりさらに2個のうまのふんの入ったタル・ツボが出現する。
おまけに【ラッキーパネル】でも出現。種と似ているのでぬか喜びさせられる。
ついでに【テールモンキー】【エイプバット】【ドロヌーバ】が落とす。
ラッキーパネルに入れ込んでいると、数十個のうまのふんが袋に溜まっていることもしばしば……。
 
しかし、なんといっても、入手する機会が最も多いのは【ダンビラムーチョ心】を狙っている時だろう。
【ダンビラムーチョ】だけ狙って戦っているならそれほどでもないが、入手確率の低さから【オートレベルアップ】のテクを使って狩るプレイヤー達にとっては、ダンビラもドロヌーバも関係無しに倒しまくるため、あっという間に糞だらけになってしまう。人数分そろった頃には上限に達しているだろう。
 
過去【ルーメン】を最初に訪れた際、武器屋の2階で店を開いている【ベビーゴイル】がいる。
コイツは【やくそう】【どくけしそう】【おなべのフタ】の3種類を売っているが、購入してみると全てうまのふんに変わってしまう。
うまのふんを袋にありったけ詰め込みたい方はお世話になると良い。
どうでもいいことだが、町の名前からしたら【うしのふん】のほうがあっていると思われる。
 
また、【ニコラのメイド】【人魚の月】ではなくこれを見せると、【う~ん かぐわしい香り。】という強烈なノリツッコミを披露してくれる。これも一見の価値あり。
ただしこれはPS版のみであり、残念ながらリメイク版ではこのやり取りはカットされてしまっている。

リメイク版

「○○はうまのふんをにぎりしめた!」で使用時のメッセージが終了するようになっている。
プレイヤーに散々握り締めさせられて悟りの境地にでも至ったのだろうか、ノーリアクションで糞を黙々と握りしめる姿はそれはそれで恐ろしいものがあるような……
 
前述の通り【ニコラのメイド】も特別な反応はしなくなり、【やくそう】等と同じ台詞を返してくる。
彼女もPS版で散々見せられた反動だろうか……

DQ8

馬にされた【ミーティア】姫への配慮からか、【うしのふん】が代わりとなり、このアイテムは登場しない。
しかし、人々のセリフの中には登場することがある。
たとえば、【リーザス村】の農夫が、【赤い空】のせいで野菜が枯れてきてしまったので、怒って空に向かってうまのふんを投げつけたら自分の頭の上に落っこちてきてさらに腹が立った、とか言ってくる。

DQ9

DQ8ではうしのふんに出番を取られて登場しなかったが、DQ9で初共演を果たす。
うしのふんに負けじと、こちらも錬金材料としての役目を得た……のだが、これを使用するレシピは、

【たいようのおうぎ】+【いやしのうでわ】+うまのふん×9=【きりんのおうぎ】

の一種類のみ。そう何度も錬金釜に放り込むことはないだろう。
一方、うしのふんは非常に重要な錬金に絡んでいるので、需要はあちらのほうが格段に高い。
自らの役目であるとはいえ、このような汚物を容量の限界まで詰め込まれる【カマエル】の心境たるや如何に。
また、クエストNo.52【至高の野菜】では、うしのふんと共に本来の役割(?)である肥料として用いられ、クエストNo.13【もやせよ 炎を】では燃料として使われることもある。
一応現実の遊牧民には燃料として使用されるので、こちらも本来の使われ方ではある。
この時じいさんはその悪臭に嗚咽するが、燃料として使われる糞は乾燥させられているためほとんど匂わないのだそうな。

DQ10

「攻撃時に【ヘナトス】効果」の錬金材料に用いるほか、畑の肥料という現実にもある用途が追加された。
【ホースデビル】【グレイトライドン】などの通常ドロップのほか、馬小屋に落ちている。
詳しくはこちら を参照。

DQ11

【デルカダール城下町】【サマディー城下町】で拾えるほか、【れんごく天馬】、れんごく天馬・邪、【黒竜丸】【レジェンドホース】というお馬さんたちがみんなドロップする。つまりできたてホヤホヤの落とし物である。
また、【グロッタの町】が魔物に占領されている期間は、カジノで10万コインと交換可能。
法外極まりないが、この期間のカジノはじゃかじゃか当たる上に、イベント終了後はイベント中のコインの増減が巻き戻され、交換したアイテムだけが手元に残るため、やりこみ目的で大量に欲しいならここで入手してもいい。
 
便宜上は【ふしぎな鍛冶】用の素材アイテムに分類されているのだが、実は今回、うしのふんともどもこれを素材とする鍛冶のレシピは一切存在しない。
久方ぶりに1ゴールドで売れるだけの無用の長物ポジションに戻ってきた。
 
ただ、【プチャラオ村】で起きる【フールフール】戦のイベントでは印象的に登場する。
人質の解放条件として「一番大切な宝」を要求するフールフールに対し、自ら大切なものを差し出すと名乗り出た【シルビア】だが、素直に従うはずもなく、手渡すのはうまのふん。
この際、フールフールはDQ7のニコラのメイドを踏襲したノリツッコミを披露する。
「しかしどこから取り出したのか?まさかずっとふところに入れて持っておいたのではないか」と直後の仲間会話で【グレイグ】が怪しむ。

DQ11S

追加ストーリー、【希望の旅芸人】においてもキーアイテムとして登場する。
こちらはサマディーサーカスの助っ人探しにおいて、城下町の教会付近にいる鼓笛隊の兵士【バッチ】をスカウトするための依頼をクリアした際のお礼にもらえる。
彼の依頼は「恋焦がれるマーガレットちゃんが元気を失ったので、なんとか元気付けてあげたい」というものであるが、彼女の正体はなんとシルビアの愛馬。つまり、手に入れたものは愛馬のうまのふんである。
3Dモードのみ、このイベント後に所持しているうまのふんが10個未満の状態でマーガレットに話し掛けると何回でもうまのふんが貰えるようになる。
 
これは先のイベントで【レンズ】を仲間にするのに必要になる他、異変後のイベントでもシルビアが使用するアイテムだが、お礼にもらったものという点や、何度でももらえるという点、そして異変後のイベントの展開における「ずっとずっと温めてきたとっても大切なモノ」というシルビアのセリフやグレイグの疑問を考慮すると、道端で改めて拾ったのではなく、使っても余るくらいの大量の馬糞をもらって後生大事に持ち歩いていたのかもしれない……。
 
なお、上述のイベントは3Dモード限定であり、2Dモードでは【レンズ】の加入条件が変更されたことに伴って馬のふんの入手イベントは削除されている。

DQH

やはり錬金素材として登場。素材ランクはDで、【ドラキー】がドロップする。
素材としては【きんのネックレス】初級でしか使われず、クエストで必要になることも無い。
初期はとにかく素材袋に余裕が無いので、即刻売り払ってしまおう。やはり売値は1ゴールド。
ちなみに説明文は「かぐわしい 馬の落しモノ まだあたたかい」であり、ダイレクトに「落としモノ」と表記されている。
アイコンも実に生々しい……こんなモノをなぜドラキーが持っているのか、そして、なぜコレでネックレスができるのか、さらに他の素材と一緒くたに入れているし……。恐らく昔発売されたボードゲームのハズレカード繋がりだと思われる(モンスターは原盤、アイテムはリメイク版)。

DQH2

今回も素材として登場。前回がアレだった反動か、今回は使えるレシピが増え錬金素材としての存在意識が上がった。
特に【破毒のリング】は最大まで強化する際の必須素材の1つになっている。
とはいえ売却価格は相変わらずの1ゴールドであるが……。
なお今回はドラキー以外にも【どくやずきん】【かげのきし】からもドロップする。

DQR

マヒャドフライで攻撃すると相手の手札に現れる特技カード。
コスト1、なんと使っても何の効果も無いカード。
 
では何の意味があるかと言うと、ライバルズでは一度に持てる手札に上限があり、それを越えると破棄されてしまう。つまり強制ドローと組み合わせることで間接的な札破壊カードになる。
手札が溢れる前に余ったMPで処分してしまおう。
 
なお一応は特技カードなので、「特技やカードを使うことで効果を発動する」カードのスイッチにすることは出来る。

4コママンガ劇場

モノがモノだけに4コママンガなどではよくネタにされる。
特に【すずや那智】の描く糞には【スライム】のような顔があって、しかも喋る。
その影響か、時折他の作者の作品でも顔付きで書かれる事がある。
 
かぶっているギャグとして、「うふん」と「馬糞」をかけたダジャレが見かけられた(無印・3巻の72ページ、大全集・5巻の80ページ)。
【ちいさなメダル】を集める【メダル王】よろしく、このアイテムを集める「馬糞王」というオリジナルキャラクターも創作されている(4コマクラブ・16巻の46ページ、DQ7・1巻の63ページ)。