概要 
DQ4でボスとして初登場したモンスター。
【コンジャラー】、【カロン】、【カメレオンマン】の色違いで、杖を持った【ぐしゃ顔】の魔法使いタイプの敵。
帽子とローブの色は緑だが、何故かリメイク版DQ4に限り青になっている。
一応下級魔族の神官という設定で名前の通り【ピサロ】により勇者の芽を摘むべく派遣された手先。
なおこの系統は立ち位置がバラバラで、コンジャラーは悪の魔法使いの弟子、カロンは冥府の神官、カメレオンマンは「邪悪な魔物使い」ということになっている。
DQMJ3Pでは魔剣士ピサロが登場したが、彼は登場できず共演は叶わなかった。
彼が登場するイルルカSPでは今度はピサロが登場せずやっぱり共演は叶わなかった。
DQ4 
第一章の【湖の塔】の地下1階で、【おおめだま】と一緒に現れる。DQ4で最初に戦うことになる【ボス級モンスター】。
NES版での名前はSaro’s Shadow。
世界のどこかで地獄の帝王を滅ぼす勇者が育っているという予言を聞き、【イムル】の村の子供に【そらとぶくつ】を履くように仕向けて自分の元へと連れ去り、「お前が勇者だろう」と脅していた、ものすごく要領の悪い奴。
今時特撮番組でもこんな回りくどい作戦に走るヤツはそうそう居ないだろう。
仕事のやり方と言い、序盤に登場する形からして、恐らくピサロの配下の中では、かなりの下っ端と思われる。
ただ、この時点でのピサロ側の事情を考えると
- 障害となる勇者の誕生の情報は得られたが、出生地どころか外見や性別すらわかっていない状況
- エスタークや進化の秘法に関する手がかりが失われており、人間側へ全面戦争を仕掛けるには決定打が足りない
- 誰が勇者かわからないからと言って「とりあえず子供を手当たり次第に殺していく」とすると準備不足のまま人間側との戦争になってしまうため、勇者かどうか確かめてからでないと殺せない
……という状況であるため、ある程度回りくどくならざるを得ない事情はあったりする。
ちなみに勇者である主人公が育てられている【山奥の村】は、【バトランド】から岩山を隔ててすぐ南。
探している場所自体は、そう的外れではなかったりする。
しかし、この時点での勇者の年齢は子供の域を大分過ぎているため(第五章における【ププル】の姿から比較可能)、どちらにしろ勇者を見つけることはできなかっただろうが。小説版ではこの点を考慮してか、第一章と他の章の間に10年以上の月日が流れたことになった。
通常攻撃に加え、火の玉を吐く他、メラ、ギラを使ってくる。
HPも250とやや高いのだが、塔の宝箱にある【はじゃのつるぎ】を装備して、【ホイミン】に回復してもらいながら戦っていけばそんなに苦戦はしないだろう。
むしろHPが減ると痛恨2回攻撃で暴れまわるお付きのおおめだまの方が厄介。
特にFC版では大体ホイミンが殺される。
なので、そちらの方はそっとしておき、このピサロの手先を先に倒す方が安全である。
また、素早さがライアンより高いため、早めの回復を心がけないとホイミンがやられてしまう可能性はある。
特に無限のMPから放たれるギラの頻度次第では回復が間に合わなくなることもある。
いざというときのために薬草は2個は持っていった方がいい。
最深部へ向かう階段の少し手前にある階段を下りると回復の泉があるので、体力とホイミンのMPを全回復しておこう。
しかし、ピサロの“手先”とは、なんという肩書きレベルの名前なのだろうか。
その上、自分では名乗らなかったとはいえ誰の差し金かわかってしまう部分もどうかと思うのだが。
【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】でも【きりえれいこ】が「それってさー『通行人A』って扱いと同じだよね」「いかにも下っ端って感じだよね」とネタにした作品を描いていた。
この反省を活かしたのか後の作品に出てくる【メディルの使い】は上司である【オルゴ・デミーラ】の名前がわからないようにアナグラムになっており、ピサロの手先も小説版やモンスター物語ではそれぞれ別の名前を与えられている。
リメイク版 
DS版以降での英語版での名前はPsaro’s Pawn。
ホイミンや【てつのたて】にブレス耐性が付いたため、火の玉に対抗しやすくなった。
FC版では中ボス戦も通常戦闘曲の【戦闘~生か死か~】だったが、リメイク版は中ボス戦専用曲である【立ちはだかる難敵】が新規追加され、ピサロのてさきとの戦闘で初めて流れる。
なお戦闘前のセリフがFC版から完全に変更されており、勇者になる可能性のある子供を狙っていることが明言される。
小説版・CDシアター 
「アシペンサ」という名前を与えられており、なんと女である。声優は龍田直樹(男性)。
小説版では子供達を鎖にぶら下げ、善良なスライム達を潰させるという拷問で勇者かどうか白状させようとしていた。
ライアンとホイミン、そして反逆したスライム達の前に降伏するも、隙をついて反撃しホイミンの命を奪う。
その直後、怒りに燃えたライアンの剣により一刀両断された。
CDシアターでは誘拐した子供達を盾にして、ライアンに武器を捨てさせるまでは成功したが、突如現れたホイミスライムが子供達を引き受けると言ってきたので、ライアンを始末するためにこの提案を快く受け入れた。
しかしそのホイミスライムというのが人間達に味方するホイミンとはつゆ知らず、逆に剣を突き付けられるわ人質は解放されるわで窮地に立たされる。
この時にライアンからは色々と尋問され、本編では同僚の遺言で語られた勇者の話はアシペンサから聞くこととなる。
観念してライアンに命乞いをして一度は許されるものの、背を向けたライアンにギラを放って再び形勢逆転。
今度こそライアンに止めを刺そうとしたが、人質を逃がし終えたホイミンが駆け付けライアンの身代わりとなり、小説版同様の結末を辿ることになる。
モンスター物語 
【キングスライム】の話でカロン族のルブルという名で登場する。
暗黒回廊を使用し、異世界のスライムの楽園から巨大なスライムのレノを召喚しキングレオ地方に送り込んだ。
しかし、呼び出したレノは【しびれだんびら】に切り刻まれてただの7匹のスライムになってしまう。
レノ達に手助けをして、なんとか巨大スライムに戻る方法を与えたが、彼はレノ達のことを上に報告することなくバトランド地方への勇者捜索の任を与えられ、部下の【おおめだま】を伴って行くこととなった。
テリワン3D 
悪魔系のDランク。
【いきなりインテ】と、「ひん死で 呪文会心」の特性を持つ呪文型のモンスター。
だが剣やハンマー、爪が装備出来たり、力の限界値がそこそこ高かったりするので一応殴れなくもない。
プラス25で【ぼやき】、プラス50で【ベタンブレイク】を得る。
実はモーションは【ドルイド】の使いまわしなのだが、造形が異なるためかあまり知られていない。よく見ると杖を持つ手が逆になっており(DQ4等では左手だが本作では右手)、本作の公式イラストもそれに合わせて描き直されている。
「ピサロのてさき」という名でこそあるのだが【ピサロナイト】共々主君である【デスピサロ】の素材にはなっていない。
主君の素材ポジションは四天王である【アンドレアル】・【エビルプリースト】・【ギガデーモン】・【ヘルバトラー】、もしくは理由こそ不明だがカンダタワイフ×カンダタ×カンダタおやぶん×カンダタレディースとなっている。そんなわけで特殊配合先は皆無。
ピサロナイトは騎士繋がりで【死神の騎士】になるのだが……。
なお、おおめだまと2ショット、もしくは「カメレオンマン」とでも名付けて【あばれこまいぬ】2体と一緒に出せば4の再現ができる。技も再現するなら、前者は【ギラ】と【火の息】(【火の玉】が炎系であるため)、後者は【ホイミ】と「ねむり攻撃」を覚えさせよう。実用性はともかく再現度はより高くなる。
イルルカ 
引き続き登場。
野生では出現しないが、錬金カギの世界に現れることはある。
【新生配合】でジバリアブレイクの特性を得る。
また、メガ・ギガボディ化ではAI1~3回行動、ギガボディ化では呪文会心出やすい。
DQMB2L 
【レジェンドクエストIV】の一章で登場。
【おおめだま】を2体引き連れて現れる。
雷属性の全体攻撃「雷撃」と「ドルクマ」を使う。賢者・勇者と組んだ【カロン】と性能は一緒。
ビクトリーではスタート地点の影響でリストラされてしまった。
DQMSL 
DQ4コラボイベントで登場する敵専用モンスター。
解析によると【ゾンビ系】のSランクで、ステータスは全ての値が100と適当に設定されており、リーダー特性は色違いのカロンと同じ「ゾンビ系のMP+15%」になっている(恐らくカロンのデータをコピペして作ったと思われる)。
DQR 
第6弾カードパック「小さな希望のシンフォニー」にて実装。魔剣士(初期リーダーはピサロ)専用のスーパーレア。
2/2/1
絶好調 死亡時:このユニットが絶好調状態ならこの場所にピサロナイトを出す
本人は原作でボスだったとは思えないスタッツの低さだが、死亡時効果が強力。
ピサロナイトと合わせれば実質2/5/3というのがシンプルに強いし、2体に分かれているので速攻デッキへの対策にも優秀。
味方ユニットを自壊させて使うカードとの相性も良い。
【黄金兵長】のような、ピサロナイト関連のシナジーにも貢献してくれる。
さまざまな使い道が存在するカードだ。
ドラけし! 
DQ4イベント「それぞれの旅立ち」の第一章のボス兼強敵ボス。後者は物理に弱いので、【ライアン】や【パパス】が刺さる。
ドラ消しは星3の黄属性で、スキルは上方向をブレスで攻撃する「火の玉」。