概要
flower。植物の先端に開く赤・白・黄・紫などさまざまな色の器官。小さな植物の場合、一般的にはその植物全体を指して花と呼ばれる。その美しさからしばしば鑑賞の対象となる。
DQシリーズでは町などのオブジェクトとしてDQ3から登場。
DQ7とDQ4(PS版)、DQ5(PS2版)では、持ち上げて移植することもできるが、画面を切り替えると元の位置に戻る。
【マンイーター】や【はなカワセミ】、【ローズダンス】などこれをモチーフにしたモンスターもいくつか登場している。
DQ1(リメイク版)
SFCのリメイク版で追加された。鉢植えの花が初登場。
デザインは4つあるがいずれも黄色い花であるため、鉢植え以外の3つのデザインは、パッと見では違いがあまり分からない。
なお、【りゅうおう】を倒した後、フィールドの【毒の沼地】は全て花に変わるという粋な演出がある。
シリーズで唯一の演出である。
DQ2(リメイク版)
DQ1と同様にリメイクで追加。
【ベラヌール】は、世界に4輪しかない赤いハスの花が咲いている唯一の場所である。
超みちくさ冒険ガイドによると、ベラヌールはDQ2でいちばん花が咲いている場所でもある。
このハス以外はすべて黄色の花である。
黄色の花のデザインは3つあるが、鉢植え以外の2つのデザインの違いは、DQ1と同様に、見比べてみないと気付かないかもしれない。
DQ3
シリーズで初登場。1マスにつき2輪の花。
よく分からないが、パンジーのような花。
各地に彩りを添える存在であるが、黄色のみであるのが少々さみしい。
リメイク版では赤い花が席巻しており、全部で1500本を超える。
FC版では500本近くあった黄色い花は、リメイク版ではわずか9本しかない。
※ただし、赤い花のデザインは大きく異なる3つの種類があり、あくまで赤色全体と黄色の対比である。
DQ4
橙色の花のみ。
前作より暗めの色になったため、さみしい印象が増している。
【バトランド】の【フレア】のところに植えられているのが、おそらく本作で最初に目にすることになる花。
【レイクナバ】の中央に存在する、看板が立てられた花壇も見どころ。
肝心の看板の文面は、プレイヤーを何とも言えない気分にしてくれるだろう。
なお、リメイク版では【せかいじゅの花】が登場する。
DQ5
ハードがSFCになって表現力が向上したのに伴い、複数の色が登場するようになった。
町などで見られるのは主に黄色い花。
【妖精の村】などでは、銀世界に合う白い花が見られる。
ただし、色が変わっただけで基本的なデザインは一緒。
PS2版では、藤の『花』だけが地面から生えたような花が追加された。
先述の通り、PS2版でのみ持ち上げられるようになった。【ポートセルミ】の【教会】の横には花が植えられており、その中にアイテムが埋まっているのだが、それを取ろうとすると△ボタンを押すことで何度も花を持ち上げてしまい非常に邪魔である。
こういう時は便利ボタンではなくコマンドから【しらべる】を選択するといいだろう。
【妖精の世界】に春が来るまでは、雪が積もっているせいか妖精の村の花を持ち上げることはできない。
ここにもアイテムが落ちているので、春が来る前に調べておくと拾いやすい。
DQ6
表現力が大きく向上。
鉢植えの花がナンバリング最新作としては初登場し、デザインの数も飛躍的に増えた。
【トルッカ】の町長の家の壁際に生えている花など、あまり多くの場所で生えていない花もある。
最もよく見られるのはツツジのような植え込みの花。
それに次ぐのが1マスにつき3輪の白い花。
DQ7
先述の通り、本作では持ち上げられるようになった(屋内にある花は持ち上げられない)。さまざまなところから花をもってきて好みの色にコーディネートすることも可能。
ただし、ゲームの進行上持ち上げる必要は無く、それどころかアイテムを手に入れるためにしらべると花を持ち上げてしまい、しらべられない等地味に邪魔な機能であった。そのせいか3DS版では削除された。
本作で最も花が多く生えている場所といえば、おそらく【メモリアリーフ】か【グリンフレーク】のどちらかであろう。
過去の【ウッドパルナ】では闇に閉ざされ花も咲かなくなっている。
マリベルが【マチルダ】に渡し、マチルダが墓前に蒔いた花のタネが平和になってから花を咲かせる。
DQ8
グラフィックが3D化されたこともあり、様々な色や形の花が登場した。また、気候や地域によって、見られる花に違いがある。
DQ9
フィールド上に花が咲いている場所があり、付近で花にまつわるアイテムが拾えることがある。
【ゆめみの花】、【めざめの花】、【花のみつ】の3種。
また、クエスト用の【だいじなもの】として【スライムおしゃれ花】が登場した。
DQ10オフライン
ストーリーには【テンスの花】というキーアイテムが、クエストでも【風音のユリ】、【シオンの花】、【月光の花】、【希望の花】などが登場。
採取ポイントでとれる素材としては【さくらの花びら】のほか、大陸限定の【エルトナスイセン】、【プクランサフラン】もある。
DQ10オンライン
ハウジングの家庭菜園で花を育てられるようになり、装備品の特定部位の色を変更するための染色素材となる。
花を30個渡すと花束に交換してくれるNPCがいて、交換した花束は家に飾ったり、贈り物にすることができる。
使うと様々なアイテムが入手できる「おたから花」というシリーズもある。
DQ11
フィールド上にある光る草花(いわゆる【キラキラ】)を刈ると、草や花に関連した素材が手に入る。
また、クエスト【砂漠に咲く幻の花】を受注すると【さばくのバラ】を、【魔女に恋した男】を受注すると【雪月花】を、【どっこい親切 漂流者!】を受注すると【水晶百合】を手に入れられるようになる。
3DS版では【ヨッチ族の帽子】にハイビスカスと花かんむりがある。
トルネコシリーズ
でたらめ状態になるとアイテムが、まどわし状態になるとアイテム、ワナ、階段、石像が花に見えるようになり区別が付かなくなる。
まどわし状態の場合はアイテムと間違えてワナを踏んでしまう可能性があるため、どれがアイテムか覚えていない場合は花を踏まないこと。
スラもり1
【まもの堂】で依頼することによって、【スーランの町】に花を植えることができる。
植えられる種類は白い花と赤い花の2つ。
【シドもじゃ】曰く、白い花を咲かせるモジャ!赤と白でキレイになるモジャ! とのこと。
ステージによっては花が生えているところもある。
スラもり2
100救出後に入れる井戸の中の試練をクリアすると景品の【勇車の剣】の代わりに咲いている。
ビルダーズ1
白、ピンク、黄色い花と触るとマヒしてしまう【マヒ花】が存在。
マヒ花以外は普通に攻撃すると花びらになるが、【草花スコップ】を使うと花のまま採取できる。
【白い花びら】は全章で、【ピンクの花びら】と【きいろの花びら】は2章で薬の素材になる。
また、一部のモンスターは花のタネを落とし、それを地面に植えると花が咲く。
ビルダーズ2
色が白、黒、紫、桃色、赤、緑、黄色、青の8色に増え、しろい花にはチョウが舞ってる物もある。
攻撃するとタネになってしまうので、回収には【ビルダーハンマー】が必要。特にチョウが舞っている物はタネにして植えても普通の白い花になってしまうので【からっぽ島】に咲かせるにはビルダーハンマーは必須。
花の色のラインナップは【染料】のラインナップと同じなのだが、花から染料を絞り出すことはできない。
【モンゾーラ島】では古くからの盟約により三色島に花のタネが保管されており、新たな大樹に力を与えるのに必要となる。
系統「花」に属するものは以下の通り。
ほとんどは普通に壊しても素材化したり消滅したりしてしまうため、植え替えるには【グローブ】やビルダーハンマーが必要となる。
- 【マンドラ草】
- 【しろい花】(通常・蝶)
- 【くろい花】
- 【むらさきの花】
- 【ももいろの花】
- 【あかい花】
- 【みどりの花】
- 【きいろの花】
- 【あおい花】
- 【マヒ花】
- 【ハスの花】?
- 【ラフレシア】
- 【白雪草】
- 【つるバラ】
- 【アジサイ】
- 【グラジオラス】
- 【ヒマワリ】?
- 【ふじの花】(天・中・地)
- 【奇妙な花】
- 【奇妙な大花】?
なお「花を15種類置こう」という【かいたくレシピ】もあるが、そこで指す花と上で挙げた系統の花には一部違いがある。
具体的には、しろい花(蝶)、マンドラ草、アジサイ、奇妙な花が対象外で、【しんぴの花】と【花サボテン】が対象に含まれる。
ちなみにこのかいたくレシピは、当初「花を全種類置こう」であったのだがアップデートにより緩和された。
全種類はビルダーハンマーによるアイテム化が必須だったが、白~青で8種+7種(マヒ・ラフレシア・白雪・グラジオラス・ヒマワリ・しんぴ・花サボテン)で15種をクリアできるので、ビルダーハンマー不要で可能になった。
スマブラSP
勇者が【パルプンテ】を唱えると、時々自分の頭に咲く。2作目のスマブラDXから存在する状態異常であり、継続ダメージを受け続けるという【毒】に近い効果がある。
パルプンテの効果以外にも、一部ファイターの必殺技やアイテムによって同様の状態になる場合がある。
客演含むほかのどのDQ作品を含めても、頭にお花の咲いた勇者が見られるのはここだけではなかろうか。