アイテム/【封印の書】

Last-modified: 2022-11-20 (日) 17:01:17

FF5

ゲームの台詞中は「ふういんのほん(封印の)」と表記されるが、SFC版の「だいじなもの」では「ふういんのしょ」と表記され、原作であるSFC版では「本」と「書」の表記が混在している。
GBA版、旧スマホ版、ピクセルリマスター版では「だいじなもの」中でも「封印の本」表記。
→サントラの曲名は封印の


重要アイテムの一つ。1000年前にエヌオーと戦った勇者たちが遺したもの。
第三世界序盤で古代図書館での作戦会議を終えるとギードから受け取ることになり、それ以降は古代図書館の学者かクーザー城にいるタイクーンの大臣に話しかけると本文を読んでもらえる。
簡単に言えば「12の武器と我らのしもべを封印した。封印を解くカギは4つの石板である」という内容。
「しもべ」とは、「、究極の魔法(フレアホーリー)」「時空魔法メテオ」「海王リバイアサン」「竜王バハムート」を指す。
「12の武器」とはもちろん、クーザー城で入手できる武器たちのことである。


FF5の世界は無の力を封印する際二つに分けられたが、その時この本も二つに分けられ、別々の世界に引き離された。
その後第一世界側では古代図書館に、第二世界側ではサーゲイト城に保管され、後の時代に解読に挑む学者達を悩ませることになったのである。
世界が再び一つになって無の力が解き放たれたとき、封印の書もまた一つに戻るようになっていたのだ。
この話は古代図書館の学者から聞ける。

  • 第三世界では古代図書館とサーゲイト城はかなり近い位置にある。
    この事もまた、封印の書が元々一つであったことを示す要素であると思われる。

封印の書は半分になっていても大体の内容は分かるようで、「流砂の砂漠…古い本によると、何か大事なものが封印されたらしいが…」と古代図書館の学者が言うなど、第一世界から既にその秘密が示唆されてある。


石板があるのは第一世界のダンジョン(ピラミッド孤島の神殿イストリーの滝)、
武器を封じたクーザー城があるのは第二世界。そして封印の書はそれぞれの世界に半分ずつ。
2重3重にして封印されているという重厚な設定が物語を引き立てる。
ただし、大海溝のみ第二世界にある。やはり入ることはできない。
潜水艇が登場する第二世界に配置することで、その存在を確認できるようにしたということか。

  • 第二世界で確認できるのは亀裂のみで、内部に入ることはできない。
    第三世界では侵入できるようになっていることから、内部空間自体は第一世界に存在すると考えることもできる。

本文通り、石板が眠るダンジョンの入口でガーゴイルを倒すとダンジョンに入れるようになる。
その時本のページが燃える演出があるが、その後でも問題なく本文を読んでもらえる。


古代図書館消滅後はサーゲイト城に戻っていた学者が全文を読んでもらえる。
またクーザーにいるタイクーンの大臣も読める。さすが重臣の教養といったところか。

本文

エヌオーと戦いし、われらの12の武器をクーザー城に封印する…
封印をとくカギ…4つの石板。
1つは、過去のたましいとともに
    土に守られ
1つは、島の神殿の中に
    風に守られ
1つは、海の底よりふかい場所
    炎に守られ
1つは、うたれる水のうらがわ
    水に守られん
われらのしもべを封印する…
封印をとくカギ…4つの石板。
石板を動かすとき、われらのしもべも復活する…
白と黒、究極の魔法…
時空魔法メテオ…
海王リバイアサン…
そして、竜王バハムート…
この本をとびらにささげよ
さすれば、封印への道は開かれん…