不定形のモンスター。天井や物陰に隠れて待ち伏せし、通りかかった生物に体ごと取り付いて消化したり、窒息死させたりする恐ろしい存在。
作品によっては「不定形&流動性の体のため、物理攻撃が効きにくい」という特性を持っている。
日本では「ドルアーガの塔」や「ドラゴンクエスト」の影響からか、「スライム=弱い」という図式が定着しているようだ。
- スライムという言葉は元々「どろどろした」「ぬるぬるした」「しつこい」とかいった意味を持っている。
- 海外作品であるウィザードリィでも「バブリースライム」という弱いスライムが存在する。年代的にはこっちが元祖。
- もちろんスライムが強敵のRPGも多数存在している。ロマサガ2とかね。
- サガではスライム系は不定・無機質と呼ばれる。デザインはたいていグロい。
- 作品に応じて形状が異なり、サガ3では登場していなかったが、DS版で登場したことでリメイクで皆勤する形となった。
「スライム」という名称のモンスターはFF3・FF12・光の4戦士などに登場。
この項目ではその他スライム系統のモンスターも併せて解説する。
関連項目:モンスター/【プリン系】
FF1
グリーンスライム、グレイウーズ、オーカーゼリー、ブラックプリンの4種が「スライム系」に分類されている。
どれも状態異常に強いうえ、グリーンスライム、ブラックプリンは防御力255を誇る。
物理攻撃ではかすり傷しか負わせられないだろう。
「ブラックプリン」のネーミングが後に「プリン系」を誕生させたのだろうか。
こいつらの名前の元ネタは全てD&Dから(ブラックプリンだけはブラックプティングが正しい)。それぞれ弱点攻撃が異なっている強敵。
この4種の中の内でオーカーゼリーのみは非常に限られた場所にしか出現しない&出現率も低いため、モンスター図鑑のある機種では遭遇できるまで根気よく探す事態にしばしばなりがち。
とはいえさすがにデスマシーン等の極一部のレアモンスター達程の困難さはないが。
この頃は普通のドロドロした、「まさにスライム」といった感じの姿であった。
FF1(GBA版以降)
「レッドプリン」が追加された。
こいつも防御力255。硬い。
FF3
シンプルに「スライム」という名称のモンスターとしては本作がFF初登場。
浮遊大陸外周に出現する。
ゼウスの怒りが盗める。
あまり実感が湧かないが、FC版のスライム系モンスターは同時期の敵に比べて
物理・魔法防御力&回避率が高めに設定されているようだ。
「体に目と口が付いている」デザインだが、体の色は 『青』 ではなく 『緑』。
FF5
ブラッドスライムが登場。堅いが、炎に弱い。
FF11
見た目がちょっとミルククラウンにも見えなくはない「スライム系」と、「ドラゴンクエストのスライム」の2種類が存在する。
なお、FF2の原画をモチーフとした「フラン系」も存在するが、こちらについてはプリン系で述べる。
通常種のスライム
物理攻撃に強い耐性を持つうえ、範囲攻撃「フルイドスプレッド」が強力なため、交戦は避けられがち。攻撃するなら魔法主体で攻めよう。
詳細はこちら→スライム
ドラクエのスライム
かつて行われたFF11・FF14・DQ10のコラボイベントで登場。
グラフィックはドラクエのアレを忠実に再現している。
Lv1から参加可能なイベントで戦うことになるので、強さ的には特筆すべきことは無い。
詳細はこちら→スライム(ドラゴンクエスト)
FF12
「スライム」がゼルテニアン洞窟にて登場。
- ドロップする緑色の液体は、交易品で銃を入手するために必要。
用途を考えるとプリンからでも大丈夫。
後で足りなくなったらスライムから入手してもいい。 - 黄色の液体を密猟レア枠から入手できる。
ヘネ魔石鉱まではスライムとキャンドルから密猟レア限定品。 - ウォータ(アクアラ)の魔片を低確率で、フライングヘルムを極低確率で落とす。
王宮前ならお世話になる…かも。
ボーンヘルムは手に入れにくいし。
通常攻撃にスロウの追加効果があって時期によっては面倒。
使う魔法はエアロ、スリプル、ブラインとなかなか芸達者。おまけにHPが少なくなると分裂も。
風吸収なのでグラディウスでは倒せない。
弱点を突けて回避も高いサイプレスパイルが有効。
- 砂漠から迷いこんだ旅人にはスリプル、スロウ付与の物理攻撃、硬い防御力を発揮する強敵。グラディウスでの攻撃を吸収する、ワンパンしづらいのも強さに拍車をかけてている。
ゼルテニアン洞窟に棲むモンスターはレベル30台後半の敵が多いが、スライムはレベル10台で、洞窟内でも大砂海に近いエリアに生息している。
なのでオズモーネから迷い込んだ先のメリッサとは違い、大砂海から迷い込んでも危険はないだろう。
- …が、テクスタを倒せた自分たちなら大丈夫だろうと過信し、うっかり迷い込んでしまうと悲惨なことになる。
- アルラウネやオウルベアとは比にならないほどスライムやリーチフロッグは手強いため、サイプレスパイルを持っていこう。
- バーニングボウがあるなら瀕死攻撃力アップで9割~ワンパン圏内。レベリングついでの小遣い稼ぎにはなる。
- やっとの思いで瀕死まで追い込んでも「分裂」でもう一体増殖したときの絶望感。
ただでさえ面倒なスライムがさらに面倒になって絶望するのは本作序盤ではあるあるな話である - 異端を誘う岩窟にはこいつがわんさか出てくるので要注意。しかもリーチフロッグとは違い近づくまでは姿を現さず、接近次第天井から降ってくるイヤらしいスタイル(プリンやゼリーやフォーバーなどと同様)
ざっと数えて8匹か10匹弱は出てくるので、あらかじめの対策を怠ると攻撃魔法等ですぐにMP切れを起こすのは確実である(サイプレスパイルがあれば心配なしではあるが)
FF14
妖異綱に属す不定形のステレオタイプなスライムが様々なカラーリングでインスタンスダンジョンを中心に登場。
FF11同様に行われたコラボイベントでドラクエのスライムやキングスライムをモチーフにした装備も登場したが
こちらはモンスターとしては登場することはなかった。
プリンとの違いは、端的に言えば顔がない。動きがプリン以上に遅い。吸収攻撃ばかりする。
細切れにされたミニスライムは、拾われて売り飛ばされている。
FFUSA
プリン系ではなく「スライム系」のモンスターとして
グリーンスライム、イエロースライム、ブラックスライムが登場。
ドロドロというよりはぷにぷにしてそうな質感で、顔はなく、グミの塊みたいな感じ。
爆弾系武器を弱点としている。防御力は特に高くない。
HPが減ってくると真ん中からひしゃげた姿になってしまう。
かなり柔らかそうである。
ちなみにグリーンスライムの英語版での名前は単なる「Slime」。
光の4戦士
「スライム」がリベルテ周辺や海賊のアジトなどに出現。
見た目はアイスプリンに近い。水属性、炎弱点。
がったいを使って自滅する代わりに他のモンスターのHPを回復させる。
スライム同士で合体すると体がちょっと大きくなるが、8体も出ないので安心していい。
倒せばハイポーションを落とす
公式絵ではなんとも情けない表情をしている。
システム的に全体攻撃は面倒なので、むしろ合体してくれた方が楽。
メビウスFF
星ドラコラボイベント「伝説と幻想の戦士」でドラクエのスライムが登場。
NPCとして星ドラの「スラッピ」やドラクエシリーズお馴染みの「スラリン」が登場した。
敵としてはスライム、スライムベス、キングスライム、ホイミスライム、メタルスライム、メタルキングが登場した。
ホイミスライムはアビリティカード「ホイミスライム:星ドラ」をドロップする。
回復属性のサポート系アビリティカードで「ホイミ」が使える。
FFBE
2016/6/30~7/20に行われたDQMSLコラボでドラクエのスライムが登場した。
期間中、ログインボーナスで☆3のスライムが配布された。
トラストマスター報酬は敵全体に火属性ダメージを与える「しゃくねつ」。
リミットバーストはキングスライムになって変身して体当たりして敵1体にダメージと追加効果で混乱させる攻撃の「キングスタンプ」。