FF9
FF9のラストダンジョン。
- 厳密に言うとここ
出てくる敵はFFシリーズで度々見かける手強い相手ばかりだが、
7が初出のスティルヴと初登場のアッシュの影が薄い。
攻撃力もかなり高いのでレベルが低い場合は後列に下げておかないと一撃でやられることが多くなる。
サルガタナスやマサムネの刀魂放気等を使用すれば、すぐに倒せる。
ここでは、ジタンを外すことも可能だが、上記の戦い方をする場合は外すにはずせない。
尚、ラストダンジョン及びオズマ・クエールのHPは55000-60000前後の縛りが発生している。
(一番高いのがクエールの65535でオズマとクジャと永遠の闇はケアルガを使用)
- 実際にラストバトル3連戦の敵は序盤の敵同様HPが10000上乗せされている状態になっているため、実際の数値はクエールと同じく65535。
- 敵1体ごとの強さもさることながら、移動可能範囲が狭い割にエンカウント率が高い気がする。下記のイベントのためにいちいち往復しなければならないので、エンカウントが鬱陶しいなら思い切ってとんずらしてしまってもいい。どうせ落とすギルなどこの段階では痛くも痒くもない。
ジタンたちの星、ガイアの記憶が具現化した場所。
記憶が建物の形をして無限に積み重なっていく姿が見られる。
FF9の物語の振り返りと共に、ガーランドによる種明かしが行われる。
先に進むごとに時はさかのぼっていき、全ての記憶の始まり、クリスタルへと繋がる。
- なぜかここでは戦闘メンバーからジタンを外すことができる。
- このクリスタルとは、クジャ曰く「最初のクリスタル」。肉体亡き後に残留思念で道案内をしてきたガーランドは、記憶の場所を抜ける直前に世界の命運とこのクリスタルの未来をジタンに委ね、意識が途絶える。
各イベント発生後は、一度リンドブルムに戻るとイベントが発生し、
9往復すると守りの指輪が落ちている。(最大16往復可能でアイテム入手は1回きり)
守りの指輪を入手した後はループする。
……しかし4体のカオスが現れる場所に何の目印もないのはどうかと思うぞ。
リッチとティアマットはまあそれっぽい場所にいるけどマリリスとクラーケンなんか完全に道の途中だからなぁ。
せめて「この先に何かがいる……」ぐらいの一言は必要じゃないか?
- 彼らとのエンカウントは、FF1のそれを再現したものと思われる。
FF1のラストダンジョンでは何の前触れもなしに復活したカオス達とエンカウントする。
9のテーマである原点回帰を意識した演出の一つだと言えるかもしれない。
尤もゲーム的には準備不足で不意を突かれ、苦戦することもあるので辛い。
あるいはそういったトラップ的な意図も含まれているのかもしれない。- 現実的と言えば、現実的かもしれない。
- 何気に、カオス達が現れるフロアはザコ敵とエンカウントしない。
まぁそれが目印になるかは微妙だけど…
静かで落ち着きのある、しかしどこか不安になるBGMがこれからの展開を予感させ、
ダンジョンの演出もあいまって個人的に名ラスダンだと思う。
- 個人的に、FF7の忘らるる都のBGMと雰囲気が似てる気がする。
特定の場所で□ボタンを押すとカードゲームができる。
○ボタンを押した場合はジタンが空中を見回すだけで何も起きない。
- 「ラストダンジョンで何やってるんだ…」と思うこと間違いなし。
そろいもそろってレアカード持ちだから仕方ないんだけど。 - 8の面子も時間圧縮の中カードゲームに興じていたし…
宝箱は存在せず、アイテムは全てフィールアイコンのある場所で入手できる。
- セーブ係のモーグリもおらず、点在する球体がその代役となる。
中にはそんなオブジェすらない初心者キラーなセーブポイントもある。
尤も、ポイントに立てば?のフィールアイコンが出るので
くまなく探索していれば簡単に見つけられるが。
個人的にはFF9屈指の美しいダンジョンだと思う。
城らしき入口へ続く回廊、先述にもあるが見上げればガイアの記憶が段々と積み重なっているのが見え、
鐘の音が鳴り響く城の外観を上るさまはまるで天国への階段のよう。
そして進むにつれ原始の海、星の海、燃え盛る生まれたばかりの星…、果ては宇宙へと続く道のりに
初プレイ時は何とも言えない気持ちがこみ上げてきた。
- 氷の洞窟も忘れないでね
- フロア名もそれぞれ「ガイアの産声」「星の出会い」「思い出の階段」など、詩的で素敵なネーミングである。
- たまにひねりのない名前のフロアもある。
最初にほうにある「入口外観」「エントランス」はまだしも、マリリスの出現する「外部通路」はかなり浮いている。
参考までにLOCATIONを全部挙げておこう:入口外観 → エントランス → 時の階段 → 思い出の階段 → 外部通路 → 忘られぬ記憶 → 追憶の扉 → 人々の記憶 → 時の狭間 → 廃墟の記憶 → 失われた記憶 → いつか見た過去 → 星の出会い → 太古への扉 → 生まれる者 → 原初の海 → ゆがむ時間 → ガイアの産声 → 最上層への階段 → 虚空への門 → 始まりの場所へ.
- たまにひねりのない名前のフロアもある。
- 「始まりの場所へ」は一見イベントのようにジタンが自動で歩いていくフロアだが、実際にはプレイヤーが操作して光に向かって歩く必要がある。
敵の頭数の少ないFF9だが、その傾向が最も顕著なのがこのダンジョンで、
ザコ戦は全て敵が1体だけしか登場しない。
おかげで全体攻撃用のアクションアビリティが無用の長物と化してしまう。
- 全体攻撃が役に立つ場面としては唯一、クラーケンの触手がある。
- 触手を両方とも倒してしまうと攻撃が激しくなってしまうので逆に危険。全員を水属性吸収または無効にできる装備をしておいて左の触手だけを倒した方が安全。
原初の海を再現したフロアには隠しボスのハーデスがいる。
だが岩陰というプレイヤーからは見えない位置にいる上、フィールアイコンも表示されない。
上記の通り、このダンジョンのアイテムやセーブポイントは全てフィールアイコンが目印のため、
探索に際してフィールアイコンに頼りがちなプレイヤー心理を逆手に取った配置と言える。
- Steam版ではフィールアイコンが表示されるようになった。
ハーデスに勝つと究極の合成屋であることが判明し、そのまま合成屋として利用可能。
ローブオブロードも作ってもらえるので全員分揃えておきたい。
- チョコボ掘りのポイントで貯めた分、クエール、ステラツィオの景品と自身が持っている分を合わせると合成するまでも無い。
いわばガイア歴史博物館。受け答え可能な音声ガイド付き。ラストダンジョンとしては通常ダンジョンのようなBGMと相まってやや緊張感に欠ける部類かもしれない。
パッと見だと「星の記憶で出来た建物の中を時代を遡りながら進んでいる」ように見えるが、実のところジタン達は「星の記憶で出来た建物の中を任意で干渉可能なタイムトラベル状態で進んでいってる」という認識が正しい。
トランス・クジャがここに侵入したのは時間と次元を股にかけた歴史改変をするため。
「全てのクリスタルを生み出した"最初のクリスタル"を破壊し、全ての生命を存在しなかったことにする」のを狙い、ここへ飛び込んだのである。
寿命やトランスの制限時間が迫っていたからかは分からないがガイアの住人を皆殺しにするより、世界に生命が存在する事実を根本から抹消する手段を選んだクジャ。全ての生命が存在しなかったら"生"も"死"も存在しないし、優劣も生まれない、と思うとクジャらしい行動原理。
なおこの事柄は「最初のクリスタル」とガイアクリスタル、テラクリスタルの区分が出来ていないと誤解される。
道中でジタンとダガーとエーコが滅ぼされるアレクサンドリア(500年前かは不明)の幻覚を見たり、クイナが本物の海中と錯覚し息が苦しくなったり、過去のマダイン・サリの嵐の中の体験をジタンとダガーが目撃する現象が訪れる。
それらの幻は各々のキャラにとっての「恐怖」の情報を元に体験として現れることが共通している。
ジタン、ダガー、エーコはアレクサンドリアがバハムートに襲撃されたのを知っている・クイナは一行がアレクサンドリアに戻る前のトレノでギルがないと食べ物を食べれないことに絶望し溺れると知りながら水の中へ身投げし漂流する(なのでアレクサンドリアが襲撃されたことを知らない)(ATE「水面に見ゆる幻」を見てないとこのパートの詳細は見られない)・マダイン・サリの件はダガー自身が体験したことを思い出し(おまえが行くって言ったからさの後のムービー後の語らいで)、ジタンもダガーから話を聞いている。
いずれも「恐怖の情報」として記憶している者だけ幻を見るようである。
その場にいながら同じ幻を見ることが出来ない者がいたのはガーランド曰く「記憶の理解ができていなかったから」。恐らくこの言葉はこの場で幻を見れる他者はその恐怖の体験に共感できる者のみで、共感できない者は見ることができないことを指していると思う。
なので滅ぼされるアレクサンドリアをクイナが見れなかったのはその情報を聞かされていなくて運よく被害から免れたからで、クイナだけが溺れてジタンが平気だったのは食への飢えで漂流したことが無かったから。
逆にジタンが見たことがないダガー(セーラ)親子のマダイン・サリ脱出の瞬間を見れたのはダガーから当時の体験を聞かされ、恐怖に共感したからではないかと考える。(ジタンとダガーは生まれの故郷を失い、二人親がいることなど共通している)
本当に推測でしかないがラスボスがやがて全ての生命に訪れる"死"への恐怖や絶望の具現化であることも、記憶の場所がそういう性質の場であることが起因しているのではないだろうか。
FF9の世界では宝石から召喚獣が呼び出される。クリスタル=宝石と見れば最初のクリスタルに死の召喚獣・永遠の闇が封じられてるのも納得できるのだが。
このダンジョンはイーファの樹の上部に浮かぶピンク色の光球が入り口になっている。
ジタンがトランスした時の色に近く、トランスクジャに破壊されたテラの地で眠っていたジェノムではない本物のテラの民の魂がそこに留まっているのではないかと思わせられる。
テラを破壊された時にそこで眠っていた大量のテラの民の魂が急激にガイアクリスタル内のテラクリスタルに向けて送られたはずで、ザ・ソウルケージを倒してしまったDisc4の状態だとソウルディバイダーでテラ因子が取り出されることがないため、結果的にガイアクリスタルの中に無理やりテラ因子が注ぎ込まれることになり、イーファの樹は誤作動を起こし暴れ出し、最初のクリスタル誕生の記憶に続くこの場所を出現させたのではないだろうか。
トランスクジャが「イーファの樹が暴走を始めて、テラと融合を開始したガイアはメチャクチャになるだけさ」と言っていたことも恐らくガイアクリスタルに純度100%のテラ因子が強制的に注がれた影響を示している。
実際に記憶の場所の初進入時にピンクの球体からはテラ因子から創られたモンスターである銀竜が大量に出迎える。また、テラが崩壊した後のガイアの地表には再び大量の霧(テラ因子)が溢れ、テラ限定だったはずのモンスターが姿を見せるようになる。
これも説明がないため定かではないが……。
いつもセーブはモーグリを介して行うがここではブクブクと虹色に泡立つ謎の球体でセーブを行う。
モーグリの存在はFF9の世界でも謎が多いが、もしかしてあれがモーグリの先祖・・・!?
道中でフライヤ、ジタンの準最終武器とエーコ、サラマンダー、ビビ、スタイナーの最終武器が手に入る。スタイナーの武器はかなり条件が厳しいが…
なぜかダガーとクイナの武器はどこにも落ちていない。
FFRK
FF9のダンジョンとして登場する地名。
ノーマルダンジョンでは5つに分けられており、その各ボスは下記のようになっている。
フォースの「記憶の場所 2」では初回クリア報酬として竜騎士の記憶結晶IIが、フォースの「記憶の場所 5」では初回クリア報酬としてバーサーカーの記憶結晶IIが入手できる。