ガドール

Last-modified: 2022-02-13 (日) 10:38:46

Tag: 魔将

概要

魔将。矮躯(ミゼット)のガドール。小鬼を統率する。
銀の大公。獅子王の兄。

引用

「『かつてあったことは、これからもあり、かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつ無い』――おにーさんだって、そんなことくらいわかっているだろう?」

詳細

外見
長い前髪で片目を隠した少年。
灰色のローブ。長柄の大鎌。
ガドール
ヘブライ語で"偉大な"を意味する
  • 精神において偉大なる祝福されたる神よ(エール・バルーフ・ガドール・デーアー)
  • N・G・H・S=そこで偉大な奇跡が起こった(ネス・ガドール・ハヤ・シャム)
生死と収獲の暦
大鎌。獅子王の王国の稲穂(めぐみ)オリーヴ(しんぴ)を刈り取った。
氷燭
アルマから奪った雪華掌の欠片。
ハヌッキーヤー。
ソロモン
ソロモンの指輪
真鍮と鉄の指輪。小鬼を使役するという矛盾を72柱。
N・G・H・Sスレイマン
ガドールの呼び名の一つ
アムエムカノン
ガドールの古びた名前の一つ?
最も古き言語支配者のひとり、『鏡瞳のアムエムカノン』の転生者。
詳細は謎。
ラテン語で"amem"は"愛する"の意。正典大好きさん?
ア「5-15」にて、『銀の物語』の編纂者とされる。
おそらく、コルセスカの物語におけるグリム兄弟のような人物であり、彼女に自分の理想像を押し付ける「原作至上主義者」ポジションなのであると思われる

「N・G・H・S・スレイマン――イェレイドだけじゃなくて、彼まで動き出したわけだね。めんどくさーい。分かっていたことだけど」
「知らん名だ。アムエムカノンの奴ではないのか?」
「それも正解。ちょっと戦ったことがあってね。最近の彼のことは私の方が詳しいみたい。昔のままじゃないよ、あのコ」

割れ鏡の大公
浄界『罅割れた鏡』によって、可能性の破壊と分岐を可能とする。
オルヴァの未来予知を受け流し、確定した時空の欠片を彼方へと葬った。
矮人(ミゼット)のネス
ガドールと姿は同じだが、それ以外の全ての要素が別人な少年。
ネッシーのネス湖から?
Wikipedia>ネッシー
そしてそれ以外の可能性を有する、未知なる複合人格
古い神話の住人ほど、その存在はゆらぎ、多面性を持つようになる。
魔将ガドールもまた、いにしえの『ゆらぎの神話』から蘇った存在なのだ。
クレアノーズ(推測)
ガドールの中にいたが、ガドールではない誰か。
トライデントの『鼻』
オルヴァ
ガドールはオルヴァの名付け親。
虚無愛好家として友人。
生と死、個我の連続性を持続させる神秘も教えている。

「『かつてあったことは、これからもあり、かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつ無い』――せいぜいこのむなしさをめいっぱい堪能してやろうぜ、『オルヴァ』
「お前が欲するというのなら、私という油で凍てついた燭台に火を灯そう。太陽が九度生まれて死んでいく間だけ燃え続け、お前のための時を作ろう。終末の日々を、望むままに過ごすがいい」

コルセスカ
娘。

「悲劇と破滅を繰り返せ。永遠に待ち続けて冬の中で朽ち果てろ。お前に与える絶望が、俺から贈る娘への愛だ」

シナモリアキラ
「4-46 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ0」における未来の幻視にて、幾度もの戦いを行う最強最悪の敵として描かれる。
(でも、アキラくんはアキラくんなので、彼の最強最悪の敵はエアル=セイスの槍の民など沢山いて代替可能っぽい。うん、知ってた。)
決戦にて楽園を復活させる?
アズーリア
ダサい。

「うんうん、それに青ばっかで色彩感覚おかしくなりそう。美意識皆無だよね」

参照

  • ゆらぎの神話百科事典>銀の物語

    銀の物語とはガドール・コヘレトとカタン・コヘレトからなる
    コヘレト兄弟によって書かれた『冬の魔女』をモチーフとした逸話集である。

  • Wikipedia>コレヘト

    『コヘレトの言葉』は冒頭の一文により、その著者が古代イスラエル王国第三代王ソロモンであることを仄めかしている。

  • ヘブライ語で「大きい」「小さい」

    「大きい」は גדול(ガドール)、女性形ですと גדולה(グドラー)です。
    反対に「小さい」は קטן(カタン)、女性形は קטנה(クタナー)です。

  • Wikipedia>ハヌカー>ドレイドル

    ドレイドル
    4つの文字は実際にはイディッシュ語の「nisht(ドイツ語: nichts 何もない)、gants(ganz 全部)、halb(halb 半分)、shtel(einstellen 置く)」の頭文字であるが、しばしばヘブライ語の「נס גדול היה שם ネス・ガドール・ハヤ・シャム、そこで偉大な奇跡が起こった」の頭文字と解釈されている。

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