各話メモ/第4章(幕間『To Hurt』~)

Last-modified: 2023-04-26 (水) 22:24:54

幕間『To Hurt』

  • ラクルラールの暗躍
    • 青い髪
      (アレッテ、ゼド、グラッフィアカーネ、カシュラム人の邪教徒、ネドラド、ミシャルヒ、イアテム、ミヒトネッセ)
  • ラリスキャニア初登場
     囚われのリールエルバ、バラバラ死体のニア
  • ガロアンディアンの変化
    天井が変更され空に。閉ざされた迷宮の一区画から、ごく小規模な内世界へ。
  • ファッション:アレッテ

     ヘッドドレスに飾られた紅紫(マゼンタ)の髪は膝下まで垂れ下がり、地面に着いてしまいそうなほどに長い。同系統の色合いの豪奢なワンピースを身に纏い、スカートや袖口がふわりと膨らんでいる。印象的な目の大きさも相まって、人形のような雰囲気がある少女だった。

  • ミシャルヒに絡んだチンピラの頭
    『4-0 死人の森』でゾーイ・アキラに助けて貰った二人の男の片割れだと思われる。
  • 何があろうとも少女人形は傷付かない。

    wikipedia>機巧少女は傷つかない

4-14 一時の平穏

  • 流石死人の森の女王は格が違った。
    ブロント語。「さすがパッケージヒロインは格が違った」という変種もある。
  • ミヒトネッセ、TSX-8
    トリシルシリーズの八番機? Xってなんだろう。試作機?
  • 姓が出来たレオ
    合わせてレオ・ウィーナーとなり、サイバネティックスの著者ノーバート・ウィーナーの父でもある言語学者と同じ名になっている
  • トーナメント参加者
    苦情にも石さえバラ撒いて補填しとけば何とかなってるので、スマホゲー辺りを参照していると思われる。

4-15 悪夢の饗宴

  • ファッション:トリシューラ

    狼のアップリケが付いたエプロンをかけたちびシューラがそんなことを言う。本体のトリシューラも同じデザインのエプロンを身につけていた。トリシューラの赤い髪は左右に流れ、肩の前で緩やかに巻かれた毛束がくしゃっとした黒いシュシュでまとめられている。

    背中を見てわかる装いはシンプルなフリルワンピースに合成皮革スエードの腰巻きサッシュベルトというもの。珍しくクリーム色という明るい色調を纏うトリシューラの中心で、黒く上下を分割するラインが全体の色合いを引き締めているようだった。

    黒革の編み上げ長靴ブーツは上等な品だが、紐が複雑に絡み合って独特な呪紋を描いており、やはり彼女は呪術師なのだと再確認する。アクセサリとして、左手首にビーズのブレスレット。赤と黒の色彩が良く似合っていた。

  • ファッション:ルウテト

    コルセスカの身体を借りたルウテトはと言えば、今は左右共に白く細い肩を剥き出しにした白いワンピースにいつもの白手袋、編み上げの革長靴はトリシューラと揃いのデザインだが焦茶色なのが相違点。全体的に大人しい雰囲気だが、長くなった髪を後ろで束ねるために蝶と繭が一体になったかのような髪留めを使っているのが目に留まった。付け加えるなら、服の胸元を押し上げるボリュームが普段のコルセスカよりもかなり――

    ――付け加えるなら、左右の尖った耳に光る小さな耳飾りの存在だろう。右は琥珀、左は翠玉、ということをちびシューラが解説してくれたが、どうしてか口調が暗い。

    口調が暗いのは、翡翠と琥珀からドラトリア姉妹を連想したためか。

4-16 六人の王さま

  • どこかで見たようなつり目がちの女性
    クレナリーザ
  • はいはい設定設定
    VIPRPGにおけるスラングの一つ。

4-17 未来の過失

  • ローグライク、というかより具体的には不思議のダンジョン?

    「他にも呪力源と食糧が尽きて餓死したり、初見の即死トラップで壊滅したり、どうせ治癒の霊薬だろうと鑑定せずに持っていた瓶の中身に敵の火炎攻撃が引火して大爆発を起こして全滅したり、外なる神の露店から貴重な呪具をありったけ盗んで逃げたら追いかけ回されて詰んだり」

  • ファッション:トリシューラ

    トリシューラはいつの間にか落ち着いたデザインの赤いドレスに着替えていた

4-18 ガイノイドの魔女

  • ニンジャの量子透過

    wikipedia>トンネル効果
    あとトンネル効果によるすり抜けを量子透過って書くのはされど罪人は竜と踊るからか

  • ウィッチオーダー:シャクティ

    瞬時に構築した漆黒の円盤を投擲。低次の知性を持ち、自律的に未来を予測しながら敵を狙う浮遊円盤だ。

  • ファッション:ミヒトネッセ

    少女はツーサイドアップの長い髪を揺らして、気の強そうな目がこちらを睨みつけてきた。
    フリル過多な侍女服の袖口から覗く手首関節とスカートの裾から覗く膝関節は、明らかに人のものでは無い。可動域だけ露出した球体は、このタイプの人形に特有の機構であり、ラフディが誇る文化の精髄。

  • ウィッチオーダー:リーエルノーレス

    現れたのは漆黒のチェーンソー。前に一度キロン相手に使用して破壊されたが、この度トリシューラによる再構築が完了した兵装だ。そして、サイバーカラテ道場の公募企画『みんなで作ろうウィッチオーダー』の月間最優秀作品でもある。

    左腕の形状は、集合知によってアップデートされていく。手首から三枚のチェーンソーが平行に伸び、それぞれ刃の回転速度が異なっている。普通に考えれば樹木の伐採にはとても使えないこの形状には呪術的な意味があった。

    三重刃の呪動鎖鋸リーエルノーレスは、各パーツに刻印されたそれぞれ異なる三つの文字を揃えることで一つの呪文を発動させる仕組みだ。速度差によって生じる文字のずれを利用し、多種多様な呪文の組み合わせを高速で展開していく。三つのチェーンソーの回転速度は絶えず変化しており、組み合わせの配列を見極める事は極めて困難だ。

  • 髪盗人
    神話パロの滑稽詩。引喩詩の代表的なもの。
    一房の髪を巡っての貴族の確執を神話的に描写することで笑い飛ばした。

4-19 予兆

  • ファッション:トリシューラ

    白衣を着たトリシューラ

  • アキラくん、気づけば8割がた機械化している
  • ラクルラール派は杖と使い魔を組み合わせて、残酷で血なまぐさかったり、滑稽で風変わりだったりする人形劇の肉体言語魔術を使う
    そしてそれによって過去だけでなく、今や未来も変更できる
  • 去勢
    父母とか男根のモチーフが頻出することを考えると精神分析界隈の引喩?
    男根なんかは神話ではポピュラーだし関係ないかも

    コトバンク>去勢コンプレックス
    wikipedia>父の名

  • イアテムについて
    • 通常のループでは登場しないらしい
    • 普遍化した呪術(呪術基盤)【イアテムの呪いの剣】の発明者
  • アキラをはじめとする第五階層の男にイアテムの影響

4-20 脆弱性、あるいは仕様

  • 【変異の三手】改め【眠れる三頭】
    メンバーはイアテム、セージ、ミヒトネッセ
  • 疑似英雄詩(モックヒロイック)

    wikipedia>疑似英雄詩

  • 「呪力が詰まった真珠をいっぱい集めたら元に戻れるかも。九百個くらい?」
    豚に真珠?「とんでぶーりん」は108個だし不明。
  • アキラ分裂の伏線

4-21 皆殺しのデーデェイア

ゆらぎの神話百科事典>デーデェイア

  • 八億
    実数のことではなく仏教用語で数が大変多い事を表す八億四千の端数を切り上げた表現?

    Weblio辞書>八億四千

  • セージの宣名
    「我が祖は人魚、異教の悪魔に捧げられるべき忌まわしき贄! まことの名を【海雌豚】(アムピトリーテ)! 貪られるべき供物なり!」

    wikipedia>アムピトリーテー

  • 「言われてみれば、確かに身体が鈍いですね。というか、わたくしへの贄の他にも妙なものが混じっているような。ミクニーの子供と、あとコレ何でしょう?にゃんこさんですか?にゃにゃーん?」
  • イジャキュレイション

    wikipedia>射精

  • ダモクレスの剣、落下する

4-22 異界転生

  • カーテシー
  • 六王転生
    • 素体となったのはイアテムの部下

      (イアテムの配下だった男達はたった今、この瞬間に前世が確定したの。『過去の記憶が甦った』ことになって、人格ごと魂が書き換えられて、完全に六王の転生体としての存在に固定されたんだ)

      六王に前世を乗っ取られた人たちの元ネタ

      >ピルケンティ、ハーラール、グレンダイル、ダーベルヴァ、ドゥルアイル、バイアロゴス
      ピルケンティ
      ハーラール
      グレンダイル
      バイアロゴス@ハザーリャ星人

  • 第五階層を管理する省庁シューラ、ヴァージルの手に落ちる
  • ブウテトは一時封印、コルセスカが表に
  • 「いい加減、この俺のものになるがいい。あなたがこの美貌に屈したがっているのは分かっている」
  • リビドー
  • イアテムはひとまず撃退
    しかし六王の収集がつかず戦国乱世到来

    理性も文明も進歩も砕け、秩序はここに失われた。

4-23 欲望の在処

幕間『囚われの氷晶姫』

  • エリア制圧型SLGでヒロインが氷漬けになるゲームといえば戦国ランス
  • 「素晴らしい、これぞ【男根城ファルス】!」

    wikipedia>ファルス
    ファース(笑劇)はたぶん掛かってないと思う

  • 「王を決める戦いなんて表向きの構図に過ぎないよね。本質的にはこの闘争は末妹選定の一部に過ぎない――重要なのはトライデントの【心臓】がいつ、どこで、どうやって生まれるか。その為の地母神、その為のハザーリャ。ねえ、そうなんでしょ? これは揺りかご造りなんだ」
  • 公社の面々、再生者として復活

4-24 二人で

  • vs第五位のラクルラール【襟足】
  • 鋭利な牙が五つ。それらが地面に落ちると大地が鳴動し、地の底から夥しい数再生者が出現する。

    wikipedia>スパルトイ

  • 「使い魔である俺が、トリシューラの覇道を記憶し、語り継げばいい。語り部が主役である必要性なんて無いだろう」

4-25 ゲームスタート

  • ファッション:トリシューラ

    赤と黒を基調としたカラーリングはいつも通りだが、ダブルブレストの軍服とボウタイブラウスを合わせたようなワンピースを纏ったトリシューラは華やかでありながら凛々しくもあった。大小のシューラは揃いの軍帽を被っているが、ちびの方はサイズが合わないのかずり落ちてくる帽子の位置を何度も直している。

    髪型はいつも通りに左右に分かれた二つ結び。平べったく編み込んだフィッシュボーンになっているのが新鮮だ。

    と言って二つ結びの髪束を手で持って示す。平たい編み込みはややラフな感じがするが、それがかえってカジュアルっぽくて悪くないと思えた。軍服っぽいスタイルにも適度に花を添えているのではないだろうか。

  • 「はい、ミリョ餅」

    ゆらぎの神話百科事典>アルセス・ストーリー

幕間 左右一対の邪眼姫

4-26 嵐の前

  • ファッション:トリシューラ

    本日のトリシューラは伸縮性のあるトレーニングウェアを着ているのだが、何故かシャープな豚の鼻がプリントされていた。どういう趣味なんだろう。

  • Nike
    ローマの女神の一柱であり、ルウテトの射程範囲

4-27 ラフディボール(前半)

4-28 ラフディボール(後半)

一~三が前衛、四~六が中衛、七~九が後衛、五番がキャプテン?

  • ガロアンディアン側メンバー
    • 前衛 一番カーイン 二番カルカブリーナ 三番ゼド
    • 中衛 四番アルマ 五番アキラ 六番グレンデルヒ
    • 後衛 七番マラコーダ 八番カニャッツォ 九番チリアット
  • ラフディ側メンバー
    • 前衛 一番 二番 三番ドルン
    • 中衛 四番アレト=アーキフ 五番ルバーブ 六番
    • 後衛 七番 八番 九番
      あとは描写から推測するにアレッテへ向かったメンバーであるカルメーキフ、ゴガベズが一番もしくは二番
      暴動鎮圧に向かった六~九番がソーレル、ドック、ペルシカリア、エキドナだろうか
  • 会場のどこかで、誰かが『十一点差であること』を喜んだ。
    上が大地の民に与えた序列は十一位だからだろうか

幕間『騒乱』

  • ある者は大地球体説を未だに信じている大地の民を嘲笑し、
    ゼオーティアは、かつて球体だったか今は平面。
    地球平面説、特に地球平面協会など、現代日本でも平面世界を信じている者はいる。
    Wikipeia>地球平面説
  • 奪われた国土交通シューラによって競技場が変化、塔が建設される
  • アガートラーム

    wikipedia>ヌアザ

  • パーンvs第4位のラクルラール【前髪(バング)
  • ウィッチオーダー:ミブレル

    どこか空想的な『未来感』をただよわせており、たとえるなら古い時代に空想だけで思い描かれた『時代遅れの未来の光景』といったものに雰囲気が似ている。『レトロフューチャーの義肢』とでも言おうか。

    肩には用途不明の管が伸び、赤いランプ付きの奇妙な環が手首に並ぶ。腕の内側にエネルギーゲージが一つ減った状態で点滅しており、その真上には『ミブレル』と読める文字が刻まれている。

  • ア4簡易チャート(ネタバレ注意)
    有志による各キャラクターの動向まとめ
    表なのですこし横に目を滑らせるとネタバレの恐れがある、注意。そして作成者に感謝!

4-29 醜い野獣

ステュクス

深い藍色が流れる幻惑的な川だ。遙かなる源流は更に不可思議な青。大河の向こうには糸杉の森が広がっており、木々の足下には純白が並んでいる。死者の骨が絨毯のように敷き詰められているのだ。

コキュートス

寒々しい光景はあらゆる命を否定し、奪い尽くす死神のように恐ろしげだったが、トリシューラはその氷河にたとえようのない美しさを感じた。

プレゲトン

燃え盛る血と重油の川

プレゲトンは"燃え盛る"の意。
アオルニス

存在しない鳥が昼と夜に羽ばたくことで互いの輪郭を規定する騙し絵じみた双子の川

アオルニスは"鳥がいない"の意
レーテー

過去へ過去へと全てを忘却の淵に押し流してしまう時間流

レーテーは"忘却"の意
ベルトコンベアー

未来へと機械のがらくたを運ぶベルトコンベアー

遠くで、時間軸の先へと向かう鋼鉄の川がその流れを加速させた。
破滅的なほどの勢いで、どこまでもどこまでも。

トリシューラを示唆するものだろう
アケローン

源流そっくりな静謐そのものといった小川

アケローンは冥府そのものを指す
ヤマタノオロチ?

今にも氾濫しそうな八又の激流――。

――最後の激流は何だろう。

単純に考えてヤマタノオロチだろうか。トリシューラには日本に詳しくない節がある。
ボルヘスの八岐の園の要素も感じる 大まかには世界線の分岐と迷路といった話
紅紫に濁った河

彼女が見下ろしている河も森の大河から分かれた支流だった。
紅紫に濁った河だ。どぶのような汚水。せせらぎは耳障りですらある。

アレッテを示唆するものだとわかるが、参照元は不明。
ステュクスの支流、冥道の模造品ということを示している?
  • 「『どんなことが真理とか寓話とか言って、
     数千巻の本に現れて来ようと、
     愛がくさびの役をしなかったら、
     それは皆バベルの塔に過ぎない』
     ――さて、私の塔はどうなのかしら」
    ゲーテの引用、適当な衒学ムーブ。
    アレッテの塔の方はラプンツェルを参照。
  • ウィッチオーダー:釘のナタリエル

    左腕に異変が起きていた。体毛が急速に伸びているのだ。剛毛という域を超えて硬質化した角質の塊。
    それは角のように雄々しく伸びて腕に固定された武装と化した。

  • ウィッチオーダー:釘のナタリエル

    まず釘が出現し、俺の左掌に突き刺さった。そして左手に沿うように出現する、途方もなく巨大な十字架。
    側面に埋め込まれているのは煌めく四種の宝石。中央で妖しく発光しているのはトリシューラを思わせる紅玉髄。
    それはあまりにも無骨な杭打ち機だった。

  • ウィッチオーダー:路の女王ヘリステラ

    車輪というイメージから『転生』の力を引き出す俺とは違い、ルバーブが見ているヘリステラの姿は『路』という大地に近い側面だ。

4-30 業

  • 『竜』である私は『猫』であるセリアック=ニアに勝つことはできない。これは絶対だ。
    属性相性?
  • 歴史を改竄し、史実を修正しようとも。
  • 血の記憶も、苦痛の感触も、怒りと憎悪の衝動も――消えはしない。
  • 死者がよみがえる世界でも復讐は無くならないし、平和な世界でも争いは根絶されない。歴史が改変されようと大切な人が救われようと、憎しみはただそこにある。なぜならば、それこそが虐殺を駆動するからだ。
  • 世界の構造に刻み込まれた『ことば』はただそれだけで呪力を持つ。たとえこの世からあらゆる集団、民族、社会、文化に対する虐殺、浄化、同化、排除、隔離が根絶されたとしても、呪いだけは消えたりしない。
  • 第五階層に、平和は訪れない。不可避の破局が言震(ワードクェイク)をもたらすだろう。確実に、全てを打ち砕く『現在』の音色と共に。
  • 祭司と奴隷が金枝の導きで裏返るように。
    金枝篇
  • 王と乞食が互いを演じるように。
    王子と乞食

4-31 王と物乞い

  • 外敵である霊王フィフウィブレスとの戦いで功績を上げた英雄シェボリズ。
    • 中原でその名を知られた人狼の部族長である。
    • 英雄の名声は高まり、我々にとっても無視できないほどの存在になっていた。
    • 人狼たちは陛下に掃き溜めから救って貰った恩を忘れ、調子良く人狼種の英雄とやらを持ち上げている。
    • その一部に、シェボリズを担ぎ上げて陛下を排除しようとする動きが見られた。
  • 私は、陛下に『進言』した。
    • そして、人狼はラフディから姿を消す。
    • 私が消したのだ。
  • 最も厄介だった英雄シェボリズは、卑劣な手段で罠にかけて無力化した。
    • 長らく子に恵まれずにいたというシェボリズは、つい先日このラフディで連れ添いとの間に子をもうけた。シェボリズ自らが『無』から捏ね上げたという子供はまだ目も開かない幼さだったが、躊躇いは無かった。
    • 私はエスフェイルと名付けられた子供に呪詛をかけた。
    • 死病の呪いに冒されたエスフェイルは絶えず肉体が腐っていくという苦しみに苛まれ、更には近付く者に死を振りまいていく。シェボリズは子供を救う手立てが国内には無いと知ると、より優れた呪術医を求めて中原に旅立った。
    • 風の噂では、シェボリズは自らの呪力の大半を子供に注ぎ、死の呪いを中和し続けているのだという。人狼の英雄はラフディを遠く離れ、子供を生かすために弱体化した。
  • マレブランケ新メンバー乱髪(スカルミリョーネ)誕生

4-32 祈りは流星に似て

  • 「フィードバック、だ」
  • 「失敗は次に活かす。改善をもって償いとさせて欲しい」
  • ウィッチオーダー:イングロール

    余りにも巨大な腕。ルバーブの剛力ですら支えるのがやっとの隕石除去用の義肢は、宇宙空間で活動するための装置だ。

  • 地竜となった暴君と、ラフディという古き王国は一夜にして滅び去った。
    マラードとの決着

4-33 ガロアンディアンの真竜王

  • ウィッチオーダー:カルルアルルア

    知覚している世界全てが急速に遅くなっていく。
     左腕の外側に光が収束し、創造されたのは丸い盾。外周部には呪文の列と時刻を示す数字が刻まれている。それは針の無い時計なのだった。
     刹那、脳裏に広がる魔女のイメージ。
     灰まみれの廃園に佇む、虚ろな目をした結合双生児の魔女。
    全ての邪視は未だ届かず、その隙に盾を視線と身体の間に割り込ませる。
     時間を狂わせる呪文によって神速の邪視が到達するのを遅らせているのだ。
     丸盾の表面が輝き、立体呪文円を展開して邪視の猛攻を弾き返す。
     更に盾の周囲に灰が散布されて左腕を中心に俺の全身にまとわりつく。
     こちらの姿が隠れて視線が通りにくい状態になっているはずだ。
     迫り来る邪視を減速させつつ自分は加速してやり過ごし、大きめの瓦礫を探して遮蔽物の陰に身を隠した。

  • 今や奴は『トリシューラのガロアンディアン』にとって最大の敵だ。
  • ――ごく自然に口にした名前。何か、忘れているような。
    アレッテがアルトの名を奪った影響
  • 魔戦人形師団に竜王国の五将軍が合流して我神十二限界(マレブランケ)誕生
    トリシューラ傘下以外の「マレブランケ」の初出現
  • 特に物語に関わることのない設定の群れ
    • 狼の魔将を倒すためにそれぞれの野望を抱えて集まった三人の探索者それぞれの来歴
      一章の方々。
    • 草の民社会における因習と次期族長を巡る暗闘に巻き込まれた青年の苦闘
      ナト?
    • 亜大陸の闇を這いながら癒しと救いを求める治療師の巡礼
      イルス? キロン?
    • 盗賊王の庇護を離れて神敵との戦いに身を投じるようになった拳士の戦歴
      カーイン(初代)? ネドラド?
    • 魂無き少女が色の無い部屋で生まれて育つようになった顛末
      マリー
    • 平和を訴えていた学生が弾圧と絶望を経て教会を破壊しながらツアーライブを行う悪魔崇拝メタルバンドを結成する長い旅路
      3-2で順正化処理喰らって後に吹っ切れた人
    • 迫害の歴史を背負う隠れ人狼の少女が恋をして愛を失い老いたのち義理の娘と激動の世界を生き抜いていく記録
      シアナの姑

『チョコレートリリーのスイーツ事件簿Season2 Case.14 アズチョコに挑め!』

  • 『鈍足の異名を持ち赤外線を自在に操る怠惰なる修道騎士』
    FF13の主人公ライトニングの異名『光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士』から
  • 『ル・コルシをコルシにかけてブラセロとサンダリ』
    コルシはイラン、ブラセロはスペイン、サンダリはアフガニスタンにおける炬燵と同系統の家具。ル・コルシは炬燵カバーに使われる織物ルコルシーか。
    発言の意味不明さは↑と同じFF13の『パルスのファルシのルシがパージでコクーン』あたりを参照している?
  • 「うん、おハルさんがそう言うのはよくわかるよ」
    何故か安定しないメイファーラからハルベルトへの呼称である。
  • プリエステラは上に乗せるのは茴香芹(セルフィーユ)留蘭香(スペアミント)のどちらがいいかを悩んでいたが、いいことを思いついたとばかりに立ち上がってハルベルトの所に向かう。ゼオーティア教圏においては槍薄荷とも呼ばれる聖なるハーブは、お茶や菓子に添えて用いる定番の品だ。名前の由来からしてハルベルトにぴったりだろう。プリエステラはそう考えたのだ。
    スペルはspear-mint。葉が槍の形をしている。日本語では緑薄荷。緑→槍でプリエステラからハルベルトへ?

幕間『死人の森の父』

  • 都市が併発した九つの病
    典型七公害に外部不経済の黙認と呪波汚染を足したもの

4-34 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ1

  • 情報統制されてるけど、半年くらい前にジャッフハリム最高評議会議長レストロオセが何らかの謀略を仕掛けられたって情報は掴んでる。
  • それから、同時期に数名の評議員が辞職してることや、呪的財産としての『王族』たちが次々と病死、唯一の生き残りが誘拐されたことも
  • 『墓標船』が不時着
    ゆらぎの神話百科事典>墓標船

4-35 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ2

鎖の音がする。虚空から現出した幻の鎖が奴隷の全身を縛り、身動きを封じる。
奴隷はそれを自慢げに見せびらかして、

『奴隷の鎖自慢』という言葉を意識した物だろうか
新しいことわざ辞典>奴隷の鎖自慢

  • ウィッチオーダー:ミブレル

    『創造』の力が雲の中に光の環を構築していく。
    邪視による加速器――荷電粒子砲を放とうとしているのだ。

  • ウィッチオーダー:ギゼリア

    欠落した右腕を補填するように、建設用重機を歪に組み合わせたような巨大な機械義肢が構築されていく。シャベルとなった手先が高々と振り上げられた。

  • ウィッチオーダー:ディオル

    闘気が鎧となって全身を覆い、両の拳に一際強い輝きが収束。
    能力は単純にして明快。身体能力の強化に加え、飛ぶ拳と衝撃波。

  • ウィッチオーダー:コキューネー

    触手の如き無数の接続端子を伸ばしていく。

  • ウィッチオーダー:アミアウィズ

    超高精度義眼

  • ウィッチオーダー:プロト/アゴニスト

    黒銀の拳と連動して回転する水車、背後に展開された機巧曼荼羅、輪廻の呪力が全ての運動エネルギーを流転させ、迫り来る悪魔の一撃を受け止める。

4-36 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ3

  • 「私はアニマだから。アニムスを打倒し、統合することを求めている。あるいは統合されることを。アダム・カドモンへ至るためには安定が必要。そのための内的闘争。自己の解体と再構築。これは品森晶の内宇宙戦争ということよ」
  • 「あなたは敵なのにあの子が好きなんだ。私は一応味方よりのつもりだけど、嫌いかな。品森晶をわかったような振りをして、あの子が一番わたしにーさまをわかってない。わたしのことは、わたしにしかわからない。品森晶だけにしか」
  • 「一定数の勢力をトライデント内に確保して要求を呑んでもらう。使い魔の魔女はその性質上、私たちの意思を無視できない。ラクルラールの『人類教育』は中途半端に達成される」

4-37 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ4

  • 寝台に横たわり、徐々に痩せ細って末期を受け入れていく光景。全てが朽ち果て、廃墟の中に取り残される屍、白骨、そして灰となって虚無に至る。
    Wikipedia>九相図
  • 「当然だ。貴様、制御しているドローンはもちろんのこと『マレブランケ』やシナモリアキラにも緊急用の制御手段を隠しているであろう。『名』はそのひとつだ。だというのに何故シナモリアキラの暴走を許した?
  • 強いて言えば、カーインが『何か』を奪われたらしいこともあるが。
  • アキラ安定のカギは役割と地位、神話と転生。それとトリシューラ。
  • 荒れアルト(名前を奪われていまや「元」アルトになってしまった、ただの厄介患者)。チリアットが付き合ってる。
  • カーインvs『子泣き爺』ザッハーク
    • カーイン、子泣き爺に理性(?)を奪われる
    • 「んん――? 抗えるはずはねえんだが、効きが遅いな。理性で動いてるわけじゃあねえのかこいつ。忠誠心とかは藍の領分だから奪えると思ったんだが」
  • カーイン、レオの護衛を離れて戦いに参加
  • 『絡新婦』伐採大好き、レオを襲撃

4-38 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ5

  • 天眼の民が蜥蜴や亜竜に近い種族とはいってもメイファーラはリト系、つまり『透徹なるシャルマキヒュ』に仕えた戦乙女たちの末裔です。『黒死のカズキス』に連なるダーカンシェルの血筋とは関係無いかと。
  • カシュラム系も、地上には無貌の民かノーグ家くらいしか残ってなかったはずですよ
  • 巨漢は気付く。『鵺』の背後に、同じように仮面を付けた人々がいることに。
  • 「我らは」「無貌なりし『悪疫ポックス』に連なり」「大勢である『■■』に属するもの」
  • Wikipedeia>ポックスウィルス科
  • 使います、ピトス博士。あなたに貰ったこの力!
    ピトスは壺とか甕。
    因みにパンドラの箱は本来「ピトス」と表記されていたのが、誤記によって「ピュクシス(箱、特に化粧箱)」と呼ばれるようになったとか。

    wikipedia>ピトス

  • ウィッチオーダー:ネクロゾーン

    光の粒子が収束していくと、男の腰に牙や爪などの意匠が盛り込まれた禍々しい革のベルトが装着された。前のホルダー部分に端末を差し込むと、まばゆい閃光を放ちながら機械音声が流れだす

4-39 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ6

オルヴァの思い出の登場人物
  • 黄金の獅子王に跪き、鏡の大公と銀の恋について語らった。
    キャカラノートガドール、コルセスカ
  • 最初の席を与えられた紫は呪いに彩られた歴史を記憶し、夢に見た。
    オルヴァ
  • 群青の影と世界を語り、気ままに物語を歌った。
    ユネクティア
  • 黄は王に忠誠を誓う限り気の良い相手だった。
    ナーグストール
  • 緑の在り方は興味深く、誰もがこの女神を敬った。
    レルプレア
  • 偏屈な橙と再演の旅路で再会し、時の遊戯に興じたのは良い思い出だ。
    グレンデルヒ
  • 藍の魔女はオルヴァに最も礼を尽くし、彼を尊重した。
    セレクティ
  • 朱の少年は逆にオルヴァをひどく疎ましがって夢の城に姿を隠した。
    マーブシュズール
  • 先任の紫であった大いなる明藍からは多くを学んだ。
    クロウサー
  • 灼かれた砂漠とは争いの無情を嘆きながら殺し合った。
    ピュクティェト? 焼かれたのはレルプレアだけどそっちはたぶん緑だしなあ
  • 灰の旅人は良き道連れで、時の果てを共に彷徨い戯れた。
    グレンデルヒの弟子
  • 白き広漠の漂いには果てが無く、黒き深淵はあまりに遠い。
    デルゴ

プルート

  • 古い時代、号を冠された色は十二まで存在するとされていた。
  • しかし最後の一色に至った者はひとりとしていない。
  • 獅子王は未知を求めて賢者たちと共に研究を重ねた。
  • 創造の果て、完成品は出来上がった。しかしそれは出来損ない。
  • 『なでしこ』のストラタイは蛙たちの住む異界を手繰り寄せて次元の彼方へと消えた。
    真の最後の一色がトリアイナ?それともアリス
  • 「見ろよ、収穫にぴったりだ。稲穂を刈り取る形をしてるだろ?」
    BLEACH 命を刈り取る形をしてるだろ?
  • 「名前をあげる。父の呪縛ではなく、獅子王の贈り物でもない。俺があの墓標船から拾ってきた虚構の名だ。きっときみにはぴったりだよ」
  • 『オルヴァ』
    Wikipedia>メシア
  • 『かつてあったことは、これからもあり、かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつ無い』
    コヘレトの言葉、一章の九節。
    発言者であるガドールの名前のゆらぎの神話における恐らくの参照元、ガドール・コヘレトの名を意識した上で参照してきた言葉と思われる。
    Wikipedia>コヘレトの言葉
  • 青き羊水に沈む宝石の心臓(さんご)
    トリアイナ?
  • パロット種の言語学者が体系化した『動物語』
    『ドリトル先生』で、先生に動物の言葉を教えたのは飼っていたオウムのポリアンナだった(ちなみに、メス)
    Wikipedia>ドリトル先生
  • レオの暗殺と『氷燭』の確保、どちらかでも成功すればそれは多大な成果と言える
  • 「可愛らしさの暴力、か。なるほど、確かにあれにシナモリアキラは抗えまい」
  • 「N・G・H・S・スレイマン――イェレイドだけじゃなくて、彼まで動き出したわけだね。めんどくさーい。分かっていたことだけど」
    N・G・H・Sはそれぞれユダヤ教の祭事ハヌカーにおいて遊ばれる駒、ドレイドルに刻まれた4文字。スレイマンはソロモンのトルコ語読み
  • 「知らん名だ。アムエムカノンの奴ではないのか?」
  • クロウサー家の禁書庫から盗み出されたっていう『自由の稲妻』は――あなたの仕業でしょう、ミヒトネッセ
  • 「オルヴァの性質を利用して、シナモリアキラを『囮』に――霊媒に使った。内的闘争を前倒しにして、シナモリアキラの問題解消とオルヴァの吸収を同時進行でやろうとしている。違う?」

4-40 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ7

  • 動物組を堪能する『大蛇』晶
    • 「はぁ~安らぎ~このために生まれてきた~」
    • 解放されたレオが目を回して倒れると、何故か無理をして出てきているナーグストールに支えられた。
  • シナモリアキラ面接
  • ソルダとカルカブリーナは同期
  • 『子泣き爺』ザッハーク、ミシャルヒに仕留められる
    • 「私の特性とこの吸脳鬼の力を利用して、この第五階層に不和と混乱を招く」
    • ジャッフハリム、カーインを捕えて『あの方』(レストロオセ?)を蝕む病毒を解呪したい、それまでは時間稼ぎ
  • 『無貌の民』を異端として焼き払い過ぎてチャンカルという天使をでっち上げて眷属種として保護するきっかけを作った。
    マイカールの姓チャーラムのもじり
    結果的にメリットも与えている例
  • かなり過激な思想の持ち主で、異端や異教徒だけじゃなくて堕胎とか進化論とかも毛嫌いしてますね。
    Wikipedia>宗教右派
  • サイバーカラテの果てとは、そんな水槽に浮かぶ脳のような現実だとでも?
    Wikipedia>水槽の脳
  • そういえば、遠い昔にゲラティウスの奴と与太話をしたことがある
    ゲラティウスは、断章編「死人の森の断章2-3 暗がりの中へ」でグレンデルヒが演じていた男性
  • 『隠』という呪力。ただそれだけで成立する『何者か』
    コトバンク>鬼

4-41 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ8

  • カーインvs『鬼』
  • 第五階層に雪
    本来は降らないはずであり、異常気象
  • カーインvsレミルス、猿田彦
  • 「内世界型の浄界――無限後退の小人幻想を拡張したの? でもそれを外側に広げるなんて、まるで内側と外側が反転しているような――」

    ホムンクルスの誤謬

4-42 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ9

4-43 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ10

  • オルヴァvsヴァージルvsトリシューラ
  • 『火車』は第六階層に、『鎌鼬』は白骨迷宮に撤退
  • ウィッチオーダー:リーエルノーレス

    炎天使の左腕がチェーンソー型

  • ウィッチオーダー:ミュリエンティ

    レーザー照射装置をはじめとした多機能型の彫刻用義肢。

4-44 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ11

  • カニや獅子、ワニやトカゲ、犬やウサギ、水運びや薪運び
    カニは南ヨーロッパ、獅子はアラビア、ワニはインド、トカゲはアメリカ・インディアン、犬はモンゴル、ウサギは日中韓、水運びはバイキング、薪運びはドイツと、それぞれ各地方で月面の模様から見出された事がある存在
  • 水面や磨かれた鏡面に映る『人真似をする異界の住人たち』

4-45 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ12

4-46 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ0

  • 自動運転時代の【トラック転生】

    違法に入手した不正侵入プログラムを足が付かないように車に仕込んで自動操縦システムを暴走させたりは『していない』し、車両監督者の仕事をしていたら『偶然』暴走した車が『たまたまそこにいた』被害者(いらいぬし)を轢いてしまったりしてもそれは俺の責任ではない。監督者として緊急停止措置を講じても車両が止まらないのはメーカーの責任であり、補償金を支払うのは保険会社だ。

  • 「君はこの世界が私の創作だって言われたらどうする?」
  • 生死と収獲の暦
    ガドールの持つ石板&鎌。
    「0-4 『祈りの価値』」「4-39 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ6」にそれらしき描写あり。
  • 予見された未来の光景
    • 大魔将シナモリアキラの討伐に向かう黒鎧の騎士(アズ?)
    • トリシューラとティリビナの民の対立
    • 繰り返されるガドールとの戦い

      精神において偉大なる祝福されたる神よ(エール・バルーフ・ガドール・デーアー)
      ヘヴライ語。エール=神、バルーフ=祝福された、ガドール=大きい、デーアー=精神

    • クレイに詰られるアキラ
    • 鎖に繋がれるアルマ
    • 「ああ、だめ、堪えられない! トリシューラ、私もう指が射精しそう!」
    • 「これが最後だ。構えるがいい、シナモリアキラ――実を言えば、ずっとこの瞬間を待ち焦がれていた」
    • 電気椅子に座ったレオ、背後にはメルトバーズ
    • 世界の最果て、凍り付いた時の極点で向かい合う魔女姉妹

4-47 狂姫乱舞

  • シナモリアキラ、地下のリールエルバに出会う
  • ファッション:トリシューラ

    何故か今日の装いはもこっとした動物着ぐるみ。どういうファッションなのかわからない。もしかして寝間着か?
    何故ねずみ。

    • パリのオペラ座では研修中の踊り子を「オペラ座ネズミ」と呼んだらしい。関係あるかは知らない
  • クレアノーズ救出
  • 「私も同行する」/「カーイン」
    「私も同行する」/「花京院」
  • 何故か音楽のリズムに乗って床のパネルを移動している。
    ネクロダンサー
  • 地下アイドル迷宮編開幕

4-48 カクリ世の宴

  • 白骨迷宮のアイドルランク(一日目昼?)
    • 一位 リールエルバ
    • 二位 『ヒュドラボルテージ』
    • 三位 『パイロマスター』
      • 探索者系の火工術師ユニット
    • 不明(四~九位?)
      • 角笛ヤギや呼び笛カナリアといった楽器生物を使役する動物園系アイドル
      • 刺青呪術系黒檀の民ダンサー
      • 自在に体型を変化させる夜の民モデル
      • ネクロメタルバンド
    • 十位 『チョコレートリリー空組』
      • ミルーニャ、リーナ、セリア?
    • 元十位 ラリスキャニア
      • 元カルト教団の教祖だった触手系アイドル
  • ファッション:トリシューラ

    骨狼のカインを抱いたトリシューラは随所を黒く縁取ったワインレッドのスーツとタイトスカートという姿でにっこりと笑った。今日は髪を後ろでひとつにまとめているため、耳元で揺れる黒のイヤリングが原色だらけの全身をぎりぎりと引き締めている。

4-49 檻の感触だきしめて

  • 一日目夜のアイドルランク
    • 一位:『狂イ姫(リールエルバ)-†囚焉舞イ血ル妬環ノ華(シュウエンマイチルトワノハナ)†』
    • 二位:『ヒュドラボルテージ』
    • 三位:『アマランサス・サナトロジー』
    • 四位:『動物想(ファウナ)
      • 4-48の”角笛ヤギや呼び笛カナリアといった楽器生物を使役する動物園系アイドル”?
      • 動物相
    • 五位:『パイロマスター・イン・ヘルファイア』
      • 一日目の昼?の『パイロマスター』に何か変化が発生したものだろうか
    • 六位:『オルプネ』
      • orphne、ハデスの治める冥界に棲むニンフで、闇の意。
    • 七位:『Frozen/Torch』
      • ”ネクロメタルバンド”
    • 八位:『うずめ』
    • 九位:『チョコレートリリー・空組』
    • 十位:『スマルト』
      • 4-48の”自在に体型を変化させる夜の民モデル”?
      • 花紺青
    • 十一位: 『ラリスキャニア』
    • 十二位: 『シナモリアキラ』
    • 元十二位『スケイルガールズ』
  • ところがある時、恩人である司教は『異端』として断罪されてしまう。
    三章でハルベルトに断罪されたユネクティアのこと(を想起させるラリスキャニアの欺瞞)

幕間『悪夢の継承者』

4-50 あなたのアイは独りよがり

  • ファッション:トリシューラ

    じたばたと手を振り回しながら二頭身の狼っぽいマスコットキャラと化したトリシューラが言った。デザイナー兼プロデューサー兼マネージャー兼ドレス役に集中したいからちびキャラ化するそうだ。何故か浮遊しているし、意味がわからない

  • 炎冠ヒュドラボルテージ
    • コアユニット『太陽核』はリールエルバの手で最下層に隠された

      「ニワトリのコアユニット――『太陽』に擬されたパーツが地下に隠されて、地上に瘴気が漏れ出しているっていう構図が気になるね。太陽という生命の象徴を隠し、病や穢れといった死の象徴を明らかにする。これって、まるで春と冬の交代劇じゃない?」

    • wikipedia>天岩戸
    • 鶏の姿なのは多分これ
  • あるけみ☆アイドル★メートリアン
    ニワトリ曰く、メートリアンこそキャカラノート、ジャッフハリム一世、メクセトに連なる中原の覇王である。
  • うずめ・イアンベ・バウボ
    アメノウズメとバウボは神話界のストリップダンサー。イアンベはバウボの別伝。
    これらの神話はしばしば類似が指摘される。

4-51 純な炎を胸に燃やして

  • 『握手会』
  • ゼドのクレイを狙う発言

    「ああ、だから俺は闇を照らす蝋燭が欲しい。俺の罪を、盗みと殺しとを照らす、栄えある屍の蝋燭に手を伸ばしたいんだ――」

    栄えある屍の蝋燭=ハンズオブグローリー=クレイ

4-52 血も凍りつく眠りの中で

  • 『Frozen/Torch』
    • リーダー、『ドラトリア系夜の民』でサイバーカラテユーザー
      3章の順正化処理を受けた男?
    • ドラム『眠り棺』、マーブシュズールの仮想使い魔
  • 最古の夢占い師にして言語支配者がひとり、マーブシュズール。
    『朱』の天主と呼ばれる夢の支配者は、古い時代には賢者と呼ばれオルヴァとも親交があったそうだ。
    • ジャッフハリム勢力ではない。

4-53 燃え上がる夢の終わりに

  • ファウナ・ボナ・デア

    wikipedia>ファウヌス
    ファウヌスの女性形はファウナである。

    wikipedia>ボナ・デア
    ボナ・デアは男神であるファウヌスに殺された。凶器となった銀梅花はカバラにおける男性原理の象徴。

4-54 目指すは奈落、一直線に

  • 一位:『狂イ姫-†囚焉舞イ血ル妬環ノ華†』
  • 二位:『ハンズ・オブ・グローリー』
  • 三位:『アマランサス・サナトロジー』
  • 四位:『動物想』
  • 五位:『パイロマスター・イン・ヘルファイア』
  • 六位:『ラリスキャニア』
  • 七位:『チョコレートリリー・空組』
  • 八位:『シナモリアキラ』
  • 九位:『塩れもねいど』
  • 十位:『キラメキ時代』
  • 表紙には黒装束に覆面、十字の刃を手にしたキャラクターが描かれていた。
    あからさまにニンジャなのだ!

4-55 栄えある女王の凱旋

  • アニメ「俺たちに翼はない」の第七話が「栄えある王の凱旋だ!」
    幾人もの主人公が登場するのだけど、実のところ全員同一人物。
    主人公の視点に寄り添って映像が改変されていて、全く別デザインで描写されるアニメ。
    あと、「奈落の名にかけて、余も射精とやらをしてみたい!」と歌い出すので引用してる気がする。
  • 呪文の座は月の姫君と夜の姫君のアイドル対決で決まった。この地下アイドル迷宮は照明のあたる場所で輝くハルベルトになれなかった、リールエルバの欲望よ
  • 「それがイネクシュネ原体――試験管の小人にして最後の始祖」
    カーインも試験管の小人と呼ばれていたが関係あるか
  • はじまり以前の隠された民。根源者(ソーサラー)=根源獣パンゲオンの眷族種

    第二の神話

    ゆらぎの神話BBS

    隠されたはじまり以前の一族が住んでいた秘境エル・ネ・クローザンド。その名は獣の子宮を意味したとか。セルラ・テリスに消し飛ばされて大穴になった。

  • 「マラードと共に完成したアルト・イヴニルは六王と原初の土の力を取り込み、より古い神秘を身に宿そうとしている。過去へ過去へ、根源へと遡って――並ぶものの無い至高のアンティークへとその身を高めようとしているの」
  • 「オルヴァ、なんとかしてー。にあ! 逆らうの、生意気!」
    オルヴァになんか懐いてるニア。謎。
  • 「――六王というのはシナモリアキラ化すると雑な生き物になるんですか?」
    零落します。
  • 「私の――先輩に。何をしていると訊いた。答えろ」
    リーナぶち切れる。
  • リヴィちゃんの後釜枠で英雄/落雷で死んだ屑女
    九英雄がズタークスタークに四英雄にされた話か
  • 蝿たかる串刺しの豚の生首

    Wikipedia>蝿の王

    あらすじ

    子どもたちが無人島に漂流する。そこは果物と豚に溢れる楽園。

    救助を待ち飽食する子どもたちに蔓延する噂、恐怖。曰く、島は『獣』に支配されている。

    そうして子どもたちは夜は『獣』に怯え続け、昼は狂乱して蛮族の扮装し豚を狩り続けた。

    あるとき子供たちは、『獣』に生贄を捧げることを思いつく。それこそ豚の生首であり『蝿の王』であった。

    一人の聡明な少年は、ある夜に獣の正体を確かめるべく、『蝿の王』に会いに行く。

    豚の生首曰く、「私はお前たちである」。

    少年が『獣』の姿を直視すると、それは単なる吊られた死体であった。

    『獣』とは子供たちに蔓延する恐怖と狂気そのものだったのだ。

    『獣』の正体を少年は子供たちに伝えに行くが、暗い森から現れるその姿は『獣』であり、狂乱する子どもたちに殺害される。

    子どもたちはますます荒ぶり、殺人はエスカレートするかに見えた。しかしふと軍船が立ち寄って子どもたちに話しかける。

    子どもたちは即座に我に返り、口をつぐんで文明社会に戻った。

この後の展開を見るに、かなり蝿の王から引いてるように見える。

  • 傷だらけの肢体を投げ出した紅紫の髪の人形が打ち棄てられ、夥しい数の異形の軍勢が残骸となって飛散していた。

幕間『甘い果実は腐り堕ちて』

  • ドレス

    ピクシブ百科事典>聖衣
    ピクシブ百科事典>プレミアム星座ドレス

  • 「エリルの七十星座から名前をとった青銅位以上の星座ドレス――その中で燦然と輝く九つの一等星、『黄金』。でもあんなドレスは記録に残っていない。今まで存在を知られていなかった七十一番目の星座ドレスにして十番目の『黄金』だよ!」
    「新しい設定を出した上でいきなり例外をかぶせてくるのやめろよ」

4-56 メスブタノパン/ブタノマンジュウ

  • タイトル参照元
    シクラメンの異称。ブタノパン、ブタノマンジュウ。あるいは篝火花。
    「死」「苦」に通ずるからだろうか。
    花言葉は「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」。ただしリールエルバの足元に咲いた赤いシクラメンの花言葉は「嫉妬」。

    wikipedia>シクラメン

  • クレイ修業編からのライブ回
    • 『まことの名を見つけろ』
    • 「お前の母は、誰だ?」
  • 自己相似形の海綿体がパラゾラの名を呼ぶ

    ゆらぎの神話百科事典>パラゾラ

  • 殺人鬼シナモリアキラ、リールエルバに敗れる
    持っていたナイフはリールエルバのアキラがゲット

4-57 裸の自分、服を着た誰か

4-58 あなたは理想の王子さま、私の素敵な王子さま

  • ミヒトネッセvsクレイ
  • 「俺の剣と打ち合いたくば、音に聞く聖剣『切断処理』でも持ってくるんだな」
  • 「さて問題です。欲望の誘蛾灯、淫蕩の餌と成り果てたリールエルバの『本体』は今頃どうなっているのでしょう? 正解はこちらの広告をクリック、なんて」
  • それは歯の生えた入り口であり、万力の付いた出口だった。
    それは何かを割るものであり、何かが欠けているものでもあった。

    wikipedia>ヴァギナ・デンタタ

    • nutsはスラングで睾丸、ナッツクラッカーってそういう・・・
  • 次の瞬間、その場所にはアイドルが立っていた。
    浮遊する鋼鉄の翼と近未来的な外殻を纏った緑髪の歌姫。
    ツーサイドアップの髪型はアイドルらしく、マイクから流れる歌声は非人間的。
    リールエルバの容姿にミヒトネッセの人形性をミックスした、白骨迷宮の頂点を守り続けた最強の形態――『狂イ姫』。

    Wikipedia>初音ミク

4-59 『私たち』を始めましょう

  • アイドル-"しぃ"、"アキ"、"キラ"
    シナモリアキラから
  • フクシャ色
    マゼンタと同じ色。アレッテと同じ。
  • ミヒトネッセのバレエ
    • ア・テール
      踵を床につけて立つ。
    • ポアント
      トゥ・シューズで立つ。

    • ステップ。
    • ピルエット
      片足ポアントからの回転するステップ。
    • レヴェランス
      舞台終わりの挨拶。膝を曲げて行うお辞儀。死人の森の断章尊敬。
  • アクチュアリティ
    「いま」「ここ」の迫真性
  • SNA333(トライスリー)
    333は品森晶から。
    SMAでなくSNAなのは?Nソーシャル・ネットワーク・アキラサービス?
    アルファベットの最初数文字から母音を引いたもの+末尾のA?(略語の作り方
    AKB48
  • 巨人アキラくん
    触手。ことば。翼耳。第三の足。
  • 木、森――どうしてだろう。なにかがひっかかる

    「不完全な木製人形じゃダメだよ、あの儀式は。だからこそ本命は『呪文の座』を招いてのライブなの。ティリビナの巫女がいなければ新世界には届かない」

    金枝篇の森の王=ヤドリギ=死せる神と関係ある?
  • 太母かつ始祖であるアルト
    根源獣パンゲオンの血肉である『原初の土』と六王の権威を両方手にしたアルト・イヴニル
  • 根源人種(ルートレイス)
    ハイパーボリア人/レムリア人/アトランティス人/現生人類と区切るアレのこと。
    根源人種
  • 『紀元槍』に至り、女神となるための道筋
    究極の呪文である『人類』を唱える、『槍の七巧図タングラム』を完成させる、物理的な紀元槍への到達、絶対なる信仰基盤の確立、あるいは古き女神からの完全継承――他にも色々
    ゆらぎの神話百科事典>槍のタングラム
  • 天地開闢以来、最も富を有していた王

    『死人の森の女王』――あらゆる約束を遵守させる法と罰の神だ。そして死者たちの王国に債務の不履行という概念は無い。ゆえにかの森の富こそ最も強い通貨。死に勝る安定無し

  • ガルカティス・トーヴィット
    ググっても本編の対象の行しかでない稀な名前
  • 触手槍の技法

    「触手槍による打ち払いのあと、引き寄せて五体で極めにいくのは西方のゼオーティア教圏から伝わってきた手法よ。ドラトリアでは槍を変形させてそのまま捕縛を狙う。本国の警察組織に伝わっている古武術系の捕縛術はこっちね。けどあなたは西側の影響が見られる技を用いた。これは通常、国防軍が用いているけれど、これって一体どういうことなのかしら」

  • 軍人の迎え
    蝿の王を参照している?
    蝿の王とは違い大人の世界に戻らず否定して子供のままを続けたとか
  • リールエルバと彼女のシナモリアキラ(=アレッテ)
    • ミシャルヒと接触、リールエルバは槍神に見限られ竜神信教に接近
    • アレッテは六王経由でシナモリアキラ性を取り込んでしまいアキラ化
  • 無花果の服、蛇の指輪
    裸のアダムとイブは、蛇によって知恵をもち、無花果の葉で身を隠した
  • 七頭十角の獣
    黙示録の獣。死人の森の女王=ルウテト=バビロンの大淫婦の使い魔。
  • 世界を埋めつくさんばかりの勢いで侵略を開始した
    アイドル編の当初の目的はパンデミックを食い止めることでした。頓挫。

4-60 Calling

  • タイトルは死人の森の断章8-4 callingへ参照
    コルセスカとシナモリアキラが聖婚した回
  • 正体が暴かれたネドラドを、パーンが素体の材料として確保
  • 『守護の九槍』の秘跡の概要説明
    Wikipedia>秘跡
  • 古いまじないを歪めて独占しているだけだ。本来あらゆる権力は我らの手にあったというのにな
  • 「アルセミットの大神院――旧義国圏の首魁たる『上』はかつてジャッフハリムに反旗を翻し、『扉』をはじめとする遺産を奪って一大勢力を築き上げた。我らには奴らから奪われたものを取り戻すという大義がある」
  • 「『扉』の独占、空間移動技術の管理、異界との独占交渉権――槍神教の権威の正体とはつまるところそれだ。
  • 「鍵は春告げの祝祭(ライブ)だ。人と物が流れ込む大儀式――間違い無く『扉』が必要になる。第五階層を巡る状況は次の段階に移行するだろう。
  • ラズリの『エルアフィリスさん』による威嚇
  • 「お誕生日おめでとうございます、レーレンタークさん。そしてようこそいらっしゃいました、第七の巫女。第二と第八が、あなたの目覚めを祝福しますわ」
    九頭竜の巫女
    魔竜の巫女
    調停竜の巫女
    焔竜の巫女
  • 「この『死神の腕』は呪術基盤だ――『イアテムの呪いの剣』や『空圧』でお馴染みの、アレだ。たとえば発動した『呪剣』による破壊、その感触と実感は未来永劫イアテムや始祖クロウサーの手に返ってくる。それが呪術が世界に刻まれるということの意味だからな」
    『空圧』、始祖クロウサーの発明だった

俺は命を奪う者だ。大切な魂を掠め取り、利益を得るものだ。ならその仕事には価値がなくちゃいけない。ああ、俺にはシナモリアキラへの理解がある。同調は無いが、共感と同情が確かにあった

「だが暗殺者という在り方は命の価値を証明すると同時に貶めてもいる。俺は悩んだ。命は尊くなければならない。だが俺は本当に尊いものを尊いまま扱えているのだろうか――本性を誤魔化し、盗人としての自分に慰めを見出すこともあった。だが、どうしても俺は生と死より価値ある宝を見つけることはできなかった。盗賊としての俺までもがそれに魅せられてしまったわけだ」

「俺の結論はこうだ。冥府は俺がコントロールする」

「生と死の供給量を定め、生の価値を高く設定すればいい。生をより少なく、死をより多く。残った命の中から選りすぐりの輝きを俺がいただこう。どんな原石も磨かねば意味が無い。圧倒的な淘汰圧の中で生き延びた最高の熱量。それを奪ったとき、俺はどんなに気持ち良くなれるんだろうな?」

「お前は、狂っている」

「――ああ。知っている。そうでなければ、耐えられない」
ゼドの狂気
ゼドとアキラくんの類似点と相違点

「そうだな、こんなのはどうだ。『氷河期のゾンビもの』――こういう終末は、さて既存の創造力の中にあったかどうか。俺がやってみるのも楽しそうじゃないか? 命を地の底に封じ込める冬こそが逆説的に命の価値を高めるわけだ。素晴らしき宝は奈落のダンジョンにある! 
世界の心臓である火竜メルトバーズが封印されている第八世界槍は、まさにこのビジョン通りである
理想が既に実現してしまっているのに、それに気づいていない皮肉

  • 「下らない生贄(オメラス)――その欺瞞が、ネットアイドルとしてのリールエルバなんだけど、それはそれとして」
    アーシュラ・K・ル・グィン の短編『オメラスを歩み去る人々』(『風の十二方位』収録)
    地下室に閉じ込められたひとりの子どもの犠牲のうえに成り立つ、理想郷の話

『チョコレートリリーのスイーツ事件簿2nd 第14話 デーツ・ミーツ・ナッツ』

  • デーツ/タマル/ナツメヤシ
    デーツはナツメヤシの果実の呼び名。ナツメヤシはキリストのエルサレム入城を祝福した植物。
    英名はフェニックス。生命の樹のモデル。花言葉は贅沢。
  • ントゥガ族ね。また聖地奪回の要求か
  • 第四階層の裏面『ントゥガの断崖』
  • 燕子花(カキツバタ)/アヤメ/イリス
    虹の女神。その聖花。アヤメは有毒。花言葉は幸運・雄弁・贈り物など。
  • 少数民族たちは世界槍内部に『再生』された古代世界、そこにある彼らの失われた聖地を自分たちの手に『取り戻す』ことを望んでいた。
  • 石炭ども
    coals。蔑称。
  • ハルピュイア
    虹の女神イリスの姉妹。禿鷲の怪物。自殺者をついばむ。
    鷲はラテン語でアキラ。
  • アズーリア勇者団
  • プレゲトン?

「燃え盛れ」

 更に、赤い呪石瞳がかっと閃光を放った。

 白騎士が槍を一振りすると、その軌跡に沿って一条の赤いラインが広がっていく。大地に刻まれた溝に、沸々と煮えたぎる炎と血が流れ、灼熱の川となっているのがわかった。そこから飛び散った火の粉が異様なまでに高く舞い上がり、火の雪となって空から舞い落ちてくる。

  • リビュエー03/戦国乱世育ちの殺人鬼ちゃん/木と砂の義肢
    アキラくん正規転生体?
  • 第七位ヴィティス特任司教
    ブドウ(Vitis)
  • ウネム
    ウルティマの解錠魔法。古代エジプト語で「食べる」

幕間『罪貨の略奪者』

  • 「全ての財貨を盗賊が奪う。俺たち六人で奪い尽くす」
    『幽遊白書』仙水忍の「全ての人に墓を掘る。俺達七人で穴を掘る」?
  • 火工術
  • ゼド、クレイ(に化けたミヒトネッセ)を手に入れる
    • 「いやでもめっちゃきれーだな、まじで男なの? あれ、なんか女の人に見えてきたぞー」
      リーナの直感。この時点でクレイとミヒトネッセが入れ替わっている
    • 「いえ、やはり壊しておきましょう。クレイとやらは確かに重要人物ですが、あれはこの場で潰しておくべきです。トリシューラに恩も売れますしね」
      リーナの言葉を考えてからの発言。ミヒトネッセが入れ替わったことに気づいて、あれ(ミヒトネッセ)を壊すという意図だろうか。
  • 童話くるみ割り人形で、くるみ割り人形が美しい王子様に変身することを参照している。
  • ツインテールアイドルと化したゼド
    4-8で娼館に潜入した際の女装が伏線だったか
  • 「アダスの執着に付き合うのは終わり」
    蝶の意匠とアダスという名は死神シェロンの弟子から?
  • クレイ、ミヒトネッセによって逃がされる
    • 「今からアンタを紀門遁行で逃がすわ」
      奇門遁甲

4-61 狂姫と狂犬

  • これまでの『氷血のコルセスカ』!

    「私、コルセスカは女神養成機関、『星見の塔』に通う女神候補生。全ての女の子の憧れ、『未知なる末妹』になるため毎日頑張っています――第五階層に地下アイドル迷宮が出来てからというもの、世間の話題はアイドル一色。そんな時、突然現れたのはドラトリア公国のプリンセス、リールエルバ。彼女は私の『ノーライフクイーンズコーデ』を奪うと、地下アイドル界のトップに立ったのです。こうなったら、私も地下アイドルデビューして大切なコーデを奪い返してみせます!」

  • 「聴いて下さい――『アンスロピック・プリンシパル』」
    • wikipedia>人間原理
       anthropic principleのもじり。principle→principal
    • 最近先生「プリンセス・プリンシパルのオタク」化事件とは無関係らしい
  • 「ええ。地底異界神話――影世界とは別の、すぐそばの世界。トカゲの人、レプティリアン、古代天眼の民、ジャドナゲンなど、複数の呼び名を持つ種族の王国」
  • 空洞説
    ゆらぎの神話百科事典>レプティリアン
    Wikipedia>ヒト型爬虫類
  • 世界槍と義国・鈴国辺りの歴史語り

    ゆらぎの神話百科事典>義国
    ゆらぎの神話百科事典>鈴国

4-62 夢に向かって

  • 魔女の背後を照らすのはまばゆい後光にも、九枚の燃える翼にも似ていた。

    Wikipedia>熾天使

  • 紀命点
    星命点、それは聖闘士がさだめとして持つ己の守護星座を象った急所。
  • 第七識を集約し紀人の位階に到達する(略)紀人に至るとは、すなわち末那識(セブンス・センス)に目覚めた証。
    第七識、それは小宇宙、黄金聖闘士に至るための条件。
  • 「火のカーイン」
    FGOのイベントAZOにおいて、アイリが四人に増えたことがある。火のアイリもわりとデフォルト。
  • アルプ
    ドイツ語の悪夢。
  • エフィアルテス
    ギリシア語の悪夢。
  • ペサディーリャ
    スペイン語の悪夢。
  • インクボ
    イタリア語の悪夢。
  • ナイトメア
    英語の悪夢。
  • ラクルラールが第五階層の中心を『祭壇(クレイドル)』に
    クレイドル = ゆりかご

4-63 女王の器

  • 激怒しつつ相方の鼻を摘まむアヴロノ。「ふにゅー!」
    イタズラで放つ曼荼羅ふにゅーっ
  • 病人アキラ
    それぞれの病気
    • アメーバ・アキラ(お腹ゴロゴロ村のゲリ便ブリブリ太郎)

      Wikipedia>アメーバ赤痢
      スペイン語で赤痢はディセンテリア

    • 「おっと、ライターがねえや。戦闘中で悪いがお嬢さん、火を頼めるか?」

      Wikipedia>結核
      reviews & critiques>感染症と紙コップ
      タバコ結核に効くという迷信
      結核患者は熱のため頬が赤く、目が大きくうるみ、痩せて肌は白くなるため、悲劇性や運命の非情さ、世の無常、あるいは悲壮さを伴う美的感覚を感じさせる。

    • 弱った野犬の群れを背中に庇う犬耳のアキラが水や風の呪術に怯えて錯乱

      Wikipedia>狂犬病

    • 体力が尽きて顔色が悪い囚人服のアキラ

      wikipedia>『狂気の歴史』
      社会的なアウトサイダーを監禁するための施設が造られた。そこには、狂人だけでなく、浮浪者、失業者、虚弱者、孤児なども含まれていた。

      wikipedia>救貧法
      貧民の待遇は抑圧的でありつづけ、懲治院は強制収容所・刑務所と変わらない状態にあった。ときには健常者と病気を持つ者を分け隔てなく収容し、懲治院内で病気の感染もおこった。

    • 虹閉彩プレジュディス

      prejudice=偏見
      Wikipedia>エイズ
      虹は同性愛の象徴
      エイズは元々猿の病気
      砂袋はサンドバックか
      虹彩を閉ざす=偏見

幕間『チェンジリング・ケット・シー』

4-64 愛の切っ先

  • 『労働』とか『自由』とかが刻まれた正門を通されて収容所に運ばれていく。
    Wikipedia>働けば自由になる
  • 彼の業が招いた悪行の再演であるのか。
    四章断章編6-2および1-3を参照のこと
  • 斜め移動する象牙の僧正
    wikipedia>ビショップ

    不自然な杖に頼るなど言語道断である。人は二本の足で立ち、天命を全うするが定め。
    ネドラド

  • 当人らの体感時間でおよそ一年にも渡る戦いの末
    バトル漫画特有の「連載期間はすごく長いのに、漫画内ではまだ一つの戦いが終わってすらいない」現象のパロディ?
  • あわやというところでコルセスカは近くに落ちていた鉄のスリッパをひっつかみ、えいやと投げつけた。
    くるみ割り人形を参照したもの。主人公マリーがスリッパでネズミの王様を倒し、夢の国へ行く。

4-65 第五階層のシナモリアキラ

  • 「待て、待て待て待て。余のまことの名は黒き死のカズキス、汝の父ダーカンシェルの父神である。父祖たる余に、よもや子が牙を向くことなど」
    ダーカンシェルという名の神は蜥蜴の身体と妖精の頭、虫の翅を持った生き物で、並外れて賢く、さらには強い力を持っていた。(死人の森の断章5-1 正邪の双竜王)
    『黒死のカズキス』に連なるダーカンシェルの血筋(4-38オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ5)
  • 「プトレマイオス。彼は、既に」
    「今回は順調です。じきにアンとユディも完成する。そうしたらみんなが揃うね、カーイン」

    wikipedia>プトレマイオス
    星座の描写はこの人を意識してのことか
    アンテノラのことから客人に対する裏切者を意味するコキュートスの第三円、トロメーアとも対応すると思われる
    同様にユディは主人に対する裏切者を意味する第四円のジュデッカ、カーインが肉親に対する裏切者第一円のカイーナに対応するか?

  • 天鼠
    コウモリのこと
  • あとは『世界が平和でありますように』と恥ずかしげも無く歌っているどこかの誰かに任せられる。
    ハルベルト
    また、これは漫画『シャーマンキング』に登場する拷問器具使いのシャーマン「アイアンメイデン・ジャンヌ」を代表するセリフでもある。
    ちなみに「世界平和」は、アメリカのミスコン定番のモットーらしい。
    参照:映画「デンジャラス・ビューティー」(ドナルド・ペトリ監督、2000年、アメリカ)
  • こっちは素敵なことがいっぱい、君も一緒に楽しもう!
    天岩戸?4-50に示唆あり。
  • 邪視と使い魔。浄界を、創造した世界を安定させるために必要な相互協力の原則。
    「『存在』とは、『杖的観測』によって『実体』を確定させ、『呪文的参照』によって『幻想』を紡ぐことによって強度を与えられる。基点となるのは邪視であり、維持していくためには使い魔が必要となるが、今は置く(死人の森の断章1-3 コキュートス)

4-66 夜空裂くキャスケット

  • その者こそ『肆』の数字を持つ鉄仮面の戦士。
  • 『鉄群鱗(レプラ)』というまことの名を持つ彼と彼の眷属は、激烈な差別のみならず法的に『公民ではない』とされ徹底的に隔離された『忌民』だ。
    コトバンク>ハンセン病(レプラ)
  • 至高の吸血鬼狩りファナハード。
  • キュトスの姉妹が二十七女、宝石のクリーアム。
  • レストロオセ四十四士筆頭、近衛師団遊撃隊長『万殺鬼』・初代アインノーラ。
    ナーグストールの様々な名前
  • アンテノラ
    神曲における地獄の最下層コキュートスの第二円、アンテノーラは祖国に対する裏切者が対応する場。
  • 稲妻を背に猫剣を掲げる勇者、ワームホールに侵入し光速の限界を突破する美貌の獣、爆発を背に格好良く立ち去るワイルド・ビースト、目からビームを放つ怪獣、雲より高く伸び上がる異形、浮遊する毛玉、虹を両手に持つ紳士、多次元から訪れた超越種たちは勝手気ままに世界の常識を崩壊させていく。
    • Pizoffの猫T