「御覧よヘンリー!もう一度植え直してるんだ。この森は前よりもずっと見違える様になるよ。」
日本語版タイトル | ヘンリーのもり |
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英語版タイトル | Henry's Forest |
脚本 | アンドリュー・ブレナー(原案)*1 |
ブリット・オールクロフト デヴィッド・ミットン | |
放送日 | ・1991年12月16日(米国) ・1992年4月14日(英国) ・1992年6月9日(日本) ・1993年2月25日(オーストラリア) ・1998年5月15日(ドイツ) ・2008年5月11日(ハンガリー) |
この話の主役 | ヘンリー (準主役:トビー) |
シーズン | 第3シーズン |
話数 | 第61話 第9話(シーズン内) |
機関車紹介 | トーマス、トビー、ジェームス、テレンス、トレバー、ヘンリー |
登場キャラクターA | トーマス、ヘンリー、ジェームス、トビー、テレンス |
登場キャラクターB | ゴードン、ドナルド、トレバー |
登場キャラクターC | ダグラス |
登場キャラクターD | 無し |
登場人物A | トップハム・ハット卿、ヘンリーの機関士 |
登場人物B | トップハム・ハット卿の付き人、ソドー陶土会社の作業員、ヘンリーの機関助手、ファーマー・フィニー |
登場人物C | トビーの機関士?、ジェム・コール、トロッターさん、製材所の職人 |
登場人物D | 子供達(言及のみ) |
登場スポット | ・ハーウィン・クロカ ・灯台 ・田舎の路線 ・ウェルスワース駅(未公開シーン) ・ヘンリーの森 ・ティッドマス機関庫 ・ティッドマス機関庫の転車台 ・ティッドマス貨物駅 ・製材所 ・花畑 |
あらすじ | ・予定より早く仕事を終わらせたヘンリーはお気に入りの森を訪れ、トレバーやテレンスとの楽しい思い出や森に住む動物達の事を考えていた。だがその森は嵐で大荒れになり…。 |
メモ | ・ヘンリー、第1シーズン『きてきとクシャミ』以来の主役回。 ・ヘンリー、初めてテレンスと会話する。 ・川津泰彦さん2役出演。 ・製材所が初登場する。 ・機関庫にいる機関車達のシーンに、ジェームスとヘンリーがアップで映るシーンがあるがそのシーンをよく見ると、ヘンリーの炭水車がなくなっている*2。 ・日本ではカプセルプラレールでこのエピソードのワンシーンが再現され、『カプセルプラレールトーマスコレクション』に掲載されていた事がある*3。 |
台詞 | ・ナレーター「緑色の機関車のヘンリーはもう何年もソドー島に住んでいる。彼は島の全てが気に入っていた。花の咲き乱れる野原や白い砂浜。でも、どこより行くのを楽しみにしている場所が1つある。機関士もそこを知っている。」 ・ヘンリーの機関士「さあ、ヘンリー。今日は仕事が早く片付いた!森で一休みしていかないか?」 ・ナレーター「ヘンリーは、その森が大好きだった。森には太い樫の木や高い杉の木がたくさんある。ヘンリーはここに来ると、思い出す事がある。昔、この森にトビーと新しい苗木を運んで来て、それをテレンスとトレバーが植える手伝いをしてくれた日の事を、今ではその苗木も他の木々に混じってすくすく育っている。」 ・ヘンリー「ここに来ると、ホッとするなぁ。どうして、こんな気持ちになるんだろう?」 ・ヘンリーの機関士「優しい木々に囲まれるからさ」 ・ナレーター「しかし…ある晩の事…全てが一変した…。機関車達は機関庫で休んでいた。」 ・トーマス「ねえ、外で何かピューピュー言ってるよ?」 ・ナレーター「トーマスが言った。」 ・トビー「風の音だよ、でもこんな凄い音は初めてだね。」 ・ジェームス「もし、ゴードンがここにいなかったら、きっとゴードンが突っ走ってる音だと思っただろうねぇ。」 ・ナレーター「みんな大笑いした。でも、ヘンリーは笑わなかった。」 ・ヘンリー「風で森の木がやられなきゃいいんだけどなぁ…。」 ・ナレーター「朝になると、風は治まっていたが、大きな被害が出ていた。ヘンリーの機関士が様子を見にやって来た。」 ・ヘンリーの機関士「線路にたくさんの木が倒れているんだ。片付けるのを手伝わなきゃならん。」 ・ナレーター「ドナルドはクレーン車を繋いで出発し、ヘンリーもそれに着いて行った。たくさんの木があちこちに倒れている。丘の斜面は丸裸のようになっていた。」 ・ヘンリー「ここに住んでいた動物達は一体どうなったんだろうなぁ…。」 ・ナレーター「ヘンリーは自分の貨車に丸太を一杯積むと、家具などを作る製材工場に運んで行った。木が役に立っているのを見るのは嬉しかったが、森の一部がなくなってしまった事を思うと…また、悲しい気持ちになるのだった…。」 ・トビー「あーあ…なんとか森を元通りにする方法はないもんかなぁ…?」 ・トーマス「そうだねぇ、倒れてしまった木は元通りにしようがないしね…。」 ・ナレーター「トビーはゆっくりと構内に入って行った。」 ・トップハム・ハット卿「トビー、元気がないな?」 ・トビー「倒れた木の事が悲しいんです。ヘンリーも同じですよ。なんせ大好きな森の一部がなくなっちゃったんですからね…」 ・トップハム・ハット卿「すぐに元通りにするさ。そこで君に頼みがある。一つ森まで貨車を引っ張って行ってくれないか?」 ・ナレーター「貨車が到着するとトビーは喜んだ。貨車には森に植える苗木がたくさん積んであったのだ。」 ・トビー「こんな素晴らしい仕事はした事がないよ!」 ・ナレーター「トビーは幸せそうに言った。帰って来てヘンリーは驚いた。作業員達が木の株や枝を片付け、トレバーとテレンスが忙しそうに手伝っていた。」 ・テレンス「ごらんよヘンリー!もう一度植え直してるんだ。この森は、前よりもずっと見違える様になるよ!」 ・ナレーター「今では木が力強くスクスクと育ち、逃げて行った動物達も戻って来た。静けさの中で時折、木の葉の揺れる音や小鳥の羽ばたきが聞こえて来る。子供達の笑い声が遠くから響くと、ヘンリーはこの森で過ごせる事をとても幸せに思うのだった。」 |
余談 | ・この話を見た原作者のオードリー牧師はヘンリーの機関士が森の中で信号手に知らせずに停車させた事(規則55条)が、それに気づかない機関車との激しい衝突の可能性を生み出してしまう事や、煙突からの火花で燃えてしまうような木が線路の近くにたくさんある事などに苦言を呈した。 |
英国版CV | ・ナレーター:マイケル・アンジェリス |
米国版CV | ・ナレーター:ジョージ・カーリン |
日本語版CV | ・ナレーター:森本レオ ・トーマス:戸田恵子 ・ヘンリー:堀川亮 ・ジェームス:森功至 ・トビー/テレンス:川津泰彦 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・ヘンリーの機関士:塩屋浩三 |
シリーズ前回 | ディーゼルがかえってきた |
シリーズ次回 | どろんこゴードン |