ヘンリーのもり

Last-modified: 2023-05-15 (月) 02:31:29

「御覧よヘンリー!もう一度植え直してるんだ。この森は前よりもずっと見違える様になるよ。」
ヘンリーのもり

日本語版タイトルヘンリーのもり
英語版タイトルHenry's Forest
脚本アンドリュー・ブレナー(原案)*1
ブリット・オールクロフト
デヴィッド・ミットン
放送日・1991年12月16日(米国)
・1992年4月14日(英国)
・1992年6月9日(日本)
・1993年2月25日(オーストラリア)
・1998年5月15日(ドイツ)
・2008年5月11日(ハンガリー)
この話の主役ヘンリー
(準主役:トビー
シーズン第3シーズン
話数第61話
第9話(シーズン内)
機関車紹介トーマストビージェームステレンストレバーヘンリー
登場キャラクターAトーマスヘンリージェームストビーテレンス
登場キャラクターBゴードンドナルドトレバー
登場キャラクターCダグラス
登場キャラクターD無し
登場人物Aトップハム・ハット卿ヘンリーの機関士
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人ソドー陶土会社の作業員ヘンリーの機関助手ファーマー・フィニー
登場人物Cトビーの機関士?ジェム・コールトロッターさん製材所の職人
登場人物D子供達(言及のみ)
登場スポットハーウィン・クロカ
灯台
田舎の路線
ウェルスワース駅(未公開シーン)
ヘンリーの森
ティッドマス機関庫
ティッドマス機関庫の転車台
ティッドマス貨物駅
製材所
花畑
あらすじ・予定より早く仕事を終わらせたヘンリーはお気に入りの森を訪れ、トレバーやテレンスとの楽しい思い出や森に住む動物達の事を考えていた。だがその森は嵐で大荒れになり…。
メモ・ヘンリー、第1シーズンきてきとクシャミ』以来の主役回。
・ヘンリー、初めてテレンスと会話する。
川津泰彦さん2役出演。
製材所が初登場する。
・機関庫にいる機関車達のシーンに、ジェームスとヘンリーがアップで映るシーンがあるがそのシーンをよく見ると、ヘンリーの炭水車がなくなっている*2
・日本ではカプセルプラレールでこのエピソードのワンシーンが再現され、『カプセルプラレールトーマスコレクション』に掲載されていた事がある*3
台詞ナレーター緑色機関車ヘンリーはもう何年もソドー島に住んでいる。彼はの全てが気に入っていた。花の咲き乱れる野原や白い砂浜。でも、どこより行くのを楽しみにしている場所が1つある。機関士もそこを知っている。」
ヘンリーの機関士「さあ、ヘンリー。今日は仕事が早く片付いた!で一休みしていかないか?」
ナレーターヘンリーは、その森が大好きだった。森には太い樫の木や高い杉の木がたくさんある。ヘンリーはここに来ると、思い出す事がある。昔、この森にトビーと新しい苗木を運んで来て、それをテレンストレバーが植える手伝いをしてくれた日の事を、今ではその苗木も他の木々に混じってすくすく育っている。」
ヘンリーここに来ると、ホッとするなぁ。どうして、こんな気持ちになるんだろう?」
ヘンリーの機関士「優しい木々に囲まれるからさ」
ナレーター「しかし…ある晩の事…全てが一変した…。機関車達は機関庫で休んでいた。」
トーマス「ねえ、外で何かピューピュー言ってるよ?」
ナレータートーマスが言った。」
トビー「風の音だよ、でもこんな凄い音は初めてだね。」
ジェームス「もし、ゴードンここにいなかったら、きっとゴードンが突っ走ってる音だと思っただろうねぇ。」
ナレーター「みんな大笑いした。でも、ヘンリーは笑わなかった。」
ヘンリー「風で森の木がやられなきゃいいんだけどなぁ…。」
ナレーター「朝になると、風は治まっていたが、大きな被害が出ていた。ヘンリーの機関士が様子を見にやって来た。」
ヘンリーの機関士「線路にたくさんの木が倒れているんだ。片付けるのを手伝わなきゃならん。」
ナレータードナルドクレーン車を繋いで出発し、ヘンリーもそれに着いて行った。たくさんの木があちこちに倒れている。丘の斜面は丸裸のようになっていた。」
ヘンリーここに住んでいた動物達は一体どうなったんだろうなぁ…。」
ナレーターヘンリーは自分の貨車に丸太を一杯積むと、家具などを作る製材工場に運んで行った。木が役に立っているのを見るのは嬉しかったが、の一部がなくなってしまった事を思うと…また、悲しい気持ちになるのだった…。」
トビー「あーあ…なんとかを元通りにする方法はないもんかなぁ…?」
トーマス「そうだねぇ、倒れてしまった木は元通りにしようがないしね…。」
ナレータートビーはゆっくりと構内に入って行った。」
トップハム・ハット卿トビー、元気がないな?」
トビー「倒れた木の事が悲しいんです。ヘンリーも同じですよ。なんせ大好きな森の一部がなくなっちゃったんですからね…」
トップハム・ハット卿「すぐに元通りにするさ。そこでに頼みがある。一つまで貨車を引っ張って行ってくれないか?」
ナレーター「貨車が到着するとトビーは喜んだ。貨車には森に植える苗木がたくさん積んであったのだ。」
トビー「こんな素晴らしい仕事はした事がないよ!」
ナレータートビーは幸せそうに言った。帰って来てヘンリーは驚いた。作業員達が木の株や枝を片付け、トレバーテレンスが忙しそうに手伝っていた。」
テレンス「ごらんよヘンリー!もう一度植え直してるんだ。この森は、前よりもずっと見違える様になるよ!」
ナレーター「今では木が力強くスクスクと育ち、逃げて行った動物達も戻って来た。静けさの中で時折、木の葉の揺れる音や小鳥の羽ばたきが聞こえて来る。子供達の笑い声が遠くから響くと、ヘンリーこの森で過ごせる事をとても幸せに思うのだった。」
余談・この話を見た原作者のオードリー牧師はヘンリーの機関士が森の中で信号手に知らせずに停車させた事(規則55条)が、それに気づかない機関車との激しい衝突の可能性を生み出してしまう事や、煙突からの火花で燃えてしまうような木が線路の近くにたくさんある事などに苦言を呈した。
英国版CVナレーターマイケル・アンジェリス
米国版CVナレータージョージ・カーリン
日本語版CVナレーター森本レオ
トーマス戸田恵子
ヘンリー堀川亮
ジェームス森功至
トビー/テレンス川津泰彦
トップハム・ハット卿宮内幸平
ヘンリーの機関士塩屋浩三
シリーズ前回ディーゼルがかえってきた
シリーズ次回どろんこゴードン

*1 ノンクレジット。
*2 模型が奥まで入らなかったため。
*3 但しヘンリーとトレバーのみで、テレンスはいない。