珍カス

Last-modified: 2024-03-06 (水) 23:23:49

阪神ファンの蔑称。当て字蔑称の「犯珍」と、「チンカス」を掛けている。○○カスの元祖でもある。
稀に阪神タイガースそのものに対する蔑称としても使われる。


概要

阪神タイガースは大都市である大阪や野球の聖地・阪神甲子園球場を構える兵庫をはじめ近畿一帯を基盤とした恵まれた土壌、地元メディアの手厚い応援もありファン人数が巨人とトップを争うとされる*1
2023年の1試合平均の観客動員数は41,064人であり、MLBを含めてもロサンゼルス・ドジャースに次いで世界第2位*2を記録する人気球団(もちろん日本国内ではトップ、かつ唯一の4万人超え*3)である上に、狂信的なファンの割合も多いとされており、“応援=信仰”という扱いから「阪神タイガース教」という単語も誕生。
そのため人気を恃む常軌を逸した言動、マナーの悪いファンへの反感としてこの蔑称が考案され、阪神ファン全員の蔑称*4としてや阪神ファンへの煽りに使われている。
その他、Vやねん!を始めとする阪神ファン・阪神贔屓のメディアの優勝確信からの数々のV逸劇はなんJ民の間ではある種のお笑い草になっている。


阪神ファンの著名人

巨人と並ぶ大手だけに数が多いため、特に有名なエピソードを持つ人物のみ取り挙げる。

  • ココリコ・遠藤章造(芸人)
    阪神一筋で16年間在籍した投手・岩田稔と顔立ちが似ている事がよく取りあげられており、本人公認で“遠藤が兄、岩田が弟”とネタにされている。ちなみに遠藤自身もかつては野球に打ち込んでおり、野球留学を経験した高校時代にはプロのスカウトが視察に訪れる事もあったという。
  • ダンカン(タレント)
    珍カスの代表格。長男に「甲子園」次男に「虎太郎」とキラキラネームをつけるほどの阪神好きで、シーズン中はサンケイスポーツに珍カス全開のコラムをほぼ毎日書いている。
    また自身のブログでイチロー引退試合について「なんだこのシラケ・・最後が客寄せパンダって・・くだらね~」と綴り批判が殺到した。翌日に同ブログで「ぞんざい過ぎたと書き方には反省しています。」と謝罪した。ただし当該ブログの削除はしていない。
  • 千秋(タレント)
    ココリコ・遠藤の元妻で、同じ阪神ファンという繋がりから仲良くなったというのが馴れ初め。特に遠藤そっくりである岩田を母子共に応援しており、(遠藤と離婚後)岩田との2ショットを披露した際は「復縁した」とネタにされた。2024年にTV番組で偶然334gという数字をたたき出してしまい、そこに「なんでや!阪神関係ないやろ!」と反応できなかったことに対して反省文を提出している。
  • 渡辺謙(俳優)
    甲子園での試合では度々野球中継で内野席から応援する姿が目撃されている他、シーズン最終盤でチームの優勝がかかっている時は仕事を空けたり、オフシーズンにはプライベートで球団のキャンプ地に赴く事もあるという程の熱烈な阪神ファン。一方で矢野退任時に労いの言葉をかけるどころか、采配批判を行い反発を受ける等、珍カスらしい行動も目立つ。下半身トラブルも多い一方で本業の実績が圧倒的*5なことから、氏の偉大な経歴に対する敬意と上記の問題行動に対する軽蔑も踏まえて「世界の珍カス」と呼ばれることもある。
  • 本庶佑(医学者)
    ノーベル生理学・医学賞受賞者として在阪メディアの毎日放送から取材を受けた際、金本采配を猛批判*6。任期途中での辞職を早めたとの説がある。こちらも「世界の珍カス」かもしれない。
    なお本人はどんでんこと岡田彰布の後援会会長であり親交もそれなりに深い事から、「どんコメを理解できるであろう数少ない存在」とも称されている。
  • 水樹奈々(声優・歌手)
    自身のラジオでセ・リーグの優勝チームを予想する時には必ず阪神と答える(そして予想が外れて罰ゲームポイントが加算される)のがお約束になっている。甲子園球場でライブを開催したことがあったり*7、球団関係の仕事*8の経験もある。
  • 渡部優衣(声優)
    松嵜麗と双璧を成す声優界の熱狂的野球ファンとして知られ、甲子園での目撃情報も多い。松嵜からつけられた「阪神さん」の異名で呼ばれることもある*9。かつて自身がパーソナリティを務めたラジオが334回で最終回を迎えた際に「なんでや!阪神関係ないやろ!」と発言したことがある。
  • 優木紗里(グラビア)
    2021年10月24日にツイッターへ投稿した内容が、「他球団選手へのリスペクトを著しく欠いている」との叱責を受けたが、ごく一般的な珍カスの習性とも言えるため、(特に)阪神ファンからはあまり叩かれなかった。


関連



Tag: 阪神 蔑称


*1 「どこにでもいる巨人・阪神ファン、どこにでも行くロッテファン」といわれることもある。
*2 試合数が10試合ほど異なるため単純な比較はできないが、観客動員総数でも9位となっている。
*3 NPBでは巨人8位、ソフトバンク11位、DeNA18位と続く。余談だが、阪神はタイガースの名前の由来となったデトロイト・タイガース(2023年は35位)の動員数を遥かに上回っていることから、本家タイガースが支部扱いされるネタもある。
*4 阪神ファンに限った話ではないが、該当球団の全てのファンがマナーを守らない行動をとる訳では無い事には留意が必要。
*5 一例として『ラストサムライ』でアカデミー賞助演男優賞に、『王様と私』でトニー賞ミュージカル主演男優賞にノミネートされるなどハリウッド・ブロードウェイ方面から絶賛を受けた。
*6 当時最下位争いに甘んじていた阪神について「どうすれば強くなる?」との問いに対し、「まず指揮官の交代」と即答。他には不振に陥っていた藤浪晋太郎の起用法についても改善を促していた。
*7 その直後から阪神が奈々連勝してネタにされた。
*8 球団公式の六甲おろしの歌唱を後述の渡部優衣とともに担当している。
*9 この他に彼女の周囲でいろいろなものが壊れた事から「破壊神」の異名もある。