クエスト/滅浄の裁き

Last-modified: 2024-12-11 (水) 14:15:43

MHR:S Ver.16.0で登場した緊急クエスト。

作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金制限時間受注・参加条件
MHR:SMR★6討伐城塞高地126000z50分MR10以上


概要

提督ガレアス
原初を刻むメル・ゼナが王国に
迫っている。文献によれば、
大地を灰燼となす滅浄の裁き
下す…ということだ。
「深淵の悪魔」を超える最大級の
危機としてこれを迎え撃つ。
王国を…救ってはもらえまいか。
  • アマツマガツチ討伐クエストの「愛する故郷に、陽はまた昇る」をクリア後に
    ガレアスと会話することで発生する緊急クエスト。
    以前より何者かの存在を探っていた特命騎士から、「メル・ゼナの特殊個体が出現した」との急報が入る。
    原初を刻むメル・ゼナと名付けられたこの個体について、
    提督は「悪魔に呼応して現れ、大地を灰塵となす滅浄の裁きを下す」という意味深な伝承に照らして
    「深淵の悪魔」を超える最大級の危機として扱い、悪魔から王国を救った猛き炎に討伐を依頼する。
    フィオレーネのみが同行し、他の盟勇を連れていくことはできない。
  • 昼の城塞高地が舞台だが、空が曇天で薄暗く、非戦闘時もあのBGMが流れ続ける特殊仕様。
    ただし、あの時と違って小型モンスターや環境生物は普通に活動している。
    また、他の大型モンスターが一切出現しない。
    クリア後に開放される通常クエストでは、このような仕様はない。
  • メル・ゼナは最初、キュリアに侵食されていない綺麗な状態で闊歩している。
    この通常状態では、盾翼や尻尾を用いた格闘戦がメインとなる。
    メル・ゼナ通常種とは違って、直線的かつ広範囲・高速発生する攻撃が多く、
    初見の戦いでは、攻撃が来ると解っていても避けられない場合が多い。
    まずは焦らずじっくりと、ガードや回避技でしっかり受けてからの反撃を心がけよう。
  • 時間経過によってキュリアの侵食が始まり、禍々しい姿へと変貌。
    首や尻尾にキュリアが大量に付着し、通常のメル・ゼナと同様の姿となる。
    この変化は傀異克服古龍等と同様の形態変化であり、怒り状態とは異なるので誤解無きよう。
    • ここからはキュリアを使役した攻撃を使用し、盾翼や尻尾を用いた攻撃もより一層苛烈なものになる。
      しっかり攻撃を躱しきってから反撃を行うことを心がけよう。
      一方で、キュリアの付着した部分(胴体と翼以外)が弱点になる為、防御力は大きく落ちる。
      どこを殴っても大ダメージが望める状態である為、隙あらば大ダメージを稼ごう。
      ダメージを一定以上与えるとキュリアが離散し、通常状態へと戻る。
    • 一定以上のダメージを与えると、キュリアの侵食が進み血氣烈昂状態に移行。
      この段階からダークロードブリスも解禁され、
      キュリアを用いた遠距離攻撃もより高威力・広範囲のものになる。
    • 更にダメージを与え続けると、最終エリアであるエリア2(平原のエリア)に到達すると同時に、
      キュリアの侵食が極限に達し、最終形態である血氣蝕烈状態となる。
      メル・ゼナ通常種以上のキュリアを抱え込まされている非常に危険な状態で、
      爆発的なエネルギーの侵食を受けているためか、時折その力に抗っているかのような仕草を見せるようになる。
    • この状態では攻撃はさらに過激になり、息をつく暇もないという形容がよく似合うほどの連撃を繰り出してくる。
      攻撃内容については原初を刻むメル・ゼナの個別記事を参照していただきたいが、
      連撃中はあらゆる回避行動、鉄蟲糸技を駆使して耐える事を優先すること、
      どうせカウンターを成功させても後隙を狩られるので、プライドを捨てて納刀して走り回るとよい。
      連撃を全て凌ぎきればキュリアに抗うように大ダウンを起こし、長時間の攻撃チャンスになる。
  • メル・ゼナを追い詰める中で、フィオレーネは違和感に気づく。
    メル・ゼナから、キュリアへの強い憎悪を感じたのだ。
    フィオレーネは、ここでメル・ゼナを討伐することが本当に正しいのかと自問する。
    その意味深な呟きに耳を傾けながらも、血氣蝕烈状態の猛攻を退け、猛き炎はついにメル・ゼナを討伐する。
    …と思いきや、ダイアログをよく見ると、そこには「撃退」の2文字が。
    そして、メル・ゼナはエリア14の廃墟の方へと向かう。
    フィオレーネはメル・ゼナを追いかけることを提案し、ムービーシーンへ移る。
  • 廃墟に佇むメル・ゼナに、キュリアが集り始める。
    メル・ゼナはそれを振り払わんと咆哮し、猛き炎とフィオレーネには目もくれず
    キュリアを殲滅するために暴れだす。
    それを見たフィオレーネは、今の真の敵はメル・ゼナではないと悟り、
    討伐対象の変更を宣言。猛き炎と共に、キュリアを駆逐し、メル・ゼナを救わんと駆け出す。
  • 時は経ち、周囲のキュリアを駆逐した猛き炎とフィオレーネに、メル・ゼナは向き直る。
    そして、礼を言うかのように小さく鳴いたかと思うと、おもむろに翼を広げて飛び立つ。
    そのまま、朝焼けの海に飛び去って行くメル・ゼナ。
    フィオレーネは、その光景を「王国に安寧の焔をもたらす騎士の帰還」と称し、静かに涙を流す…。
  • その後、エルガドに帰還した猛き炎とフィオレーネは、ガレアスとバハリに報告を行う。
    前述した意味深な伝承は「深淵の悪魔を凌駕するメル・ゼナの脅威」を謳ったものではなく
    「大地から現れた悪魔に対し、裁きを下す鬼神の如く争ったメル・ゼナの勇姿」を称えたものだった。
    かつて二体の縄張り争いの末に王国が護られたのだと解釈した民は、
    メル・ゼナを守護者として畏敬し、文献に御伽噺として伝承を残したのである。
    これを受けて「一時は憎悪を抱いたこともあったが、メル・ゼナへの認識を改めるべきかもしれない」
    と語るフィオレーネだったが、ガレアスは「その必要はない」とフィオレーネをたしなめる。
    曰く、「反省すべき点は多々あり、結果としてキュリアの殲滅のために動き、王国を救っていたのは事実だが、
    王国に被害を出したのもまた事実。メル・ゼナはあくまで己の縄張りを護ったに過ぎず、
    王国の安寧を護る王国騎士とは決定的に異なる」とのこと。
  • なお、撃退にはなるもののしっかり報酬は貰うことができる。
    本体剥ぎ取りができない分を考慮してか、報酬欄最大まで素材が埋まる。
    一体いつの間に入手したのだろうか…まさか去り際にメル・ゼナがお礼にくれたわけでもあるまいに。
    もちろん、低確率ながらレア素材の刻冥の龍血玉も入手可能。
    • このクエストの追加報酬にて更に素材が4つ手に入るが
      それが本来剥ぎ取りで取れるはずだったものと見られる。
      またこのクエストで撃退した際にモンスターリストの狩猟数としてカウントされているあたり
      百竜夜行(イベントクエスト除く)のイブシマキヒコ同様、内部処理では討伐扱いなのだろう。
  • 本クエストをクリアすることで通常クエスト「蘇る伝説」も開放される。
    こちらは撃退ではなく普通の討伐クエストになり、本体の剥ぎ取りも可能。
    依頼主のバハリ曰く、より危険な個体で討伐するしかないらしい。
  • 余談だが、世界観的には本クエストは、原初を刻むメル・ゼナの討伐という本来の目的を果たしていない。
    また、クエストの途中にクエストメンバーの一存で討伐対象*1を変更するという例も極めて珍しい。
    ギルドの判断によっては任務の放棄、ないしクエスト失敗とされてもおかしくない状況だが、
    「王国に迫る真の脅威」の討伐という為されるべき目標を達成できたことが評価されたためか、
    クエストは通常通りクリア扱いとなり報酬も受け取れるようになっている。

関連項目

モンスター/原初を刻むメル・ゼナ
システム/緊急クエスト


*1 それも現状モンスターとは定義されていない生物