モンスター/アマツマガツチ

Last-modified: 2024-03-14 (木) 00:25:38
種族
古龍種(古龍目 嵐龍亜目 アマツマガツチ科)
別名
嵐龍(らんりゅう)
異名
大いなる災い
英語名
Amatsu
危険度
MHP3・MHX・MHXX:★8, MHR:S:★10
登場作品
MHP3, MHX, MHXX, MHR:S, MHF, MHO, MHSP2
狩猟地
霊峰, 獄泉郷

目次

編集について

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モンスター/アマツマガツチ/MHR:S以降

生態・特徴

曰く、霊峰に棲む嵐の化身。曰く、大いなる厄災の龍。
ユクモ地方近辺では古くから伝承の中にその存在が残されており、
人々から「天の神」「暴風と竜巻を従える龍」「破滅の龍神」などと呼ばれ、畏れられてきた古龍。
山吹色の模様が入った白い飛膜を背に、黒い甲殻を腹に抱えた、細身で長大な姿をしている。
頭部には不釣り合いな程に巨大な2本の黄金の角が後方に向かって生えている。
その壮麗で神々しい角には傷らしい傷が全く存在しないというが、
これは強大な力を持つアマツマガツチに手向かえる者がいなかった証であるとされる。
本種は自らの意思で嵐を呼び、自在に操る能力を持ち、
何もせずとも大嵐を生むその力からハンターズギルドからは《嵐龍》とも呼ばれる。
古龍種には自身の縄張りに他の生物が侵入してもあまり気に留めない種や個体も少なくないが、
アマツマガツチは例外的に強い縄張り意識を持つとされる。
過去ユクモ村付近に姿を見せた個体は霊峰を中心に縄張りを張っていたが、
折悪くも霊峰付近を航行中に嵐龍と遭遇したギルド所有の飛行船が撃墜され、
一時は乗員の安否が危ぶまれる事態となったという事例がある。
火竜のブレスの直撃にも耐えるという強固な飛行船でさえ、
アマツマガツチの纏う嵐やその身から放たれる激流の前では為す術無く叩き落されるのみである。
また、アマツマガツチが纏う嵐は周辺一帯に暴風雨による水害、土砂崩れなどを多発させるため、
結果的に出現地域の生態系や人々の生活区域を諸共に破壊してしまう。
それほどの規模の嵐を移動手段としても利用しているため、
アマツマガツチが出現・接近するだけでも地域一帯には大災害級の被害が発生する。
古龍研究者の見解によれば、歴史上でユクモ地方周辺に発生した嵐が原因とされる災害には、
多くの場合この嵐龍が絡んでいたとされている。
事実として、大昔ユクモ地方において村一つがたった一夜で荒れ地と化すという天災が起こったが、
これは巨大な嵐が村を襲ったためだとされており、その原因こそ他ならぬアマツマガツチであるという。
また、その大規模な嵐は触発された周辺の生物の暴走を招くことが確認されており、
大嵐に伴う破壊と暴走したモンスターが一つの都を灰燼に帰すほどの被害を齎した例もある。
なお、落雷や暴風をもたらすという点ではカムラの里近郊に出現した風神龍雷神龍との類似性がみられるが、
カムラの里においては風神龍や雷神龍、百竜夜行の齎す被害に匹敵するとされ、
また、その被害を体験した同里の長をしてそれらを超えうる大いなる災いとまで称せしめており、
過去に同里を襲った災害を含めても最大級の脅威として扱われている様子が窺える。
前述の能力によって自らの周囲に気流を発生させ、全身の羽衣のような飛膜で捉えることで空中に浮かび、
羽搏くことなく、まるで空中を舞う、あるいは泳ぐかのような動きを見せる。
なお、その動きを可能とするためか、海竜種やナバルデウスなどに近い「泳ぐ」事に適した骨格を持つ。
ちなみに一部の特殊な能力を持つ古龍種は、角に甚大なダメージを負ったり、
毒などによって体内器官が衰弱すると能力の制御に支障を来すとされているが、
アマツマガツチに関してはこれらの手法による能力への影響は確認されていない。
体内には膨大な量の水を蓄えられる「嵐気胞」と呼ばれる特殊な器官を持ち、
この嵐気胞に蓄えた水を口から放出して外敵を迎撃することが可能。
とりわけ高圧縮した水を高速で直線的に放つ攻撃は極めて危険で、
その威力は地面を穿ち、大規模な水柱を生じさせるほどの威力を発揮する。
また、周りの気流を操って防御壁としたり、突風に乗った突進を行うほか、
外敵を取り巻く小規模の竜巻を連続発生させる、吸引するように自分の元まで引き寄せる、
天まで立ち昇る巨大な竜巻を生み出すなど、嵐を操る能力を存分に使った大規模な攻撃を見せる。
時には小型の外敵を大規模な気流や竜巻で拘束してから攻撃を仕掛けることもあり、
こうした攻撃に巻き込まれたハンターは特殊な空中軌道をもって回避する術が求められる。
なお、アマツマガツチが従える暴風はもはや風の域にはなく、風圧に耐えうる防具も全く用をなさない。
外敵の自由を奪い、巨岩すらも軽々と巻き上げる気流を無力化する術は未だに見つかっておらず、
災厄を止める手立てはアマツマガツチを制することのみである。
興奮状態に入ると眼や胸部が淡い橙色に光り輝く。
その妖しげな光に照らされた者は未来を奪われるとも言われている。
そして生命の危機に瀕した場合、更に飛膜の模様が赤い斑点に変化し、
全身の白い飛膜が黒ずみ、角がさらに強く鮮やかに輝きだす。
また、本質的には雷属性の力も秘めており、激昂時にはその力が顕在化する。
激昂し真の力を発揮したアマツマガツチは、もはや風を操るというスケールには収まらず、
嵐が発生する際に起こりうる三つの厄災「暴風」「落雷」「水害」を統べる、
まさに嵐を司る龍を究極的に体現した存在となって敵対者を追い詰める。
天に舞ったのち爆発的な下降気流を発生させて地表を暴風と雷電に包み込み、
更に雷の力を最大開放して夥しい雷撃で周囲広範囲を薙ぎ払う大技はその極致と言え、
歴戦の狩人であろうとも対策を講じずまともに食らえば致命傷は免れない。
余談だが、ユクモ地方に伝わる伝承の一つに登場する神官は、
このアマツマガツチから得られる素材を用いて作られた特殊な装束を纏っていたという。
その神官は言霊の力によって森羅万象を読み取り、あらゆる災厄や天変地異をも鎮めたとされる。
この伝承から、アマツマガツチの素材から作られた装備には古の神官の言霊が宿ると考えられており、
それを身に纏う者は人の身でありながら人を超える存在となるという。


派生作品の種・個体

遷悠種
メゼポルタギルドによって確認され、遷悠種に認定されたアマツマガツチ。
平時の外見自体は他のギルドで確認されていた個体と大差は無いものの、
巨大な水の球を発生させて地上に落としたり、自身の身体を大地に打ちつけ
発生した地割れから水を噴出させるといった特徴的な攻撃が確認されている。
また、一部の強力な個体は激昂すると皮膜が焦げ付いたかのように赤黒く、
腹部が青く染まる特異な体色変化を示し、全身に赤黒い龍属性エネルギーを纏うようになる。
この状態では水や風に龍属性を帯びるようになり、攻撃の威力がさらに苛烈なものとなる。
一方で「真の力」とされる巨大な雷の力を発揮する様は確認されておらず、
現在ハンターズギルドによって公に確認されている個体との関連性は不明である。

概要

  • 背中全体に白い皮膜を生やした、海竜種を思わせる黒くしなやかな長い体躯を持つモンスター。
    真っ直ぐに伸びた二本の角と顎から生やした「ひげ」、細長い顔立ちは東洋の龍を連想させる。
  • 別名の通り「を操る」能力を持ち、自身の周囲に雷を伴う暴風雨を発生させる。
    生態ムービーから確認できるその規模は、霊峰付近に存在する山岳の上空を渦のように広く覆ってしまうほど。
    生じさせる暴風雨は下記の通り移動手段でもあり、出現の際は必ず嵐を伴って現れる。
  • 発生させる気流を全身の皮膜で受ける事で、その体躯を常に浮遊させている。
    このためクエスト中は常時滞空しており、住処を空中に移した海竜種が如く自在に宙を舞う。
    はもちろん、麻痺スタンになっても浮いたままである。
    また、少なくとも皮膜を部位破壊される程度では浮遊に支障をきたすことはない。
    • MHXX以前の個体は睡眠時も滞空していた。
      すやすやと眠りながら浮遊し続ける姿は一見の価値がある。
    • 宙に浮いているとはいえ、弱点である頭の位置は低いため、剣士が攻撃しにくいということはない。
      閃光玉で落とすと悶えて頭の位置が揺れ動き、かえって狙いにくくなってしまうので注意。
    反面、地上での機動力は失っており、撃墜されることがあればもがくことしかできない。
    特に、能力による気流制御を竜巻の生成に回している大竜巻中では、
    ひるませるとバランスと飛膜の揚力を失い、一定時間地面に落ちてもがき続ける(後述)。
    その間アマツマガツチは身動きを取れず、浮き上がるまで新たな行動が出来ないので、攻撃するチャンスである。
    • なお、この大竜巻の特殊ダウン中にさらにスタンや麻痺を取ると、通常とは異なるモーションでダウンする。
      このダウンは他の大型モンスターが落とし穴中にスタンや麻痺するモーションと同じ動きである。
  • 「大いなる厄災の龍」と伝えられているが、かの《黒龍》のように「邪龍」と呼ばれる存在ではない。
    他の古龍と同じくその力が強大すぎるため、周りに多大な影響を及ぼしているだけである。
    • なお、ギルドは情報誌を通して「古龍は悪気があって人々を危機に陥れているワケではない」
      ……と、MHP3において初めて明確に説明した
      要するにラオシャンロンが縄張りを歩き、ナバルデウスが邪魔な角に悶え、
      ジエン・モーランダレン・モーランが砂を巻き上げるといった固有の生態行動が災害を招くように、
      多くの古龍は能力故にただ居るだけで災害等が起きてしまい人々が危機に陥る、という訳である。
    ただし本種は古龍としては強い縄張り意識を持つことが示唆されており、
    MHP3作中では霊峰を縄張りとしていたジンオウガ種を追い払う形で居座った上、
    テリトリーにおいて遭遇した飛行船を自ら攻撃を仕掛ける形で撃墜している。
    圧倒的な力を持つが故に他者の存在を許容する(眼中にない)種も比較的多く見られる古龍種において、
    「縄張りにいる存在は(敵意の有無に関わらず)見つけ次第実力で排除する」というスタンスは珍しい。
    • 同じく比較的縄張り意識の強い古龍としては
      時にモンスターを仕留め、氷漬けの死骸を遺して縄張りをアピールする冰龍イヴェルカーナ
      王域の縄張りに固執する性質を持つとされている爵銀龍メル・ゼナなどが確認されている。
      ただし前者は縄張りの誇示を目的として定期的に小型モンスターの掃除を行うだけであり、
      発見した生物がよほどの実力者でなければ*1排除の意図を持って自発的に襲いかかることはほぼない。
      後者も縄張りでの排除行動こそ苛烈だが、その能力と比較的大人しい性格ゆえに
      人類とは縄張りを棲み分ける形で干渉を避け、ある程度共存してきた歴史があるとされている。
      強い縄張り意識と排斥の意図を併せ持ち、さらに嵐に乗って各地に移動する本種が
      イヴェルカーナやメル・ゼナと比較しても危険な古龍であることは間違いないだろう。
    またその性格を抜きにしても、縄張りを持つという生態上、
    出現したアマツマガツチは一定地域に長期間居座り続ける事になる
    (作中では少なくとも数日間はその場所に滞在し続けることを示唆する表現が見られる)。
    常時嵐を伴っている彼の長期滞在は必然として縄張り一帯を激しい豪雨や暴風に晒し続けることを意味するため、
    多量の降水による水害や土砂災害によってその地域の生物や集落が脅かされることは想像に難くない*2
    アマツマガツチ自身の思惑はともかく、他の生物からすればひたすらに傍迷惑な存在といえよう。
  • 巨大な嵐そのものを纏ったアマツマガツチがもたらす被害は甚大で、
    過去には渓流に存在していた集落*3一夜にして荒れ地と化したとされているほか、
    カゲロウの故郷である「ツキトの都」は本種の大嵐とモンスターの暴走によって灰塵となったという。
    大都市ドンドルマですら強大な古龍が襲来すれば半壊あるいは全壊の危険があるとされるのだから、
    一般的な村や都などはアマツマガツチが現れればひとたまりもないだろう。
    • 同じく一夜で村人のほぼ全てを貪り尽くしたという設定を持つ骸龍
      目撃者が残らないほどの規模で数多の村を消滅させてきた可能性がファンの間で語られた巨戟龍
      地震と津波で沿岸部の古代文明や村を丸ごと滅ぼしたとされる大海龍などと並び、
      ラスボスの中でも人口密集地に被害を齎した印象が強い古龍種でもある。
      カムラの里では百竜夜行や風神龍と雷神龍にも匹敵する災厄と称された設定も含め、
      危険性においては間違いなく超大型古龍の中でも上位に位置する存在であろう。
  • 風はハンターの攻撃に対する妨害要素としては機能しないが、
    バリスタ設備の拘束弾は跳ね返され無力化してしまう
    だが通常のバリスタ弾には全く影響しない。攻撃用と拘束用では仕様が異なるのだろう。
    アマツマガツチが纏う風は攻撃をする間は解除されるため、そこを狙う必要がある。
    ただし、後述する大竜巻や激流ブレスに関しては拘束弾を一切受け付けない
    その他の妨害要素として咆哮【小】を放つので、耳栓があると攻撃の機会が増える。
  • ハンターを認識したアマツマガツチは咆哮の後、しばらくの間ゆったりと佇む。
    まるで相手の様子をうかがっているようにも見え、威厳のある姿である。もちろん隙だらけで攻撃のチャンスだが。
    ただし咆哮しない場合もある。
  • 軸合わせを多く行うのも特徴。対象が真後ろにいる場合はわざわざ2回かけて行う。
    アマツマガツチの攻撃は正面に対するものが多く、軸合わせを見て横に動くと避けやすい。
    大剣の溜め斬りやハンマーの溜め攻撃などを軸合わせ後の頭に当てに行くこともでき、
    TAにおいてはこの動きをよく見かける。
  • 破壊可能部位は頭部、両腕、背中の飛膜。更に尻尾が切断可能となっている。
    頭部破壊は1段階目で左角が折れ、2段階目で髭が短くなり、目に傷が入る。ここで報酬確定。
    背中は剣士だと狙うのが難しく、ガンナーで無ければまともに破壊できない……
    と思いきや、バリスタを数発当てれば簡単に破壊できる。
    アマツマガツチの部位破壊において最も簡単なものであろう。
    尻尾の剥ぎ取り回数は2回なので、討伐してから剥ぎ取るなら急ごう。
    胸部も一見破壊できそうだが、こちらは破壊不可能である。
  • ある程度ダメージを与えると、行動をキャンセルし通常と異なるモーションで咆哮。
    同時にBGMが切り替わり、逆鱗に触れたがごとく"形態変化"する。
    ちなみにこの瞬間、あらゆる状態異常などを全て解除する
    アマツマガツチの飛膜が黒く変色、橙色の模様も不吉な赤色に染まり、
    背景の嵐もさらに激化し空が紫色に染まるなど全体的に演出がガラッと変わる。
    さらに形態変化後に怒り状態になると、胸部の甲殻から陽光のような光が漏れ、時折紫電が奔るようになる。
    この形態では周囲に小型の竜巻を3つ放出した後、再度自分に向かって引き戻す攻撃が解禁される。
    覚醒直後に使用してくることもあるので、注意しよう。
    • この形態変化はアマツマガツチが遂に本気を出しそれに立ち向かうような熱い演出だが、
      攻撃が多少増える他には、内部的なステータスは実はそこまで変化していない。
      それどころかもともと弱点であった頭部の肉質が軟化し、さらにダメージが通りやすくなる。
      ただし激流ブレスの解放が控えているため、油断は禁物である。
    • ミラボレアス系統の硬化など、ダメージを受けるとパワーアップするような例はあったものの、
      フィールド演出などを含め、第2形態ともいえる変貌を遂げたのはアマツマガツチがである。
      昨今の形態変化に比べると地味に感じてしまうかもしれないが、当時としては珍しいことであり、
      今では当たり前になった形態変化の先駆けであったのだ。
  • 暴風を操る古龍としては先輩に風翔龍クシャルダオラ、後輩に風神龍イブシマキヒコが存在するが、
    アマツマガツチを含めた三者の風の用い方にはそれぞれ若干差異がある。
    なお、暴風の極地である竜巻についてはどの古龍も共通して発生させている。
    • アマツマガツチは大規模な暴風の渦を発生させる能力に比重が置かれており、
      繰り出す攻撃も風の渦による拘束や鎌鼬のような旋風など特徴的なものが多い。
      また、嵐を司る力により大規模な雷属性を伴った暴風を生み出す描写があるのは本種のみである。
      逆に木々を凪いだり、押し返すような強烈な指向性を持つ強風は確認されていない。
    • クシャルダオラは自身の周囲に竜巻を引き起こして身に纏い続け、
      強大な風圧で接近するものを退ける点で特徴的である。
      他の二種のように物体を意図的に持ち上げるほど器用な形で風を操ることはなく、
      基本的には竜巻や暴風の炸裂によって被害やダメージをもたらす。
    • イブシマキヒコは背景において一定方向に強風が流れ続ける現象が確認でき、
      周囲に指向性の風を発生させる点で毛色が異なる。
      また、特に風そのものの操作に長けており、局所的な上昇気流で物体を持ち上げる、
      浮遊させた岩を対象に向かって投擲するなど、技巧的に風を用いる行動が多い。
      一方で嵐龍や鋼龍と異なり、暴風“雨”を引き起こす能力は持っていない。

MHP3

  • 集会所のラスボスとして、集会浴場☆8『舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ』で登場する。
    ストーリー上では例に漏れず、村の存亡をかけた最終決戦となっている。
    どうやら非常事態宣言の一歩手前までいっていたようだ。
    その割にユクモ村はいつも通り晴れているが、気にしてはいけない。
    また、本作時点ではアマツマガツチの固有モンスターアイコンは存在していなかった。
  • 戦闘フィールドは霊峰。アマツマガツチの力により赤みを帯びた黒雲の下にある。
    3か所にバリスタが設置されているため、活用しよう。弾は箱のような採集ポイントで入手可能。
    地味に、ウチケシの実を手に入れられる採集ポイントもある。
  • 討伐に成功すると、通常のクエストとは違った専用のファンファーレが流れる。
    また、霊峰全体を覆っていた分厚い暗雲が晴れて朝日が射し、美しい虹がかかるという演出が為される。
    形態変化も含め、演出面でかなり恵まれたモンスターと言えよう。
  • BGM面でも優遇されており、専用BGMが4つある。
    ベースキャンプに1つ、第1形態・第2形態にそれぞれ1つずつ。
    加えて上述の専用のクリアBGMが用意されているという珍しいモンスター。
    1つのモンスターの専用BGMとしてはメインシリーズにおいて最多だと思われる。
    詳細はBGM/アマツマガツチ戦闘BGMを参照されたし。
  • 2011年7月8日からイベントクエスト嵐龍天翔』が配信されている。
    通常クエの強化個体が出現し、歴代で言えばG級に当たる難易度である。
    後にアカムトルムウカムルバスの強化クエストも配信されたが、
    動きが遅い2頭と違ってこちらは動きが速く、更に多彩な広範囲攻撃を持ち、ホーミング性能も高い。
    これによって難易度は高いと言われており、古龍の真の強さを感じさせてくれる。

戦闘能力

  • アマツマガツチの攻撃は予備動作が大振りなものが多いため、見極められれば回避が楽になる。
    また予備動作とともに鳴き声を上げるため、それを聞きわけることも攻撃を予測する手段になる。
    攻撃の後にも一定の隙が生まれるため、ヒットアンドアウェイの戦い方が有効であり、
    何度も戦って攻撃を覚えるととても戦い易くなる。
    ただし出が速い突進や、初見殺しの大竜巻と激流ブレスには特に注意を払いたい。
    以下にアマツマガツチの主な攻撃を示す。
腕薙ぎ払い
正面を左腕で薙ぎ払う。
頭付近に接近していると繰り出してくるが、攻撃力が低く判定も狭いため、あまり脅威ではない。
あまりに頭に近付いてしまった場合、敢えて前転回避して懐に飛び込むのも一手。
横回転攻撃
上体を右後方へ捻る予備動作の後、その場で横に何回転かし、最後に惰性で前進する。
最後の前進には当たり判定が無い。
後述の竜巻起こしと予備動作が似るので注意されたし。
サマーソルト
大きく尻尾を振り上げる予備動作の後、尻尾を下から上へ振り上げて1回転する。
攻撃範囲が縦に広いので、横方向に回避すると良い。
尻尾薙ぎ払い
尻尾で前方を素早く薙ぎ払う。また、攻撃と同時に後退する。
尻尾は本体から見て左側の方に判定をかなり強く残すため、そちらに動いてしまうと高確率で被弾する。
この攻撃に対応するためには、常にアマツマガツチから見て右側に陣取ると良い。
尻尾叩きつけ→薙ぎ払い
G級でのみ使用。
後方の地面に尻尾を叩きつけたあと、身体を回転させ右半身側から前方を薙ぎ払う。
錐もみ突進
回転しながら突進する攻撃。
腕を引く予備動作からすぐに放ってくるパターンと、頭を持ち上げ体を縦に構えてから出すパターンがあり、
前者より後者の方が速い。後者の場合は構えている間に対象の方を向くホーミングが入るため、
横に大きく移動して突進を避けよう。
  • この攻撃に対してブシドースタイルのジャスト回避を試みると、
    実は本体に判定がなく、後ろからやって来る空気の刃に判定があることが確認できるが、
    これを鑑みるにアマツマガツチは空気の刃を生成して斬りつけるなど、
    その能力を攻撃にもフルに用いていると考えられる。
高速突進
僅かに左右にうねる突進。正面方向のハンターに向かって繰り出すことが多い。
予備動作がほとんど無いため、近接武器で頭を殴っていると回避は困難……なのだが、判定が絶妙で、
明らかに腕に当たっているのに当たっていなかったり、その逆が起こったりする
ダメ元で横に回転回避したりすると案外避けることができたりする。
ただし怒り移行の咆哮の後に放たれると確実に被弾するため、心配なら耳栓をつけると良いだろう。
また、突進の終わり際に鳴いた際はターンしてすぐさまもう1度突進を繰り出すので油断は禁物。
水球ブレス
頭を持ち上げて溜めた後に水球ブレスを発射する。
発射の瞬間まで対象を追尾するが、逆に言えば発射してからは直線状に飛ぶため、
発射に合わせて横に移動すれば回避は容易。
その性質上、近距離で撃たれるほど避けにくい。
2連水ブレス
体を捻った後に溜めの動作をし、直線状の水ブレスを放つ。
本体から見て右から左前へ、左から右前へと2連続で放つのだが、凶悪なホーミング性能を誇り
水弾ブレスとは逆に遠くにいるほど回避が難しい。ガンナー涙目である。
正面にいると回転回避では避けきれない場合があるが、
かと言って1発目を緊急回避してしまうと2発目に確実に被弾してしまう。
対策としては、横に大きく旋回移動して1発目を避けつつ本体に接近、
横に陣取れば2発目を避けることができる。
注意点として、あまり近付きすぎるとブレスの始めに当たる。こればかりは経験で距離感を掴もう。
また、ブレスの最中も常に向きを変えながら対象を狙うので、横で棒立ちしていると普通に被弾する。
こちらもアマツマガツチに合わせて動き、常に本体の横側を維持しよう。
あるいは、1発目を避けたのであれば2発目を緊急回避してしまってもいい。
移動
ハンターに対して体を横に構え、ふわりと大きく移動する動作。
攻撃ではないが様々な攻撃に派生するため付記。
動作の終わり際に体を巻いたらすぐさま錐もみ突進に、動作を終えて一呼吸置いたら水ブレス系統に繋げる。
特に怒り状態では頻繁に錐もみ突進や2連水ブレスに派生し、遠い対象をも狙うので注意を払っておきたい。
移動によって瞬時にバリスタのスコープの視界から抜け出し、死角から攻撃を仕掛けてくることも。
竜巻起こし
第2形態において解放する攻撃。
頭を左後ろに小さく引き、その場で何回も回転、
3つの竜巻を本体から見て右前、右後ろ、左に等間隔で生成する。
発生した竜巻は一定軌道を描いてフィールド上を移動し、しばらくすると発生地点に収束して消える。
威力こそ低めだが、竜巻に当たると大きく打ち上げられてしまうため戦闘リズムを乱される。
3つの竜巻は常に正三角形を描くため、2つの竜巻を見れば残り1つの位置を予測できなくもない。
既に竜巻が発生している間は新たな竜巻を生成しないが、収束するタイミングに合わせて
前もって予備動作を開始、間髪入れずに新たな竜巻を生成することがある。
なお竜巻が移動している最中はアマツ本体は普通に攻撃してくるため、
例えばこの竜巻に打ち上げられて下記の大竜巻に放り込まれるという事態も有り得る。
大竜巻
アマツマガツチの代名詞とも言える大技。
威力も高く、仕組みと避け方を理解していないとなすすべもなく即死させられる。
「ハンターを吸い寄せる」性質を有し、プレイヤーからは「ダイソン」の愛称で呼ばれる。
甲高く鳴いた後、とぐろを巻いたまま空中で静止し、風と共にハンターを自身の元へ吸い寄せ、
その後一気に渦を巻きながら上空へ舞い上がり、エリアの半分近くを覆い尽くす巨大竜巻を発生させる
吸い寄せる力は徐々に強くなってゆき、最終的には全力で走っても吸い寄せられてしまう。
あまりにも強い風力に風圧スキルなど全く意味を為さない。
吸引を解除した瞬間に攻撃値200という大ダメージ判定が発生。
被弾すれば最上級の剣士装備でも瀕死になり、ガンナーはまず即死する。
また、発生する竜巻にも攻撃値100の判定が別途に存在し、当たれば吹き飛ばされてしまう。
上記の大ダメージを根性で耐えた場合、起き上がる位置によっては竜巻に殺されてしまう。
……と、絶望的な威力と起き攻めを兼ね備えた攻撃だが、対策は幾つか存在する。
  • 1つ目は、吸引から走って逃げるという至ってシンプルなもの。
    幸いなことに吸引力は徐々に強くなるため、
    最初は歩いて対抗し、その後はスタミナを調整しつつ走ればよい。
    弱点として、本体の近くにいるときや水属性やられになっているときは難しい。
    強走薬を持ち込んでおいて、吸引開始と同時に飲んで全力疾走するのも有効。
    ただしこれはMHP3の話。MHX以降は吸引力がえげつないことになっているため注意。
    吸引開始時はダッシュ(逃走ダッシュ)で十分逃げられるが、
    最終的にはダッシュしていても猛烈なスピードで引き寄せられてしまう。
  • 2つ目はバリスタに掴まるというもの。
    これにより、掴まっている間は吸引を完全無効化できる。やはりハンターの腕力と脚力はバケモノ級。
    さらに余裕があればバリスタを用いて反撃することすらでき、大ダウンも狙える(詳細は後述)。
    バリスタの仕様上、バリスタの弾を持っていないときには使えない戦法である。
    また、バリスタを使用中でもバリスタの弾を撃ち切るとバリスタ使用が解除され吸引の影響を受けるため注意。
  • 3つ目は、静止しているアマツマガツチを怯ませて大竜巻の発生自体を阻止するもの。
    通称「ダイソンキャンセル」と呼ばれる技である。
    吸引中は各部位の合計で怯み値をとるという特殊な計算が成されており、
    どこを攻撃しても構わないので、一定ダメージによって撃墜させることが可能。
    これにより特殊な大ダウンを奪い、もがくアマツマガツチを一方的に攻撃できる。
    頭がやたらめったら揺れ動くのが残念だが、それにしても貴重なチャンスである。
    失敗した場合でも怯み値は次回に引き継がれる。バリスタで複数回に分けて撃つのも一手。
    攻撃する場合、ソロだとなかなか難しいが、マルチプレイなら割と簡単に達成可能。
    ただし、失敗すれば大ダメージを受ける訳で、ハイリスクハイリターンである。
    特にマルチプレイで事前の打ち合わせが不十分だと、一気に3乙の危険性も。
  • 4つ目は吸引に耐えられなかった場合の手段、文字通りの緊急回避である。
    実は吸引の終了からダメージ判定の発生までにはかなり僅かだがラグが存在する。
    タイミングを覚えてしまえば安定させやすく、ダイソンキャンセルにも挑戦しやすくなる。
    MHX(X)では吸引が終わりハンターが動けるようになった後にダメージが発生する。
    しかし、竜巻の判定に当たる確率が高く、体力が少ないときには推奨されない。
  • モドリ玉でキャンプに戻ってしまうという手もあるにはあるが、
    この大竜巻は大技であるにもかかわらずそれなりの頻度で行う。
    モドリ玉の調合分が間に合うかどうか、ポーチと相談しよう。
  • いずれにせよ避けた後は、アマツマガツチが下りてくるまでに多少時間がある。
    竜巻には近付かず、各種回復などに時間を使おう。
    ちなみに大竜巻は怒り移行時に咆哮をキャンセルして行われることがあるらしく、
    攻撃が終わる際に竜巻の中で改めて怒り咆哮をしたりする。
    余談だが、この攻撃の直後に竜巻起こしを行うと、
    巨大な竜巻が3つに分裂したかのような光景が見られる。
  • なお、この攻撃中は常に周囲に風をまとっているため「単発式拘束弾」で阻止することはできない。
激流ブレス
戦闘の佳境、アマツマガツチの体力が30%を下回ると解禁される最大の大技
予備動作である鳴き声を上げた時点で怯み無効、技の終了まで体力が0にならなくなる。
そのため、クエスト中最低1回は使用を許してしまうと言ってもいい*4
使用回数の上限もないので、追い詰めた後は早く仕留めないと何回でも使ってくる。
天を仰ぎ、鐘の音が混ざったような特徴的な鳴き声を発した後、バリスタすら届かない高空まで上昇
特定の対象に狙いを定めて3連続の直線水ブレスを放つ。
水が一直線に地面を切り裂く様は圧巻であり、さらに水が通った軌跡は岩盤が瞬時に隆起し、
時間差をつけて水が刃のように噴出する。物理法則などここには存在しない
ブレス本体と岩盤の隆起の2つの攻撃判定をもち、双方が即死級の威力をもつことに加え、
一度食らって吹っ飛ばされれば連続で食らってしまい
高い防御力をもってしてもキャンプ送りになってしまう。
いわゆる初見殺しの攻撃であり、ブレスの規則を知らないで避けることはまず不可能だと思われる。
アマツマガツチはマップで言うと北の空まで移動し、縦→横→縦と薙ぎ払ってくるので、
向かって横→縦→横と移動すれば避けることができる。
この法則さえ分かっていれば、歩きと前転だけでも回避できるので、慣れが肝要だろう。
しかし、この攻撃の恐ろしさは攻撃の瞬間まで対象が誰なのか分からないことにある。
自分が狙われていると思って走り、他のハンターやオトモ狙いの攻撃に当たる事故が多発。
マルチプレイの場合はできるだけ散開、攻撃の対象を明らかにするとよい。
対象はできるだけコンパクトに避け、他の人は対象を中心とした十字上に立たないようにする。
オトモが狙われた場合、オトモ自身はまず間違いなく被弾するため、
初撃は走って避け、オトモに当たった後はマップを見つつ回避すればよい。
  • リオレウスの知識から真下が安全かと思うかも知れないが、
    アマツマガツチの射程はエリア全体を捉えるため、安全地帯など存在しない。
    むしろ真下は動作が見えないため非常に危険。
  • この攻撃中はこちら側からの攻撃を通せなくなるため、いっそ開き直ってモドリ玉でやり過ごしてしまうのも良い。
    攻撃が終わるまでの時間を悠々と立て直しに充てられるので、通常攻略・TA問わず有用な戦法である。

MH3G

  • 残念ながら登場せず。MHP3はMH3Gの数年後という設定なので仕方がないのだが……。
    じゃああいつはどうなるんだとか言わない。
    • MHP2における祖龍のようにイベントクエスト限定のモンスターとして再登場するのでは?
      と期待する人もいたが、残念ながら実現することはなかった。
  • 余談だが、新登場したラギアクルス希少種が、
    3つの竜巻を発生させるアマツマガツチの攻撃方法を継承している(水中なので、厳密には竜巻ではなく渦潮なのだが)。
    前作を知るハンターの中には、懐かしさを感じた者も多いのではないだろうか。

MH4(G)

  • MH4(G)での復活を希望する声もあったが、またしても登場せず。
    常時浮遊しているという特徴から、段差があれば本作の高低差アクションに似合いそうではあるのだが……。
    設定上ではユクモ村周辺を縄張りとしているようなので、舞台的に登場させにくいのかもしれない。
    MH4では素材交換ですら登場しない不憫なモンスターである。
    • しかし、嵐龍の端材は復活しており、ニャン天シリーズの作成は可能。
      嵐龍の端材はモンニャン隊最強の敵モンスターダラ・アマデュラを撃退した際に
      低確率で入手できるのみであるため、MH4のオトモ用装備の中では屈指の製作難易度を誇っている。
  • MH4Gではオトモ用端材の他、ようやく竜人問屋の交換素材として再登場(?)。
    古文書を読み解くと現れる強化版渾沌に呻くゴア・マガラを倒すとその素材が店に並び、
    アカムトルムの素材と覇王の証などで交換入手できるため、本作でもアマツ防具が作成可能になった。
    さらにイベントクエスト「巨戟砕くは砲撃の雨」でGX荒天・蒼天シリーズが作成可能になる。
    胴が前作のナルガ胴と同じようなスキル構成で一部部位が胴系統倍加なため、
    一式でも組み合わせでも強力な装備となっている。
    • 得られる素材は上位素材だが、交換対象がG級素材なので製作される装備品もG級相当の性能。
      ちなみに、既存シリーズで上位素材までしか登場していなかったナナ・テスカトリ
      今作で新規にG級素材が設定されているが、アマツマガツチにはそのような措置は取られなかった。

MHX

  • MHP3以降、約5年半にわたってシリーズ登場が叶わなかったアマツマガツチであるが、
    東京ゲームショウ2015開催3日目の9月19日において、MHXでの復活が明かされた
    MHXのPV第2弾追加映像のラストでもその姿を見せている。
    ユクモ村復活が報じられた時から復活を期待する声が聞かれていたこともあり、
    情報が公開された際はプレイヤーから盛大な歓声が上がった。
    その後、10月29日を以て、遂に公式サイトに紹介ページが公開された
    • ちなみに、モンハン部のTwitterにおけるプロモーションムービー予告ツイートでは
      アマツマガツチの身体の一部がデカデカと掲載されるとともに、
      全ハンター待望のあの古龍モンスターが遂に登場…!!」という一文が載せられていた。
  • 出現フィールドは、MHP3から引き続き世紀末天候となった霊峰である。
    こちらもアマツマガツチと共に公式サイトで紹介が為されており、
    千剣山に続き2例目となる、「公式サイトで発表されたラスボスフィールド」となった。
  • 今作では、同じ"暴風を操る古龍"である鋼龍クシャルダオラや、
    多くの水中でのモーションを受け継いだ海竜種のモンスターたちとの共演を果たしている。
    また、ついにモンスターアイコンを獲得した。
    • 討伐時の演出はもちろん、クエストクリアBGMもP3を踏襲している
      本作で固有のクエストクリアBGMを持つのはもちろんアマツマガツチのみである。
  • 危険度の内訳が大幅に変更された今作であるが、アマツマガツチの危険度はMHP3同様8
    あの古龍級生物達に2ランク差をつけ、同作のラスボスであるオストガロア
    禁忌のモンスターアルバトリオンと並ぶ堂々の最高ランクである。
    • なお、似たような能力を持つクシャルダオラの危険度は7となっており、
      アマツマガツチが改めてラスボスの貫禄を示すこととなった。
  • 登場クエストはHR70で解禁される『舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ』。
    公式サイトで公開されたモンスターとしては異例と言える裏ボスとしての登場である。
    • なお、2016年6月17日からイベントクエスト『霊峰禍つ舞』が配信されたため、
      HR解放直後からアマツマガツチに挑めるようになった。
      ただしすぐ下で述べるように、MHXのアマツマガツチは攻撃力がかなり強化されているため、
      無理に戦おうとせずに、装備を強化してから挑むのが賢明である。
  • MHP3から新規モーションの追加はないが、ステータスが大幅に強化されている*5
    攻撃力も上がっており、LV10二つ名持ちモンスターと肩を並べるほど一撃が大きい。
    例えばMHP3では防御450程度あれば怒り時の大竜巻を耐えられたが、
    今作では防御450程度では問答無用で即死どころか、600近くでも即死する。
    しかも、大竜巻の吸引力も強化されており、バリスタ台にしがみつくなりしないと
    よほど距離を離せてない限り、攻撃判定が出るころには竜巻の中心地まで引きずり込まれかねないレベル。
    MHP3で振り切るのに慣れていた人は吸引力の強化に驚いたことだろう。
    その代わり、吸引終了後に最初の竜巻が発生することにより、
    以前は分かりづらかった大竜巻の即死級威力の範囲が視覚的にわかるようになっている。
    吸引終了時から竜巻発生まで僅かな間があるのも相変わらず。
    • 今回もやはり大竜巻はタイミングさえ合わせれば緊急回避可能
      前述通り視覚でわかりやすくなった分、回避はやりやすくはなったか。
      また、ニャンターであれば緊急撤退を発動すれば完全にやり過ごせるので、
      納刀する必要がない分本当にギリギリまで粘ってダメージを稼ぐことができる。
    • MHP3では残留していた大竜巻が残らないようになっているので、技の終了後はすぐに攻撃に転じられる。
  • 他にもエリア突入時にアマツマガツチに近い位置に送られる、
    戦闘開始時の隙がオミットされすぐに行動開始する、
    強突進のホーミング性能が上がっている、スタンの時間が半分以下になっているなどなど、
    細かい調整が色々入っており、MHP3の感覚で行くと苦戦するかもしれない。
  • 上記のようにステータスこそ変化しているものの新技の類は一切会得していない
    新モーション見たさに戦う歴戦のプレイヤーは肩透かしを喰らう事となった。
    ミラボレアスを筆頭とした、4シリーズでの復活古龍の変貌っぷりを考えると尚の事である。
    上記の攻撃力も、言い換えればP3のイベントクエスト『嵐龍天翔』の個体が、
    常時登場するようなものであり目新しさはない。
    • ただし技に変化はあるようで、怒り状態の巨大竜巻はMAPどこに居ても確実に引き寄せられたり、
      突進のタイミングが変化したりはしている。
    • そして突進攻撃は属性やられにはならないが、龍属性を内包した攻撃になっている。
  • 怒りやすい割に怒り時間が短く、結果的に怒り移行の咆哮を受ける回数が嵩む。
    バインドボイス自体は小だが範囲が広めで持続が長いため、耳栓を発動させておくと戦いやすいだろう。
    咆哮は予兆が長めで、発生まで一呼吸置くタイプなので、ジャストアクションを狙う場合慣れが必要。
  • 勿論、アマツマガツチにも乗る事が可能
    アマツマガツチのデザインが東洋の龍そのものであることから、その光景はどこかでみたことのあるものに。
    他モンスターと同じくジャンプ攻撃を当てて怯ませることで乗ることが出来る。
    • なお、黒龍に次いで2体目の頭部乗りになるモンスターである。
      乗りの攻防自体の難易度は二つ名持ちモンスター、アルバトリオン程ではないが、
      そこは嵐龍。かなりの高高度に浮上して乗り攻防を繰り広げるため、
      味方からの支援が極めて困難*6で、基本1VS1の攻防戦をする必要があると認識した方が良い。
      このため、珍しく打ち上げタル爆弾の活用が現実的に視野に入ることとなる。
      • ニャンターであればサポート行動の打ち上げタル爆弾を使えば無限に支援することが可能。
        また、場所によってはバリスタの淵の傾斜などを使ってブーメランを上に飛ばすことによる支援もできる。
        その他大竜巻は勿論、大地を割る激流ブレスまでも潜っていれば回避することが可能。
        大地が割れるのでどう見ても真っ二つにされそうだが、何故か当たり判定がない。
        アタリハンテイ力学が珍しくプレイヤー側に有利に働くようだ。
        ニャンターとの相性は総じて良いと言える*7
  • ターゲットカメラが胴体に合ってしまう関係上、非常にやりにくいことになってしまった。
    ターゲットカメラは単にモンスターを画面に収めるだけでなく、プレイヤーの視線の焦点にもなる。
    胴体の中心が画面中央に来ると、もっぱらハンターが狙って位置取りに行きたい(=視線を向けたい)頭部を始め、
    破壊できる尻尾・腕が画面の手前側に来てしまい、遠近感を激しく狂わされることになる。
    このために、剣士であると狙いの部位を正確に照準できず、
    生半可な対空攻撃では届かないという事態が発生する。
    大剣であっても首下では届くことなく、エリアルスタイルですら踏みつけることができるのが
    尻尾と頭部のみという有様。
    • おまけにこいつはフワフワと細かく動く上に、全身を同じように装飾しているヒダ状の部品のために、
      自分が体のどの部位の近くにいるのかも把握しづらい。
      ガンナーには関係ないと思いきや、アマツマガツチは序盤だと頻繁に前進行動を行って
      プレイヤーを丁度首の真下に潜り込ませる位置へ移動してくるため、
      ターゲットカメラを利用しながら位置取りし直すことがやりにくくなっている。
      ターゲットカメラを切ってしまった方がやりやすいほどである。
      頭部にカメラが合うか、複数の部位を切り替えられるようになってくれればよかったのだが……。
    • アマツマガツチの頭部は比較的安全に攻撃できるポイントであり、
      ターゲットカメラは画面から出てしまった時の場所の把握に留めるとそれなりにやりやすくなる。

MHXX

  • MHXXでも無事続投。
    アマツマガツチが続編作品に続投となるのは今回が初めて。
  • バルファルクを討伐し、村★10を攻略するハンターにある緊急クエストが舞い込んでくる。
    一気に4種類も来た緊急クエストの中には何とアマツマガツチの討伐が。
    遂にアマツマガツチの村クエストが実現してしまったのである。
    • また、アカムトルム、ウカムルバス、さらにオストガロアも同時に確認されている。
      バルファルクと対峙している間に何が起きたのだろうか?
    • これら4つのクエストを総制覇すると、今度はアルバトリオンが出てくる。
      最早世界がどうとかと言うレベルではない。
  • ちなみに、この村クエストのサブターゲットは背中の破壊
    バリスタで正確に狙い撃ちできれば、どんな武器でも支給品の弾だけで狩猟開始1分程度で達成可能
    運が良ければサブ報酬で龍玉や尻尾も出るので、倒したり尻尾を切ったりが面倒ならこちらを利用しよう。
    ただし、角に関してはよほど頭を狙いにくい武器以外は自力で折ったほうが早い。
  • 本作ではブレイヴスタイルが登場したが、
    吸い込み後の竜巻と上空からの水流ブレス、及びその後の地割れエフェクトは、イナシによる無効化ができない。
    うっかり納刀継続してしまわないように注意。
  • 集会所においては、遂にアマツマガツチのG級個体が登場を果たした。
    クエスト名は『全てを奪い去る嵐』、HR70まで上げることで受注出来るようになり、
    前作と同様解放後に出現する裏ボス的な位置づけである。
    G級新モーションも追加されており、尻尾を叩きつけた後、胴体を支点にぐるんと横に半回転ほどなぎ払ってくる。
    判定は尻尾だけのようなので、よく見て距離をとるか腹下~反対側に逃げるといい。
    ……新しいモーションとしてはいささか地味に感じるかもしれない。
    • 残念なことに、ドス古龍達と違いこちらにはG級村クエストまでは登場しなかった。
    • 2017年3月1日に生配信された「カプコンTV」第60回にて、
      USJコラボクエストのひとつ『USJ・霊峰に吹き荒れる嵐』に登場する事が告知され、
      予告通り後日クエストがDL可能になった。
  • 今作では嵐龍の聖域である霊峰がG級クエストで決戦場フィールドとして扱われ、
    ジンオウガを筆頭に多彩なモンスターが現れるようになった。
    初登場時にオンラインラスボス専用だったフィールドが決戦場フィールドになるという事態は
    前例がなく、大いにユーザーを悲しませ驚かせた。
    なお今作の霊峰については、その仕様などから設定的矛盾を指摘する声がある。詳細は個別記事の余談を参照。
    • ちなみに、他のモンスターが出現する場合でも背景は嵐のまま
      同様に古龍種の影響で背景が変化する汎用フィールドである禁足地については、
      シャガルマガラの能力が発現していない状態でのみ他モンスターが出現する……
      という形で古龍種の不可侵性を表現していたのだが、霊峰にはそのような仕様は全く適用されていない。
      どころかモンスターたちはアマツマガツチの嵐などどこ吹く風といった様相で暴れ回る
      そして一番可哀想なのは、またも住処を侵略されたジンオウガである。

MHWorld~MHRise

  • 新大陸が舞台となるMHWorldには「クシャルダオラと空中で争った水の古龍」が文献上にのみ登場し、
    当時空を飛べる水の古龍が他に存在しなかったことなどから、
    アマツマガツチがアップデートないしG級相当のMHW:Iで参戦するのではないか、という予想が多く立てられた。
    しかし、後に実装されたのは完全新規の古龍であるネロミェールであり、
    その後のアップデートでも規格外のやつらまで次々参戦したものの、
    アマツマガツチに関する話は最後まで登場しなかった。禁忌の古龍に出られると流石に分が悪かった。
    • 海竜種骨格問題で参戦できなかったのではないか、という推測もある。
      この問題はフィールドとの接地面に関する問題であるため、
      平坦な専用フィールド持ちでほぼ宙に浮いているアマツマガツチにはあまり関係ない話ではあるが、
      ダイソンキャンセルという重要な要素において地面に落ちてしまうのが災いしたのだろうか。
      もしくは単純に生息域の設定上、新大陸に出せなかった……など色々と考えることはできるが、
      参戦できなかった明確な理由は不明である。
  • MHRiseはMHP3同様和風な雰囲気ではあるが、引き続きアマツマガツチは不参戦。
    今作にはガーグァアオアシラウルクススラングロトラドスフロギィジンオウガなどの
    MHP3出身のモンスターたちがたくさん参戦しており、
    また、東洋の龍がモチーフとなっており宙を浮く古龍としてイブシマキヒコナルハタタヒメが登場している他、
    Ver.2.0でアマツマガツチと縁が深いユクモ村のBGMが追加されたのだが、
    MR解放版であるMHR:Sが発売され、それに合わせてRiseもVer.10.0を迎えたものの結局登場することはなく、
    和風の作品であっただけに残念に思う声も多かったが…

MHR:S

妖雲 穿げ除き 繁吹(しぶ)き雨
       颶風(ぐふう)峻烈(しゅんれつ) 天路を結ぶ
現ずるは 嵐の化身
          覆滅の龍神なり
  • MHR:Sは前作と打って変わって洋風の雰囲気になったため復活は絶望視されていたが、
    2023年4月20日配信となる無料タイトルアップデート第5弾にて遂にアマツマガツチの復活が発表された。
    MHXXでの参戦以来、実に6年もの時を経てハンターの前に再び姿を現すこととなる。
  • MHW以降の作品での復活という事で、グラフィックもMHXXのものから一新。
    全身のプロポーションから甲殻飛膜の質感に至るまでがリアリスティックかつ美麗なモデリングになっており、
    眼も理知的な印象のあった過去作から、一転して炯々とした眼光を湛えた力強くも妖しい眼に変更されている。
    更には形態変化した姿も黒々しい身体と胸や飛膜の黄金赤紫色に輝く光のコントラストが強調されており、
    纏う風もまるで天の羽衣のように流れているなど
    アマツの持つ神秘的な雰囲気とラスボスらしい迫力ある姿が存分に表現された、
    正に大いなる災いの龍に相応しいビジュアルになっていると言えよう。
    • 特に見逃せない大きな変化として、下顎に生える白い髭がこれまで以上に長くなっているのが分かる。
      MHXXでは前脚にかかるくらいだったのが、今作では尻尾の先に届くほどにまで伸びており、
      これまで以上に威厳溢れる面構えになっているのが窺えよう。
  • 緊急クエストのクエスト名は従来作のものではなく
    愛する故郷に、陽はまた昇る」となっている。
    カゲロウの心境がうかがえるとともに、「昇る=Rise」と訳せることから、
    ストーリーなども含めモンスターハンターライズという作品の一つの締め括りに相応しいクエストである。
  • 今作では過去作で姿を見せていた霊峰ではなく、
    MHRise Ver.3.0で初登場した決戦場フィールドである獄泉郷に姿を現している。
    獄泉郷は昼は黄土色の硫黄ガス、夜は禍々しい赤紫色の雲に覆われた和風で退廃的な地だが、
    アマツマガツチの出現によりまさしく霊峰さながらの空模様へと変じている。
    • また、霊峰と同じようにバリスタが設置されている他、
      大砲や使用すると真上にすっ飛ぶ大翔蟲が存在している。
      さらに些細な変化ながらも登場ムービーで岩柱を竜巻で吹き飛ばしており、
      これは実際の狩猟においても確認できる。
      キャンプではヌリカメが姿を見せている代わりに、クグツチグモが姿を消し、
      ベースキャンプからの大翔蟲で着地する場所が若干異なっているなど、システム面でも違いは多い*8
    • 専用フィールドに強く紐づいていたと思われていた古龍が、
      後発の作品で別フィールドに登場する例はこれまでもいくつかあり、
      アルバトリオンがMHXで神域から溶岩島に、
      更にMHW:Iでは新大陸の奥地に存在する幽境の谷にも姿を現していたり、
      シャガルマガラが初出のMH4の時点で禁足地の他にも未知の樹海にも出没していたり、
      MHR:Sでは城塞高地に登場フィールドが変更されている。
      システムの根本的な部分が再設計されたMHW以降の作品では、
      基本的に旧作からのフィールドの使い回しが効かないため、
      アマツマガツチの登場フィールド変更もそうした理由によるものと思われる。
  • 今までのアップデートで追加されていたモンスター同様、アマツマガツチはMR10から挑むことが出来る。
    また、これまでのアップデートでは新規モンスター追加に関するイベントでも1~2人に台詞が少し用意される程度だったが、
    カムラの里のカゲロウ達と因縁の深いモンスター(後述)であることから多くの人物に台詞が追加されており、
    更には専用のムービーまで用意されている。
    • カゲロウヨモギに関しては完全に主人公と姫の物語である。
      一方ハンターは蚊帳の外かと思いきや、クエスト中に恩師から何度も鼓舞され、
      アマツマガツチと因縁のあるモンスターと共闘するなど、それぞれの戦いを展開する。
      気になる人はぜひMR10までランクを上げて挑戦し、里を守り切ろう。
      無論、最終盤のアップデートで追加されるモンスターだけあってその強さは折り紙付なので、
      アップデートで解禁された防具強化も含め、準備は入念に行っていきたいところ。
  • 追加されたアマツマガツチに関連するイベントはカムラの里を舞台としており
    それ故かムービーの口上はフィオレーネではなく、無印同様に琵琶法師が担当している。
    本作ではダイミョウザザミぶりとなる登場であり、
    激しく掻き鳴らされる琵琶の音色と筆文字のカットインに多くのハンターが懐かしさと感動を覚えたことは想像に難くない。
    • 東洋の龍がモチーフとなったモンスターであることと、
      後述のアナザーストーリーが本種の存在を仄めかすようなものであったためか、
      実装以前から「アマツマガツチが登場するとすれば舞台はカムラ側で、
      ムービーの演出も琵琶法師になるのではないか」という予想の声は少なくはなく、
      上述の通りカムラが決戦の舞台となったことでこの予想が的中することとなった。
  • 本作に登場するモンスターと同様、本種にも妖怪や神仏のモチーフが加わっているとするならば、
    アマツのデザインや能力、およびムービーの口上から、
    雨風や水害を司り水神として祀られることも多い龍神が候補として挙げられる。
    龍神のような東洋の龍達は伝承によっては悪天候や水害だけでなく雷をもたらすこともあるが、
    アマツも本作で雷を獲得しており結果的に東洋の龍が持っていそうな能力をありったけ搭載したモンスターとなった。
    デザイン面に関しても前述の通りひげが数倍の長さになったため、まさに「龍神」を彷彿させる見た目となっている。
    加えて、アナザーストーリーでの描写から、日本三大怨霊に数えられ、
    後に雷神・天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)として神格化された菅原道真もモチーフになっている可能性がある。
    • 後者は(本種のように滅亡とまではいかないものの)雷霆によって都および宮中に多大なる損害を齎し、
      貴族はおろかそこにおわす時の(ミカド)の命をも脅かしたという点で本種と一致する。
      また、神となった道真の姿のひとつに龍があるとも云われる。
    • この一件を記した『北野天神縁起絵巻』では、雷神となった道真に
      怨敵・藤原時平が太刀を手に取り立ち向かう場面が描かれており、片手剣を手にアマツと対峙する
      カゲロウの姿はそれに重なるものがあるかもしれない*9
  • 紹介映像では雷雨の中、獄泉郷を舞うアマツマガツチの姿と、
    悲壮の覚悟でアマツマガツチに挑むカゲロウの姿がフィーチャーされている。
    同映像の中にはMHP3のムービー「アマツマガツチの生態」を意識したカットも存在しており、
    進化したグラフィックで再現された映像はファンにはたまらない演出になっている事だろう。
    • また、戦闘面でも大量の新規モーションを披露したのだが、
      前方に横向きの竜巻を発生させ吸引する、周囲の敵を打ち上げ複数の竜巻を発生させる、
      尻尾から竜巻を打ち出すなどの攻撃の他に、なんと雷を落とす新技を獲得している。
  • 実は復活の半年以上前から、アマツマガツチ復活の可能性は高いと思われていた。
    その理由がMHR:S公式Twitterで公開された『アナザーストーリーvol.4である。
    ここにはカゲロウとタドリ、そしてヨモギの故郷であるツキトの都を滅ぼした
    大いなる災い」と呼ばれる龍について書かれているのだが、
    文中の「悠然と舞う」「その舞いがもたらす」などの記述から、
    龍の正体がアマツマガツチであると考察されていたのだ。
    「舞う」という言葉はアマツマガツチのクエスト名やBGMのタイトルに含まれていることが多く、
    対抗馬として挙げられていたシャンティエンも、開発者インタビューにより
    「MHFのオリジナルモンスターはエスピナスとその亜種のみである」と否定されていたため、
    信憑性の高い噂として長らくハンターたちの間で語られていた。
    そしてカゲロウは本種を「不倶戴天の敵*10」と断じており、
    本作のアマツマガツチはまさに、カゲロウ達の故郷を滅ぼしたものと同一個体であるとされる。
    • アナザーストーリー内の「灰燼*11に変えていく」と言う表現は、
      従来の水と風を操るアマツマガツチには噛み合わないと感じたハンターも多かったのだが、
      蓋を開けてみれば何ということもない、ただ本人が雷を新規獲得していただけだった。
      また、この「灰燼」というワードはサンブレイク公式サイトのモンスター紹介の欄でも用いられており、
      今作のアマツマガツチの雷属性が強調されている。
    • なお、新規獲得した雷属性については「真の力を発揮したアマツマガツチは雷の力を発揮する」と解説されており、
      個体差などではなく単純な設定変更のようである。
      つまり従来の個体は真の力を発揮できていなかったということだろうか。
      過去作においても胸殻に雷らしき謎の稲光が生じる演出があり、
      霊峰で発生する嵐も雨に加えて稲光を伴ったものであったことから、
      真の力を発揮することで雷の力も司るという新設定への違和感はほぼないと言ってよい。
      既存の描写を上手く設定に落とし込みつつ強化を図った形と言えよう。
      そして、今回復活したアマツマガツチは胸部に明確に雷だと分かる色、規模の稲妻を纏い、
      各種攻撃にも雷が付随したり、最大の大技も暴風に加えて雷をメインとした代物であったりと、
      上述の通り、雷属性の存在が強く押し出されている格好となっている。
      • メタ的な話をすると、雨を降らせ、竜巻を起こし、
        そこに雷まで落とすとなるとゲーム機側の処理が追い付かなくなる為、
        泣く泣く削っていた可能性もある。
    • 嵐を司る龍であるアマツマガツチが雷属性を獲得したこと、
      雷と風を操る百竜の淵源ナルハタタヒメの素材名が「嵐」の字を冠していたことも踏まえると、
      もしかしたらライズ系列の作品においては「嵐=風+雷」という解釈なのかもしれない。
      そうなると「火+雷」や「氷+風」等、他の力の組み合わせを一文字でなんと表現するか気になるところではある。
  • クエスト開始直後はベースキャンプのすぐ近くで悠々と空を飛んでおり
    ハンター達の頭上を通り過ぎたのち、しばらくして戦闘エリアの方に移動していく。
    さすがにいきなり先制攻撃を仕掛けてはこないものの*12
    その様子はまるで縄張りを侵そうとするハンターを威圧するようであり、
    本種の縄張り意識の強さが改めて描写された形となる。
    • MHP3でのクエスト開始時ムービー『天に啼く刻』でもアマツマガツチは
      ベースキャンプに超接近している。
      同ムービーのセルフパロディ的な意図も込めた演出かもしれない。
    • クエスト開始直後、アイテム等を回収せず速攻で大翔蟲を使えば
      アマツマガツチと並走しながら戦闘エリアに赴くことができる。
      迫力のある良い絵が撮れるので、一度くらいは試してみるとよいだろう。
      準備もそこそこに今作で強化されたアマツマガツチと対峙することになるので、
      その点については注意が必要である。
  • クエスト出発時に気づいたハンターも多いかもしれないが、
    アマツマガツチのクエストではBGMと出発時・剥ぎ取り・素材入手・ボックスのSEがMHP3と全く同じものになっている*13
    それだけに留まらず、ニクいことに肉焼きセットのBGMもしっかりMHP3仕様なので、
    こんなところで初代肉焼きBGMが復活してしまった
    BGMが初登場作と同じという前例はあれど、SEまで初登場作と全く同じというのはまさに前代未聞。
    もちろん、クエストクリアのBGMも、「あの演出」も一緒である。
    流石にクエスト失敗時のbgmはMHP3版ではなくRise版のままだったが
    • 初回クリア時はモンスターの討伐演出をキャンセルできないが、
      その代わり帰還までの時間が長く、実質即キャンセルと同じぐらいの猶予があるのでそこは安心。
    • 更に初回クリア時、及び次回以降でも盟勇にウツシ教官を選んでいると、
      クエストクリア後の演出が変化する。
      普段は「愛弟子との狩猟最高!」等とやかましく猛き炎を讃えてくれる師匠だが、
      天を仰いだ後何も語らず猛き炎を見つめ、それにハンターが応える形で〆となる。
      この演出は優先度が最も高く、他に誰を連れていようと必ずウツシ教官の演出になる。
      なお、残り時間中にウツシ教官を攻撃して無駄に長いセリフを発していると、
      通常クエストと違い*14クエストクリア時もお構いなく喋り続ける。
  • ボーナスアップデートであるVer.16を控えた公式配信にて、
    本来はアマツマガツチの登場するVer.15が最後のアップデートとなる予定であった事が語られた。
    復活を待望されていた元・ラスボスという前提があるとは言え、
    モンスター本体のみならずクエスト演出や諸々も含め相当気合いが入っている理由も頷ける。

戦闘能力

  • 今作の嵐龍は久方ぶりの復活とあって、かなりの強化を遂げている。
    まず新規の攻撃が10個ほど追加されている他、従来の攻撃も仕様が変わっているものが多く、
    初見では今までのアマツマガツチとは別物のように感じること請け合い。
    特に、第2形態では今までのアマツマガツチに慣れているほど不意を衝かれやすい。
    ただし、全体的に「小技・普通の技はそれほど強くないが、大技は極めて危険」な傾向は以前と変わらない。
    • 以前のゆっくりした軸合わせの頻度も減っており、
      むしろ攻撃の始めに素早く軸合わせをし、真後ろのハンターすら捕捉する。
      コンボも多数実装されているため、慣れないうちは攻撃する隙すら掴めないだろう。
      また、いくつかの大技は対処法を知らないと、なすすべなくやられてしまうことになる。
  • 攻撃は大規模かつ苛烈だが、MR10で戦えるという事もあってか
    ダメージは切り札を除いて激烈に高いと言うほどではない。
    予備動作も相変わらず大振りで、確定で威嚇する攻撃も多い。
    とはいえ起き攻めや受け身狩り、範囲の広い多段ヒット攻撃を豊富に備えており
    雷やられによる気絶なども含め、なし崩し的に連続攻撃を受けて力尽きる危険がある。
    予備動作や大技の対処法をしっかり覚え、
    欲張らず的確に攻撃を回避して反撃するのが肝要と言える。
    • 旧作同様、アマツマガツチから見て左の方に判定の広い攻撃があるため、
      剣士の場合は本体から見て右側に陣取ると攻撃を避けやすい。
    • アマツマガツチ本体よりも大きな竜巻による広範囲攻撃、
      そして透けて見る事もできないほどの密度の風雨ということで
      一部の技の視認性がメチャクチャ悪い。場合によっては画面のほとんどが竜巻で埋まる事もある。
  • かつての霊峰と同じように、獄泉郷には新たにバリスタの砲台が二門設置されている。
    搭載されているのは「鉄蟲糸拘束弾」の一種類のみ。カムラの里らしく鉄蟲糸を使うタイプのものになっていて、
    成功すると墜落して動きを止められるのは勿論のこと、鉄蟲糸による拘束状態になり、
    突進などをしばらく封じ込めることができる。
    ただし、風を纏っている間はバリスタが効かない(照準時に「拘束不可」と表示される)上に、
    各バリスタにつき1発しか弾がないので使用タイミングを見計らいたい。
    なお、弾が無くても構えられるようになったため、後述のダイソンの対策に使いやすくなった。
  • フィールドには、他にも大砲が二門設置されている。
    装填されているのは「溜め貫通弾」2発のみ。一ヒット毎に200の固定ダメージが発生するため、意外にもかなり高火力。
    さらに、溜めに掛かる時間が物凄く短縮されており、3秒弱で最大まで溜められる。
    最大溜めにより貫通力を増した砲弾は、合計1500以上のダメージを一気に稼ぐ事ができる。
    一方で、再使用までのリキャスト時間はかなり長い。
    • なお、盟勇が同行している場合、彼らが勝手に大砲を撃ってくれる場合がある。
  • 形態変化も健在で、BGMが変化し空が赤紫色になる演出も続投。
    モーションは少し変わっており、旧作ではいきなり変化していたのが、
    とぐろを巻くように舞った後に力を溜め、天を仰いで咆哮するようになっている。
    さらに形態変化は演出に留まらなくなっており、
    変化後は雷を用いる新たな大技が解放され、更に既存の攻撃も一部強化されるため、
    戦闘力が大幅に上昇する。
  • 総じて、MHWorld以降大幅にクオリティアップした映像表現と演出に全く新しい性質の追加技の数々も加わり、
    描写される攻撃や能力のスケールは間違いなく歴代作品に登場した嵐龍の中でも随一と言えるほど圧巻。
    中でもエリア全域に渡るかつてない規模の切り札は本種のイメージを新たにするほどのインパクトであり、
    鳴り物入りで登場した元ラスボスという格に恥じないだけの猛威を伴っての新生となった。
    • 前述の通り「ライズ」の締めくくりを想起させるアマツマガツチであるが、
      翔蟲をフル活用する各種攻撃の対処などもRise(上位)時代を彷彿とさせるものになっている。
  • ちなみに本作では何かと取り沙汰される部位破壊だが、耐久値が低いのか非常に簡単。
    ソロでも破壊王なしで全部位破壊が余裕で狙えるほどである。
    剛角は頭部を2回部位破壊することで80%入手となる(ターゲット報酬では入手出来ない)。
    頭部を集中攻撃することで、早ければ覚醒前あるいは1度目の打ち上げ竜巻起こしの前に完了出来、
    その後に「クエストから帰還」すれば上記の確率で剛角が入手出来る。
    運が悪いと入手出来ずに終わるが周回はしやすい。
    ただし飛膜など他の部位も破壊しやすいので、頭部が2回部位破壊出来ているか確認してから帰還しよう。
    尻尾は後述するタイミングまで切断できないが、耐久値自体は一度のダウンでほぼ削り切れるレベル。
    それどころかオトモや盟勇の攻撃だけで切断できてしまうことも。
    初見で手こずっていたら教官が斬ってくれた人も少なくないはず
  • また、超大型モンスターにしては珍しく鬼火ダウンが通る。
    ダウンこそ一瞬だが、纏まった攻撃を叩き込む時間に乏しく、
    長引く事による事故率も低くはない本種を任意で拘束できるのは非常に有効である。

変化・追加された攻撃技

  • 新たに実装された攻撃、旧作から大きく仕様が変わった攻撃を以下に記載する。
    なお技名については現状全て仮称。
  • 今作の風系統の攻撃はダメージリアクションがもれなく吹き上げになっているが、
    当然ながら竜巻攻撃に被弾すると空高く打ち上げられる。
咆哮
咆哮【小】だった過去作から変更され、【大】へと強化された。
尻尾振り抜き
尻尾を後ろに持ち上げ、やや前進しつつ本体から見て右後ろから左前へ尻尾を振り抜く。
従来の尻尾攻撃と似ており、左側に判定が強いのも変わらない。
なお、従来の尻尾攻撃も使ってくる。
回転攻撃
第1形態の時点では大した脅威ではないが、第2形態になると一変。
攻撃後に紫色に渦巻く風の帯を発生させるようになり、一気に厄介な攻撃へと変貌する。
太刀の鉄蟲糸技「円月」を連想したハンターも多い模様。
風の帯はナルハタタヒメが放つ雷輪のように地面に沿ってゆっくりと大きさを広げていくが、
例によって吹き上げ効果を持つため、アーマーで突っ切ろうとしても容赦なく吹き飛ばされてしまう。
また多段ヒットし、なおかつ威力値も高いため、ガードでしのぐのもオススメできない。
よほどガード性能を積まないと、ランスでも体力とスタミナがゴリゴリ削られ、しまいには打ち上げられる。
場合によってはそのままキャンプ送りになりかねない。
  • 多段ヒットとは言っても、ガードできたのならまだマシな部類とも考えられる。
    というのも、当たりどころが悪いと吹き上げられた次のフレーム*15で再度直撃することがあるのだ。
    こうなるとアマツマガツチの攻撃の中でも最強クラスの火力に変貌し、
    また、その性質から根性すら貫通されかねない。
対処法は翔蟲で上を飛び越える事。早めに乗り越えれば、攻撃後のアマツマガツチに反撃を入れられる。
ただし雷輪よりも高さがあるため、ちゃんと高度を見極めないと巻き込まれかねない。
難しいようであれば巻き込まれないように距離を取ろう。
この攻撃の後は高確率で薙ぎ払い水ブレスかチャージ水ブレス・二連に派生するが、
風の帯がアマツマガツチの予備動作を隠してしまうため、
予備動作の速い薙ぎ払い水ブレスの危険度がさらに上昇する。
カメラの角度を調整し、少しでも予備動作を確認したい。
なお、内側にもぐりこんだ場合は威力の低い腕薙ぎ払いを行うため、一転して攻撃のチャンスとなる。
サマーソルト
怒り時には角度を変えながら2連続で行うようになった他、
第2形態になるとサマーソルトの後にナルハタタヒメを思わせる3方向への落雷が発生
直前に地面が光るため攻撃範囲は分かりやすいものの、2連続で放たれると避けにくい。
本体の横に逃げ込むのが一番だが、半端な距離にいるなら離れて落雷の回避に集中したい。
2連水ブレス
モーションそのものに変化は無いが、
薙ぎ払った箇所を穿ち、時間差で水を破裂させて広範囲を攻撃するものになった。
一方で、攻撃後に確定で威嚇するようになったため、チャンスにもなっている。
ビーム状の水ブレス本体と破裂は別の当たり判定となっているため、弓の身躱し矢斬り等の当身だけでは凌げない。
  • 上記のように、MHXXまでの最大の大技であった激流ブレスの特性を継承している。
    逆に激流ブレス自体は今作では使用しなくなってしまっている。
    MHP3の生態ムービーでも強烈な印象を残した攻撃だっただけに、オミットを残念がる声も聞かれる。
薙ぎ払い水ブレス
素早く身を翻し、本体から見て左側→右側へと水ブレスを放つ。
予備動作が非常に短く、アマツマガツチの左側にいると回避は困難。
思い切って懐に飛び込んでしまえば当たらないが、
回転回避で間に合わない距離ならダイブしてしまった方がいいかもしれない。
チャージ水ブレス・単発
口元に水を凝縮し、正面へ放つ。横に動き続ければ避けるのは容易。
この際反動で後方に飛び上がるが、そのまま横回転攻撃に派生することがある。
第2形態ではさらに風雷車輪への派生も追加されるため、すぐ反撃に移るのは危険。
水球本体と破裂では別判定なのでこれも正面での当身は危険。
チャージ水ブレス・二連
口元に巨大な水球を生成し、放物線を描くようにして放ってくる。表面張力なんて無かった。
水球は地面に衝突した瞬間に破裂するため、見た目よりも判定がかなり広い。
ギリギリを狙うと被弾しやすいので、全力で走って回避しよう。
もちろんこれも水球本体と破裂では別判定である。
竜巻起こし
発生する竜巻がなんと6つに増えたが、一方で戻ってこなくなった。過去作経験者「どこ行くねーん」
そのため1度避けてしまえば問題なく、回避は楽になったと言えるか。
上手く竜巻の隙間をすり抜けることが求められる。
第2形態では2連続で放つようになり、1発目の竜巻と2発目の竜巻がかなり接近することもある。
翔蟲受け身をしなければ2発目が確定、しても逃げる方向が悪ければ2発目に当たるため
1発目に被弾した際に備えて翔蟲を1つストックしておき、なるべく後ろ気味に逃げるのがベスト。
ちなみに一回で同時に生成される竜巻は攻撃判定を共有しているようで、
どれか一つでも受けた後なら残りの攻撃判定は消失する。
風雷車輪
尾に旋風と電気を纏わせて円いカッターのように飛ばす攻撃。
1発目の旋風は右にふくらむ弧を描き、2発目はその逆。
左右への攻撃判定が広いため、下手に側面に避けようとするより、
思い切って本体にダッシュで迫った方が被弾を免れやすい。
タイミングが少し難しいが、コンボ攻撃の中で行ってくることも多く、
サマーソルト落雷に派生することもあるため、できれば慣れておきたい。
モーションは長いが隙はあまりないので、とにかく回避に徹するべき攻撃である。
  • このカッターだが、同じくカプコンの開発した『ロックマンエグゼ』シリーズに登場する、
    フォルテというキャラクターの技「ヘルズローリング」に酷似しているとネタにされることがある。
    というのもその技、「紫色の光輪」を「左右に各1個射出」して*16
    しかもそれが「弧を描き交差して過ぎ去っていく」もの。
    ……ご覧のように、特徴の殆ど全てが一致しているのである。
    あちらのシリーズは17年越しのリマスター版がリリースされているのだが、
    それがアマツマガツチ実装から僅か1週間前という近さであるのも連想を助けたことだろう。
落雷・狙撃
一連の流れがほとんど定まっているコンボ技。
とぐろを巻いた後に天を仰ぐ予備動作の直後、対象を狙った定点落雷を起こす。
落雷は数秒の間を置いて5連続するが、その間に風雷車輪を放ち、
さらにさらにサマーソルトからの落雷まで完備。当然2連続のこともある。
避けにくい攻撃が息つく間もなく連続するため初見では焦ること必至。
しかし、最後のサマーソルトの回数以外は行動パターンが固定されており、
最後には威嚇も入るため反撃の機会もちゃんとある。慣れが肝心。
なお、煽衛が発動すれば自分が狙われていることが瞬時に把握できる。
スタミナを管理して全部ガードするという荒業もある。
落雷・広範
予備動作は落雷・狙撃と同じだが、こちらはアマツマガツチの周囲に落雷が発生。
光る地面を見ながら落ち着いて雷を避けよう。
落雷・狙撃と異なり水ブレスやサマーソルトなど様々な攻撃に派生するため注意。
ちなみに狙撃と広範は交互に行う傾向がある。覚えておくとアマツマガツチの行動を読みやすい。
風穴吸引
円を描くように宙を舞う予備動作の後に、前方に向けて渦状の暴風を放つ。
その後、ターゲットが遠くにいれば突進、近くにいればサマーソルトに派生する。
暴風に吹き飛ばされるとその後の突進で起き攻めされる恐れがあるため、
被弾してしまったら受け身を取るか起き上がりディレイをかけた方が無難。
この攻撃は横に広い判定を持つが、円筒状に渦巻く風の中心部分には当たり判定が無い。
代わりに凄まじい吸引力が発生しており、サマーソルトを誘発するようになっている。
さらに削りダメージがとても高く設定されているのか、ガード系スキルのレベルが足りないと
体力の5割以上を平気で削るダメージが発生するので渦の中か外に退避するのが得策。
突進を出されると風のエフェクトに隠れて見えにくく、
狙われていない他のプレイヤーが巻き込まれてしまうこともあるため、
吸引力を利用して一気に本体に接近、サマーソルトを回避またはガードすると安定する。
  • いかにも「渦の中心を通ります」と言わんばかりの突進だが、
    ターゲットが暴風の外側に逃れていた場合風など無視して突っ込んでくるので注意。
  • 第2形態では予備動作が「∞」の字を描くように舞うものに変化。
    風の渦を左右の前方に向けて2つ設置する。
    ジョジョの奇妙な冒険第二部の「神砂嵐」を想起したハンターも多いようだ
    対処法自体は変わらないが、渦が重なる真ん中でガードをするといくらガード系スキルを積んでも
    即死は免れない削りダメージが発生する。落ち着いて行動しよう。
大竜巻
アマツマガツチの代名詞であるダイソンこと大竜巻も続投したが、
各種仕様が大幅に変更されている。
まず吸引に関してだが、MHX時代の異常な吸引力は鳴りを潜めている。
しかし竜巻が発生した後も吸引が継続するようになっており、旧作経験者を驚かせた。
いつものタイミングでバリスタを下り、吸い込まれたハンターもいることだろう。
そして最大の変更点として、ダイソンの準備中にダメージを与えて怯ませても大ダウンが発生しなくなっている
怯ませることで攻撃のキャンセル自体は可能だが、落とし物をするのみですぐ次の行動に移るため、
ハイリスクハイリターンだった過去作とは一転して、ダイソンキャンセルの見返りは少なくなっている。
さらに主力の竜巻も、一段階目の竜巻で吹き上げられた場合は
そのまま巨大化した竜巻に空中で追撃されるという多段攻撃になっている。
緊急回避を駆使すれば凌げはするが、吸引の継続もあって難易度は増したか。
  • このように、攻撃そのものは強化された傾向にあるが、ハンター側の対抗策も増えている。
    まず。バリスタの拘束弾が予備動作中にも有効になった
    さらに大砲の方にも特殊な仕様があり、
    「プレイヤーが最大溜めの貫通弾を、初めてアマツマガツチのダイソン予備動作中にヒットさせた場合」に限り
    確定でアマツマガツチが怯み、ダイソンを阻止できるようだ。
    残念ながら大ダウンは取れないが、マルチでも有効なため余裕があれば狙ってみてもいいだろう。
    フィールドにある2丁のバリスタに1つずつ装填されている拘束弾と大砲を用いれば、
    3回までは確定でダイソンを阻止できる
    また、前述通り弾が切れたりリロード中だったりしても、掴まること自体は可能。
  • そして、カムラの里独自の技術がダイソン対策に非常に有効。
    具体的にはガルク搭乗や疾翔けによって簡単にバリスタや大砲の元まで移動することができる。
    何より、あまり知られていないが、翔蟲の空中停止中は吸引の影響を受けない真っ先に吸われそうなのに
    凄まじい風が吹くなか定点にホバリングする翔蟲と垂直にぶら下がるハンターはなかなかシュールではあるが、
    これによりダイソンの回避そのものは非常に楽になっている。
  • 総じて、ダイソンの性能強化をプレイヤー側の対抗策強化が上回っており、
    ダイソンそのものの脅威は旧作に比べてかなり低くなっている。
打ち上げ竜巻起こし
上空をぐるぐると舞った後、エリア全域のハンターを打ち上げる。
風神龍が頻繁に用いていた「吹き上げ」である。
そしてそのまま6つの竜巻を発生させる。
この攻撃の際にはご丁寧にも画面上に操作案内が出るが、
翔蟲受け身で竜巻を縫うようにして回避することが求められる。
しかし、竜巻のエフェクトの視認性も相まって慣れないうちは回避しにくいため、
後方に受け身を取ってさっさと着地し、地上で竜巻を避けるのも有効。
幸いダメージはそこまで高くなく、攻撃後のアマツマガツチは威嚇モーションを挟むため、
被弾しても落ち着いてリカバリーすれば問題ない。
  • 翔蟲を全て消費した状態でこの技を出されても、
    吹き上げられると同時にゲージが全て回復するため安心である。
  • どうしても避けられない場合は、予備動作を見た段階で大翔蟲を使い、
    吹き上げられるよりも早く遥か上に飛んでしまうのも手。
  • 打ち上げは緊急回避でも防ぐことはできないが、吹っ飛びダウン中の無敵ならばやり過ごすことができる。
    下記の打ち上げ風穴突進ともども、爆弾による自爆ですり抜けてしまえば、
    あとは地上で竜巻を回避するだけで攻略可能。
打ち上げ風穴突進
後述の乱入発生後、体力が減ってくると解禁される大技。
予備動作は打ち上げ竜巻起こしと同じだが、今度はハンターをドラム式洗濯機真横を向いた竜巻の渦に閉じ込め、
逃げ場をなくしたところに旋風を纏った滑空突進をお見舞いする。
渦巻く暴風の中、瞳を炯々と輝かせてこちらを睨みつけるアマツマガツチの姿は迫力満点。
おまけに突進後は4つの小竜巻を発生させてくるため、2重に被弾すると乙も見える。
  • この攻撃が発生しないとアマツマガツチの体力が一定値まで削れないように設定されている。
    乱入からの操竜大技を決めた後、総攻撃しても一向に倒れない場合はこの技を発動させるようにしよう。
  • アマツマガツチの大技の中でも格段に避けにくい。
    普通に受け身をとっただけでは周りの渦に衝突してしまうが、これは滑空突進の寸前に消滅するので、
    アマツマガツチがこちらに向かってくる瞬間に横に受け身をとれば回避できる。
    タイミングはかなりシビアだが、最悪竜巻にぶつかっても突進にぶつかるよりはダメージはマシ。
    アマツマガツチの突進にぶつからず、渦にも当たらないぎりぎりのところへ飛ぶという手もある。
    • ターゲットとなるプレイヤー1人を閉じ込めるように竜巻の渦を形成して突進するため
      マルチプレイ時は残りのプレイヤーは突進ではなく竜巻を避けることに注力すること。
      ただし、打ち上がった時の立ち位置によっては竜巻の渦が確実に当たることがあるため
      意思疎通ができるなら予備動作の時点でなるべく一列になるよう待機するなど工夫しよう。
    • 慣れない場合は打ち上げ竜巻起こし同様、予備動作の時点で大翔蟲を使ってしまおう。
      竜巻の渦は見た目より判定が小さいため、エリア外殻の見えない壁に沿って降りてしまえば、
      明らかに被弾していそうな絵面に反して無傷で通り抜けることができる。
      なお失敗してそのまま落ちてしまうと、打ち上げられ連続でダメージを受けてしまうため、注意が必要。
  • なお、突進の直前に威嚇するアマツマガツチは本作のモンスターアイコンと酷似した姿勢をとる
    危険だがその分撮り甲斐のある技と言える。
    ただ使用条件と部位耐久値の関係でアマツマガツチがほぼズタボロの状態なのが難点か。
大雷撃爆破
今作のアマツマガツチ最大の大技
アマツマガツチが上空に舞い上がると同時に空が紫色になり画面も暗くなる。
このとき風圧判定が発生し、一瞬だが動きを制限される。
その後、地表全体に電撃を伴う暴風雨が巻き起こり緩やかにスリップダメージが発生。
最後にアマツマガツチがフィールド中央へ急速に飛来し着陸、
雷の力を解き放ち、フィールド全域に大規模な雷撃の柱をいくつも落とす。
この大放電は大ダメージの多段攻撃で、まともに食らうと連続で体力を削られてほぼ致命傷を負う*17
流石に即死判定はなく、エスカトンジャッジメントのような絶望的なダメージ量ではないため
回復をすることで生き残れるが、基本的には後述の回避方法を取る方が確実。
なお、狂化を発動している場合も貫通してダメージが通る*18ので注意。
  • 回避方法はウツシ教官がメッセージで教えてくれる通りで、
    大翔蟲を使って飛び上がった後、疾翔けから空中停止するだけでOK。
    ただし画面にはウツシ教官のセリフと疾翔けと空中停止のコマンドしか出ないので
    ぱっと見では飛び上がってから疾翔けをしなければならないことを把握しにくい。
    大翔蟲で飛び上がってから直接空中停止できないので、
    すぐ疾翔けしないとそのまま着地してしまって確実な死に直結する。
    また、打ち上げられたときと異なり翔蟲受け身に直接派生できない点にも注意しよう。
    前段階の、滞留する電撃+暴風に伴って発生するスリップダメージはそこまで凶悪ではなく、
    判定も地上限定(疾翔けなどで僅かでも空中にいる間は発生しない)であるため、
    大技発動時点でよほど体力が減っていなければ大翔蟲に到達するまでに力尽きることはない。
    前述通り視界は悪化するが、それに呼応するように大翔蟲が露骨に緑色に輝き始めるのでそれを目印にしよう。
    スリップダメージも〆の一撃も高高度の上空にはまったく影響を及ぼさないため、
    とにかく焦らず大翔蟲を使用するのが重要である。
    空中停止の操作に自信がないなら攻撃開始後すぐにモドリ玉を使って退避してしまえばいい。
    もし失敗した場合でも、秘薬や回復薬グレートをがぶ飲みすれば余裕を持って耐えきることが出来る。
    後述の理由から、大放電中に大翔蟲を使うことこそ危険なので、
    焦らず落ち着いて対処することが肝心。
  • なお大放電は電撃+暴風と異なり完全な地上限定ではなく、ある程度の高さまで届いてしまうため、
    大放電開始と同時に大翔蟲で飛んだ場合は高高度に辿り着くまで容赦なく体力が削れる。
    場合によっては上昇中に体力が尽きてそのまま乙るので、
    大翔蟲まであまりに遠い場合はモドリ玉や過剰回復での対応も考慮しておきたい。
    回避に慣れてくると大翔蟲を使って上昇したも危険で、
    早く狩場に戻りたいからと早めに降りてしまうと
    回復のできない空中で特大のスリップダメージを被弾することになり、乙は免れない。
    降りる時はしっかりと攻撃が終わったことを確認しておこう。
    この攻撃の後は地面から浮き上がってから威嚇を挟むので、反撃の余裕は十分ある。
  • 攻撃そのものに気を取られがちだが、演出面も凄まじい。
    まず。1段階目のスリップダメージの時点でエリア全体を囲う巨大な風の帯が発生している。
    最後の一撃をする前のアマツマガツチはとぐろを巻きながらゆっくり降下しているが、
    どうやら雷のエネルギーをチャージしているように見える。
    そして、キャンプから見ると分かりやすいが、大放電の瞬間には
    アマツマガツチを中心に金色の光が拡散する。溜めていた雷エネルギーだろうか。
    同時に上空には2重の衝撃波のようなものが発生しており、
    凄まじい威力の爆発が発生していることが見て取れる。
  • また、眠っても浮かんだままのアマツマガツチが、自発的に地面に降り立っている。
    何気にメインシリーズでこうした姿を見せるのは初めての事態である。

乱入

  • アマツマガツチとの死闘が進む中、ウツシ教官が何かの気配を察知して一時離脱。
    一定以上のダメージを与えると*19、その後聞き覚えのある咆哮と共に「???が出現しました」というアナウンスの後、
    エンエンクのフェロモンを纏って戻ってきたウツシ教官が画面に映し出され*20
    彼の奥の手のために引き連れられてきたヌシ・ジンオウガが乱入する*21
    ヌシ・ジンオウガは登場後すぐに超帯電状態に移行するとアマツマガツチに飛びかかり、
    空中を暴れ回るアマツマガツチにガッチリと組み付いて猛攻撃を仕掛ける。
    激しい空中戦の末、ヌシ・ジンオウガは岩壁まで水平に吹き飛ばされて激流ブレスの追撃を受けるも、
    瞬間的に壁面を駆けてこれを回避し、再突撃を行う。
    再び組み付き大きな痛手を与えんとするが、アマツマガツチは垂直急上昇からの急下降を行使、
    ヌシ・ジンオウガはついに地面に叩きつけられ、切り札たる超帯電状態も解除されてしまう。
    そして隙を晒したヌシ・ジンオウガの元に翔蟲が接近し、操竜待機状態に移行させようとするが、
    痛手を負ってもなお力が残っていたヌシ・ジンオウガはこれを振り払おうとする。
    しかし、そこへアマツマガツチの追撃が加わった結果、ついに翔蟲がヌシ・ジンオウガを捕捉。
    ヌシでありながら操竜待機状態となる
    操竜を開始すると、主人公とウツシ教官の2人分の鉄蟲糸が絡みつき、ウツシ教官との二人乗りという特別な状態に移行する。
    操竜状態に移行したヌシ・ジンオウガは持てる力の全てを発揮して
    アマツマガツチに大きな痛手を次々と与えてくれる他、
    操竜大技を発動すると本調子を取り戻して超帯電状態に移行、アマツマガツチに大きな一撃を加えていく。
    是非、ヌシ・ジンオウガと力を合わせて、お互いの故郷に災厄を齎さんとする古龍に大きな痛手を与えてやろう。
    • ヌシ・ジンオウガの出現中はBGMも切り替わる特別演出となり、
      シリーズ恒例の「撃龍槍を当てた時の英雄の証」のようなアツい展開となっている。
    • ガイアデルム戦でも緊急クエストの際はフィオパンチ特殊演出があったが、
      こちらの場合緊急クエストに限らず、盟勇としてウツシ教官を選択すれば何度でもこの演出を見ることができる。
    • ジンオウガ種はかつて、霊峰を住処としていた種族であり、
      アマツマガツチが霊峰に現れ、その強大な力の前に成す術無く追い出されてしまった経緯を有する。
      そんなジンオウガがヌシ個体として更なる力を身に着け、
      アマツマガツチを見つめた後に超帯電状態へ移行して万全の状態でアマツマガツチに挑む。
      住処から追い払った元凶たるアマツマガツチと、ヌシとして更なる力を獲得し、
      更に奥の手である超帯電状態に移行し、全力を発揮できる状態で挑みかかるヌシ・ジンオウガ。
      この両者がお互いの身体能力をフルに活かして繰り広げる激戦は一見の価値あり。
      そもそも教官自体もジンオウガの装備に身を包み特技はジンオウガのモノマネであるなど、
      ジンオウガと関わりの強いキャラクターである。
      • ただ、本作のアマツマガツチは上記の通りカゲロウ達の故郷との因縁を持つ個体であり、
        霊峰に縄張りを張ってジンオウガを追い出し、ユクモ村のハンターに討伐されたMHP3の個体とは別物である。
        事情を知っているプレイヤーはともかく、今作のアマツマガツチにとってはとんだとばっちりであるといえる。
        猛き炎の知らないところでこのヌシ・ジンオウガが、今作アマツマガツチによって縄張りを追い出されていた可能性もあるが…
    • ヌシ・ジンオウガはかつて、アマツマガツチと同じく暴風を操るイブシマキヒコに傷を負わされ、
      百竜夜行を率いて怒りと恐慌のままに逃げ惑うという屈辱を味わった身でもある。
      古龍に対し雪辱を果たさんとするかのように操竜状態で暴れ回る姿は必見。
    • システム上縄張り争いではないが、
      ヌシ・ジンオウガ出現から操竜待機状態までの一連の流れは必ず発生する。
      何より、両者の大暴れっぷりから演出的には縄張り争いのようなものと言って過言ではないだろう。
    ちなみにこのヌシ・ジンオウガもきちんとサイズ変動し、金冠(と思われる)サイズも出現することがある。もっとも操竜が終わればすぐに退場してしまうので討伐は不可能だが……。
  • ウツシ教官が同行していない場合はヌシ・ジンオウガは登場せず、
    アマツマガツチの残り体力が乱入イベントが発生する値を下回ると、代わりに奇しき赫耀のバルファルクが乱入する。
    乱入アナウンスが表示されたのち、気配を察して辺りを見回すアマツマガツチの上空を旋回し、
    そのまま彗星をアマツマガツチにお見舞いして大きく怯ませつつダメージを与える
    しかし、流石はラスボスを務めたこともある超大型古龍というべきか、
    アマツマガツチは他のモンスターのようにダウンを喫することなく向き直り、
    咆哮するバルファルクに対し反撃の突進を繰り出し操竜待機状態に移行させる
    乱入した赫耀バルファルクは既に龍気解放状態になっているため、
    操竜すれば高威力&長射程の龍閃を思う存分放つことができる。
    • 赫耀バルファルクの乱入に関して、二つ注意点がある。
      一つは操竜のクセの強さ。
      ヌシ・ジンオウガはアーマー持ちということもあり、割と雑に動いても大技まで持っていけるが、
      バルファルクはアーマーなどなく、適当に動かすと大技失敗になりやすい。
      しかも攻めの起点になる槍翼突きは攻撃と同時に喰らい判定も伸びているため、
      竜巻や雷撃を撃たれていると良くて相討ち、最悪は一方的に打ち負けてしまう。
      乗ったのならば行動キャンセルでのカウンターでひるませてからコンボ攻撃を仕掛ける、
      アマツマガツチから距離を取って龍閃を撃つなど丁寧な立ち回りを心がけたいところ。
      幸い獄泉郷ならまず龍閃が当たらない位置関係にならないので、距離以外を気にする必要はない。
      もう一つはバルファルクの退場時。
      乱入イベント後は他のモンスターと同様に、バルファルクもフィールドから撤退するのだが、
      ご存知の通りバルファルクはエリア移動時にダメージ判定+龍風圧を発生させる。
      操竜後にこれに巻き込まれると、アマツマガツチへの貴重なラッシュタイムを潰されるばかりか、
      耐性によっては龍属性やられを発症し、その後の一時的な火力低下まで被ってしまう。
      属性特化武器などを担いでいる場合には思わぬ致命傷となりうるので、
      操竜後のバルファルクの位置には一応注意しておこう。
    奇しき赫耀のバルファルクが乱入枠として抜擢された背景には、
    かつてUSJのイベントにてアマツマガツチと共演した事があり(後述)、
    その縁からこの組み合わせが抜擢された可能性がある。
    また、アマツマガツチやヌシ・ジンオウガと並び本作における最高危険度の
    モンスターでもあるため、相手取るに相応しい格であったとも言える。
    ヌシ・ジンオウガとは同時期に実装されたことも関係があるかもしれない。
    • なお、ダメージを与えて怯ませるものの最終的に操竜待機状態へ移行させられることから、
      世界観的な力関係は(特殊個体も含めた)バルファルク<アマツマガツチという構図になると思われる。
      討伐されたと言えるほどの致命傷で風前の灯火だったならばいざ知らず
      まさに本領発揮中の超大型古龍が相手では分が悪かったか。
      • 更に言うと、古龍たるバルファルク種最大の大技である襲撃こと「彗星」を不意打ち気味に直撃させたにもかかわらず、
        ダウンはおろか浮遊を妨げる事すらも出来ない事から、
        超大型古龍の絶対的な強さを改めて知らしめる形となった。
        その一方で、アマツマガツチの能力により並の飛行能力ではまともな飛行が出来ない嵐の中、
        嵐の干渉を受けずに精密な超高速飛行を行い、アマツマガツチを正確に貫くという、
        バルファルク種の飛行能力の高さも改めて示される格好にもなった。
        まあハンター(と翔蟲)もいつも通り自在に飛び回っているわけだが
  • 超大型古龍との戦いに牙竜種もしくは大型古龍が乱入し、戦闘の結果として操竜待機状態になるという展開は
    百竜ノ淵源戦で発生するイベントのオマージュにも見える。
    • また百竜の淵源戦では操竜フィニッシュに成功した後『英雄の証:Rise ver.』が流れた事から
      アマツマガツチ戦でも操竜フィニッシュ後にアマツマガツチとジンオウガの出身作でもあるMHP3から
      『英雄の証/3(tri-)Version』が流れる事を期待する声もあったものの
      残念ながらアマツマガツチの『嵐の中に燃える命』に戻るだけとなっている。
  • なおアマツマガツチには操竜の大攻撃による落とし物のテーブルは存在せず、通常の落とし物テーブルが適用される。
    つまり乱入者を操竜することによって、レア素材である天空の龍神玉の入手機会を増やしたり、護石錬金の足しとなるいにしえの龍秘宝を集めたりできる。
    報酬に大量の迅錬丹がある強化クエストだと龍神玉と龍秘宝の嬉しさが逆転するのも御約束。
  • また、ソロの環境においては乱入イベントの後にならないと尻尾が切断できない

派生作品

MHF

  • MHFにおいても、2017年11月1日アップデートより10体目の遷悠種として登場。
    いわゆる「超大型」ポジションのモンスターは、遷悠種では初実装となる。
    • 実装済みの遷悠種9体には水属性を扱う者が存在せず、
      また古龍の遷悠種にマガラ科という前例ができていたため、
      「いずれ水属性担当の遷悠種として登場するのでは」という予想は早期に立てられていた。
    • MHFには共通項の多い古龍種として先述した天翔龍シャンティエンが登場しているが、
      アマツマガツチの実装により、同作品内に「空を舞う海竜種骨格の古龍」2種が共存することになった。
  • 一つ前のシャガルマガラ同様、専用フィールドの霊峰ごと導入された。
    また、メインシリーズに合わせて発覚BGMは流れず、形態変化によるBGM変化や、
    討伐後の専用クエストクリアBGMの演出などの要素も全てカットされずに導入されている。
    • ただしメインシリーズでは第二形態への移行時に流れ始めていた『嵐の中に燃える命』は、
      後述する第三形態への移行時に流れるようになっている。
      また、この関係で第二形態までの変化となるHR帯では、
      『大風に羽衣の舞う』が流れるまま討伐まで進める形となっている。
  • アマツマガツチのクエスト名としておなじみの『舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ』は、
    HR帯遷悠クエストの名称として採用されている。
    ただ、文字数の関係ゆえか『舞うは嵐奏でるは災禍の調べ』と、読点(、)が省略されている。
    ちなみにG級は『黒禍嵐峰』というクエスト名である。
  • 近年の遷悠種の例に漏れず、第三形態として大掛かりな形態変化が実装された。
    翼膜の斑点のみならず全身が赤黒く染まり龍属性のオーラを纏う。
    また、腹側の灰色の甲殻が青空のように発光するようになる
    この形態では無属性だった一部攻撃に龍属性が付加されるようになる。
    そのため、第三形態のアマツマガツチはの2つの属性やられを扱う。
    • 赤黒く染まった姿は不気味だが、皮膜の先端はかなり黒ずんでいるため、
      纏っている赤いオーラも相まって、一見すると炎で炙られ焦げ付いているような印象も受ける。
  • 遷悠武器については、例によって穿龍棍を含め当時あった13武器種全てに存在するが、
    昨今の環境変化に応じてか、攻撃力が他のG級遷悠武器やG級武器Lv50を超え、
    GR600辿異武器に匹敵するものとなっており、斬れ味は標準レベルといったところ。
    ただし属性値は水単体にしてはかなり低めである。
    また会心率が昨今のMHFにしては珍しいマイナス25%となっており、
    上述リンク先の1つである幕無スキルも加える等、会心率100%を維持するには工夫が必要となる。
    シジルを焼き付けるのなら、属性値を補うよりもマイナス会心を補うために会心率シジル、
    また高水準な攻撃力をさらに伸ばす攻撃シジルが適していると言える。
    ボウガン2種は近接武器と同じく会心率は低めで、貫通弾と水冷弾の扱いに長けた一丁となっている。
  • 遷悠防具の自動発動スキルは「水属性攻撃強化【大】」。
    新スキルの「一点突破」を全部位に備えている。
  • GR800以上で討伐すれば遷悠玉を入手できるが、
    こちらもシャガルマガラの時と同様、
    これとアマツマガツチ素材で改G級派生できるG級武器は現状存在しない。

戦闘能力

  • HR帯や、G級でも第三形態への移行前はメインシリーズとそう変わらない。
    ただ、MHFでの霊峰にはバリスタが存在しないため、ダイソンには自力で抗うしかなくなっている。
    だが、ダイソンに巻き込まれてもアマツマガツチの本体判定により吹き飛ばされ、
    巻き込まれて即死する事がまずない為ある意味弱体化していると言えるだろう
  • エリアを周回したのち収束する複数の小型竜巻を生み出す攻撃は若干使用頻度が落ちており、
    小型竜巻が移動する範囲がやや狭まっている。
    尤も最終的に収束するという性質は据え置きなので、厄介さは大差ない。
  • HR帯からの追加技は以下の通り。
    いずれもG級(の、第三形態)から本領発揮という趣が強いか。
水球投下
口元に巨大な水球を生成し、それをゆっくりと投下する。
水球は着弾すると大きく弾け、周囲に水弾が降り注ぐ。
類似点の多いシャンティエンが扱う技と酷似している。あちらは雷球だが。
G級での第三形態からは水球が龍属性を含んだ禍々しいものになる上、
個々の水弾が着弾と同時に龍属性のオーラを纏った水の竜巻へと変化するようになる。
  • ちなみに水球の生成中に怯ませると、
    ダイソン中に怯ませた場合と同じく大ダウン(墜落)させられる。
    そこそこ高い位置にいるが、ガンナーだけではなく近接武器でもなんとか届く範囲ではある。
  • 正式名称は判明しなかったが、他のモンスターのチャージブレスとよく似た攻撃である。
    もしこれがチャージブレスだった場合、全シリーズ初の水属性チャージブレスということになる。
ボディプレス
軽く舞い上がってから下半身を地面へ叩きつける。
平常時は中空を保っていたアマツマガツチが全身を地面に撃ち付ける姿はなかなか奇妙である。
HR帯では叩き付けた際振動が起きるが、G級では超震動が発生するようになる上、
中距離(概ね超震動の範囲内)までにいるハンターの足元から水が噴き上がるようになる。
もちろん超震動で拘束されてしまうと噴水への被弾が確定する。
  • G級からは更に以下の技が追加される。
    なお、上記した超震動のほか、咆哮が超咆哮に変化する。
    一方で、ビジュアル的には十分ありえそうな超風圧に関しては使用しない
    P3・X・XXでの登場時に龍風圧を使用していないからか
    また、G級では激流ブレスの前の嘶きも超咆哮を伴う。
    受けてしまってもブレスの発射まで拘束されることはないが。
なぎ払い振り向き
前腕でなぎ払いつつ高速で振り向く。
威力こそ低いが、出が速い上にほぼ全身に当たり判定がある厄介な行動。
また、突進動作中に即座にこれへ繋げてくることもある。
形態変化
一定体力を下回ると、突進しながらエリア中央に移動する。
振り返ると超咆哮で眼前をなぎ払い、龍属性の竜巻を生成しつつ空高く舞い上がる。
そして超震動を伴うボディプレスを繰り出し、エリアほぼ全域に地割れを発生させる。
その後、咆哮と共に地割れに沿った噴水が起こり、第三形態のアマツマガツチが姿を現す。
超咆哮を受けた位置が悪いと問答無用で竜巻に重ねられるため注意。
そしてここからは竜巻が全て龍属性となり、水ブレスも龍属性を含んだものへと変化する。
竜巻拡散コンボ
超咆哮を放つと同時にエリアを取り囲むように無数の竜巻を生成し、
その中のひとつへ飛び込んで拡散させる。
直後にブレスで広範囲を横薙ぎし、再び超咆哮を放ってからエリア中央へ突進する。
……と、一連の動作が非常に長い攻撃。
アマツマガツチがどの竜巻へ飛び込んだかを確認できれば対処は容易だろう。
一連のコンボ中にトドメを刺すことはできないが、部位破壊(尻尾切断除く)は可能。
  • 以上からも分かる通り、アマツマガツチはゴア・マガラに続く根性貫通コンボを持たない遷悠種となる。
    一応、微量ながらもダメージを受ける超震動からの噴水がコンボと言えばコンボだが、
    根性を貫通するには程遠い。
    しかし超震動と超咆哮という2種もの厄介な妨害要素、及び2種の属性やられを扱うため、
    凶悪なコンボ技が無いからとGR100へ上がりたてのハンターが遷悠種のデビュー戦とするにはやや厳しいだろうか。
    一方、ルコディオラは辿異種故に比較対象にならないとしても、
    同じ「G級通常モンスター」のポジションに収まっている、
    先のアップデートの古龍が(良い意味でも悪い意味でも)大暴れしたという経緯があったためか、
    熟練者からは手ぬるいという声が挙がってはいるようだ。
    • ちなみにダイソンは被弾しても判定が持続するため、
      普通に被弾する分には単発の大ダメージで済むが、「任意受け身」を取ってしまうともう一度被弾し、
      根性貫通になる可能性はある。

MHO

  • 中国版モンハンであるMHOにおいて、最後の追加実装モンスターとして発表された。
    実装と同時期(2019年春)にはMHOが年末にサービス終了する旨が告知されており、事実上のラスボスである。
    名称は「岚龙(嵐龍)」だが、紹介文には「这是十六夜,这是暗黑天,这是天津祸土(天津禍土)」とある。
    • 掲載された紹介文では「世界に災厄をもたらし、全ての存在に悲しみと不幸をもたらす」など、
      ラスボスらしくまるで禁忌のモンスターの様な煽り文句で紹介されていたりもする。
      他に印象深いワードとして「祸水无端」というものもある。
      大まかに意訳すると「訳もなく災いをもたらす」といったところか。
  • 専用フィールドとして霊峰が同時実装されており、例の如く異様な嵐の中での戦闘となる。
    仕様面ではMHF版に準ずる部分が多く、形態移行によって黒く染まった体色も見せる。

MHSP2

  • 2017年3月16日発売のファミ通にて参戦が発表された。
    当時スピリッツにはラスボスクラスのモンスターは登場しておらず、ファンの間では話題になった。
  • レアリティは怒涛のレジェンドレア
    勿論仕様上幼体も存在している。
    • 幼体の時点で明らかに浮いている。やはり古龍としての力が生まれつき備わっているのだろう。
      卵生だったら卵も浮いているのだろうか。
  • ラスボス(裏ボス)という本家での出自もあってか、敵としての狩力は圧倒的。
    また、何を思ったか突進攻撃に龍属性+龍属性やられが付加されている
    火力による攻めはともかく、水属性やられや龍属性やられでこちらの出鼻を挫く戦法が中心になる為
    火力が足りないと4ターン以内にとどめを刺す事ができなくなってしまう。さすがは古龍と言うところか。
    ちなみに戦闘フィールドは霊峰ではなく禁足地
    霊峰以外に姿を見せるアマツマガツチは地味に本作が初であった。
  • 味方にした場合は能力は高め……なのだが、バランス重視の性能。
    但しスキルは中々優秀な物が揃っており、無属性攻撃を水属性化+強化する幼体の「嵐を呼ぶ龍」、
    チームの属性火力を1ターンの間1.5倍にする成体の「嵐の神」等強力なものが揃っている。
  • 特殊攻撃は「大嵐神撃(たいらんしんげき)」
    相手を強烈な嵐で浮かせ身動きを取れなくした所に強烈なフォトンレーザーのようなブレスをぶっ放つ
    生態ムービーを再現した大迫力の演出となっている。

ムービー

MHP3オープニングムービー
  • オープニングの開幕は嵐の中から始まるが、この嵐は無論アマツマガツチの起こしているもの。
MHP3ゲーム開始時のムービー
  • こちらではハンターが見上げた空に、雲の合間にその姿を僅かに覗かせる。
    その後はジンオウガと対決しているような描写もあり、ある意味全ての真実が明かされている
『天の啼く刻』
  • クエスト開始時に流れるムービー。霊峰にアマツマガツチが現れ飛翔するだけの内容だが、
    荒れ狂う空を背に悠然と降臨するその姿は初見のハンターに強い印象を残す。
    タイトルの「啼く」とは動物に対して使う「泣く」である。
  • このムービー内でアマツマガツチはキャンプの超直近を通過している。
    これもまたナバルデウスと近い演出である。
    P3ではこのムービーをキャンセルしてすぐ空を見上げると、一瞬だがアマツマガツチを視認できる。
  • また、このムービーでは専用のBGM『神霊の峰』が流れており、ムービー終了後は後奏がループする。
    落ち着いた音色ながら「嵐の前の静けさ」をも演出していると思われる。
    キャンプにBGMが流れる仕様も地味に珍しい。
『アマツマガツチの生態』
  • 突如発生した巨大な嵐に巻き込まれるギルドの調査船。
    そこへ現れる黒い影。嵐の根源、アマツマガツチである。
    調査船を外敵と判断したアマツマガツチは渦巻く嵐の中心へと上昇し、
    強力な水ブレスで呆気なく調査船を撃墜する。これだからカプコン製は。
    幸い、調査船の乗組員は全員無事だったが、彼らは突然起こった古龍の襲撃にただ呆然とするのみだった。
    それにしてもこのアマツマガツチ、少々大きすぎるような……。
  • なお、このムービーに限り本編とリンクしており、霊峰に設置されているバリスタ、及び落ちているは、
    ムービーでアマツマガツチに撃墜された調査船に搭載されていたものである。
  • 「狩りに生きる」の誌面からギルドは当初、
    飛行船から拘束用バリスタ弾をアマツマガツチに撃ち込んで動きを封じるつもりだったことがうかがえる。
    が、肝心の乗り手は操縦に手が離せない男性と、
    どう見ても戦えそうにない竜人族のじいさんだったりする。*22
    というか、飛行船から拘束弾を撃ち込んでも動きを封じるどころか逆に振り回されそうなものだが……。
  • よく見ると、アマツマガツチの水ブレスは気球部分を擦過した程度で、
    竜人族の老人らが乗っていた飛行船本体はブレスに巻き込まれていない
    (水ブレスが気球に接触した衝撃で搭載物や船底の帆が吹き飛んではいるが)。
    掠るだけでこの威力となれば、仮に飛行船本体に水ブレスが直撃していた場合、
    乗組員もろとも飛行船全体が跡形もなく吹き飛んでいたかもしれない。
    ちなみに飛行船を墜としたモンスターは、アマツマガツチの他には5種しかいない。
  • たまたま狙いが逸れたのか、アマツマガツチが敢えて直撃させなかったのかは定かではない。
    後者だとすれば、単にテリトリーから追い散らすための威嚇射撃だったという可能性もあるか。
『忠義の士』(MHR:S)
  • 獄泉郷の上空を舞うアマツマガツチと、ニンジャソードを片手にそれを見上げるカゲロウ。
    アマツマガツチを「不倶戴天の龍」と称し、これを討たんと悲壮な覚悟を固める。
    そうして駆け出した彼を呼び止めたのは「姫みこ様」ことヨモギだった。
    ヨモギの制止にも構わず、一度はアマツマガツチに向き直るカゲロウだったが、
    ヨモギが涙交じりに口にした、今まで面倒を見てくれたことへの感謝の言葉に足を止める。
    やがてプレイヤーハンターとウツシ教官が獄泉郷に到着するが、突如アマツマガツチが咆哮し、水ブレスの準備を始める。
    ミカドの「この子(ヨモギ)を護って」という言葉がフラッシュバックしたカゲロウは、ヨモギを護るために走り出す。
    ヨモギが目を開けるとそこには、顔を覆っていた布は脱げ、手にした刀は半ばから折り取られながらも、
    アマツマガツチからヨモギを護ったカゲロウがいた。
    「ヨモギを護る」という己の使命を思い出したカゲロウは、ヨモギに「これからも護り抜く」と誓う。
    そして、アマツマガツチの討伐をプレイヤーハンターとウツシ教官に託し、ヨモギと共に退避していった。
  • カゲロウの中の人の演技もさることながら、完全に主人公と姫の物語である。
    ハンターはハンターで蚊帳の外かと思いきや、
    クエスト中には師匠から何度も鼓舞され、画面の外にまでこみあげてくるものがある。
  • 本ムービー中ではアマツマガツチは絶対不可侵のはずのBC内に攻撃をしていることになる。
    実際のクエストではBCに攻撃してきたりはしないので安心しよう。
  • 余談だが、このムービー中のカゲロウは、プレイヤーハンターが装備した時とは逆に、
    ニンジャソードを右手に持っている。
    利き手が左手という可能性もある*23が、ヨモギを護るシーンで数珠盾を使おうとしなかったのを見るに、
    もしかするとカゲロウは、左手が満足に動かないのかもしれない。普段の雑貨屋で傘を持つ手も右手である。
    まぁプレイヤーハンターが異常なだけで、本来あの数珠にそんな能力はないのかもしれないが。

余談

  • 神々しい古龍であるが、公式なデザインモチーフは明らかになっていない。
    プレイヤーの間では基本的な造形に東洋の龍
    ストーリー上で因縁関係の深いジンオウガの「雷神」と対を成す「風神」、
    羽衣を纏って空を舞う天女のほか、
    頭や角や飛膜から、生物的なデザインモチーフとして大型のタツノオトシゴの仲間リーフィーシードラゴンが挙げられることも。
    シードラゴンは海藻に擬態してゆったり泳ぐ物静かな奴だが。少なくとも災害の力で人や他のモンスターを巻き込むような横暴さはない。
  • 名前の由来は「天津神(アマツカミ)」と「禍津日神(マガツヒノカミ)」ではないかと推測されている。
    前者は天上世界「高天原」に住まう神々の総称で、有名な天照大神もその一人。
    後者は「厄災の神霊」たる意味をもつ悪神。黄泉より帰った伊邪那岐命の穢れから産まれたという。
    天上神と、災厄を祀る神。イメージとしてはぴったりかもしれない。
    • 和風な響きの名前であるため「天津禍龍」や「天津禍津神」と書けるのではとも想像されている。
      「津」は助詞の「の」にあたり、「チ」は「霊力を持つもの」「霊」の古語という説があるため、
      「天の災いの神霊」という解釈だろう。
    • 間違いなくモチーフではないが、白くてヒダのついた外見が水餃子や雲呑(ワンタン)に似ているとしばしばネタにされる。
      デザインが東洋の龍なので余計にマッチして見える。
      フロンティアの第3形態はさしずめ焼き餃子といったところか。
  • たまに勘違いしている人がいるが、「嵐龍」は「あらしりゅう」でなく「らんりゅう」と読む。
    尤も、嵐を「らん」と音読みする熟語は少ないため、知らないのも当然ではある*24
    まして同じく和風の古龍オオナズチも「霞龍」で「かすみりゅう」と読むこともあってか、
    「あらしりゅう」と読んでみたところでそんなに違和感が無いのも、この読み間違いを促進しているかもしれない。
    • ア行の音が続くからか、「アマツガツチ」のように間違えている人も稀にいる。
      このように間違えている人を見たら優しく教えてあげよう。
  • アマツマガツチの攻撃モーションの一部は海竜種が水中で行う攻撃と同じものが流用されている。
    簡単に言えば、空中を水中に見立て、海竜種を空中に常時浮遊させた形である
    海竜種のモーションの古龍としては、ナバルデウスという前例もある。
    バグでラギアクルスも空中に浮くこともあったが忘れてください。
    • アマツマガツチと同じく『海竜種骨格で』『宙を浮く古龍種』は後のシリーズでも何体か存在しており、
      MHP3から約3年後にMHFから天翔龍シャンティエンが、
      約11年後にMHRiseから風神龍イブシマキヒコ雷神龍ナルハタタヒメ及びその特殊個体が登場している。
      特にイブシマキヒコはアマツマガツチと性質は違えどに関連する能力を持ち、
      MHP3と同じく和風の作品に登場する事からプレイヤーの間でも特に比較されやすい。
      一時期は風神雷神夫婦の子供がアマツマガツチであるというトンデモ考察すら見かけられた程だが、
      生態樹形図が更新された現在では、両者は同種でも近縁種でも無いということが判明している。
      なお、伝承上では混同されることもあったとされ、
      百竜夜行が解明されるまではイブシマキヒコと同一視されていたという話もあるようだ。
    • 因みに、アマツマガツチの基本姿勢は海竜種を代表するラギアクルスとはまるで異なっており
      地面に対する頭の高さが低めになっているため、地上からでも攻撃を加えやすくなっているのが分かる。
      この空中姿勢はチャナガブルの水中姿勢によく似ているが、あちらは首がほぼ無いため判り辛い。
  • MHRiseでは能力の類似するイブシマキヒコとの関連性について取り沙汰されていたが、
    MHR:Sでは既述の通り他ならぬ風神龍との同一作品内での共演が果たされた。
    また、実装時のイベントにおいてはフゲンやハモンの口から、
    百竜夜行や風神龍、雷神龍を上回る大いなる災い」「倒さなければカムラの里は滅び去る」という話も聞け、
    公式から直々に並び評される機会を得るとともに、本種の齎す災厄の規模が改めて浮き彫りとなった。
    • この台詞における風神龍、雷神龍との比較については被害規模や危険性の話とも取れるが、
      古龍種についてはその存在自体を災いに喩えた例も数多いだけに*25
      単純に戦闘能力や影響力を含めた強大さにおいて両者を凌駕するとの解釈も可能ではある*26
      いずれにせよ、特定の古龍が他種と明確に比較された上で「上回る」と評されるケースは極めて稀であり、
      この発言はプレイヤーの間でもかなりの話題を呼ぶことになった。
    • なお、本種のクエストを解放する為に百竜ノ淵源との邂逅が必須ではない事から、
      ここで示されるところの雷神龍とは通常個体を指すと考えられ、
      この地方における生命の頂点の一角」と評された百竜ノ淵源ナルハタタヒメとの力関係は明確ではない。
      ただ、百竜ノ淵源があくまでも「頂点の一角(=複数存在する頂点の一つ)」と表現されていた事実から、
      風神龍や雷神龍、百竜夜行に匹敵する大いなる災いと称れたアマツマガツチもまた、
      百竜ノ淵源と並び立つカムラ地方の頂点の一角である可能性は考えられるだろう。
  • よく聴いてみると分かるが、アマツマガツチは絶命直前に上げる断末魔の声が
    モスのものとかなり似ている。特にMHX(X)ではハッキリとモスっぽい断末魔が聞ける。
    ……だからといって関係性があるとも思えないが。
    モスが激流ブレスなど放ったら一大事である。即死攻撃は出せる?知らんな
  • 実はアマツマガツチの飛膜は端の方が透けている。討伐後に見ると分かり易い。
    また、橙色の模様の部分に体液の循環らしきものが見える。これも討伐後に見てみよう。
    普段意識することは少ないが飛膜の付け根は緑色であり、アイコンにも反映されている。
    • MHXからの変更点として、MHP3で絶命後の体液の循環らしきものが削除されている。
      また、胸の周囲に纏うが見易くなった一方、紫色の雷のようなエフェクトが削除された。
  • 上記の通り初登場はMHP3だが、G級対応版の『MHP3G』は発売されなかったうえに
    MH3GやMH4Gでも未登場だったことから、メインシリーズ出身モンスターでは珍しく
    本種のG級個体が存在していなかった。
    しかし、アマツマガツチが復活を果たしたMHXの後継作MHXXではG級クエストが存在し、
    上記のG級USJクエストへの登場が判明した事で、ようやくアマツマガツチのG級対応が確定された。
    • アマツマガツチが初登場したMHP3は海外では発売されていない。
      また、以降の3作ではリストラを喰らってしまった。
      そのため、アマツマガツチが海外デビューするのはMHGen(海外版MHX)発売までお預けとなってしまった。
      アマツマガツチの日本デビューから海外デビューまで、実に約5年間半もの長い年月を要したことになる。
    • 日本でMHP3にて初登場したモンスターの殆どは海外ではMH3U(海外版MH3G)にてデビュー。
      同じくMHP3出身モンスターであるティガレックス亜種はMH3Uでの海外デビューを逃すも、
      MH4Gの海外版"MH4 Ultimate"にてアマツマガツチより一足早く海外デビューを果たしていた
      (こちらも4年間強という比較的長い時間を要しているが)。
    • 一応MH4Uにはアマツマガツチも素材のみ出演しているが、
      素材にはその名前(海外版には別名の概念がない)が
      「Amatsu」とだけ書かれていたが、これが正式な名前なのか略称なのかは不明だった。
      その後MHGenが発売され、そこではモンスター名としてMH4Uの素材での名前と同じ
      「Amatsu」と表記されており、これが正式な英語名であることが判明した。
      また、これによりMHXまでのメインシリーズに登場したモンスターの英語名が全て出揃った事になる。
    最高クラスの強さをようやく手に入れた本種だったが、時代は流れてMHR:Sでは
    G級改めマスターランク個体のみの登場である。
  • 3シリーズのラスボスの中で唯一、禁忌のモンスターとして扱われていないモンスターである。
    MHP3最終期の公式ガイドブックイラストレーションズ2、CGアートワークス2では
    姿や詳細データ、名称が普通に記載されている。
    また、モンハン部やファミ通などにおいてもMHP3発売当初は伏せられていたが、
    徐々に有名になってきたからなのか、普通に名前が出たことがある。
  • 永らく正確な大きさが不明だったが、2014年に開催されたモンスターハンター展にて放映された、
    『祝10周年!歴代人気モンスター集まるニャー!』の映像内にてついに正確なサイズが判明した。
    その数値は3133.8cm超大型モンスターに相応しいサイズで、アカムトルムを若干上回る。*27
    ムービーではドス古龍に続いて登場するが、大型古龍とあまりにかけ離れた大きさに唖然とした者も多いだろう。
    • ドス古龍に続いて登場すると述べたとおり、このムービーではあのクシャルダオラとの共演も果たしている。
      クシャルダオラが発生させた雷雨に呼応するかのように出現する
      というニクイ演出となっており、開発側の遊び心が垣間見える。
      なお、このクシャルダオラとはMHXにて本編での共演を果たすこととなった。
    • ハンターと対峙した際はアカムトルム等ほど巨大に見えないという意見も一部あったようだが、
      これはアマツマガツチが東洋の龍のような細長い体形であること、
      海竜種の遊泳姿をベースとしているため長大な身体を折りたたんだような姿勢になっていることが要因だろう。
      むしろ、横幅の大きいアカムトルムらが実際より大きく見えていた可能性もある。
  • 2017年1月13日~6月25日にかけてユニバーサル・スタジオ・ジャパンで開催された
    モンスターハンター・ザ・リアルにて、等身大アマツマガツチが登場することが発表された。
    幅43mという超巨大スクリーンに映し出される「モンスターハンター」のフィールドを舞台に、
    30mを超えるアマツマガツチ、MHXXメインモンスターの片割れバルファルクも暴れ回る。
    従来の『モンスターハンター・ザ・リアル』は等身大モンスターと遭遇できることが目玉であったが、
    今回はフルスクリーンに映し出される超巨大モンスターの狩猟に挑むという、
    新たな形のアトラクションとなっている。浮いているのでそうせざるを得なかったのかも。
    • ストーリーも設定されており、ゲストは書士隊として調査のために飛行船に乗り込む。
      飛行船破壊場面がゲーム中で描かれた二種だけに、その後の展開はお察し
      • 終盤ではバルファルクが飛行船から離脱していく場面が存在するが、
        離脱した理由は背後の巨大竜巻(=アマツマガツチ)に意識が移ったためである。
        詳細には、バルファルクが飛行船を襲撃している最中に画面左下の竜巻が稲妻によって光る。
        その際にアマツマガツチのシルエットが映り込み、
        それを見たバルファルクが嵐に向かっていくといった演出が入る。
        その後の様子は確認できないが、二頭の古龍が交戦した可能性も否定はできない。
    • ちなみに、ラスボスモンスターがイベントに大々的に登場するのはこのイベントが初となる
  • 2016年7月、モンハンとデザイナーグループ「B-SIDE LABEL」がコラボした
    ステッカーの最新ラインナップにアマツマガツチが登場。
    同グループのステッカーの中でも特に人気なのが、
    ちょっと毒のあるセリフをキメる可愛いキャラクターが描かれたものなのだが、
    このステッカーでデフォルメされたアマツマガツチのセリフは、なんと「驚きの吸引力」。
    まさかまさかのダイソン公式ネタ化である。
    しかもご丁寧な事に、「吸引力の変わらない~」と同じ位に有名なCMネタである。
    先方からの許可とか大丈夫なのだろうか。
  • 公式小説のノベル版(ファミ通文庫)では第五弾にて満を持して登場。
    第6巻の表紙を飾っており、主人公たちにとって因縁の深い存在である。
    以下ネタバレにつき格納。

    直接言及はされていないが、登場人物・ティカルが両親と別れ別れになる原因とされる描写がある。(なお両親とは1巻ラスト、アオアシラ討伐後に再会を果たしている)

    作中では2度にわたってユクモ村上空に出現、大嵐を巻き起こし、村に甚大な被害をもたらした
    ゲームでは見られない、アマツマガツチ接近による被害がかなり詳しく描写されている。
    これほどまでの大規模な破壊活動を行ったモンスターはノベル版では初である。
    さらにその出現と嵐の影響により生態系が狂ってしまい、
    ナルガクルガ亜種が渓流に移動するなどの混乱が発生。
    ゲーム本編でもあと一歩対処が遅れていれば、どこぞの魔境のような大惨事になっていたかもしれない。
    • 余談だが、このノベル版における第2形態の記述では、
      「これまでのアマツマガツチは、真の力を発揮してはいなかった」とある。
      アマツマガツチの形態変化は一般的に「覚醒」の名でよく知られており、
      この言葉は近年の漫画やアニメにおいて「新たな力に目覚めた」というようなニュアンスを含んでいるのだが、
      ノベル版の記述に倣えば、(トゥークの所感ではあるが)アマツマガツチは
      第1形態では様子見をしていたに過ぎなかったとも解釈する事ができる。
  • ちなみに、嵐が内包するエネルギーは尋常ではなく強大で、
    例えば、特に強いものの一つである昭和51年台風17号のエネルギーはなんと原爆およそ300万発分
    人類史上最強の水爆『ツァーリボンバ』換算でも、約909発分に匹敵する途轍もないものである。
    こんなものをただ移動のために発生させるアマツマガツチの底知れぬ強大さが窺い知れよう。
    それにしても、一体あの身体のどこにこんな非常識なエネルギーが備わっているのか………。
  • MHXのときに行われた公式の人気投票では5位を獲得。
    モンハンの顔たるリオレウスに次いでのランクインであり、なかなかの好成績と言えるだろう。
    ちなみに1位タマミツネ2位ジンオウガ3位ナルガクルガと、和風のモンスターが上位層を押さえた形となる。
    また、ジンオウガの下剋上が果たされたとも言えよう。
    • モンスター自体の人気だけでなく、アマツマガツチを狩猟するクエスト『舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ』も、
      かっこいいクエスト名として人気が高い。
      SNS等での「モンハンのかっこいいクエスト名といえば?」といった話題ではほぼ確実にその名前が挙げられるほど。
      前述のようにMHR:Sでは全く別のクエスト名が使用されており、
      こちらはこちらでストーリーやゲームタイトルと絡めた秀逸なクエスト名として人気を獲得している。
      一方、強化クエストの方ではこれをオマージュした『烈禍襲来:奏でるは破滅の調べ』という名前になっており、
      MHR:S最後のイベクエとなった事も含めてファンからは喜びの声が上がった。

素材

嵐龍の堅殻
アマツマガツチの全身を包む堅い甲殻。
自らの巻き起こす嵐に鍛えられており、圧倒的な強度を誇る。
その頑強さから「荒ぶる天の神を包む鎧」と謳われる。
より強力な個体のものは『重殻』と呼ばれ、類い稀な頑強さを持つという。
ちなみにアイコンは白いが、説明文によると「黒い」らしい。
腹部の黒い甲殻を指しているのだろうが、アイコンが白いのは
他の例外を除きアマツマガツチのシンボルカラーで統一する為なのだろう。
嵐龍の飛膜
アマツマガツチの身体の至る箇所に見られるヒレ状の器官。
自らが起こした気流をこの飛膜で捉え、はばたく事無く空中に浮かび、舞うように飛行する。
羽織れば宙に浮くような感覚を覚える事から「天を舞う神の衣」と喩えられる。
より上質な『厚飛膜』ともなれば、羽織れば一時的に宙を舞うことさえできるらしい。
実際にゲーム内でそんな使い方が出来たらよかったのに……。
身体中にあり、かつ強靭なためか、何箇所か破けた程度であれば飛行に一切の問題は生じない。
激昂すると赤い斑模様が浮かび上がる。
幾多のクエストを達成し、アマツマガツチの脅威をも退けたユクモ村のハンターには、
このアマツマガツチの飛膜で作られた特製のギルドカードが渡される。
嵐龍の角
アマツマガツチの頭部に生える一対の角。他のモンスターには見られない独特の形状が特徴。
天に向かってそびえるように生えており、傷一つ無いその様子には神々しさを感じられる。
より神々しく発達したものは『剛角』と呼ばれる。
剥ぎ取りでは手に入らず頭の部位破壊で手に入る。4回耐久値0で報酬確定なので破壊が難しいが、
基本報酬でも手に入るのでそれほどストッパーにはなりにくい。
勿論、例のアレが発動しなければの話だが。
嵐龍の鋭爪
アマツマガツチの前脚に生えている鋭い爪。
体躯の割には小さく、飛膜と一体化していることもあり目立たないが、素材としては実に優秀。
これ一つでもただならぬ威圧感を醸し出しており、「神の大爪」とも呼ばれている。
ただならぬ恐怖を感じるものは『剛爪』と呼ばれ、鋭爪同様に「神の剛爪」とも呼ばれる。
嵐龍の尻尾
アマツマガツチの強靭な尻尾。「天の神の尾」とも呼ばれる。
吹き荒ぶ嵐の中でも舞うように動きがしなやかで、時には外敵を排除する武器になる。
上質なものは『凄尾(せいび)』と呼ばれる。
入手困難な素材だが、武具の素材としての用途は限られている。
しかし取引価格は嵐龍の素材の中でもかなり高い。
嵐龍の胸殻
妖しげな輝きを放つアマツマガツチの胸部の甲殻。
その光に照らし出された者は未来を奪われると言われている。
激情するとその光は強さを増し、稲光のように明滅する。
より上質なものは『重胸殻』と呼ばれ、照らされた者に絶望を与えるという。
嵐気胞
アマツマガツチの体内に存在する内臓器官の一つ。
古龍種から素材として使える内臓器官が入手できる例は珍しい。
ロアルドロスなどに見られる水袋に似ているブレス生成器官だが、その貯水量は桁違いで、
ほんの一片でも加工に用いれば武具の性能は飛躍的に上がる。
ここに蓄えられた水はアマツマガツチ最大の武器でもあり、高圧縮して様々な型のブレスを放つ。
その水流ブレスは大地すらも深々と切り裂く。
頭部から背中にかけて特に発達したものは『嵐気胞塊』と呼ばれ、そこから放たれる水流はこの世の全てを押し流すほど強力。
「塊」と付くが別に嵐気胞が集まってできた塊というわけではないようだ。
天空の龍玉
アマツマガツチの体内にある希少な龍玉の一つ。
それを手にした者は天空から下界を俯瞰する知覚を得ると言われる。
屈強な個体からは『天空の龍神玉』が入手でき、こちらは万物を見通す知覚を得ることができるらしい。
また、アマツマガツチが嵐を発生させる力の源とも言われている。
アマツマガツチの素材から作られる武器の生産に必ず一個必要となるが、入手確率はとても低い。
さらにアマツマガツチは剥ぎ取り回数が本体4回、尻尾2回(しかも尻尾から龍玉は手に入らない)と、
超大型モンスターの中では剥ぎ取り可能回数が非常に少なく、武器作成の時にストッパーになりやすい。
また、剥ぎ取りが4回しかない超大型モンスターは他にアカムトルムウカムルバスなどがいるが、
これらのモンスターは基本報酬で宝玉が出る確率が少し高めになっている。
しかしアマツマガツチの場合は基本報酬でも天空の龍玉が出る確率が非常に低く設定されている。

関連項目

武器/アマツ武器 - アマツマガツチの素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/荒天・蒼天シリーズ - GX荒天・蒼天シリーズも本項で解説する。
BGM/アマツマガツチ戦闘BGM
ゲーム用語/ラスボス
フィールド/霊峰 - 戦闘の舞台となるフィールド。
フィールド/獄泉郷 - 同上。
アクション/ダイソン - 代名詞の一つ。これと絡めた公式ネタも存在する。
アクション/竜巻

モンスター関連

モンスター/ジンオウガ - 元々霊峰に住んでいたが本種に追い出されてしまったモンスター。
モンスター/クシャルダオラ - 風を操る古龍種の先輩。ただし、操れる風の規模は本種の方が上。
モンスター/イブシマキヒコ - 風を操る古龍種の後輩。雷神に対する風神のポジションという点でも一致する。
モンスター/シャンティエン - 嵐を呼び寄せ天空を泳ぐように移動する、本種と似た古龍種。
モンスター/ネロミェール - 水属性・雷属性の攻撃を用いる古龍種の後輩。ただしこちらが司るのは雷雨である。


*1 縄張り争いが生じるのは古龍や古龍級生物のみ。
*2 クエスト「全てを奪い去る嵐」はアマツマガツチが齎す嵐の雨で薪が濡れ、寒さによって危機に瀕した村からの依頼となっている。
*3 エリア4の集落。
*4 ただし、ハメなどで予備動作もできないほど怯ませ続ければ、激流ブレスを封印することは可能
*5 体力基準値は9400から8700に低下している
*6 遠距離武器も射角的にかなり離れないといけない
*7 逆に、対ニャンター用の調整が足りなかったとも捉えられる
*8 フィールドがクエストによって様変わりする事例は他にMHW:Iの淵源の孤島幽境の谷、MHRiseの龍宮砦跡などがある
*9 もっとも、当の時平本人は学者からの叩き上げで右大臣となった道真のことが気に食わず、それが故に彼を讒言によって左遷し、間接的に死に追いやった……云わば道真が祟り神となった元凶ともいえる鬼畜極まりない所業を行った人物であり、主君や同胞への仇討ちがために嵐龍に立ち向かったカゲロウとは境遇や動機含め真反対の人物といえる。とはいえ彼も醍醐天皇への忠誠心は本物であるため、そういった点でも共通していると言えるか。
*10 どうしても許す事のできない敵。なお、MHW:Iにて悉くを殲ぼすネルギガンテが同名の必殺技を有している
*11 「灰燼」とは灰や燃え殻、建物などが燃えて跡形もないことを表す
*12 ただし初戦闘時のムービーでは……
*13 BCのBGM『神霊の峰』のみは、MHRiseの決戦場フィールドのBGM仕様との兼ね合いで、MHX(X)同様オミットされている
*14 通常クエストではクリア演出時にウツシ教官が選ばれた場合、台詞をカットする修正が入っているがこちらでは入っていない、というのが正確なところ
*15 約0.03秒後
*16 ただしアマツマガツチとは異なり、あちらの射出タイミングは同時である
*17 装備次第では耐えきれるが、後述の対処の方が確実
*18 代わりに、狂化自体のスリップダメージは増えずに済む
*19 ソロで約4000
*20 一見ムービーのようだが、カメラが専用のアングルになっているだけなのでこの間もプレイヤーハンターを操作可能
*21 ウツシが気配を察していたことから、誘導されるまでもなく元よりアマツマガツチに挑みかかる気だった可能性もある
*22 操縦士はMH3の交易船/撃龍船の乗組員と同じタイプの男性であり、竜人族の観測士はMH2のオープニングの気球に乗っていた人物に酷似している。
*23 ハンター稼業は「生きて帰ることが最優先」なので、命を守るための盾を利き手(プレイヤーハンターは右手)に持つ
*24 京都の鉄道会社「嵐電(らんでん)」や、埼玉県の地名「嵐山町(らんざんまち)」などが代表例。
*25 紅龍ミラボレアスが作中で「伝説(=黒龍)を遥かに上回る災厄」として黒龍を優越する存在であると示された例もある。なお、紅龍ミラボレアスについては黒龍よりも格上であることが公式から明言されている。
*26 能力が上位互換や下位互換といった話はされておらず、アマツマガツチの風の力や雷の力が風神龍、雷神龍と比較してどれ程のものなのかは明確になっていない。
*27 MHR:Sの公式資料集によると、本作では3440.72cmと若干サイズアップしているようだ。髭の分だろうか