- 種族
- 古龍種(古龍目 嵐龍亜目 アマツマガツチ科)
- 別名
- 嵐龍(らんりゅう)
- 英語名
- Amatsu
- 危険度
- MHP3・MHX・MHXX:★8
- 登場作品
- MHP3, MHX, MHXX, MHF, MHO, MHSP2
- 狩猟地
- 霊峰
目次
生態・特徴 
- 曰く、霊峰に棲む嵐の化身。曰く、大いなる厄災の龍。
ユクモ地方近辺では古くから伝承の中にその存在が残されており、
人々から「天の神」あるいは「暴風と竜巻を従える龍」とされ、畏れられてきた古龍。
山吹色の模様が入った白い飛膜を背に、黒い甲殻を腹に抱えた、細身で長大な姿をしている。
頭部には不釣り合いな程に巨大な2本の黄金の角が後方に向かって生えているが、
その壮麗で神々しい角には傷らしい傷が全く存在しないという。
これは恐るべき力をもつアマツマガツチに手向かえる者がいなかったことの証左である。
- 古龍としての能力として、自らの意思で嵐を呼び、自在に操る。
何もせずとも大嵐を生むその力から、ハンターズギルドからは《嵐龍》とも呼ばれる。
古龍種には自身の縄張りに他の生物が侵入してもあまり気に留めない種や個体も少なくないが、
アマツマガツチは例外的に強い縄張り意識を持ち、自らの領域を他の存在が侵すことを許さない。
近年ユクモ村付近に姿を見せた際は、とある霊峰を中心に縄張りを張り、
その付近で暮らしていたモンスターを全て追い払った上、
各調査のために航行していたギルド所有の飛行船をことごとく撃墜していた。
火竜のブレスの直撃にも耐えるという強固な飛行船でさえ、
アマツマガツチにとっては他の存在と何ら変わらない、縄張りに侵入して来た脆弱な不埒者でしかなく、
荒れ狂う嵐とその巨体からの攻撃に為す術無く叩き落されるのみである。
例え縄張りに侵入しなかったとしても、
アマツマガツチが纏う嵐は周辺一帯に暴風や水害、土砂崩れなどを多発させ、
結果的に出現地域の生態系、環境、人々の生活区域を諸共に破壊してしまう。
それほどの規模の嵐を移動手段としても利用しているため、
アマツマガツチが出現・接近するだけでも地域一帯には大災害級の被害が発生する。
大昔、ある地方において村一つがたった一夜で荒れ地と化すという天災が起こったが、
これは巨大な大嵐が村を襲ったためだとされており、その原因こそ他ならぬアマツマガツチであるという。
また、古龍研究者の見解によれば、歴史上でユクモ地方周辺に発生した嵐が原因とされる災害には、
多くの場合この嵐龍が絡んでいたらしい。
なお、暴風雨を自在に操るという点では鋼龍クシャルダオラと似ているが、
アマツマガツチの能力の規模や危険性はそれ以上に高いものと考えられている。
- 前述の能力によって自らの周囲に気流を発生させ、全身の羽衣のような飛膜で捉えることで空中に浮かび、
一切羽ばたく事も無く、まるで空中を舞う、あるいは泳ぐかのような動きを見せる。
なお、その動きを可能とするためか、海竜種やナバルデウスなどに近い「泳ぐ」事に適した骨格を持つ。
ちなみに一部の特殊な能力を持つ古龍種は、角に甚大なダメージを負ったり、
毒などによって体内器官が衰弱すると能力の制御に支障を来すとされているが、
アマツマガツチに関してはこれらの手法による能力への影響は確認されていない。
- 体内には膨大な量の水を蓄えられる「嵐気胞」と呼ばれる特殊な器官を持つ。
この嵐気胞に蓄えた水を利用し、強力な水流のブレスを放つことができ、
その威力は高高度から放ったとしても地面を穿つほどの凶悪さを誇る。
また、周りの気流を操って防御壁としたり、突風に乗った突進を行うほか、
外敵を取り巻く小規模の竜巻を連続発生させる、自身の全長を遥かに超える巨大な竜巻を生み出すなど、
嵐を操る能力を存分に使った大規模な攻撃を見せる。
なお、アマツマガツチが従える暴風はもはや風の域にはなく、風圧に耐えうる防具も全く用をなさない。
外敵の自由を奪い、軽々と巻き上げる気流を無力化する術は未だに見つかっておらず、
災厄を止める手立てはアマツマガツチを制することのみである。
- 興奮状態に入ると眼や胸部が淡い橙色に光り輝き、
その妖しげな光に照らされた者は未来を奪われるとも言われている。
生命の危機に瀕し激昂した場合、更に飛膜の模様が赤い斑点に変化し、
全身の白い飛膜が黒ずみ、角がさらに強く輝きだす。
自らの命の危険を感じ荒れ狂うアマツマガツチが纏う嵐はより激しく、より大規模なものへと変貌する。
そして自らの逆鱗に触れた外敵に対して、ますます熾烈な攻撃を仕掛けるようになる。
- 余談だが、ユクモ地方に伝わる伝承の一つに登場する神官は、
このアマツマガツチから得られる素材を用いて作られた特殊な装束を纏っていたという。
その神官は言霊の力によって森羅万象を読み取り、あらゆる災厄や天変地異をも鎮めたとされる。
この伝承から、アマツマガツチの素材から作られた装備には古の神官の言霊が宿ると考えられており、
それを身に纏う者は人の身でありながら人を超える存在となるという。
概要 
- MHP3にて初登場した古龍種の超大型モンスターで、同作におけるラスボス。
作中では霊峰に訪れており、メインモンスターのジンオウガはこの古龍に霊峰を追われた。
つまり、MHP3ストーリーにおける一連の事件の原因である。
- 「大いなる厄災の龍」と伝えられているが、ミラボレアスのように悪と呼べる「邪龍」ではない。
他の古龍と同じくその力が強大すぎるため、周りに多大な影響を及ぼしているだけである。
- 戦闘フィールドは霊峰。アマツマガツチの力により赤みを帯びた黒雲の下にある。
3か所にバリスタが設置されているため、活用しよう。弾は箱のような採集ポイントで入手可能。
地味に、ウチケシの実を手に入れられる採集ポイントもある。
- ハンターを認識したアマツマガツチは咆哮の後、しばらくの間ゆったりと佇む。
まるで相手の様子を伺っているようにも見え、威厳のある姿である。もちろん攻撃チャンスだが。
ただし咆哮しないこともある。
- 風を操ることで常時滞空しており、住処を空中に移した海竜種が如く自在に宙を舞う。
毒はもちろん、睡眠、麻痺、スタンになっても浮いたままである。
すやすやと眠りながら浮遊し続ける姿は一見の価値がある。
絶命するまで阻害されることのない気流を操る能力、
それを以て常時滞空し続けることが出来るアマツマガツチだからこそ出来る芸当だと言えよう。
宙に浮いているとはいえ、弱点である頭の位置は低いため、剣士が攻撃しにくいということはない。
閃光玉で落とすと悶えて頭の位置が揺れ動き、かえって狙いにくくなってしまうので注意。
- 反面、地上での機動力は失っており、撃墜されることがあればもがくことしかできない。
特に、能力による気流制御を竜巻の生成に回している大竜巻中のみ、
ひるませるとバランスと飛膜の揚力を失い、一定時間地面に落ちてもがき続ける(後述)。
その間アマツマガツチは身動きを取れず、浮き上がるまで新たな行動が出来ないので、攻撃するチャンスである。- なお、この大竜巻の特殊ダウン中にさらにスタンや麻痺を取ると、通常とは異なるモーションでダウンする。
このダウンは他の大型モンスターが落とし穴中にスタンや麻痺するモーションと同じ動きである。
- なお、この大竜巻の特殊ダウン中にさらにスタンや麻痺を取ると、通常とは異なるモーションでダウンする。
- 似た性質を持つ後輩天翔龍シャンティエンと比較されがちだが、
あちらは頭の位置が高いラギアクルスに似た骨格。実はアマツはチャナガブルに似た骨格である。
また、シャンティエンは空中のみならず地上でも問題なく活動できるため、
純粋な機動力においてはあちらに軍配が上がる。
ただし、扱う属性や戦闘スタイルが根本的に異なるため、総合的にどちらが強いのかは不明。
- 嵐を纏う古龍だが、意外にも龍風圧を伴った攻撃は存在しない。
体当たりの際などに通常の風圧が発生するのみであり、接近しても問題無く攻撃できる。
同じ風を纏う風翔龍クシャルダオラと比べるとやや地味と言える。- もっとも、クシャルダオラが纏う風の鎧はプレイヤーにとってストレス要素ばかりであったため、
開発スタッフが不評を鑑み、アマツマガツチに極端な妨害能力を付与しなかったとも考えられる。 - なお、設定上纏う嵐の規模はクシャルダオラの比ではなく、
縄張りと定めた霊峰全体を飲み込むほどの規模を誇る巨大な嵐を常時従え、
移動するだけで広範囲に天災に匹敵する被害を出すなど、
危険性および能力の規模では古龍種の中でも指折りの存在である。
他の古龍にも言えることではあるが、この設定をそのままゲームに落とし込むと
強力な風の前にハンターはまとめて吹っ飛ばされて近付くこともままならないであろう。
そもそも霊峰登山で一苦労である。
後述の生態ムービーではとんでもない威力の水ブレスと凄まじい竜巻を披露しており、
ゲーム中では描かれないアマツマガツチの力の片鱗を垣間見ることができる。
- もっとも、クシャルダオラが纏う風の鎧はプレイヤーにとってストレス要素ばかりであったため、
- 上述のように風はハンターの攻撃に対する妨害要素としては機能しないが、
バリスタの拘束弾に関しては跳ね返してしまう。
攻撃のときのみ風が解除されるため、そこを狙う必要がある。
ちなみに通常のバリスタ弾には全く影響しない。攻撃用と拘束用では仕様が異なるのだろう。
その他の妨害要素として咆哮【小】を放つので、耳栓があると攻撃の機会が増える。
- 軸合わせを多く行うのも特徴。対象が真後ろにいる場合はわざわざ2回かけて行う。
アマツマガツチの攻撃は正面に対するものが多く、軸合わせを見て横に動くと避けやすい。
大剣の溜め斬りやハンマーの溜め攻撃などを軸合わせ後の頭に当てに行くこともでき、
TAにおいてはこの動きをよく見かける。
- 破壊可能部位は頭部、両腕、背中の飛膜。更に尻尾が切断可能となっている。
頭部破壊は1段階目で左角が折れ、2段階目で髭が短くなり、目に傷が入る。ここで報酬確定。
背中は剣士だと狙うのが難しく、ガンナーで無ければまともに破壊できない……
と思いきや、バリスタを数発当てれば簡単に破壊できる。
アマツマガツチの部位破壊において最も簡単なものであろう。
尻尾の剥ぎ取り回数は2回なので、討伐してから剥ぎ取るなら急ごう。
胸部も一見破壊できそうだが、こちらは破壊不可能である。
- ある程度ダメージを与えると、行動をキャンセルし通常と異なるモーションで咆哮。
同時にBGMが切り替わり、逆鱗に触れたがごとく"形態変化"する。
ちなみにこの瞬間、あらゆる状態異常などを全て解除する。
アマツマガツチの飛膜が黒く変色、橙色の模様も不吉な赤色に染まり、
背景の嵐もさらに激化し空が紫色に染まるなど全体的に演出がガラッと変わる。
さらに形態変化後に怒り状態になると、胸部の甲殻から陽光のような光が漏れ、時折紫電が奔るようになる。
この形態では周囲に小型の竜巻を3つ放出した後、再度自分に向かって引き戻す攻撃が解禁される。
覚醒直後に使用してくることもあるので、注意しよう。- この形態変化はアマツマガツチが遂に本気を出しそれに立ち向かうような熱い演出だが、
攻撃が多少増える他には、内部的なステータスは実はそこまで変化していない。
それどころかもともと弱点であった頭部の肉質が軟化し、さらにダメージが通りやすくなる。
ただし激流ブレスの解放が控えているため、油断は禁物である。 - ミラボレアス系統の硬化など、ダメージを受けるとパワーアップするような例はあったものの、
フィールド演出などを含め、第2形態ともいえる変貌を遂げたのはアマツマガツチが初である。
昨今の形態変化に比べると地味に感じてしまうかもしれないが、当時としては珍しいことであり、
今では当たり前になった形態変化の先駆けであったのだ。
- この形態変化はアマツマガツチが遂に本気を出しそれに立ち向かうような熱い演出だが、
- 討伐に成功すると、通常のクエストとは違った専用のファンファーレが流れる。
また、霊峰全体を覆っていた分厚い暗雲が晴れて朝日が射し、美しい虹がかかるという演出が為される。
形態変化も含め、演出面でかなり恵まれたモンスターと言えよう。
- BGM面でも優遇されており、専用BGMが4つある。
ベースキャンプに1つ、第1形態・第2形態にそれぞれ1つずつ。
加えて上述の専用のクリアBGMが用意されているという珍しいモンスター。
1つのモンスターの専用BGMとしてはメインシリーズにおいて最多だと思われる。
詳細はBGM/アマツマガツチ戦闘BGMを参照されたし。
主な攻撃方法 
アマツマガツチの攻撃は予備動作が大振りなものが多いため、見極められれば回避が楽になる。
また予備動作とともに鳴き声を上げるため、それを聞きわけることも攻撃を予測する手段になる。
攻撃の後にも一定の隙が生まれるため、慣れるととても戦い易くなる。
ただし出が速い突進や、初見殺しのダイソンと激流ブレスには特に注意を払いたい。
- 腕薙ぎ払い
- 正面を左腕で薙ぎ払う。
頭付近に接近していると繰り出してくるが、攻撃力が低く判定も狭いため、あまり脅威ではない。
あまりに頭に近付いてしまった場合、敢えて前転回避して懐に飛び込むのも一手。
- 横回転攻撃
- 上体を右後方へ捻る予備動作の後、その場で横に何回転かし、最後に惰性で前進する。
最後の前進には当たり判定が無い。
後述の竜巻起こしと予備動作が似るので注意されたし。
- サマーソルト
- 大きく尻尾を振り上げる予備動作の後、尻尾を下から上へ振り上げて1回転する。
攻撃範囲が縦に広いので、横方向に回避すると良い。
- 尻尾薙ぎ払い
- 尻尾で前方を素早く薙ぎ払う。また、攻撃と同時に後退する。
尻尾は本体から見て左側の方に判定をかなり強く残すため、そちらに動いてしまうと高確率で被弾する。
この攻撃に対応するためには、常にアマツマガツチから見て右側に陣取ると良い。
- 尻尾叩きつけ→薙ぎ払い
- G級でのみ使用。
後方の地面に尻尾を叩きつけたあと、身体を回転させ右半身側から前方を薙ぎ払う。
- 錐もみ突進
- 回転しながら突進する攻撃。
腕を引く予備動作からすぐに放ってくるパターンと、頭を持ち上げ体を縦に構えてから出すパターンがあり、
前者より後者の方が速い。後者の場合は構えている間に対象の方を向くホーミングが入るため、
横に大きく移動して突進を避けよう。- この攻撃に対してブシドースタイルのジャスト回避を試みると、
実は本体に判定がなく、後ろからやって来る空気の刃に判定があることが確認できるが、
これを鑑みるにアマツマガツチは空気の刃を生成して斬りつけるなど、
その能力を攻撃にもフルに用いていると考えられる。
- この攻撃に対してブシドースタイルのジャスト回避を試みると、
- 高速突進
- 僅かに左右にうねる突進。正面方向のハンターに向かって繰り出すことが多い。
予備動作がほとんど無いため、近接武器で頭を殴っていると回避は困難……なのだが、判定が絶妙で、
明らかに腕に当たっているのに当たっていなかったり、その逆が起こったりする。
ダメ元で横に回転回避したりすると案外避けることができたりする。
ただし怒り移行の咆哮の後に放たれると確実に被弾するため、心配なら耳栓をつけると良いだろう。
突進の終わり際に鳴いた際はターンしてすぐさまもう1度突進を繰り出すので油断は禁物。
- 水球ブレス
- 頭を持ち上げて溜めた後に水球ブレスを発射する。
発射の瞬間まで対象を追尾するが、逆に言えば発射してからは直線状に飛ぶため、
発射に合わせて横に移動すれば回避は容易。
その性質上、近距離で撃たれるほど避けにくい。
- 2連水ブレス
- 体を捻った後に溜めの動作をし、直線状の水ブレスを放つ。
本体から見て右から左前へ、左から右前へと2連続で放つのだが、凶悪なホーミング性能を誇り、
水弾ブレスとは逆に遠くにいるほど回避が難しい。ガンナー涙目である。
正面にいると回転回避では避けきれない場合があるが、
かと言って1発目を緊急回避してしまうと2発目に確実に被弾してしまう。
対策としては、横に大きく旋回移動して1発目を避けつつ本体に接近、
横に陣取れば2発目を避けることができる。
注意点として、あまり近付きすぎるとブレスの始めに当たる。こればかりは経験で距離感を掴もう。
また、ブレスの最中も常に向きを変えながら対象を狙うので、横で棒立ちしていると普通に被弾する。
こちらも合わせて動き、常に本体の横側を維持しよう。
あるいは、1発目を避けたのであれば2発目を緊急回避してしまってもいい。
- 移動
- ハンターに対して体を横に構え、ふわりと大きく移動する動作。
攻撃ではないが様々な攻撃に派生するため付記。
動作の終わり際に体を巻いたらすぐさま錐もみ突進に、動作を終えて一呼吸置いたら水ブレス系統に繋げる。
特に怒り状態では頻繁に錐もみ突進や2連水ブレスに派生し、遠い対象をも狙うので注意を払っておきたい。
移動によって瞬時にバリスタのスコープの視界から抜け出し、死角から攻撃を仕掛けてくることも。
- 竜巻起こし
- 第2形態において解放する攻撃。
頭を左後ろに小さく引き、その場で何回も回転、
3つの竜巻を本体から見て右前、右後ろ、左に等間隔で生成する。
発生した竜巻は一定軌道を描いてフィールド上を移動し、しばらくすると発生地点に収束して消える。
威力こそ低めだが、竜巻に当たると大きく打ち上げられてしまうため戦闘リズムを乱される。
3つの竜巻は常に正三角形を描くため、2つの竜巻を見れば残り1つの位置を予測できなくもない。
既に竜巻が発生している間は新たな竜巻を生成しないが、収束するタイミングに合わせて
前もって予備動作を開始、間髪入れずに新たな竜巻を生成することがある。
なお竜巻が移動している最中はアマツ本体は普通に攻撃してくるため、
例えばこの竜巻に打ち上げられて下記の大竜巻に放り込まれるという事態も有り得る。
- 大竜巻
- アマツマガツチの代名詞とも言える大技。
威力も高く、仕組みと避け方を理解していないとなすすべもなく即死させられる。
「ハンターを吸い寄せる」性質を有し、プレイヤーからは「ダイソン」の愛称で呼ばれる。
甲高く鳴いた後、とぐろを巻いたまま空中で静止し、風と共にハンターを自身の元へ吸い寄せ、
その後一気に渦を巻きながら上空へ舞い上がり、エリアの半分近くを覆い尽くす巨大竜巻を発生させる。
吸い寄せる力は徐々に強くなってゆき、最終的には全力で走っても吸い寄せられてしまう。
あまりにも強い風力に風圧スキルなど全く意味を為さない。
吸引を解除した瞬間に攻撃値200という大ダメージ判定が発生。
被弾すれば最上級の剣士装備でも瀕死になり、ガンナーはまず即死する。
また、発生する竜巻にも攻撃値100の判定が別途に存在し、当たれば吹き飛ばされてしまう。
上記の大ダメージを根性で耐えた場合、起き上がる位置によっては竜巻に殺されてしまう。
……と、絶望的な威力と起き攻めを兼ね備えた攻撃だが、対策は幾つか存在する。- 1つ目は、吸引から走って逃げるという至ってシンプルなもの。
幸いなことに吸引力は徐々に強くなるため、
最初は歩いて対抗し、その後はスタミナを調整しつつ走ればよい。
弱点として、本体の近くにいるときや水属性やられになっているときは難しい。
強走薬を持ち込んでおいて、吸引開始と同時に飲んで全力疾走するのも有効。
ただしこれはMHP3の話。MHX以降は吸引力がえげつないことになっているため注意。吸引開始時はダッシュ(逃走ダッシュ)で十分逃げられるが、最終的にはダッシュしていても猛烈なスピードで引き寄せられてしまう。 - 2つ目はバリスタに掴まるというもの。
これにより、掴まっている間は吸引を完全無効化できる。やはりハンターの腕力と脚力はバケモノ級。
さらに余裕があればバリスタを用いて反撃することすらでき、大ダウンも狙える(詳細は後述)。
バリスタの弾を持っていないときには使えない戦法である。また、バリスタを使用中でもバリスタの弾を撃ち切るとバリスタ使用が解除され吸引の影響を受けるため注意。 - 3つ目は、静止しているアマツマガツチを怯ませて大竜巻の発生自体を阻止するもの。
通称「ダイソンキャンセル」と呼ばれる技である。
吸引中は各部位の合計で怯み値をとるという特殊な計算が成されており、
どこを攻撃しても構わないので、一定ダメージによって撃墜させることが可能。
これにより特殊な大ダウンを奪い、もがくアマツマガツチを一方的に攻撃できる。
頭がやたらめったら揺れ動くのが残念だが、それにしても貴重なチャンスである。
失敗した場合でも怯み値は次回に引き継がれる。バリスタで複数回に分けて撃つのも一手。
攻撃する場合、ソロだとなかなか難しいが、マルチプレイなら割と簡単に達成可能。
ただし、失敗すれば大ダメージを受ける訳で、ハイリスクハイリターンである。
特にマルチプレイで事前の打ち合わせが不十分だと、一気に3乙の危険性も。 - 4つ目は吸引に耐えられなかった場合の手段、文字通りの緊急回避である。
実は吸引の終了からダメージ判定の発生までにはかなり僅かだがラグが存在する。
タイミングを覚えてしまえば安定するし、ダイソンキャンセルにも挑戦しやすくなる。MHX(X)では吸引が終わりハンターが動けるようになった後にダメージが発生する。
しかし、竜巻の判定に当たる確率が高く、体力が少ないときには推奨されない。 - いずれにせよ避けた後は、アマツマガツチが下りてくるまでに多少時間がある。
竜巻には近付かず、各種回復などに時間を使おう。
ちなみに大竜巻は怒り移行時に咆哮をキャンセルして行われることがあるらしく、
攻撃が終わる際に竜巻の中で改めて怒り咆哮をしたりする。
余談だが、この攻撃の直後に竜巻起こしを行うと、
巨大な竜巻が3つに分裂したかのような光景が見られる。 - なお、この攻撃中は常に周囲に風をまとっているため「単発式拘束弾」で阻止することはできない。
- 1つ目は、吸引から走って逃げるという至ってシンプルなもの。
- 激流ブレス
- 戦闘の佳境、アマツマガツチの体力が30%を下回ると解禁される最大の大技。
予備動作である鳴き声を上げた時点で怯み無効、技の終了まで体力が0にならなくなる。
そのため、クエスト中最低1回は使用を許してしまうと言ってもいい。
使用回数の上限もないので、追い詰めた後は早く仕留めないと何回でも使ってくる。
天を仰ぎ、鐘の音が混ざったような特徴的な鳴き声を発した後、バリスタすら届かない高空まで上昇、
特定の対象に狙いを定めて3連続の直線水ブレスを放つ。
水が一直線に地面を切り裂く様は圧巻であり、さらに水が通った軌跡は岩盤が瞬時に隆起し、
時間差をつけて水が刃のように噴出する。物理法則などここには存在しない。
ブレス本体と岩盤の隆起の2つの攻撃判定をもち、双方が即死級の威力をもつことに加え、
一度食らって吹っ飛ばされれば連続で食らってしまい、
高い防御力をもってしてもキャンプ送りになってしまう。
いわゆる初見殺しの攻撃であり、ブレスの規則を知らないで避けることはまず不可能だと思われる。
アマツマガツチはマップで言うと北の空まで移動し、縦→横→縦と薙ぎ払ってくるので、
向かって横→縦→横と移動すれば避けることができる。
この法則さえ分かっていれば、歩きと前転だけでも回避できるので、慣れが肝要だろう。
しかし、この攻撃の恐ろしさは攻撃の瞬間まで対象が誰なのか分からないことにある。
自分が狙われていると思って走り、他のハンターやオトモ狙いの攻撃に当たる事故が多発。
マルチプレイの場合はできるだけ散開、攻撃の対象を明らかにするとよい。
対象はできるだけコンパクトに避け、他の人は対象を中心とした十字上に立たないようにする。
オトモの場合、初撃は走って避け、オトモに当たった後はマップを見つつ回避すればよい。- リオレウスの知識から真下が安全かと思うかも知れないが、
アマツマガツチの射程はエリア全体を捉えるため、安全地帯など存在しない。
むしろ真下は動作が見えないため非常に危険。
- リオレウスの知識から真下が安全かと思うかも知れないが、
MHP3 
- 集会所のラスボスとして、集会浴場☆8『舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ』で登場する。
ストーリー上では例に漏れず、村の存亡をかけた最終決戦となっている。
どうやら非常事態宣言の一歩手前までいっていたようだ。
その割にユクモ村はいつも通り晴れているが、気にしてはいけない。
また、アマツマガツチのモンスターアイコンはP3時点では存在しない。
- 2011年7月8日からイベントクエスト『嵐龍天翔』が配信されている。
通常クエの強化Ver、歴代で言えばG級に当たる難易度である。
後にアカムトルムとウカムルバスの強化クエストも配信されたが、
動きが遅い2頭と違ってこちらは動きが速く、更に多彩な広範囲攻撃を持ち、ホーミング性能も高い。
これによって難易度は高いと言われており、古龍の真の強さを感じさせてくれる。
MH3G 
- 残念ながら登場せず。
MHP3はMH3Gの数年後という設定なので仕方がないのだが……じゃああいつはどうなるんだとか言わない。- MHP2における祖龍のようにイベントクエスト限定のモンスターとして再登場するのでは?
と期待する人もいたが、残念ながら実現することはなかった。
- MHP2における祖龍のようにイベントクエスト限定のモンスターとして再登場するのでは?
- 余談だが、新登場したラギアクルス希少種が、3つの竜巻を発生させるアマツマガツチの攻撃方法を継承している
(水中なので、厳密には竜巻ではなく渦潮なのだが)。
前作を知るハンターの中には、懐かしさを感じた者も多いのではないだろうか。
MH4(G) 
- MH4(G)での復活を希望する声もあったが、またしても登場せず。
常時浮遊しているという特徴から、段差があれば本作の高低差アクションに似合いそうではあるのだが……。
設定上ではユクモ村周辺を縄張りとしているようなので、舞台的に登場させにくいのかもしれない。
MH4では素材交換ですら登場しない不憫なモンスターである。
- MH4Gではオトモ用端材の他、ようやく竜人問屋の交換素材として再登場(?)。
古文書を読み解くと現れる強化版渾沌に呻くゴア・マガラを倒すとその素材が店に並び、
アカムトルムの素材と覇王の証などで交換入手できるため、本作でもアマツ防具が作成可能になった。
さらにイベントクエスト「巨戟砕くは砲撃の雨」でGX荒天・蒼天シリーズが作成可能になる。
胴が前作のナルガ胴と同じようなスキル構成で一部部位が胴系統倍加なため、
一式でも組み合わせでも強力な装備となっている。- 得られる素材は上位素材だが、交換対象がG級素材なので製作される装備品もG級相当の性能。
ちなみに、既存シリーズで上位素材までしか登場していなかったナナ・テスカトリは
今作で新規にG級素材が設定されているが、アマツマガツチにはそのような措置は取られなかった。
- 得られる素材は上位素材だが、交換対象がG級素材なので製作される装備品もG級相当の性能。
MHX 
- MHP3以降、約5年半にわたってシリーズ登場が叶わなかったアマツマガツチであるが、
東京ゲームショウ2015開催3日目の9月19日において、MHXでの復活が明かされた。
MHXのPV第2弾追加映像のラストでもその姿を見せている。
ユクモ村復活が報じられた時から復活を期待する声が聞かれていたこともあり、
情報が公開された際はプレイヤーから盛大な歓声が上がった。
その後、10月29日を以て、遂に公式サイトに紹介ページが公開された。
- ちなみに、モンハン部のTwitterにおけるプロモーションムービー予告ツイートでは
アマツマガツチの身体の一部がデカデカと掲載されるとともに、
「全ハンター待望のあの古龍モンスターが遂に登場…!!」という一文が載せられていた。
- ちなみに、モンハン部のTwitterにおけるプロモーションムービー予告ツイートでは
- 出現フィールドは、MHP3から引き続き世紀末天候となった霊峰である。
こちらもアマツマガツチと共に公式サイトで紹介が為されており、
千剣山に続き2例目となる、「公式サイトで発表されたラスボスフィールド」となった。
- 今作では、同じ"暴風を操る古龍"である鋼龍クシャルダオラや、
多くの水中でのモーションを受け継いだ海竜種のモンスターたちとの共演を果たしている。
また、ついにモンスターアイコンを獲得した。- 討伐時の演出はもちろん、クエストクリアBGMもP3を踏襲している。
本作で固有のクエストクリアBGMを持つのはもちろんアマツマガツチのみである。
- 討伐時の演出はもちろん、クエストクリアBGMもP3を踏襲している。
- 危険度の内訳が大幅に変更された今作であるが、アマツマガツチの危険度はMHP3同様8。
あの古龍級生物達に2ランク差をつけ、同作のラスボスであるオストガロア、
禁忌のモンスターアルバトリオンと並ぶ堂々の最高ランクである。- なお、似たような能力を持つクシャルダオラの危険度は7となっており、
アマツマガツチが改めてラスボスの貫禄を示すこととなった。
- なお、似たような能力を持つクシャルダオラの危険度は7となっており、
- 登場クエストはHR70で解禁される『舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ』。
公式サイトで公開されたモンスターとしては異例と言える裏ボスとしての登場である。- なお、2016年6月17日からイベントクエスト『霊峰禍つ舞』が配信されたため、
HR解放直後からアマツマガツチに挑めるようになった。
ただしすぐ下で述べるように、MHXのアマツマガツチは攻撃力がかなり強化されているため、
無理に戦おうとせずに、装備を強化してから挑むのが賢明である。
- なお、2016年6月17日からイベントクエスト『霊峰禍つ舞』が配信されたため、
- MHP3から新規モーションの追加はないが、ステータスが大幅に強化されている。*1
攻撃力も上がっており、LV10二つ名持ちモンスターと肩を並べるほど一撃が大きい。
例えばMHP3では防御450程度あれば怒り時の大竜巻を耐えられたが、
今作では防御450程度では問答無用で即死どころか、600近くでも即死する。
しかも、大竜巻の吸引力も強化されており、バリスタ台にしがみつくなりしないと
よほど距離を離せてない限り、攻撃判定が出るころには竜巻の中心地まで引きずり込まれかねないレベル。
P3で振り切るのに慣れていた人は吸引力の強化に驚いたことだろう。体感3倍強くなりましたよ、ええ
その代わり、吸引終了後に最初の竜巻が発生することにより、
P3では分かりづらかった大竜巻の即死級威力の範囲が視覚的にわかるようになっている。
吸引終了時から竜巻発生まで僅かな間があるのも相変わらず。- 今回もやはり大竜巻はタイミングさえ合わせれば緊急回避可能。
前述通り視覚でわかりやすくなった分、回避はやりやすくはなったか。
また、ニャンターであれば緊急撤退を発動すれば完全にやり過ごせるので、
納刀する必要がない分本当にギリギリまで粘ってダメージを稼ぐことができる。 - P3では残留していた大竜巻が残らないようになっているので、技の終了後、すぐに攻撃に転じられる。
- 今回もやはり大竜巻はタイミングさえ合わせれば緊急回避可能。
- 他にもエリア突入時にアマツマガツチに近い位置に移動、相手もすぐに行動開始する、
強突進のホーミング性能が上がっている、スタンの時間が半分以下になっているなどなど、
細かい調整が色々入っており、MHP3の感覚で行くと苦戦するかもしれない。
- 上記のようにステータスこそ変化しているものの新技の類は一切身に着けていない。
新モーション見たさに戦う歴戦のプレイヤーは肩透かしを喰らう事となった。
ミラボレアスを筆頭とした、4シリーズでの復活古龍の変貌っぷりを考えると尚の事である。
上記の攻撃力も、言い換えればP3のイベントクエスト『嵐龍天翔』の個体が、
常時登場するようなものであり目新しさはない。- ただし技に変化はあるようで、怒り状態の巨大竜巻はMAPどこに居ても確実に引き寄せられたり、
突進のタイミングが変化したりはしている。 - そして突進攻撃は属性やられにはならないが、龍属性の攻撃になっている。
- ただし技に変化はあるようで、怒り状態の巨大竜巻はMAPどこに居ても確実に引き寄せられたり、
- 怒りやすい割に怒り時間が短く、結果的に怒り移行の咆哮を受ける回数が嵩む。
バインドボイス自体は小だが範囲が広めで持続が長いため、耳栓を発動させておくと戦いやすいだろう。
咆哮は予兆が長めで、発生まで一呼吸置くタイプなので、ジャストアクションを狙う場合慣れが必要。
- 勿論アマツマガツチにも乗る事が可能。
アマツマガツチのデザインが東洋の龍そのものであることから、その光景はどこかでみたことのあるものに。
他モンスターと同じくジャンプ攻撃を当てて怯ませることで乗ることが出来る。
- ターゲットカメラが胴体に合ってしまう関係上、非常にやりにくいことになってしまった。
ターゲットカメラは単にモンスターを画面に収めるだけでなく、プレイヤーの視線の焦点にもなる。
胴体の中心が画面中央に来ると、もっぱらハンターが狙って位置取りに行きたい(=視線を向けたい)頭部を始め、
破壊できる尻尾・腕が画面の手前側に来てしまい、遠近感を激しく狂わされることになる。
このために、剣士であると狙いの部位を正確に照準できず、
生半可な対空攻撃では届かないという事態が発生する。
大剣であっても首下では届くことなく、エリアルスタイルですら踏みつけることができるのが
尻尾と頭部のみという有様。
おまけにこいつはフワフワと細かく動く上に、全身を同じように装飾しているヒダ状の部品のために、
自分が体のどの部位の近くにいるのかも把握しづらい。
ガンナーには関係ないと思いきや、アマツマガツチは序盤だと頻繁に前進行動を行って
プレイヤーを丁度首の真下に潜り込ませる位置へ移動してくるため、
ターゲットカメラを利用しながら位置取りし直すことがやりにくくなっている。
ターゲットカメラを切ってしまった方がやりやすいほどである。
頭部にカメラが合うか、複数の部位を切り替えられるようになってくれればよかったのだが……。
アマツマガツチの頭部は比較的安全に攻撃できるポイントであり、
ターゲットカメラは画面から出てしまった時の場所の把握に留めるとそれなりにやりやすくなる。
MHXX 
- MHXXでも無事続投。
アマツマガツチが続編作品に続投となるのは今回が初めて。
- バルファルクを討伐し、村★10を攻略するハンターにある緊急クエストが舞い込んでくる。
一気に4種類も来た緊急クエストの中には何とアマツマガツチの討伐が。
遂にアマツマガツチの村クエストが実現してしまったのである。- また、アカムトルム、ウカムルバス、さらにオストガロアも同時に確認されている。
バルファルクと対峙している間に何が起きたのだろうか? - これら4つのクエストを総制覇すると、今度はアルバトリオンが出てくる。
最早世界がどうとかと言うレベルではない。
- また、アカムトルム、ウカムルバス、さらにオストガロアも同時に確認されている。
- ちなみに、この村クエストのサブターゲットは背中の破壊。
バリスタで正確に狙い撃ちできれば、どんな武器でも支給品の弾だけで狩猟開始1分程度で達成可能。
運が良ければサブ報酬で龍玉や尻尾も出るので、倒したり尻尾を切ったりが面倒ならこちらを利用しよう。
ただし、角に関してはよほど頭を狙いにくい武器以外は自力で折ったほうが早い。
- 本作ではブレイヴスタイルが登場したが、
吸い込み後の竜巻と上空からの水流ブレス、及びその後の地割れエフェクトは、イナシによる無効化ができない。
うっかり納刀継続してしまわないように注意。
- 集会所においては、遂にアマツマガツチのG級個体が登場を果たした。
クエスト名は『全てを奪い去る嵐』、HR70まで上げることで受注出来るようになり、
前作と同様解放後に出現する裏ボス的な位置づけである。
G級新モーションも追加されており、尻尾を叩きつけた後、胴体を支点にぐるんと横に半回転ほどなぎ払ってくる。
判定は尻尾だけのようなので、よく見て距離をとるか腹下~反対側に逃げるといい。
……新しいモーションとしてはいささか地味に感じるかもしれない。- 残念なことに、ドス古龍達と違いこちらにはG級村クエストまでは登場しなかった。
- 2017年3月1日に生配信された「カプコンTV」第60回にて、
USJコラボクエストのひとつ『USJ・霊峰に吹き荒れる嵐』に登場する事が告知され、
予告通り後日クエストがDL可能になった。
- 今作では嵐龍の聖域である霊峰がG級クエストで決戦場フィールドとして扱われ、登場モンスターが一気に増えた。
初登場時にオンラインラスボス専用だったフィールドが決戦場フィールドになるという事態は
前例がなく、大いにユーザーを驚かせた。
なお今作の霊峰については、その仕様などから設定的矛盾を指摘する声がある。詳細は個別記事の余談を参照。- ちなみに、他のモンスターが出現する場合でも背景は嵐のまま。
同様に古龍種の影響で背景が変化する汎用フィールドである禁足地については、
シャガルマガラの能力が発現していない状態でのみ他モンスターが出現する……
という形で古龍種の不可侵性を表現していたのだが、霊峰にはそのような仕様は全く適用されていない。
どころかモンスターたちはアマツマガツチの嵐などどこ吹く風といった様相で暴れ回る。
そして一番可哀想なのはジンオウガである
- ちなみに、他のモンスターが出現する場合でも背景は嵐のまま。
MHWorld以降 
- 新大陸が舞台となるMHWorldには「クシャルダオラと空中で争った水の古龍」が文献上にのみ登場し、
当時空を飛べる水の古龍が他に存在しなかったことなどから、
アマツマガツチのMHW:I参戦の可能性が示唆されたが、後に実装されたのは完全新規の別の古龍だった。
その後のアップデートでも規格外のやつらが次々参戦してしまい、最後まで参戦しなかった。
どの道海竜種骨格問題で参戦できなかったとする声もある。
派生作品 
MHF 
- MHFにおいても、2017年11月1日アップデートより10体目の遷悠種として登場。
いわゆる「超大型」ポジションのモンスターは、遷悠種では初実装となる。- 実装済みの遷悠種9体には水属性を扱う者が存在せず、
また古龍の遷悠種にマガラ科という前例ができていたため、
「いずれ水属性担当の遷悠種として登場するのでは」という予想は早期に立てられていた。 - MHFには共通項の多い古龍種として先述した天翔龍シャンティエンが登場しているが、
アマツマガツチの実装により、同作品内に「空を舞う海竜種骨格の古龍」2種が共存することになった。
- 実装済みの遷悠種9体には水属性を扱う者が存在せず、
- 一つ前のシャガルマガラ同様、専用フィールドの霊峰ごと導入された。
また、メインシリーズに合わせて発覚BGMは流れず、形態変化によるBGM変化や、
討伐後の専用クエストクリアBGMの演出などの要素も全てカットされずに導入されている。- ただしメインシリーズでは第二形態への移行時に流れ始めていた『嵐の中に燃える命』は、
後述する第三形態への移行時に流れるようになっている。
また、この関係で第二形態までの変化となるHR帯では、
『大風に羽衣の舞う』が流れるまま討伐まで進める形となっている。
- ただしメインシリーズでは第二形態への移行時に流れ始めていた『嵐の中に燃える命』は、
- アマツマガツチのクエスト名としておなじみの『舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ』は、
HR帯遷悠クエストの名称として採用されている。
ただ、文字数の関係ゆえか『舞うは嵐奏でるは災禍の調べ』と、読点(、)が省略されている。
ちなみにG級は『黒禍嵐峰』というクエスト名である。
- 近年の遷悠種の例に漏れず、第三形態として大掛かりな形態変化が実装された。
翼膜の斑点のみならず全身が赤黒く染まり、龍属性のオーラを纏う。
また、腹側の灰色の甲殻が青空のように発光するようになる。
この形態では無属性だった一部攻撃に龍属性が付加されるようになる。
そのため、第三形態のアマツマガツチは水と龍の2つの属性やられを扱う。- 赤黒く染まった姿は不気味だが、皮膜の先端はかなり黒ずんでいるため、
纏っている赤いオーラも相まって、一見すると炎で炙られ焦げ付いているような印象も受ける。
- 赤黒く染まった姿は不気味だが、皮膜の先端はかなり黒ずんでいるため、
- 遷悠武器については、例によって穿龍棍を含め当時あった13武器種全てに存在するが、
昨今の環境変化に応じてか、攻撃力が他のG級遷悠武器やG級武器Lv50を超え、
GR600辿異武器に匹敵するものとなっており、斬れ味は標準レベルといったところ。
ただし属性値は水単体にしてはかなり低めである。
また会心率が昨今のMHFにしては珍しいマイナス25%となっており、
上述リンク先の1つである幕無スキルも加える等、会心率100%を維持するには工夫が必要となる。
シジルを焼き付けるのなら、属性値を補うよりもマイナス会心を補うために会心率シジル、
また高水準な攻撃力をさらに伸ばす攻撃シジルが適していると言える。
ボウガン2種は近接武器と同じく会心率は低めで、貫通弾と水冷弾の扱いに長けた一丁となっている。
- 遷悠防具の自動発動スキルは「水属性攻撃強化【大】」。
新スキルの「一点突破」を全部位に備えている。
- GR800以上で討伐すれば遷悠玉を入手できるが、
こちらもシャガルマガラの時と同様、
これとアマツマガツチ素材で改G級派生できるG級武器は現状存在しない。
戦闘能力
- HR帯や、G級でも第三形態への移行前はメインシリーズとそう変わらない。
ただ、MHFでの霊峰にはバリスタが存在しないため、ダイソンには自力で抗うしかなくなっている。
だが、ダイソンに巻き込まれてもアマツマガツチの本体判定により吹き飛ばされ、
巻き込まれて即死する事がまずない為ある意味弱体化していると言えるだろう
- エリアを周回したのち収束する複数の小型竜巻を生み出す攻撃は若干使用頻度が落ちており、
小型竜巻が移動する範囲がやや狭まっている。
尤も最終的に収束するという性質は据え置きなので、厄介さは大差ない。
- HR帯からの追加技は以下の通り。
いずれもG級(の、第三形態)から本領発揮という趣が強いか。
- 水球投下
- 口元に巨大な水球を生成し、それをゆっくりと投下する。
水球は着弾すると大きく弾け、周囲に水弾が降り注ぐ。
類似点の多いシャンティエンが扱う技と酷似している。あちらは雷球だが。
G級での第三形態からは水球が龍属性を含んだ禍々しいものになる上、
個々の水弾が着弾と同時に龍属性のオーラを纏った水の竜巻へと変化するようになる。- ちなみに水球の生成中に怯ませると、
ダイソン中に怯ませた場合と同じく大ダウン(墜落)させられる。
そこそこ高い位置にいるが、ガンナーだけではなく近接武器でもなんとか届く範囲ではある。 - 正式名称は判明しなかったが、他のモンスターのチャージブレスとよく似た攻撃である。
もしこれがチャージブレスだった場合、全シリーズ初の水属性チャージブレスということになる。
- ちなみに水球の生成中に怯ませると、
- ボディプレス
- 軽く舞い上がってから下半身を地面へ叩きつける。
平常時は中空を保っていたアマツマガツチが全身を地面に撃ち付ける姿はなかなか奇妙である。
HR帯では叩き付けた際振動が起きるが、G級では超震動が発生するようになる上、
中距離(概ね超震動の範囲内)までにいるハンターの足元から水が噴き上がるようになる。
もちろん超震動で拘束されてしまうと噴水への被弾が確定する。
- G級からは更に以下の技が追加される。
なお、上記した超震動のほか、咆哮が超咆哮に変化する。
一方で、ビジュアル的には十分ありえそうな超風圧に関しては使用しない。
P3・X・XXでの登場時に龍風圧を使用していないからか
また、G級では激流ブレスの前の嘶きも超咆哮を伴う。
受けてしまってもブレスの発射まで拘束されることはないが。
- なぎ払い振り向き
- 前腕でなぎ払いつつ高速で振り向く。
威力こそ低いが、出が速い上にほぼ全身に当たり判定がある厄介な行動。
また、突進動作中に即座にこれへ繋げてくることもある。
- 形態変化
- 一定体力を下回ると、突進しながらエリア中央に移動する。
振り返ると超咆哮で眼前をなぎ払い、龍属性の竜巻を生成しつつ空高く舞い上がる。
そして超震動を伴うボディプレスを繰り出し、エリアほぼ全域に地割れを発生させる。
その後、咆哮と共に地割れに沿った噴水が起こり、第三形態のアマツマガツチが姿を現す。
超咆哮を受けた位置が悪いと問答無用で竜巻に重ねられるため注意。
そしてここからは竜巻が全て龍属性となり、水ブレスも龍属性を含んだものへと変化する。
- 竜巻拡散コンボ
- 超咆哮を放つと同時にエリアを取り囲むように無数の竜巻を生成し、
その中のひとつへ飛び込んで拡散させる。
直後にブレスで広範囲を横薙ぎし、再び超咆哮を放ってからエリア中央へ突進する。
……と、一連の動作が非常に長い攻撃。
アマツマガツチがどの竜巻へ飛び込んだかを確認できれば対処は容易だろう。
一連のコンボ中にトドメを刺すことはできないが、部位破壊(尻尾切断除く)は可能。
- 以上からも分かる通り、アマツマガツチはゴア・マガラに続く根性貫通コンボを持たない遷悠種となる。
一応、微量ながらもダメージを受ける超震動からの噴水がコンボと言えばコンボだが、
根性を貫通するには程遠い。
しかし超震動と超咆哮という2種もの厄介な妨害要素、及び2種の属性やられを扱うため、
凶悪なコンボ技が無いからとGR100へ上がりたてのハンターが遷悠種のデビュー戦とするにはやや厳しいだろうか。
一方、ルコディオラは辿異種故に比較対象にならないとしても、
同じ「G級通常モンスター」のポジションに収まっている、
先のアップデートの古龍が(良い意味でも悪い意味でも)大暴れしたという経緯があったためか、
熟練者からは手ぬるいという声が挙がってはいるようだ。- ちなみにダイソンは被弾しても判定が持続するため、
普通に被弾する分には単発の大ダメージで済むが、「任意受け身」を取ってしまうともう一度被弾し、
根性貫通になる可能性はある。
- ちなみにダイソンは被弾しても判定が持続するため、
MHO 
- 中国版モンハンであるMHOにおいて、最後の追加実装モンスターとして発表された。
実装と同時期(2019年春)にはMHOが年末にサービス終了する旨が告知されており、実質ラスボスである。
名称は「岚龙(嵐龍)」だが、紹介文には「这是十六夜,这是暗黑天,这是天津祸土(天津禍土)」とある。- 掲載された紹介文では「世界に災厄をもたらし、全ての存在に悲しみと不幸をもたらす」など、
ラスボスらしくかなり絶望的な煽り文句で紹介されていたりもする。
他に印象深いワードとして「祸水无端」というものもある。
大まかに意訳すると「訳もなく災いをもたらす」といったところか。
- 掲載された紹介文では「世界に災厄をもたらし、全ての存在に悲しみと不幸をもたらす」など、
- 専用フィールドとして霊峰が同時実装されており、例の如く異様な嵐の中での戦闘となる。
仕様面ではMHF版に準ずる部分が多く、形態移行によって黒く染まった体色も見せる。
MHSP2 
- 2017年3月16日発売のファミ通にて参戦が発表された。
当時スピリッツにはラスボスクラスのモンスターは登場しておらず、ファンの間では話題になった。
- レアリティは怒涛のレジェンドレア。
勿論仕様上幼体も存在している。- 幼体の時点で明らかに浮いている。やはり古龍としての力が生まれつき備わっているのだろう。
卵生だったら卵も浮いてたりして
- 幼体の時点で明らかに浮いている。やはり古龍としての力が生まれつき備わっているのだろう。
- ラスボス(裏ボス)という本家での出自もあってか、敵としての狩力は圧倒的。
また、何を思ったか突進攻撃に龍属性+龍属性やられが付加されている。
火力による攻めはともかく、水属性やられや龍属性やられでこちらの出鼻を挫く戦法が中心になる為
火力が足りないと4ターン以内にとどめを刺す事ができなくなってしまう。さすがは古龍と言うところか。
ちなみに戦闘フィールドは霊峰ではなく禁足地。シャガルまで追い出したのか。
- 味方にした場合は能力は高め……なのだが、バランス重視の性能。
但しスキルは中々優秀な物が揃っており、無属性攻撃を水属性化+強化する幼体の「嵐を呼ぶ竜」、
チームの属性火力を1ターンの間1.5倍にする成体の「嵐の神」等強力なものが揃っている。
- 特殊攻撃は「大嵐神撃(たいらんしんげき)」。
相手を強烈な嵐で浮かせ身動きを取れなくした所に強烈なフォトンレーザーのようなブレスをぶっ放つ。
生態ムービーを再現した大迫力の演出となっている。
ムービー 
- MHP3オープニングムービー
- このムービーは嵐の中から始まるが、これはアマツマガツチの視点であると言われている。
ただし、直後に景色が晴れること、場面が切り換わった後にリオレイアが飛んでいることから、
彼女の視点であったとの意見もある。
- このムービーは嵐の中から始まるが、これはアマツマガツチの視点であると言われている。
- ゲーム開始時のムービー
- こちらではハンターが見上げた空に、雲の合間にその姿を僅かに覗かせる。
その後はジンオウガと対決しているような描写もあり、ある意味全ての真実が明かされている。
- こちらではハンターが見上げた空に、雲の合間にその姿を僅かに覗かせる。
- 『天の啼く刻』
- クエスト開始時に流れるムービー。霊峰にアマツマガツチが現れ飛翔するだけの内容だが、
荒れ狂う空を背に悠然と降臨するその姿は初見のハンターに強い印象を残す。
タイトルの「啼く」とは動物に対して使う「泣く」である。 - このムービー内でアマツマガツチはキャンプの超直近を通過している。
これもまたナバルデウスと近い演出である。
P3ではこのムービーをキャンセルしてすぐ空を見上げると、一瞬だがアマツマガツチを視認できる。 - また、このムービーでは専用のBGM『神霊の峰』が流れており、ムービー終了後は後奏がループする。
落ち着いた音色ながら「嵐の前の静けさ」をも演出していると思われる。
キャンプにBGMが流れる仕様も地味に珍しい。
- クエスト開始時に流れるムービー。霊峰にアマツマガツチが現れ飛翔するだけの内容だが、
- 『アマツマガツチの生態』
- 突如発生した巨大な嵐に巻き込まれるギルドの調査船。
そこへ現れる黒い影。嵐の根源、アマツマガツチである。
調査船を外敵と判断したアマツマガツチは渦巻く嵐の中心へと上昇し、
強力な水ブレスで呆気なく調査船を撃墜する。これだからカプコン製は。
幸い、調査船の乗組員は全員無事だったが、彼らは突然起こった古龍の襲撃にただ呆然とするのみだった。
それにしてもこのアマツマガツチ、少々大きすぎるような……。 - なお、このムービーに限り本編とリンクしており、霊峰に設置されているバリスタ、及び落ちている弾は、
ムービーでアマツマガツチに撃墜された調査船に搭載されていたものである。 - 「狩りに生きる」の誌面からギルドは当初、
飛行船から拘束用バリスタ弾をアマツマガツチに撃ち込んで動きを封じるつもりだったことがうかがえる。
が、肝心の乗り手は操縦に手が離せない男性と、
どう見ても戦えそうにない竜人族のじいさんだったりする。
というか、飛行船から拘束弾を撃ち込んでも動きを封じるどころか逆に振り回されそうなものだが……。 - よく見ると、アマツマガツチの水ブレスは気球部分を擦過した程度で、
竜人族の老人らが乗っていた飛行船本体はブレスに巻き込まれていない
(水ブレスが気球に接触した衝撃で搭載物や船底の帆が吹き飛んではいるが)。
掠るだけでこの威力となれば、仮に飛行船本体に水ブレスが直撃していた場合、
乗組員もろとも飛行船全体が跡形もなく吹き飛んでいたかもしれない。
ちなみに飛行船を墜としたモンスターはアマツマガツチの他に数例しかいない。 - たまたま狙いが逸れたのか、アマツマガツチが敢えて直撃させなかったのかは定かではない。
後者だとすれば、単にテリトリーから追い散らすための威嚇射撃だったという可能性もあるか。
- 突如発生した巨大な嵐に巻き込まれるギルドの調査船。
武具 
- 他のモンスターには見られない独特な形状や特性を持つ素材が多い。
その素材から作られた武具はどれも神々しい。
詳細は関連項目のリンク先を参照。
余談 
- 神々しい古龍であるが、そのモチーフは幾つか考えられる。
まず、造形としては東洋の龍を参考にしているのは想像に難くない。
また、頭や角、飛膜の形状から、リーフィーシードラゴンもモデルかもしれない。
あちらは海藻に擬態しなければいけないほど弱い存在ではあるが。
そこにジンオウガの「雷神」と対を成す「風神」のイメージも組み合わさっていると思しい。
名前の由来は恐らく「天津神」と「禍津日神
」のミックス。
前者は天上世界「高天原」に住まう神々の総称である。有名な天照大神もその一人。
後者は「厄災の神霊」たる意味をもつ悪神。黄泉より帰った伊邪那岐命の穢れから産まれたという。
天上神と、災厄を祀る神。なるほどイメージとしてぴったりかもしれない。- それが転じてか、漢字表記は「天津禍龍」もしくは「天津禍津神」とされることがある。
「津」は助詞の「の」にあたり、「天災の龍」もしくは「天の禍の神」という意味になるが、
この情報のソースは発見されておらず、恐らくは公式の表記でないと思われるため注意。
長い間wikiに載っていて誰も違和感を抱かなかったくらいに自然な表記ではある。 - 間違いなくモチーフではないが、外見が水餃子に似ているとしばしばネタにされる。
デザインが東洋の龍なので余計にマッチして見える。あとワンタンとも言われたりする。
フロンティアの第3形態はさしずめ焼き餃子といったところか。
- それが転じてか、漢字表記は「天津禍龍」もしくは「天津禍津神」とされることがある。
- たまに勘違いしている人がいるが、「嵐龍」は「あらしりゅう」でなく「らんりゅう」と読む。
尤も、嵐を「らん」と音読みする熟語は少ないため、知らないのも当然ではある。
まして同じく和風の古龍オオナズチも「霞龍」で「かすみりゅう」と読むこともあってか、
「あらしりゅう」と読んでみたところでそんなに違和感が無いのも、この読み間違いを促進しているかもしれない。- ア行の音が続くからか、「アマツガツチ」のように間違えている人も稀にいる。
このように間違えている人を見たら優しく教えてあげよう。
- ア行の音が続くからか、「アマツガツチ」のように間違えている人も稀にいる。
- アマツマガツチの攻撃モーションの一部は海竜種が水中で行う攻撃と同じものが流用されている。
簡単に言えば、空中を水中に見立て、海竜種を空中に常時浮遊させた形である
(水棲という括りで見れば、海竜種のモーションを流用した古龍種としては既にナバルデウスが存在している)。
バグでラギアクルスも空中に浮くこともあったが忘れてください。- MHFに登場するアマツマガツチと似た姿の古龍種シャンティエンも、
基本的なモーションがラギアクルスなどの海竜種と共通している。
両者が共存するMHFでは判りやすいが、アマツマガツチの基本姿勢はラギアクルスとまるで異なっており、
地面に対する頭の高さが低めになっているため、地上からでも攻撃を加えやすくなっている。
この空中姿勢はチャナガブルの水中姿勢によく似ているが、あちらは首がほぼ無いため判り辛い。
- MHFに登場するアマツマガツチと似た姿の古龍種シャンティエンも、
- よく聴いてみると分かるが、絶命直前に上げる断末魔の声がモスのものとかなり似ている。
……だからといって関係性があるとも思えないが。モスが激流ブレスなど放ったら一大事である
- 実はアマツマガツチの飛膜は端の方が透けている。討伐後に見ると分かり易い。
また、橙色の模様の部分に体液の循環らしきものが見える。これも討伐後に見てみよう。
普段意識することは少ないが飛膜の付け根は緑色であり、アイコンにも反映されている。- MHXからの変更点として、MHP3で絶命後の体液の循環らしきものが削除されている。
また、胸の周囲に纏う雷が見易くなった一方、紫色の雷のようなエフェクトが削除された。
- MHXからの変更点として、MHP3で絶命後の体液の循環らしきものが削除されている。
- 上記の通り初登場はMHP3だが、拡張版であるP3Gは発売されず3Gにも4Gにも未登場だったことから、
メインシリーズ出身モンスターでは珍しく、長らくG級個体が存在しなかった*4。
しかし、アマツマガツチが復活を果たしたMHXの後継作MHXXではG級クエストが存在し、
上記のG級USJクエストへの登場が判明した事で、ようやくアマツマガツチのG級対応が確定された。- アマツマガツチが初登場したMHP3は海外では発売されていない。
また、以降の3作ではリストラを喰らってしまった。
そのため、アマツマガツチが海外デビューするのはMHGen(海外版MHX)発売までお預けとなってしまった。
アマツマガツチの日本デビューから海外デビューまで、実に約5年間半もの長い年月を要したことになる。 - 日本でMHP3にて初登場したモンスターの殆どは海外ではMH3U(海外版MH3G)にてデビュー。
同じくMHP3出身モンスターであるティガレックス亜種はMH3Uでの海外デビューを逃すも、
MH4Gの海外版"MH4 Ultimate"にてアマツマガツチより一足早く海外デビューを果たしていた
(こちらも4年間強という比較的長い時間を要しているが)。 - 一応MH4Uにはアマツマガツチも素材のみ出演しているが、
素材にはその名前(海外版には別名の概念がない)が
「Amatsu」とだけ書かれていたが、これが正式な名前なのか略称なのかは不明だった。
その後MHGenが発売され、そこではモンスター名としてMH4Uの素材での名前と同じ
「Amatsu」と表記されており、これが正式な英語名であることが判明した。
また、これによりMHXまでのメインシリーズに登場したモンスターの英語名が全て出揃った事になる。
- アマツマガツチが初登場したMHP3は海外では発売されていない。
- 3シリーズのラスボスの中で唯一、禁忌のモンスターとして扱われていないモンスターである。
MHP3最終期の公式ガイドブックやイラストレーションズ2、CGアートワークス2では
姿や詳細データ、名称が普通に記載されている。
また、モンハン部やファミ通などにおいてもMHP3発売当初は伏せられていたが、
徐々に有名になってきたからなのか、普通に名前が出たことがある。
- ノベル版第5弾にて満を持して登場。第6巻の表紙を飾った。
詳細は割愛するが、主人公たちにとって因縁の深い存在である。
作中では2度にわたってユクモ村上空に出現、大嵐を巻き起こし、村に甚大な被害をもたらした。
ゲームでは見られない、アマツマガツチ接近による被害がかなり詳しく描写されている。
これほどまでの大規模な破壊活動を行ったモンスターはノベル版では初である。
さらにその出現と嵐の影響により生態系が狂ってしまい、
ナルガクルガ亜種が渓流に移動するなどの混乱が発生。
ゲーム本編でもあと一歩対処が遅れていれば、どこぞの魔境のような大惨事になっていたかもしれない。
- 永らく正確な大きさが不明だったが、2014年に開催されたモンスターハンター展にて放映された、
『祝10周年!歴代人気モンスター集まるニャー!』の映像内にてついに正確なサイズが判明した。
その数値は3133.8cmと超大型モンスターに相応しいサイズで、アカムトルムを若干上回る。
ムービーではドス古龍に続いて登場するが、大型古龍とあまりにかけ離れた大きさに唖然とした者も多いだろう。- ドス古龍に続いて登場すると述べたとおり、このムービーではあのクシャルダオラとの共演も果たしている。
クシャルダオラが発生させた雷雨に呼応するかのように出現する
というニクイ演出となっており、開発側の遊び心が垣間見える。
なお、このクシャルダオラとはMHXにて本編での共演を果たすこととなった。 - ハンターと対峙した際はアカムトルム等ほど巨大に見えないという意見も一部あったようだが、
これはアマツマガツチが東洋の龍のような細長い体形であること、
海竜種の遊泳姿をベースとしているため長大な身体を折りたたんだような姿勢になっていることが要因だろう。
むしろ、横幅の大きいアカムトルムらが実際より大きく見えていた可能性もある。
- ドス古龍に続いて登場すると述べたとおり、このムービーではあのクシャルダオラとの共演も果たしている。
- 2016年7月、モンハンとデザイナーグループ「B-SIDE LABEL」がコラボした
ステッカーの最新ラインナップにアマツマガツチが登場。
同グループのステッカーの中でも特に人気なのが、
ちょっと毒のあるセリフをキメる可愛いキャラクターが描かれたものなのだが、
このステッカーでデフォルメされたアマツマガツチのセリフは、なんと「驚きの吸引力」。
まさかまさかのダイソン公式ネタ化である。
しかもご丁寧な事に、「吸引力の変わらない~」と同じ位に有名なCMネタである。
先方からの許可とか大丈夫なのだろうか。
- 2017年1月13日~6月25日にかけてユニバーサル・スタジオ・ジャパンで開催される
『モンスターハンター・ザ・リアル』にて、等身大アマツマガツチが登場することが発表された。
幅43mという超巨大スクリーンに映し出される「モンスターハンター」のフィールドを舞台に、
30mを超えるアマツマガツチ、MHXXメインモンスターの片割れバルファルクも暴れ回る。
従来の『モンスターハンター・ザ・リアル』は等身大モンスターと遭遇できることが目玉であったが、
今回はフルスクリーンに映し出される超巨大モンスターの狩猟に挑むという、
新たな形のアトラクションとなっている。浮いているのでそうせざるを得なかったのかも。- ストーリーも設定されており、ゲストは書士隊として調査のために飛行船に乗り込む。
飛行船破壊場面がゲーム中で描かれた二種だけに、その後の展開はお察し- 終盤ではバルファルクが飛行船から離脱していく場面が存在するが、
離脱した理由は背後の巨大竜巻(=アマツマガツチ)に意識が移ったためである。
詳細には、バルファルクが飛行船を襲撃している最中に画面左下の竜巻が稲妻によって光る。
その際にアマツマガツチのシルエットが映り込み、
それを見たバルファルクが嵐に向かっていくといった演出が入る。
その後の様子は確認できないが、二頭の古龍が交戦した可能性も否定はできない。
- 終盤ではバルファルクが飛行船から離脱していく場面が存在するが、
- ちなみに、ラスボスモンスターがイベントに大々的に登場するのはこのイベントが初となる。
- ストーリーも設定されており、ゲストは書士隊として調査のために飛行船に乗り込む。
- MHXのときに行われた公式の人気投票
では5位を獲得。
モンハンの顔たるリオレウスを越えており、なかなかの好成績と言えるだろう。
ちなみに1位タマミツネ2位ジンオウガ3位ナルガクルガと、和風のモンスターが上位層を押さえた形となる。
また、ジンオウガの下剋上が果たされたとも言えよう。
素材 
- 嵐龍の堅殻
- アマツマガツチの全身を包む堅い甲殻。
自らの巻き起こす嵐に鍛えられており、圧倒的な強度を誇る。
その頑強さから「荒ぶる天の神を包む鎧」と謳われる。
より強力な個体のものは「重殻」と呼ばれ、類い稀な頑強さを持つという。
ちなみにアイコンは白いが、説明文によると「黒い」らしい。
腹部の黒い甲殻を指しているのだろうが、アイコンが白いのは
他の例外を除きアマツマガツチのシンボルカラーで統一する為なのだろう。
- 嵐龍の飛膜
- アマツマガツチの身体の至る箇所に見られるヒレ状の器官。
自らが起こした気流をこの飛膜で捉え、はばたく事無く空中に浮かび、舞うように飛行する。
羽織れば宙に浮くような感覚を覚える事から「天を舞う神の衣」と喩えられる。
より上質な「厚飛膜」ともなれば、羽織れば一時的に宙を舞うことさえできるらしい。
実際にゲーム内でそんな使い方が出来たらよかったのに……。
身体中にあり、かつ強靭なためか、何箇所か破けた程度であれば飛行に一切の問題は生じない。
よって、アマツマガツチを墜落させる事が出来るのは、
この飛膜が受ける気流が大きく変わり、かつその気流を無くす事が可能な時のみである。
激昂すると赤い斑模様が浮かび上がる。
幾多のクエストを達成し、アマツマガツチの脅威をも退けたユクモ村のハンターには、
このアマツマガツチの飛膜で作られた特製のギルドカードが渡される。
膜でカードとか本当に成立するのだろうか?
まあ羊皮紙とかの存在や、幾重にも重ねて固めた可能性を考えればそれほど突飛という訳でもないが。
- 嵐龍の角
- アマツマガツチの頭部に生える一対の角。他のモンスターには見られない独特の形状が特徴。
天に向かってそびえるように生えており、傷一つ無いその様子には神々しさを感じられる。
より神々しく発達したものは「剛角」と呼ばれる。
なお、「古龍の角を破壊するとその古龍の特殊能力を制限できる」というのはハンターの間では有名な話だが、
アマツマガツチの場合は例え両方とも根元からへし折られようが、その能力を制限する事ができない。
剥ぎ取りでは手に入らず頭の部位破壊で手に入る。4回耐久値0で報酬確定なので破壊が難しいが、
基本報酬でも手に入るのでそれほどストッパーにはなりにくい。
勿論、例のアレが発動しなければの話だが。
- 嵐龍の鋭爪
- アマツマガツチの前脚に生えている鋭い爪。
体躯の割には小さく、飛膜と一体化していることもあり目立たないが、素材としては実に優秀。
これ一つでもただならぬ威圧感を醸し出しており、「神の大爪」とも呼ばれている。
ただならぬ恐怖を感じるものは「剛爪」と呼ばれ、鋭爪同様に「神の剛爪」とも呼ばれる。
- 嵐龍の尻尾
- アマツマガツチの強靭な尻尾。「天の神の尾」とも呼ばれる。
吹き荒ぶ嵐の中でも舞うように動きがしなやかで、時には外敵を排除する武器になる。
上質なものは「凄尾」と呼ばれる。
入手困難な素材だが、武具の素材としての用途は限られている。
しかし取引価格は嵐龍の素材の中でもかなり高い。
- 嵐龍の胸殻
- 妖しげな輝きを放つアマツマガツチの胸部の甲殻。
その光に照らし出された者は未来を奪われると言われている。
激情するとその光は強さを増し、稲光のように明滅する。
より上質なものは「重胸殻」と呼ばれ、照らされた者に絶望を与えるという。
- 嵐気胞
- アマツマガツチの内臓器官の一つ。古龍種から素材として使える内臓器官が入手できる例は珍しい。
ロアルドロスなどに見られる水袋に似ているブレス生成器官。
しかしその貯水量は桁違いで、ほんの一片でも加工に用いれば武具の性能は飛躍的に上がる。
水属性が高くつくとは言ってない
ここに蓄えられた水はアマツマガツチ最大の武器でもあり、高圧縮して様々な型のブレスを放つ。
その水流ブレスは大地すらも深々と切り裂く。
特に発達したものは「嵐気胞塊」と呼ばれ、そこから放たれる水流はこの世の全てを押し流すほど強力。
「塊」と付くが別に嵐気胞が集まってできた塊というわけではないようだ。
- 天空の龍玉
- アマツマガツチの体内にある希少な龍玉の一つ。
それを手にした者は天空から下界を俯瞰する知覚を得ると言われる。
屈強な個体からは「天空の龍神玉」が入手でき、こちらは万物を見通す知覚を得ることができるらしい。
また、アマツマガツチが嵐を発生させる力の源とも言われている。
アマツマガツチの素材から作られる武器の生産に必ず一個必要となるが、入手確率はとても低い。
さらにアマツマガツチは剥ぎ取り回数が本体4回、尻尾2回(しかも尻尾から龍玉は手に入らない)と、
超大型モンスターの中では剥ぎ取り可能回数が非常に少なく、武器作成の時にストッパーになりやすい。
また、剥ぎ取りが4回しかない超大型モンスターは他にアカムトルムやウカムルバスなどがいるが、
これらのモンスターは基本報酬で宝玉が出る確率が少し高めになっている。
しかしアマツマガツチの場合は基本報酬でも天空の龍玉が出る確率が非常に低く設定されている。
関連項目 
武器/アマツ武器 - アマツマガツチの素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/荒天・蒼天シリーズ - GX荒天・蒼天シリーズも本項で解説する。
BGM/アマツマガツチ戦闘BGM
フィールド/霊峰 - 戦闘の舞台となるフィールド。
アクション/ダイソン - 代名詞の一つ。これと絡めた公式ネタも存在する。
モンスター/ジンオウガ - 元々霊峰に住んでいたモンスター。
モンスター/クシャルダオラ - 風を操る古龍種の先輩。ただし、操れる風の規模は本種の方が上。
モンスター/イブシマキヒコ - 風を操る古龍種の後輩。風の扱い方が異なり、純粋な龍属性エネルギーを用いた攻撃も行う。
モンスター/シャンティエン - 天空を泳ぐように移動する本種と似た古龍種。