上質なランポス素材やドスランポスの素材から作られる片手剣。
どちらかと言えばランポスの武器というよりもドスランポスの武器である。
目次
概要
- 近年の技術革新によって誕生した片手剣。
ランポスの素材から作られる片手剣には既にサーペントバイトが存在していたが、
こちらはドスランポスの素材も積極的に取り入れられたニューモデルである。
刃は既に鮮血に染まったかのように赤く、
ランポスの皮でできた青いグリップがその色を更に際立たせている。
- 盾にはランポスのなめし革が張られているだけでなく、
剣本体のそれより小さな刃が3本、爪のように生えている。
他の武器ではあまり見られない、少々攻撃的な意匠の盾である。
これは野生のモンスターが攻撃にも防御にも自らの爪を用いる事からインスピレーションを受け、
敢えてこのようなデザインにされたものであるらしい。
- 意外にも、元々はドスランポスの素材は片手剣の素材としては規格外であった。
そのためか、開発当初のこの武器は厳選された上質なランポスの素材でのみ作られ、
それ以上の強化も不可能であった。
しかし、その後も技術は進歩を続け、以前よりもグレードの低い素材でも生産できるようになり、
現在では新米ハンターでも一定以上の実力があれば素材を集められる程度にまでなった。
また、より上質な素材を利用する事で更なる強化も可能となった。- しかしその弊害(?)として、
ドスバイトダガー自体はシリーズを重ねるごとにどんどんランクが下がっていくという
哀しい宿命を背負ってしまう(詳しくは下記参照)。
- しかしその弊害(?)として、
性能
MHG
- 少々意外だが、初登場はMHG。無印では存在しなかった。
しかも何気にG級武器の一つであり、大量の素材と70,000zという大金での一発生産でしか作れない。
これを所持しているハンターは初心者どころか歴戦の勇者であった。
ただし、別段最強格の実力を備えているわけではなく、
属性も無いし攻撃力もG級片手剣としてはそこそこといった程度。
むしろその基本攻撃力さえ一部の属性持ち片手剣や上位片手剣にさえ劣る場合があり、
これを腰に差すくらいならまだ強化先を残しているクギバットの方が強いという哀しい現実であった。
MHP
- MHPでも再登場するが、いきなり上位武器へと降格させられてしまった。
今回は一発生産ではなく、ハンターナイフなどから順当に強化していく事で入手できる…のだが、
途中で一度、ドスネイルという双剣に転身し、
更にその後でドスバイトダガーに強化される。つまり再び片手剣に戻る。
普通に強化していこうと思ったら突然二刀流になる事を強要され、
何とか習得したところで今度はまた盾を持つ事を強要されるという
ハンター(特に片手剣使い)にはあまり優しくない強化方針である。
MH2・MHP2・MHF
- MH2からは工房も「別に双剣挟む必要は無くね?」と気付いたのか、
アサシンカリンガからの強化によって入手できるように。
…お気付きになられた方も多いと思うが、いよいよ下位武器になった。
しかし、上位武器であるドスファングダガーまで強化できるので安心してほしい。
残念ながら、他の大型モンスターの素材などで作られた武器と比べるとどうしても見劣りしてしまうが、
上位序盤までくらいならまだまだ前線に立てる。- MHFではその後、ドスファングダガー改、そしてドスファングエッジへと強化できるように。
ただ、ドスランポスの武器とはとても思えない素材の数々を要求される。
強化費用も他のシリーズの鳥竜種の武器からは想像できないほど高額。
- MHFではその後、ドスファングダガー改、そしてドスファングエッジへと強化できるように。
MHP2G
- G級クエスト実装に伴い、ドスファングダガーにも新たにG級強化先を…と思いきや、
残念ながら全く追加されることは無かった。結局は上位の途中で引退する身に変わりはない。
- その代わりと言うべきか、G武器の一つとしてドスバイトダガーGが登場。
少々思ったのと違う結果だが、久方ぶりにG級武器としての地位に返り咲いた。
しかし、本作では無属性片手剣がやたら豊富であり、
この武器もそんな軍勢の中に呑み込まれ、存在感を放つ事は非常に難しい環境であった。
と、いうかこの当時はまず無属性片手剣という時点で割とお察しだったので…
素材や加工代が大量に要求される点も含めて、MHGの頃のドスバイトダガーと全く同じである。
MH4
- MH4にて久々に復活。
「もう流石に降格はされないだろ。そもそももう下げようが無いし」なんて思っていたハンターの予想を裏切り、
ついに下位武器の中でも最底辺のレア度1にまで失墜してしまった。
最早「初登場時はG級武器だったんだ!!」といくら叫んでも誰も信じてくれない。
- もうこの話題についてはどうしようもないので、肝心な性能部分に触れよう…とは言っても、
レア度1の下位片手剣である以上、特筆すべき点など特に無い。
せいぜい初心者にも扱いやすい、癖の少ない無属性片手剣だという事くらいである。
しかしながら、ハイラギアソードやパラスパイクサークルなどの
今作の業物として名を馳せる片手剣へと派生強化できるので、将来性は高い。- あえてドスランポスの素材をベースに強化を続けることも可能で、
その場合は最終的にドスラッシュダガーとなる。
ただ、やはり上位序盤で強化が止まってしまうため、末永く使い続けたいのであればオススメはしない。
尤も、ドスランポスの武器として使い続けたいのであればこれ一択であるが。
なお、ドスファングダガー以降では覚醒によって睡眠属性を得られるが、
属性値はいくら手数の多い片手剣とは言え少々心もとない。
というか睡眠属性の片手剣なら大業物のブラッディネルソードがあるし。
- あえてドスランポスの素材をベースに強化を続けることも可能で、
- 余談だが、作中での筆頭ルーキーの初期武器はこのドスバイトダガーである。
ムービーを見る限り主人公よりもわずかに早い段階でドスランポスの狩猟に成功し、
我らの団の加工担当のところで作ってもらっていたようだ。
MH4G
- MH4GではG級ドスランポスの素材で新たにドストライクダガーという武器に強化できるようになった。
なんとも「ドス」トライクな銘である。
- 攻撃力は322にまで向上し、覚醒で得られる睡眠属性値230に達し、さらに会心率+10、スロット2個を持つ。
斬れ味は素で短い青ゲージにこれまた申し訳程度の白ゲージ、匠で白ゲージが伸びるのみである。
- しかし、新G級強化が施されたからといって本武器の立場が変わったかと言われれば否であろう。
確かに攻撃力と睡眠属性値はブラッディネルソードの強化版であるモータルハートを上回っているのだが、
同時期には同じ攻撃力で睡眠値を大きく突き放した330を誇るガノシアンスパイク改が作成できるようになる。
総合的な面ではやはり斬れ味が悪かろうがとにかくその高い睡眠値でゴリ押しできるガノシアンスパイク改、
そして圧倒的な斬れ味と高い会心率でバランスの取れたモータルハートの方が使いやすいのも事実であり、
そもそも睡眠片手剣として使うには覚醒が要るので、上の二種と違ってスキルの自由度が低い。
あと睡眠を無視して攻撃だけで押すならば破滅のキリエもある。- 派生先に今回大躍進を遂げたデッドリィポイズンがある事が涙を誘う。
あちらはまさかの下位からG級への昇格であり、ドスバイトダガーとは様々な意味で立場が逆転してしまった。
- 派生先に今回大躍進を遂げたデッドリィポイズンがある事が涙を誘う。
- ちなみにMH4Gでは一部、武器のレア度が1であることが受注条件とされているクエストがあったりする。
そういったクエストでならば初期段階のドスバイトダガーも活躍ができる…かも知れない。
もっと適したレア1武器があるとか言ってはいけない。
- そんなわけで、扱いの悪さが極まっているこの作品だが、
当作の彼はまさかの勲章としての出番が与えられていたりもする。
旅団★7のクエストを全てクリアした時にもらえる「筆頭ルーキーの片手剣」と言う勲章の見た目が、
まんまこのドスバイトダガーなのである。
まあ、攻略途中で簡単に手に入る勲章のため、別に入手が大変というわけでもないのだが。
MHX
- 古参小型鳥竜種勢揃いのMHXにも堂々参戦。初期武器の一つであるベルダーソードから派生して作られる。
- ドスランポスを数体倒せば製作可能な手軽さで、序盤では貴重な緑ゲージを有する優秀な武器。
序盤お世話になった片手剣使いは多いのではないだろうか。
また、今作での仕様変更により、初期の武器でも順当に強化していけば、
初期の姿を保ったまま上位以降でも通用する性能を付与する事ができるようになった。
ドスバイトダガーもLV5まで強化すると、最終形態のドスファングダガーとなり、
その気になれば最上級レベルのクエストに持ち込んでも充分に戦い抜く事ができるようになった。
しかし、これ以上の強力な武器が多数存在するのも事実なので、一線で使い続けるなら工夫と愛情が必要。
- ところで、ドスバイトダガーと言えば気になる(?)のはレア度だが、果たして今回はというと…
…残念ながら、今回もレア度1である。が、もはやこの点について触れる人はほとんどいない。- 前述のように今作では初期の姿を保ったまま武器が強化できるようになったため、
ドスバイトダガーやドスファングダガーをこれまで以上に使い倒す事ができるようになった。
しかしこの強化方針、実はレア度に関してはノータッチのまま戦闘力だけを強化していく。
そのため今作のドスバイトダガーは、場合によっては最終形態になってもレア度1である。
……もしかして相対的に見るとさらに下がったか?- ただし、これに関しては本作のあらゆる武器に対しても同じことが言えるため、
もちろんドスバイトダガーだけの問題という訳ではない。
レア度と性能は必ずしも比例しないのである。
- ただし、これに関しては本作のあらゆる武器に対しても同じことが言えるため、
- 前述のように今作では初期の姿を保ったまま武器が強化できるようになったため、
MHXX
- 新たにドスラッシュダガー系への派生を得た。こちらの外見は4Gで登場したドストライクダガーと同様である。
派生させずにそのまま強化した場合は究極強化でドスハルトファングに、
ドスラッシュダガーに姿を変えた場合は蒼蛇剣ドストライクになる。- ドスハルトファングは攻撃力340にスロット3となかなかの性能。
しかし斬れ味は青止まり。斬れ味+2を発動させれば紫が出るがこれも非常に短い。
豊富なスロットを活かした何らかのフォローは欲しい所である。
作成難度に関しては、レア素材も難敵の素材も獰猛化素材も必要ない、こちらの方が簡単である。 - 一方の蒼蛇剣ドストライクは、攻撃力は330と僅かに低く、スロットも2個。
しかし会心率が10%付き、斬れ味も長くはないものの素で白が出ている。
無論、斬れ味+2で紫がしっかりと出る。
拡張性こそ劣るものの、総合性能はこちらに分があると言えるだろう。
ネックはたかがランポス武器の癖に古龍の浄濃血を要求してくる点。
獰猛化素材もしっかり必要。随分偉くなったものだ……。
作成可能になる時期がそう大差無いのも厳しい所。
ちなみに2振りとも攻撃力で部下に負けている。 - ドスハルトファングは攻撃力340にスロット3となかなかの性能。
- ドスラッシュダガーはG級で追加された武器なので、レア度8と久々に高ランク武器となっている。
尤も、MHXに引き続き本作でもレア度は性能の指標とはならないが。
関連項目
モンスター/ドスランポス
武器/ランポス武器
武器/サーペントバイト - こちらは部下であるランポス素材で作られた片手剣