武器/ラギアソード

Last-modified: 2024-03-26 (火) 18:16:57

MH3で初登場した、海竜ラギアクルスの素材を使用した雷属性の片手剣。
青い刀身に赤い背電殻が映え、更に盾は幾重もの渦を巻いた形となっている。
本記事では、この武器の強化先の武器についても記述する。

目次

性能

MH3

  • 本作ではこのラギアソードから「雷剣ストーム(攻・輝)」「ハイラギアソード」の3種へと更なる派生強化がなされる。
  • 雷剣ストームは更に強化すると「雷震剣ストーム(剛・天)」になり、
    一方ハイラギアソードは「雷迅剣ミカツチ天」に強化される。
    性能的にはほぼ雷迅剣ミカツチ天が上位互換となっているが、スロットが1つ少ないことと
    レア素材「海竜の蒼玉」を必要とする難点が存在する。
    とはいえ、雷震剣ストーム剛はあの悪名高き「海竜の尖角」を3本も要求される分、
    人によってはマシに感じることも…。
性能一覧表
 
武器名攻撃力雷属性会心率スロット数
雷震剣ストーム剛2523300%2
雷震剣ストーム天23833015%2
雷迅剣ミカツチ天25235015%1
 

MH3G

  • 一発生産のほかボーントマホーク改から派生強化できる。本作でもイフリートマロウと派生元が同じ。
    ガンランスと同じく、最終強化系は希少種武器のみで亜種の武器は通過点となっている。
  • 最終強化である「冥剣エントラル」はMH3Gの全片手剣でも屈指の作成難易度を誇る。
    モンスターの得意苦手や運など個人差はあるが、基本的には七星剣神滅剣より難しい
    強化回数が多く、モンスターのレア素材を大量に使うという時点でかなり面倒くさいのだが、
    それ以上に問題なのが、水中戦に不向きな片手剣であるということ。
    様々な武器種を使い分けているハンターなら問題ないが、
    片手剣オンリーのハンターからすれば、通常種や希少種との連戦は苦行と言える。
    さらに言えば、イベントクエストを使わないならラギアクルス希少種と戦えるのは
    HR70以降であり、作成可能時期はMH3G片手剣中最遅である。
  • 本作では強化ルート(後述)が一本化され、途中で派生したりすることはないのだがとにかく強化回数が多い
    なんとラギアソードから数えてその強化回数は8回にのぼる。
    その上ことあるごとに他モンスターの素材レア素材をさらっと要求してくるためしょっちゅうブレーキが掛かる。
    途中のネオラギアソード(G級)は一応一発生産できるので、そこから始めるのも手。
    海竜の蒼天鱗」の必要数が1つ増えるが、ここまでの強化で蒼玉を2つ、逆鱗を1つ、竜玉を2つ必要とするので
    それと比較すればまだマシかもしれない
    ただ白雷剣ネオディニスへの強化に白海竜の剛角を4本も要求されるのもかなり厄介である。
    なお、ネオラギアソードへ強化すると、前述の外見からラギアクルス亜種の白いカラーリングになる。
    また、そのデザインも、いかにも「勇者の剣」といったものへと変化する。
    • 1回強化しても雷属性値10-30、武器倍率10-20ずつしか強化されない。
      この超ノロノロ強化っぷりはこいつとよく似ている(流石にこっちの方がマシだが)。
  • そして血の滲むような苦労の末に完成した冥雷の武器「冥剣エントラル」の性能であるが、
    正直言ってその難易度に見合っているとは言えない
    攻撃力こそ350と平均以上の数値をマークしているが、
    属性値はMH3の上位最終強化より低い300。
    本作では片手剣の属性値に0.7倍補正がかかっているため、属性ダメージには期待できないだろう。
    しかも斬れ味は素で白90・匠で紫20と、物理重視のステータスとは噛み合わない構成。
    そしてトドメと言わんばかりにスロット0。
    決して使い物にならないわけではないが、
    武器種のニーズやステータスなどが今一つ噛み合っていないために実用性が低く、
    雷弱点のモンスターはどれも肉質が硬いことから、重宝されるケースにも恵まれない。
    覚醒必須でもいいからせめて欲獄くらいの性能は欲しかったところである。
    • 狩猟笛と並び、冥海竜武器を一発生産できない珍しいケース。
      デザインはネオラギアソードと同じで、カラーリングを冥海竜のものに変えただけである。
  • 更に同じ雷属性はジンオウガの真・王牙剣【天賦】
    雷500を誇るイベント武器・雷剣コロドライトと激戦区。
    いずれも紫ゲージが出ない上に属性重視なので差別化自体はできるのだが、
    片手剣の性質上これらの武器の方が重宝されやすい。
    何より問題なのは、これらの武器はエントラルよりも遥かに作りやすいということであり、
    殆どのハンターが「コロドライトがあるからエントラルは要らないな」と考えるのは想像に難くない。
    • そしてトドメは爆破属性持ちである破岩剣デストルクジオの台頭。
      汎用性が凄まじく、コイツさえあればわざわざ他の属性武器を揃えなくても良いと言えるほどの超性能を秘めている。
      従って、コロドライトのように高い属性値を持った属性武器しかマトモに機能できず、
      物理重視のこの武器は他の片手剣共々デストルクジオの餌食になってしまうだろう。
  • どちらかというと物理寄りな性能、亜種武器は派生ではなく通過点にすぎないなど、
    他の武器種のラギア武器と比較すると妙に異質な存在であるように思われるのは気のせいだろうか?
    一応他にも似たような例があるにはあるのだが…。
強化ルート
 
武器名代表的な必要素材一発生産時の
代表的な素材
時期
ラギアソード海竜の角×2
雌火竜の翼膜×1
海竜の角×1
雌火竜の翼膜×2
下位
ラギアソード改海竜の角×5
古龍の血×1
-
ハイラギアソード海竜の逆鱗×1
電怪竜の鋭爪×4
-上位
雷剣ストーム海竜の尖角×2
竜玉×2
-
雷迅剣ミカツチ海竜の蒼玉×1-
ネオラギアソード海竜の蒼玉×1海竜の蒼天鱗×1G級
白雷剣ネオディニス海竜の蒼天鱗×1-
冥雷の命剣冥海竜の剛角×2
雷狼竜の天玉×1
-HR70以上
冥剣エントラル冥海竜の雷魂×1
冥海竜の雷電殻×5
獄狼竜の天玉×1
-
 
…いかにイカれた難易度かご理解いただけたであろうか。

MH4

  • ジンオウガ武器の王牙剣【折雷】からラギアソード、ハイラギアソードに派生する。
    ご存知の通り今作には水中戦がないためラギアクルスは登場しないので、交換素材からの作製になる。
  • しかし、これを作るには結構な手間が掛かる。
    まずラギアクルスの素材を問屋に出すためには
    闘技場でジンオウガ亜種ティガレックス亜種の同時狩猟をこなさねばならず、
    それをクリアした後もラギアクルス素材との交換素材であるグラビモス亜種の頭殻に延髄といった
    決して集まりの良いとは言えない素材を集めないといけない。
    • そしてラギアソードからハイラギアソードに強化するに当たっては今度はラージャンの素材を要求される。
      しかも要求されるのがよりにもよって尖角四本なのだからこれまた骨が折れる。
  • そして強化されたハイラギアソードの性能であるが、
    • 非常に高い攻撃力280
    • 雷属性値も270と属性値も十分な水準
    • 拡張性も中々なスロット2
    • 安定の会心率0%
    とここまで見ればトップクラスの攻撃力を持っていながら
    属性値が低かったり会心率がマイナスだったりしないハイスペックな強武器に見えるが、
    やはり完全無欠とはいかず、斬れ味に大きな欠陥を抱えている。
    なんと素で青10、匠でも白10青50しかなく、片手剣としては致命的。
    特に白ゲージは10しかないため、どう足掻いても維持は不可能と言わざるを得ない。
    一応青ゲージでも倍率180の白ゲ相当に踏み留まっていられるのが救いだが、
    できるだけ業物や砥石使用高速化でカバーするべきである。
    • 上位で主力となりえる雷属性の片手剣としては、これ以外には雷神剣キリンが挙げられる。
      低い攻撃力の代わりに圧倒的な雷属性値とデフォルトで持つ非常に長い青ゲージが特長の武器である。
      挑むクエストに応じて、この2振りの片手剣をうまく使い分けるようにしていきたい。
      その際はハイラギアソードなら刀匠などでの攻撃力増強と業物などでの斬れ味へのフォロー、
      雷神剣キリンなら匠を切って属性重視型といった具合に、スキル構成面でも差別化を心がけると尚よいだろう。

MH4G

  • G☆2に登場するリオレウスセルレギオスの2頭クエをクリアする事により交換可能になる、
    ラギアクルス通常種・亜種のG級素材によってネオラギアソード白雷剣ネオディニスへと強化が可能。
    最終強化には金獅子の剛角が必要なものの、本作では村上位にある激昂ラージャンのクエスト報酬で入手可能なので、
    あとは素材交換に必要な火竜天鱗が厄介なくらいだろう。
  • 上位時点での欠点だった斬れ味はネオラギアソードの時点で大幅に改善され、
    最終強化である白雷剣ネオディニスでは匠で紫ゲージも出現する。
    だが最終的なステータスは攻撃力378雷属性330
    数値的にはミストラル=ダオラと近く、単体で見れば悪い性能ではない。
    • 属性値特化武器としては雷神宝剣キリンに完全に水を空けられてしまっている。
      一方、バランス型としては本家本元のラージャン武器金獣棍【禁呪】が強敵であり、
      属性値で勝っているとはいえ、武器倍率50の差はいくら片手剣でも無視できない。
      確かに金獣棍の紫ゲージはたったの10であり、実質的には白ゲージ武器も同然ではあるのだが、
      これだけ武器倍率に差があると、金獣棍が白ゲージになってなお物理ではこちらが不利なのである。
      属性値の差もたった60であり、本作のモンスターの肉質を考えると物理の差をひっくり返すのは無理。
      つまり、火力面では完敗である
      そもそも金獣棍のスペックは極限強化込みで発掘武器の理論値に匹敵するほどの超性能である
      いくらなんでも相手が悪すぎる…。
    • 一応白+紫の長さはなんとかこちらが勝っているため、長期戦ではなんとか差別化出来なくもない。
      …が、今作のスキル環境を考えると匠+業物or研ぎ師くらいなら何の問題もなく付けられるため、
      それでもかなり微妙と言わざるをえない。
      こちらのレア度は9なので極限強化もしやすいのは一応利点。
      ついでに、見た目も実に正統派で良い。あちらは棍棒だし。
  • なお、MH3Gで登場した希少種素材を使用する強化先は今作ではない
    前述の派生前の性能が強化されていただけに、その性能を拝めず、
    何とも肩透かしを食らった気分である。
    しかし、交換する素材がよりにもよって片手剣とは相性が良いとは言えない臨界極まるあの方なので、
    登場していたら、多くのハンターが作成に苦戦していたに違いない。
    …とはいえ、冥剣エントラルが登場していれば、他の冥雷武器同様斬れ味はMH3G同様であった可能性が高い。
    すなわち希ティ剣に匹敵する強烈な長さの白ゲージ
    金獣棍とまっとうに差別化出来ていた可能性が極めて高く、惜しまれるところである。

MHX

  • ラギアクルスが参戦している今作では、
    MH3時代のように骨製の斧型片手剣であるボーンタバールからラギアソードに派生させて作成する。
    ラギアソードからは更に雷剣ストームへ派生させる事もできる。
    ラギアクルスの武器が複数存在するのもMH3に似ているので、
    ちょっと懐かしい気持ちになった古参ハンターもいるのでは?
    • ただし、銘に関しては変更されている。
      ラギアソードの直系の強化(MH3当時でいう下位素材強化)が雷剣ストームからハイラギアソードに、
      派生の強化(MH3当時でいう上位素材強化)がハイラギアソードから雷剣ストームに変更されている。
      MH3の街上位まで経験したハンターにとってはややこしい変更である。
  • ラギアソードは最終強化でハイラギアソードとなる。その性能は
    • 攻撃力は物足りない180
    • 属性値はそこそこの雷27
    • 雷属性では唯一のスロット3
    • 斬れ味は素でごく短い、匠+2で長い白
    攻撃力が低い割りに属性値もそれを補える程ではないので火力面では頼りない印象。
    強豪ひしめく雷属性の中で勝負していくなら匠+2の白ゲージの長さをウリにしたいが、
    匠運用をする場合ライゼクスライトニングレイピアが立ち塞がる。
    レイピアとはスロ3をもってしても埋めがたい性能差が存在し、実力勝負ではこちらには勝ち目が無いのだ。
    そのため攻撃性能のフォローは諦め、利便性を追求するのがこの武器を活かす道となるだろう。
    罠師アイテム使用強化など、5スロスキルには片手剣と相性の良い補助スキルが多い。
    スロ3を活用して自分好みに装備をカスタマイズしよう。
    そういうポジションでは今度は毒属性のデッドリィポイズンがより適任だったりするが…
  • 一方、雷剣ストームの最終強化は雷迅剣ミカツチ。こちらの性能は
    • 攻撃力はかなり上がった220
    • 属性値はかなり下がった雷14
    • 武器スロは全て消失
    • 斬れ味は素でそれなりの、匠2で短い白
    ………なんというか、攻撃力は高くなったものの、大事な物を色々と失ったような感じがする性能である。
    攻撃力が高いと言っても、すぐ下の攻撃力210には高水準なバランス型の王牙剣【折雷】が存在しており、
    ミカツチの立場を脅かしている。MH4で踏み台にされた恨みだろうか。
    更に同じ攻撃力220を見れば前作で大敗を喫した金獣棍【禁忌】
    匠+2の白ゲージの長さでミカツチを追い詰める。
    地味ながら攻撃力230のライトニングベインも見過ごせない存在である。
    と、いうようにハイラギアだけでなくミカツチも苦しい立場にある。
    というか、スロ3で独自のポジションを狙えたハイラギアと違って
    コイツはもはや没個性状態なので余計に悲惨である。
    • とはいえ最適解にはならないものの、スペック的には優秀な一振りなのは確か。
      普通に持っても上に挙げた武器達と遜色ない活躍をしてくれはするので、
      ラギア武器に思い入れがあるとかデザインが気に入ったというのであれば、こちらを選ぶのもありだろう。

MHXX

  • G級に対応し、ハイラギアソードは2回の強化を経てエクスラギアソードに、
    雷迅剣ミカツチの方は3回の強化を経て豪雷迅剣ミカツチに究極強化される。
  • まずはエクスラギアソード。その性能は
    • 攻撃力は低めの300
    • 属性値はちょっと伸びて雷30
    • 上位から変わらない雷属性で唯一のスロット3
    • 斬れ味は素でごく短い白、匠で出るのは全て紫
    上位から変わらず火力面は頼りない印象。ライバル達との差が埋めがたいのも同じく。
    よって、上位の頃と同じく利便性を追求する運用になるだろう。
  • そんな中HR解放前に作れる作成難度の低さという点をアピールしてくる。
    なんとG級での強化に獰猛化素材がいらないのである。代わりに蒼玉が2つ必要だけど
    一番遅いのはラージャンの素材だが、レア素材ではないのがありがたい。
    • が、そのポジションには同じ立場のドレッドフルレイザーが立ち塞がる。
      あちらで一番遅い素材はG4到達時点で手に入るものなので先んじられている。火力も向こうが上。
      スキル周りをどうしたいかでエクスラギアソードの去就は決まるだろう。
  • そして豪雷迅剣ミカツチの性能は
    • 攻撃力はインドラに次ぐ340
    • 属性値は添える程度の雷17
    • 武器スロが無いのも変わらず
    • 斬れ味は素でそれなりの、匠2で短めの
    攻撃力は雷片手で2番目に高くなったことで物理火力は他をちょっと上回ったが、
    それでも他を引き離せた程ではなく、上位と同じくライバル達に脅かされている。
    厳しい立場にあるもののスペック的には優秀である点も上位から変わっていないので、
    スキルを整えてしまえばライバル達と遜色ない活躍はしてくれる。
    • ちなみに今作には斬れ味と攻撃力、会心率がコピペ瓜二つな武器が存在する。
      残念ながらあちらは無属性なせいで全くと言っていいほど使い道がないが、
      たまには同じスキル構成で狩りをしてみて微弱とはいえ片手剣における属性の大切さを再確認するのもいいかもしれない。
      その為に獰猛ドボル&ラギア素材やドボルストーン、海竜の蒼天鱗を使う酔狂な人も中々いないと思うが

余談

  • 雷迅剣ミカツチの「ミカツチ」は、日本神話に登場する雷神「タケミカヅチ(建御雷)」が由来だと思われる。
    ジンオウガ武器も、同じく日本神話の雷神が由来であり、
    こちらはイザナミの体にまとわりついていた八雷神となっている。
    また、キリンのランスも「タケミカヅチ」の銘を冠している。
    • なお、本武器の名称に関しては「ミカツチ」が正しい。
      やはり紛らわしいのか「ミカヅチ」と誤植をやらかしているサイトもそこそこ見るが

関連項目

武器/ラギア武器
モンスター/ラギアクルス
モンスター/ラギアクルス亜種
モンスター/ラギアクルス希少種