221年7月　夷陵の戦い

勢力図

三国鼎立の情勢が形作られる中、関羽の死によって荊州は孫権に帰し、曹操の後を継いだ曹丕によって漢朝は滅ぼされた。失意の劉備は魏に対抗して蜀漢を建国するが、しかし、その矛先は魏ではなく孫権へと向けられた。

勢力一覧 [添付]

各勢力分析 [添付]

曹丕

曹操・夏侯惇・夏侯淵らが逝ってしまったものの、未だ国力・人材共に圧倒的な上、蜀と呉は勝手に潰しあってくれる。おまけに一番厄介な関羽と張飛は死に、劉備の命も風前の灯。笑いが止まらないシナリオである。
まずは空白地を埋めて制覇イベントを発生させよう。あとは正直作業ゲーなので好きな方から押し潰そう。
オススメは孫呉→永安ルートから蜀を滅ぼす流れ。

劉備

領土はほぼこの時代以降のシナリオと変わらないが、馮習、傅彤や馬良など、夷陵の戦いで戦死してしまった中堅所が多く生きており、五虎将も黄忠、馬超、趙雲が健在(黄忠は翌年に死ぬが)。人材不足がだいぶマシなのがこのシナリオの特徴である。

劉孫同盟は解消されており、江陵と隣接した永安に将と物資が集中しているため、初手で江陵になだれ込み、孫権とガチバトルをすることも可能。ぶっちゃけ原作(演義)展開を重視しないなら馬超、趙雲、諸葛亮を永安に集めて、元々永安にいる黄忠、劉備と一緒に出撃すればすぐ荊州は取り返せる。漢中方面から攻めてくる魏は陽平関で迎え撃てば簡単に押し返せるので、関興など雁行持ちの武官を置いておけばいい。
荊南は山越えの関係で攻略に時間がかかるので、初っ端からそこを取りに行けるのは大きい。
ちょっと欲張って士燮軍を滅ぼしてもいい。
魏に復讐を邪魔されないために、江陵を奪ったら襄陽を取り防備を厚くしよう。
魏は陸上では強いが水上では悲しいほど弱いため、襄陽を取ってさえおけば船でやってくる魏軍を二軍武将でも簡単に撃退できるようになり、荊南に集中できる。

漢中から北伐となると山を越えねばならず相当にしんどいので、まず荊州を狙うのがオススメ。金と時間はかかる上ロマンにも欠けるが、魏と同盟して対孫権に集中してもいい。
江陵を取った段階で手打ちにするか、孫呉を滅ぼすところまでやるかはお好みで。

劉備の寿命は残りわずか2年。義弟の仇を取れるかどうかはプレイヤーの腕次第である。
PKで交易により簡単に寿命延長名品である仏典を得られるようになったので、劉備の寿命が10年ほど延びた。
これにより、趙雲の魚鱗強化5や蒋琬の先従隗始2など強力な政策のコストが下がり続ける為、大分難易度が下がっている。
馬超など他の寿命が近い武将に持たせたい場合は譲ってあげてもいいが、後継者に史実と同じ劉禅を選ぶと主義が割拠に変わり、趙雲の魚鱗強化5など強力な政策のコスト低下の恩恵を受けられなくなってしまう。
そこで劉備と同じ主義が王道の劉永に跡を継がせてコスト低下の恩恵を受け続けるという手もある。

孫権

三国鼎立シナリオでは数少ない、蜀と友好関係ではないシナリオ。人材や戦力は揃っているので、蜀・魏との2正面作戦を行えばやりごたえは充分。
ただし、呉の人材は全体的な質こそ高くまとまっているものの、単体性能では魏・蜀に何人か生存している五虎将軍や張遼曹仁など、乱世を戦い抜いてきたチート組には全くかなわない。正面からぶつかると戦力を整えても一瞬で返り討ちにあう可能性があるので、注意しつつ戦おう。
小ネタだが、実は柴桑に于禁がおり呉に仕えている。デフォだと開始年が寿命なので、魏に帰れぬまま亡くなってしまう。まあ、帰ったらあんな事になるしある意味良かったのかもしれない。

公孫恭

孟獲

士燮

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