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安達太良型戦艦 安達太良 (八八艦隊掉尾6艦計画案K案/十三号型巡洋戦艦)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

1919年にアメリカが野心的な造船計画を発表したことを受け、日本は海軍強化計画を見直し、戦艦4隻と巡洋戦艦4隻の建造を発注した。この結果、戦艦および巡洋戦艦に関する13種類の設計案が提示されている。そのうちA案は紀伊型戦艦として選ばれ、K案は巡洋戦艦に使用されることが決まった。建造は1922年に開始される予定だったが、ワシントン海軍軍縮条約会議の結果、これらの巡洋戦艦が建造されることはなかった。これらの計画案のひとつに基づいているのが安達太良である。

解説

・主砲
Tier9ツリー艦で最大口径の457mm連装主砲を4基8門搭載している。主砲配置は前級と変わらず前後２基ずつとなっている。単発ダメージは口径相応にHE,APともに高く、同Tier460mmの武蔵に迫る。装填時間は口径と門数を考えればそれなりに早く、DPMはやや高いところに位置する。射程は14.65kmと同格ではかなり高いが、後述する抗堪性が相まって格上相手では少し心もとない。主砲散布界は縦,横ともに普通で集弾性も普通だが、遠距離狙撃を主体とする本艦の性能を考えると弱点に思える。そして集弾性は1σと普通と言ったものの、各主砲が離れているため数値にはでないようなガバ感がある。貫通力は口径相応はあるものの、他の457mm勢には多少劣っている。そして防郭貫通率が低く406mmのアイオワより悪い始末。使った感じイマイチ決定力にかける主砲という印象を受けたが、個人的に対戦艦では甲板を狙うことを意識すると与ダメが出しやすかった。
本ツリーの目玉である高精度着弾観測機Ⅰを使用すれば。2斉射分は射程16.11kmと大和以上で高精度の射撃ができる。
　
・副砲
140mm単装砲を方舷6門ずつ搭載している。DPMは約２万と普通だが射程は6.56kmと本艦の交戦距離ではないため、この砲はできるだけ使いたくない。
　
・自動副砲
発射レートは同格ドイツ戦艦第一ルートより少し高いが、射程が3.45kmと完全におまけである。この砲が役に立つときはほとんどない。
　
・対空
日本艦としてはかなりの高対空である。大口径,小口径ともに射程,対空は標準的だが、対空警戒Ⅱスキルを持っているため、発動時は米戦並みの対空を誇り、総合対空指数は約4000と同格の日本防空巡洋艦、同格米防空巡洋艦をも超え、ウースター級設計案であるサンタンデルとほぼ同じであり、同格戦艦２位である。それなりの高対空艦であるがTier10では4000越えもゴロゴロいて、それらとマッチングする関係、そして抗堪性,生存性が低い関係から狙われることもそれなりにある。それから殆どすべての艦に言えることだが、対空というのは抑止力であるため過信しすぎないこと。ゲーム内最高対空を誇る艦であったとしても、攻撃は通すことは可能だ。
　
・装甲
艦首、艦尾装甲は同格戦艦では主に25mm勢と32mm勢に分かれているが、本艦は25mmのほうに属する。甲板装甲はTier9戦艦平均が99mmのところ102mmと少しだけ厚い。しかし舷側装甲は平均340mmのところ305mmと薄い。
　
・機動性
速力は平均より少し良い、加速,転舵速度は良い、転舵所要時間普通と言った感じ。それなりに機動性は良い。
　

・隠蔽性
同格平均より少し良い程度。だが次級では船体サイズが長くなるのに、なぜか本艦より隠蔽が良い。
　
・生存性
悪い。抗堪性は防郭防御、装甲防御、装甲防御、魚雷防御どれをとっても低い。先述した装甲圧の説明のみだと舷側装甲のみが弱い感じがしているが、いざ使ってみると、キャプのために少し前に出ただけでHPの半分を失うこともザラにある。タンクとしての運用はおススメできない。対空はそれなりに高いためほかの日本艦と違ってそれなりに抑止力になるが、本気で艦載機に狙われると攻撃前に全機撃墜といった芸当はできないため、過信してはならない。
　
・消耗品
装填、機動性、体力あたりを強化するのが無難。
　
・艦艇スキル/艦長スキル
高精度着弾観測機Ⅰを３回、対空警戒Ⅱを３回使用できる。高精度着弾観測機Ⅰはここぞという場面に使う以外に、島裏に潜んでいる敵の偵察にも使うことができる。かなり危ない場面では島裏偵察のために使うことも考えるといだろう。対空警戒Ⅱは元が普通の対空を底上げしてくれるもので、これのおかげで高対空艦の部類に入れているといっても過言ではないスキルである。
　
・装備
　・兵装　主砲精度
　・防御　転舵or加速
　・適正　転舵
ここら辺が無難だろう。
　
・エリート特性
　・
　・
　・功績　EXPアップ+10%
　
・総論
Tier9ツリー艦最大口径である457mm砲を搭載している。しかし遠距離からの攻撃を主体とする艦艇だが精度と集弾性がそこまでよくないためか使ってみた感じどうも決定力に欠ける主砲だと感じた。そして生存性がかなり低いため、敵との距離を見誤らないようにして、しっかり主砲を当てていけばそれなりには勝利に貢献できる。ぱっとしない性能だが、前級弓張よりは戦える。だが超艦艇やTier10艦艇とマッチングして理不尽を押し付けられることも多くなったためなんとか次級豊後までがんばってほしい。

戦闘名誉章

史実

本艦は主砲研究会で検討された概略案のうち、平賀が希望したK案を巡洋戦艦掉尾4艦(十三号型巡洋戦艦)として具体化・建造したという設定の艦であると思われる。実際に平賀は主砲研究会での議論が平行線に終わった後も独自に十三号型巡洋戦艦の計画を進めており、K案をベースにトン数を47500t、主砲を45口径46cm砲とした艦型縮小案の「47500t 30kt 艦」を着想していた。仮に十三号型巡洋戦艦が建造されていた場合、本艦に似た姿になったものと思われる。

小ネタ

ゲーム内説明でA案が紀伊型戦艦として選ばれたとの記述があるが、A案はB65の火力を据え置きつつトン数・速力を増加させた案であり、紀伊型戦艦とは全くの別物である。恐らく主砲が両者とも41cm連装5基と共通であったため、WGが同一の艦艇として混同してしまったものと思われる。

ゲーム内説明で言及されていたアメリカの野心的な計画と言われているものは、恐らくダニエルズ・プランと思われる。それ以外にも他国の戦艦建造競争は激化にます激化に発展しており、イギリス、フランス、ドイツにおいても、同じような多艦建造計画があった。

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