Black Nagato

ブラック長門

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

長門は主砲として連装砲塔4基に410mm砲を搭載した戦艦。前級の戦艦に比べ、長門と姉妹艦の陸奥は耐久性能が強化されており、当時最も強力な戦艦であった。

解説

2022年6月16日、フィリピン海海戦(日本ではマリアナ沖海戦として知られている)イベントに際して実装された、長門のブラックバージョン。

・主砲
410mm砲を連装砲塔に収めて4基8門搭載。砲配置を始めとした基本性能はツリー艦の「長門」と同一なので、詳細については「長門」の主砲の項目を参照して欲しい。「長門」砲との相違としては艦艇スキルの「精密照準装置Ⅰ」を使えなくなっているので弱点を曝した敵に対して精度の高い一撃を送り込むことはできなくなっている。しかし元の性能が高めで射程・精度も優秀なためスキル無しでも十分に戦える。

・副砲
140mm単装砲を片舷辺り9基搭載。艦橋付近の舷側と上部構造物に砲郭を設ける形で7門、後部艦橋付近に2門といった分散配置でありこれは「長門」と同じ。この配置はそこそこ広い角度をカバーしている上に、纏まって配置された艦橋付近の砲は集弾性も良好である。さらに本艦のみの特徴として元となった「長門」の副砲よりも射程が延長(6.08km→6.41km)され、装填時間も短く(7.5秒→6秒)精度も向上しているため、素の状態でも日本戦艦の副砲とは思えぬ程優秀と言える。これは敵に対して圧を掛ける際に近距離火力の貧弱さから「プッシュ能力がもう一押し欲しい」とされる日本戦艦の弱点をカバーしたとも言える強化であり、扱い方によっては強力な武器になり得る。とはいえ船体はあくまで日本戦艦であって撃たれ弱いので、船体が堅固なドイツ戦艦と同じように考えて同じような運用をしようとすると火力を発揮しきる前に沈んでしまうので注意したい。

・対空
長門と同じ。愛鷹やネルソン程ではないにしろ同格戦艦でも低い方であり、特に大口径対空が心許ない。機動性はそこそこあるので、加速と転舵を駆使して魚雷はなるべく回避しよう。

・装甲
長門と同じならば平均的な装甲を持っていると言える。

・機動性
長門と同じ。速力は24kt台と、26kt以上の戦艦も出てくるTier7では少々物足りないものの、中速なグループに属するため、コロラドの様に、ただの移動にすら困るようなことは無いだろう。加速・転舵性能はやや良い。

・隠蔽性
被発見距離は11.76kmとやや悪め。しかし戦艦なので隠蔽の悪さで困ることは無い。

・生存性
HPは通常長門の43585から43700へ微妙に上昇しているが誤差レベルなので、船体自体の生存性は長門と変わらない。しかし本艦は、駆逐艦の接近を阻止できる強化された副砲を持ちソナーⅠも使用可能なため、実際の生存性は長門よりも高いと言える。

・消耗品
砲艦の定番である予防整備(HP)・食糧(装填)・ディーゼル(速力)が良い。

・艦艇スキル
艦艇スキルには、副砲オーバーロードⅡと、ブラック艦の定番スキルとなりつつあるソナーⅠを使用可能。通常長門の精密照準Ⅰが使用できなくなったことで遠距離での火力は下がったが、その代わりに自衛用スキルが充実して生存性が上がっている。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰ
　・防御　推力改良Ⅰ or 操舵装置改良Ⅰ
　・適正　操舵装置改良Ⅱ

・エリート特性
　・戦艦近代化改修 HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%
　・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　・功績 EXPアップ+10%

・総論
一見、遠距離戦闘や主砲に特化した日本戦艦の強みであった精密照準を没収して微妙な副砲を強化したチグハグな性能に見えるかもしれないが、大きく副砲を強化した結果、ドイツ戦艦と同等レベルの副砲にまでテコ入れされ、更に元の長門が前方に副砲を撃ちやすい配置をしているため、強化方向としては間違ってなく、面白い強化だと言える(強いていえば、長門よりも副砲が1門多く、魚雷もある陸奥の方が近接向けだったが)。性能に目を向けると元の長門と比較して精密照準が無いので元の長門のように10km前後から撃ってるだけだと長門の劣化になってしまいがち。だが、副砲やソナーを活かしたプッシュ性能は大きく向上しているため、プッシュ一辺倒のドイツ戦艦には出来ない遠距離からの影響力が、遠距離から影響力を出せるもののプッシュがやや苦手な日本戦艦には出来ない詰め方ができるため、的確に戦況を見極め、詰めどころを把握しているプレイヤーならば遠距離戦でもプッシュでも頼りになる日本とドイツのいい所取りをした性能を出せるだろう。
だがそれは裏を返せばどちらの劣化にもなり得るとも言えるため、主砲と副砲のどちらの強みを今、発揮出来るように動くのか冷静に判断出来るかが鍵となる。(イメージとしては主砲、副砲性能の多少の向上と引き換えにタンク力が下がったシノープ、ソ連戦艦と言ったイメージが近い。)

戦闘名誉章

小ネタ

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