Gryf

Last-modified: 2023-05-13 (土) 20:24:27

グルィフ級巡洋艦 グルィフ

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性能諸元

編集時 ver.4.3.1

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier1
生存性継戦能力8056
抗堪性・防郭防御5%
・火災浸水耐性10%
・装6%
・対水雷防御4.50%
主砲射程7.50km
機動性最大速力21.40ノット[kt]
最大出力への到着時間9.78秒
転舵速度8.10度/秒
転舵所要時間3.60秒
隠蔽性8.40km



・派生艦船

派生元なし
派生先Tátra



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)装填時間砲塔旋回速度
120mm L/50 wz.34/36 Bofors, 2基×2門
120mm L/50 wz.34/36 Bofors, 2基×1門
HE弾 318(3%)6秒12度/秒

ゲーム内説明

練習艦としての役割も想定して設計された機雷敷設艦。スウェーデン製の大砲を備えており、ポーランド海軍のためにフランスで建造された。

解説

欧州ルートの起点に位置する艦であるが、他国同格が哨戒艇・通報艦・砲艦だったりするのに対して、本艦は機雷敷設艦兼練習艦という異色の出自を持っている。

・主砲
主砲は艦首部に単装砲1基と連装砲1基の計2基3門、艦尾部にも同様の構成で合計6門を搭載。同格内では英国のブラックスワン同様に最多の門数を誇っている。また、砲弾も優秀で単発火力は同格内でも群を抜く威力を持っているが、装填時間はやや長め(他国同格は概ね4.5秒装填)、砲塔旋回速度は平均的である。

・対空
そんなものは無い

・装甲
tear1の装甲なんてたかが知れてる。装甲には頼らず敵弾回避!

・機動性
最高速度は21ノット台と平均的な速度である(ティア1は18~24ノットで団栗の背比べになるよう調整されているから当然なのだが)。舵の効きは優秀で、ティア帯にしては操船はし易い方である。ただし、ティア2戦に巻き込まれた場合は…孤立しないように団体行動を心がけること。

・隠蔽性
ティア1の船は隠蔽が良いグループ(8.4km)とそうでないグループ(9.0km)に分かれる。本艦は幸いに前者のグループに属するが、速度の関係上あまり優位を感じられる事は無いだろう。

・生存性
防御面は流石機雷敷設艦とあるだけでHPや生存性は同格巡洋艦より少なくかなり脆い。出来るだけ被弾は避けよう。

・消耗品
HP増加 転舵速力up 隠蔽が無難か

・装備
 ・兵装 主砲改良Ⅱで装填速度を上げたい。 
 ・防御 ダメージコントロールシステムⅠで火災浸水耐性を上げたい。
 ・適正 推力改良Ⅱで速力を上げたい。

・エリート特性
・船体強化 HP+4%
・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%

・総論
平均的な速度の船体だが、比較的優秀な舵を搭載しているので姿勢制御はやり易い。また主砲は単発ダメージ、斉射ダメージ共に強力だが装填時間が同格よりも長めのため、的確に狙って当てていくスタイルとなっている。防御面に関しては体力に劣る為1対1であってもピンチに陥ってしまう事があり、間違っても複数の敵艦と正面から殴り合うような展開は避けた方が良い。もっとも、このティア帯だと速度的に戦略的撤退が難しく、そうなってしまったら相打ち覚悟で与ダメをできるだけ多く与える以外の選択肢が無いのも事実。本艦に端を発する欧州ルートを開拓するにあたっては息抜きがてら気軽に乗ってみては如何であろうか。

史実

格納

 ポーランド海軍は1933年度計画において自国の湾岸警備のための艦艇を建造する事を決定。1934年にフランスに対して本艦を発注し、ノルマン社のル・アーブル造船所で建造された。進水は1936年11月、竣工は1938年2月である。機雷敷設艦である本艦は高速は必要ないので小型・低燃費であるディーゼル機関を採用、機関部をコンパクトに収める事に成功している。また、自国の沿岸部で機雷による航路閉鎖を行えるよう吃水が浅く設計されていたほか、平時は練習艦として使用できるように上部構造物に乗組員以外に60名分の居住区を設けていた。
 1939年9月1日にドイツ軍による「ポーランド侵攻」が始まった際、本艦は他の小型艦(機雷敷設艦・掃海艇・駆逐艦等)と共にダンツィヒ湾において計10隻の艦隊を組んで機雷敷設中であった。ヘル半島南東沖の機雷敷設現場に向かう途中にドイツ空軍の「JU87」33機の攻撃を受け、本艦も直撃弾こそ無かったものの至近弾により艦長を含め21人の戦死者を出し船体にも損傷を負った(ダンツィヒ湾の戦い)。本艦は損傷が酷かったが敵の侵攻に備えてヘル半島に向かい、そこで待機した。9月3日になるとドイツ海軍の駆逐艦「レーベリヒト・マース」と同型艦「ヴォルフガング・ツェンカー」が現れ、本艦およびブルザ級駆逐艦「ヴィヘル」はヘルの湾岸砲台の支援の下で交戦。ドイツ海軍の駆逐艦2隻を撤退させる戦果を挙げたものの、本艦も2発の命中弾があり4名の乗員が戦死した。同日、ドイツ空軍による爆撃により大破・着底したものの…着底した場所が陸に近い浅瀬で水深が浅かった事から搭載火器は回収され、引き続きヘル半島の防衛に使用された。第2次世界大戦が終了すると船体は民間業者に売却され、1957年に浮揚。1960年に解体処理となったがその際に回収された一部の部品はポーランド海軍博物館に寄贈された。

小ネタ

艦名の由来

 艦名は伝説上の怪物である「グリフォン」に由来する。

戦後に回収された部品

 戦後に回収された部品の一部は、スウェーデン製の12cm単装砲がワルシャワのポーランド軍博物館に、連装砲はグディニア海軍博物館に展示されている。なお、後者の博物館には記念艦として「ブウィスカヴィツァ」が展示されており、実は搭載されている砲の形式は同一である(ティア1の砲とは一体何だったのか)。というのも史実では120mm砲を単装と連装で合わせて計6門(ブウィスカヴィツァは7門)搭載しており、強力な火力を持っていたが…ゲームバランスの都合上ティア相当に性能が調整されているのだ。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 総論、史実等を記載 -- 2021-10-13 (水) 14:05:12
  • 解説の一部を増補 -- 2022-01-27 (木) 19:14:07

コメント欄

  • この子強い -- 2022-05-18 (水) 14:51:41
  • 高ティア行きたくなくて巡洋艦狩りミッションを早く終わらせたいならオススメ。 -- 2022-06-19 (日) 20:01:32
  • パンヨーロッパ唯一の巡洋艦。パーソナルチャレンジで使えそうに見えるが、対象がティア3~10で使えない。結局、パーソナルチャレンジになぜパンヨーロッパ巡洋艦があるのかわからない() -- 2023-05-13 (土) 20:24:27

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