高雄型重巡洋艦 3番艦 摩耶



性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
| Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
| 国家 | 日本 | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 39,200 | |
| 装甲 | 13-102mm ・防郭 30-102mm ・艦首/艦尾 16mm ・砲郭 16mm ・装甲甲板 -29mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 19% | |
| 機動性 | 機関出力 | 130,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 35.5ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 780m | ||
| 転舵所要時間 | 10.1秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 11.9km | 14.9km | 13.9km | 6.7km | |
| 航空発見距離 | 7.2km | 11.2km | 10.2km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | mod.1 | 14.9km | 129m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 203mm 3RD YEAR TYPE mod.E | 4基×2門 | HE弾 3,000(17%) AP弾 4,700 | 16.5秒 | 30.0秒 |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 127mm/40 Type89 mod.3 | 6基×2門 | HE弾 2,100(8%) | 5.0秒 | 4.5km |
| 魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 610mm Type90 mod.1 | 4基×4門(8門) | 20,967 | 120秒 | 8.0km | 76kt | 2.5km |
| 対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|
| - | 25mm/60 Type96 mod.1 25mm/60 Type96 3連装 | 27基×1門 13基×3門 | 49 43 | 3.1km 2.5km | |
| 127mm/40 Type89 mod.3 | 6基×2門 | 61 | 5.0km |
・アップグレード
| スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
| ○ | ○ | ○ |
| 1 | ![]() | 主砲改良2 | +20%:主砲旋回速度 |
![]() | 照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | |
![]() | 副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | |
![]() | 対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | |
![]() | 兵装耐久力強化 | +50%:主砲の抗堪性 +50%:副砲の抗堪性 +50%:対空砲座の抗堪性 -5%:最大HP | |
| 2 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 |
![]() | 操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | |
![]() | 推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | |
| 3 | ![]() | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離:敵弾の散布界+5% |
![]() | 操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | |
![]() | 目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
| 十字キー左 | |||
|---|---|---|---|
![]() | 応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:60 秒 |
| 十字キー上(いずれか選択) | |||
![]() | 水中聴音 | 2 回 | 消耗品の動作時間:98 秒 消耗品の準備時間:180 秒 魚雷発見:3.3 km 敵艦発見:4.7 km |
![]() | 対空防御放火 | 2 回 | 平均対空ダメージ:+200% 消耗品の動作時間:40 秒 消耗品の準備時間:150 秒 |
| 十字キー右 | |||
![]() | 主砲装填ブースター | 2 回 | 最大速度:+50% 消耗品の動作時間:15秒 消耗品の準備時間:120秒 |
![]() | 水上戦闘機 | 3 回 | 消耗品の動作時間:100 秒 消耗品の準備時間:80 秒 |
| 十字キー下 | |||
![]() | 修理班 | 2 回 | 消耗品の動作時間:28 秒 消耗品の準備時間:60 秒 回復:0.5% HP/秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
摩耶は高雄型重巡洋艦です。第二次世界大戦の最中に施された大規模な改装では主砲塔が1基削減され、対空火力がかなり強化されました。
就役:1932
同型艦数:4
解説
- 概要
日本のTier6プレミアム巡洋艦。2023年9月11日に実装された。
同型艦に愛宕がいるが、史実で受けた対空改造によって主砲を1基降ろしており、Tierも下げられての実装となった。それに伴って艦の性能や消耗品の装備なども大きく調整がなされている。
- 主砲
8門の203mm連装砲を備える。同型艦の愛宕や同格ツリー艦の妙高から1基2門減っているため斉射火力はやや控えめ。愛宕船体譲りの優秀な射角を持ち、前後ともに30度まで指向できる。そのため無理のない防御姿勢と砲撃を両立できる。
砲塔旋回は30秒/180度の速さで日重巡としては優秀。散布界も同じく駆逐水準で15.3kmで121mに納まる。
一方で装填は16.5秒と妙高の14秒や愛宕の16秒に比べると遅い。砲門数の減少も加味すると発射レートは29.1発/分となり心もとない。また日重巡の強みであるHE弾の威力が1割切り下げられており、これらが相まって純粋な砲戦能力はツリー艦に一歩二歩譲った形になる。*1
代わりとしてか、日巡としては初の主砲装填ブースターを独立スロットで装備している。これにより妙高よりも素早く2斉射目を撃ち掛けることができる。ただし2回(満載を付けて3回)しか使えないため、駆逐艦や腹を見せた巡洋艦を狙うなどしてここぞというタイミングを狙う必要がある。
- 魚雷
愛宕と同じく片舷に8門指向できる。射角も同じで前後の魚雷発射管がそれぞれ前方・後方のみ指向可能になっており、全門発射するには大きく腹を向ける必要がある点も同じ。
魚雷の性能は大きく異なり、射程を代償に高速魚雷となっている。射程8kmの76ktは島風のF3魚雷と同じスペック。威力も2万を超える。しかし被発見距離は島風の初期魚雷準拠で2.5kmもあり、リアクションタイムは12.65秒と非常に悪い。日巡十八番の引き撃ち雷撃や置き魚雷には向かず、接戦のお守り(あるいは切り札)になるだろう。
愛宕はもとより妙高よりも薄い装甲でフルヘルスから一気に撃沈もあるので、無理に魚雷を使おうとはせず、1on1での撃ち合いは極力避け、一方的に撃てる状況づくりを最優先しよう。
- 生存性
上位Tierと比べても遜色のないHPを持つだけでなく、Tier6では珍しい(英巡を除く)修理班も使える。1回あたり5,488HP。ただし回数は2回と切り下げられている(満載を付けて3回)。
装甲配置はほぼ妙高に準ずるが、中央甲板の装甲厚が29mmという微妙な切り下げを受けている。そのため32mmと異なりT7以上の6インチ砲HE弾を防いだり、ボトムマッチで遭遇する口径431mm以上の戦艦を相手にする場合は強制跳弾できないことに注意が必要。長いバイタルパートや水面から露出した形状も同様である。
艦首艦尾は16㎜と青葉や妙高と変わらず、マッチングする全ての戦艦や大巡のAPに強制貫通される。艦を立てて耐える姿勢は後述の隠蔽性も相まって得意技とは言えない。
交戦距離は13㎞を目安に引き撃ち姿勢をしっかり取り、砲弾は全て避けきる事を第一に考えよう。
- 対空火力
対空改造によって愛宕に127㎜連装両用砲と25mm機銃を追加した装備を持つ。のだが大幅な性能向上はしていない。妙高に比べて長距離の爆発数は1つ増えている。
消耗品で独立スロットの戦闘機と選択式の対空防御砲火を使えるため、これらを駆使すれば2,3回目の投下を防ぐことはできる。単艦で対空艦として振舞うのではなく艦隊防空を意識したい。
- 隠蔽性
隠蔽全振りで8.74km*2。同格重巡のマッチング帯や日重巡の中では良好な部類である。主砲射程が短く前に出がちであることを考えるとヘイト管理はしっかり行う必要がある。
航空発見距離が7.2kmと悪く長距離対空が届かない。被発見から即座に対空セクター指定すると空撃ちになってしまうので注意。
- 機動性
35.5ktと優秀。転舵は10.1秒と重い。操舵装置改良1を搭載すれば8.1秒と素の愛宕並みになる。外周に開く場合は境界線手前での機動には注意しよう。
- 消耗品
選択式の対空防御砲火/水中聴音、戦闘機、修理班、主砲装填ブースターと多彩な消耗品を持つ。
水中聴音はTier7準拠になっており艦艇4.7km/魚雷3.3kmを捕捉可能。
修理班と主砲装填ブースターは2回ずつと削減されていること、消耗品の種類の多さから満載スキルの効果が高い。
- 総評
低い砲火力に短射程魚雷、心許ない装甲に低い機動性、隠蔽も決して良いとは言えなく日巡としてはかなり上級者向けの味付けとなっている。
とはいえ最低限の火力は持っており、まったく戦えないわけではない。主砲装填ブースターや射角の広い高速魚雷は出逢い頭のワンチャンスの場面で、万に一つの勝利を拾う際には有効な手段であり、超一流の巡洋艦乗りが乗艦した場合、Tier6では希少な修理班が生存性を高め、驚異的な継戦能力を見せる可能性がある。
巡洋艦として基本に忠実な立ち回りをしつつ、敵弾を全て回避し、少ない攻撃機会は逃さないチームプレイを徹底する事で勝利に貢献できる可能性があるだろう。
史実
摩耶は高雄型重巡洋艦の3番艦。高雄型の詳細については愛宕を参照。名前の由来は兵庫県の摩耶山で、起工前の1928年9月に命名された。1928年12月4日に神戸川崎造船所で起工し、1932年6月30日竣工。
姉妹艦三隻と共に日中戦争に参加。高雄・愛宕は折を見て近代化改装を済ませたが摩耶と鳥海はそのまま開戦を迎えた。太平洋戦争緒戦ではフィリピン攻略をはじめとした東南アジアでの作戦に従事。1942年の7月頃内地に帰還した際には大和の訓練標的を曳航している。
1942年後半からはガダルカナル島をめぐる戦いに参加。10月に妙高と共に飛行場砲撃を実施し450発の砲弾を発射した。続く11月にも鈴谷らと共にガ島を砲撃し485発の砲弾を撃ち込んだが、米航空機による空襲の最中、後檣に体当たりした米機が炎上しながら燃料をまき散らし高角砲弾が爆発。誘爆を防ぐため魚雷投棄を行い爆沈を逃れた。
1943年に入り3月アッツ島沖海戦に参加、摩耶は904発の砲弾と8本の魚雷を消費するも戦果なしに終わった。同年11月、ブーゲンビル島の攻防に備えラバウルに入港したが米機動艦隊からの大規模な攻撃により大破。火災により機械室全室が機能停止し弾薬庫は注水が行われるなどの大損害だったが、同日深夜に鎮火成功し70名の戦死者を出しながら辛くも生き延びた。
1943年末から1944年4月までを横須賀で過ごし、修理と大改造を行う。3番主砲塔を撤去し高角砲や機銃を増設、既存の12cm単装高角砲もここでようやく換装。電探・水中探信儀・哨信儀なども追加。高角砲甲板を4番砲塔まで延長、バルジも増設した。1番砲塔の測距儀は撤去・覆いも袖筒(張り出し部分)で切断されたとされるが、この改造は工期短縮のため行われなかったとも言われておりWoWsの1番砲塔もその考察に基づいてのもと思われる。艦橋の小型化や後檣の移動も同じく工期的な理由で見送られている。
出渠後、マリアナ沖海戦に前衛部隊の1隻として参加。至近弾で浸水、弾片で1番発射管から出火し魚雷8本の投棄を行う。直掩僅か16機の中、金剛・榛名らと共に空襲を凌ぎ千代田を守った。これが改装後唯一の見せ場となる。再度横須賀に戻り修理し、同時に電探や機銃の更なる増強も行って7月に復帰した。
10月、レイテ沖海戦に参加するためブルネイを出港したが道中のパラワン島沖で米潜水艦デイスの雷撃を受け4本被雷。轟沈した。艦長以下336名が戦死。生存者は他艦に救助されたが、収容した摩耶の乗員共々レイテ沖海戦で沈んでしまった船もいる。
摩耶の艦橋は竣工時の大きさをそのままに雛壇状の砲座を設けたことで城塞のような雰囲気となった。その見た目から日本巡洋艦の中でも特に人気がある船である。
対空改造は1944年4月に済んだが、前檣の13号電探は7月の修理で追加されたものでありWoWsもこれ以降、最終時の再現となっている。3番主砲塔(元4番砲塔)上面に単装機銃が2挺付いている点も一致している。6月までは1挺だった。
舷窓は浸水対策のため水線部に近い下甲板部分が全て塞がれたが、WoWsでは伊吹と同じく再現されていない。
小ネタ
2019年4月19日に探査船Petrel号の調査チームが海底で眠る摩耶を発見している。一部の映像は一般公開もされてニュースでも採り上げられた。
1番砲塔測距儀の様子も薄っすらと窺うことが出来る。
マイクロソフトの共同創業者ポールアレン氏が所有していた船。アレン氏が亡くなった後は関係団体が引き継いで運用していた。
摩耶の他にも多数の戦没艦を海底から探り当てていて、特に2017年のインディアナポリス発見は、日本でも同時期に伊58?を調査していた偶然の縁から話題となった。
主に太平洋を中心に活動していたため見つけた船は扶桑山城や加賀、鳥海など日本海軍の艦艇も多い。
2020年以降はウイルス流行の影響で運用が停止となり探査チームは事実上の解散。非公開の記録が今後どうなるのか不明であるが、2016年にNHKスペシャルで武蔵の特集が組まれたときには秘蔵映像も貰い受けての細かい検証がなされたこともあり、これに倣って出版社が表に出してくれることを願う。
ところで仕事が無くなってしまったPetrelは海外記事によると米海軍が買い取り運用再開を待つ状態だったらしいが2023年3月、スコットランドで入渠した際に盤木から滑り落ちて損傷している。被害によっては廃船の可能性もあり、日本人としては恩を感じる船だけにパンデミックを境にした凋落ぶりは同情する他ない。
実は摩耶より先にARPマヤがWoWsに登場した。これは愛宕と性能・モデルが同一、色だけ違う船だった。少し遅れていれば摩耶ベースで実装されただろうが、まだ摩耶の実装は決まっていなかったのだろう。
撤去された3番砲塔の弾薬庫は高角砲や機銃の弾薬庫として使われた。WoWsでは主砲用以外の弾薬庫を省略する仕様なので、バイタルではあるが弾薬庫判定は無い。
楯付き25mm機銃の登場はwowsでは初。大戦末期の大半の船では楯付きが普及していたので史実的に言えば摩耶だけの装備ではないのだが、要塞的な見た目に似合う形になっている。
見た目が違うだけで特別な能力はない。摩耶以降に実装された船もボチボチこの機銃を使うようになっている。
アニメ「火垂るの墓」では主人公の父親が摩耶の艦長という設定。

















今んとこ摩耶の取り柄って唯一の回復使えるTia6日巡ってとこと装甲が相対的に優秀ってだけだから(装填ブースター神でも火力しれてるから割愛)そこに焦点当てて欲しかったとは思う -- 2024-10-11 (金) 09:32:06
実装当初と違って伊集院がいるからスキルとグリーヴスのインスピで射程を盛って、三川インスピで隠蔽を確保すれば0.5キロくらいの余裕を持って雷撃できる。雷速は差し迫る危険と伊集院の基本特性だけでも80ノットを超えるからそれで我慢。
やたら長い発見距離のせいでリアクションタイムは雄物より二秒近くも長いのはナイショだぞ!-- 2024-10-11 (金) 23:15:21