原典
- ドグラQより
補足:ドグラQは中止となったゲーム企画のため、詳細不明。 第一報には「櫃夢覇道劇場」の表記もあったがデモンベインと直接の繋がりはないだろう。
- デザインはこのゲームの「赤マントの青年」が輸入されたものと思われる。
- 破れた学生帽(破帽)、学ラン、擦り切れた外套、下駄、長髪と古典的なバンカラスタイル。
- ゲームでの役どころについては不明だが、序盤で怪人赤マントの正体容疑を受けるキャラクターと推測できる。
斬魔大戰では
- 「ボク」が大導師となった新たなブラックロッジの大幹部、アンチクロスの一人。
- 旧アンチクロスのウェスパシアヌスとは恐らく別人。
- 「赤マントの青年」と同様、学ラン・学帽・外套のスタイルだが、こちらは身綺麗にしている。
- 旧ウェスパシアヌスと同様、同じ内容を修辞を変えて繰り返す、持って回った口調で話す。
- 後述の理由によりエイボンの書を所持している可能性が高い。
「魔人"ホラー"」
- ダイン・フリークスより
補足:邪神の"色"に感染した人間は「魔人」、「怪物"フリークス"」と呼ばれる。 また特に13の邪神遺物により感染した魔人を13ホラーズと呼ぶ。
「玩具憑"チクタクマン"」
- スコット・デヴィッド・アニオロフスキ著「I Dream of Wires」より
補足:チクタクマンは通常、ナイアルラトホテップの化身なので、 実はナイアルラトホテップであることを隠している可能性がある。
「幻の大陸ハイパーボリアを求める探検で、白蛆の邪神ルリム・シャイコースと遭遇し、魔人と化した」
- クラーク・アシュトン・スミス著「白蛆の襲来」より
- リム・シャイコースはエイボンの書にも記されている巨大な蛆虫に似た邪神で、古代魔術都市ハイパーボリアを凍てつかせた。
- 強力な魔術師をも隷属させる力を備えるが、分かりやすい弱点を持っており、地球人類でも退治可能。
補足:斬魔大線では、魔人″ホラー″とは邪神に隷属している者を指す模様。
「魔人化の影響か、ガルバ、オト―、ウィテリウスという機械仕掛けの怪物"クリッター"に取り憑かれている」
- 斬魔大戰デモンベインより
- ウェスパシアヌス「謳え!呪え!ガルバ!オトー!ウィテリウス!」
補足:旧ウェスパシアヌスでは、彼の身に宿る人面疽型の使い魔だった。 「顔」であることを利用した多重魔術詠唱が可能で、 宿主が致命的ダメージを受けても肩代わりすることができる。
- ウェスパシアヌス「謳え!呪え!ガルバ!オトー!ウィテリウス!」
- ライアーソフト「赫炎のインガノック」より
- 「体のどこかにあるゼンマイ捻子。クリッターの体には必ずそれがある。」
補足:クリッターは玩具が元になっているので「玩具憑」と表記するのは正しいが、 ウェスパシアヌスはどちらかといえば同作の「《奇械》使い」に近い。
- 「体のどこかにあるゼンマイ捻子。クリッターの体には必ずそれがある。」
- 横山光輝著「バビル2世」より
補足:主人が学生服姿、陸海空と役割分担のある「三つのしもべ」と呼ばれるロボット(ひとつは基本形態が犬型)を使役する、 といった部分に類似点が見られる。
「ひたすらに胡散臭く、思わせぶりで、絶対に裏切りそうな雰囲気を常に漂わせている」
補足:旧ウェスパシアヌスが指揮していたムーンチャイルド計画はマスターテリオンへの叛逆の意図を隠し持っていた(隠せてなかったが)。 またC計画ではアウグストゥスに殺害されたと見せかけて計画乗っ取りを謀っている。 ただ、どちらかといえば謀略の末、裏切られるパターンの方が多い。
「素晴らしい!素晴らしき哉!我は冥路の国″セル・ミク・シュア″に至れり!」
- 小栗虫太郎著「人外魔境」の一編「遊魂境」より
- 「Ser-mik-suah″セル・ミク・シュア”グリーンランド中部高原の北緯七十五度あたり、氷河と峻険と猛風雪と酷寒、広茫数百の氷河を擁する未踏地中のそのまた奥。そこに、字義どおりの冥路の国ありという」
- 「Ser-mik-suah″セル・ミク・シュア”グリーンランド中部高原の北緯七十五度あたり、氷河と峻険と猛風雪と酷寒、広茫数百の氷河を擁する未踏地中のそのまた奥。そこに、字義どおりの冥路の国ありという」
【隠者】逆位置
- 大アルカナ
- カード番号9
意味
- 閉鎖性、陰湿、消極的、無計画、誤解、悲観的、邪推、劣等感、疎通
図柄
- 杖を手にしたローブの老人
- 「愚者」と対比していると考えられ、放浪中の愚者に対し、「放浪を終えた者」と解釈される。