原典
- PROJECT_D2より
- 初章「ロスト・ワールド」に登場。全天昇華呪法ビッグバン・インパクトにより全宇宙ごと総ての邪神を昇滅。
補足:斬魔大戰第八章との描写の食い違いから考えると渦動破壊神本体ではなく、 その思想汚染を受けたひとつの宇宙のデモンベインの暴走を描いたシーンと解釈すべきかもしれない。
- 初章「ロスト・ワールド」に登場。全天昇華呪法ビッグバン・インパクトにより全宇宙ごと総ての邪神を昇滅。
- 10章「ワールド・オブ・ダークネス」に登場する魔術師・黒鳥(鉤爪)が暴走を始めた元凶。
- 鋼屋ジン氏のツイートより。
- 「鴉は普通に敗北した彼(ループ失敗、巻き戻し)で、破壊神の思想汚染受けて、機神大嵐でラスボス化、みたいな感じ。」
補足:機神大嵐はPROJECT_D2を指す。また「鴉」はダイン・フリークスのキャラクター本人ではなく その転生前の人物。よってツイートにある「鴉」はD2の黒鳥(鉤爪)を指すと解釈できる。 補足2:機神大嵐は無限螺旋の最中に発生しているが、機神飛翔後の物語でもある。 繰り返し・巻き戻しのある世界観のため人間の知覚可能な時系列は通用しないとのこと。
斬魔大戰では
- 背に13対(※イラストで確認可能な限り)の腕を翼、または千手観音の腕のように生やした、グレーに統一されたデモンベイン。
- 元の肩装甲は太腿に移動、脚部シールドは脛脇に移動。肩には巨大なデモンベインの頭部があしらわれている。
- 胴体から続いて太い尾が伸びており、ドラゴンを思わせる。頭部は頭蓋骨が剥き出しになっているかのようなデザイン。
補足:通常のデモンベインも頭部装甲の下は頭蓋骨のようなフレームが在るのかもしれない。
- なお、このイラストでは両腕が揃っている。
補足:ではいつイラストの姿になったのか?
- あらゆるデモンベイン"魔を断つ剣"はその力を行使すると渦動破壊神の無限曼荼羅に取り込まれる。
- 悪に対する強い怒り"正しき怒り"を抱く者は、渦動破壊神の思想汚染を受け、破壊の権化となる。
補足:少なからぬ数の宇宙が、渦動破壊神の思想汚染を受け力を増大させたデモンベインによって昇滅した可能性がある。
- 結果、ありえざる最後の宇宙であるダイン・フリークス世界を含めた、全ての並行宇宙は昇滅させられた。
- フー・マンチューが崇める「黒い仏」
- 他作品で登場する「黒い仏」はフー・マンチューを教祖とする暗殺教団名、またはその信仰対象(ナイアルラトホテップ、時にフー・マンチュー本人を指すかのようにも描かれる)
- 斬魔大戰では渦動破壊神とそれを崇める暗殺教団を指す。
- 鋼屋ジン氏のツイートから、フー・マンチューは渦動破壊神の思想汚染を受けている。つまり「ボク」の宇宙にも渦動破壊神の侵攻は始まっている。
「デモンベイン・デッドエンド」
- 「デモンベイン・デッドエンド」の名称は斬魔大戰が初出。
「操縦者:崩壊」「魔導書:喪失」
- アル・アジフが喪われていることは、第八章の内容から伺える。
補足:渦動破壊神は三位一体ではないことになる。
「渦動破壊神デモンベイン」
- 「ダイン・フリークス」より
- スフィンクス「ナイアルラトホテップとアザトースの神威をもって我々は神座に至る そして必ずやあの忌まわしきベテルギウスの渦動破壊神を……!」
「彼は彼の駆る鋼鉄そのものとなった。その銘に刻まれた意志を果たすために」
- 決して折れない魔を断つ剣、無垢なる刃の究極の姿。全てがアザトースから発生している以上、その否定は宇宙そのものの否定となる。
第一章
- "D"または渦動破壊神"ヴォルテクス・ブラスター"と称される蒼と白の機体。
補足:この時点では収録イラストの姿にはなっていない事が伺える。
- 旧神艦隊の待ち受ける宙域に出現し無限曼荼羅《魔を断つ永遠の剣》を展開、レムリア・インパクト零零零式"アイン・ソフ・オウル"を放ち、艦隊を壊滅させた。
第八章
- 無限螺旋で邪神の謀略に嵌り「書」を喪失し、アザトースの庭に至った男が、アザトースを昇滅して渦動破壊神と化すまで。
補足:途中から男と機体の描写の境がなくなっていく。
- 選択肢【右手を、伸ばす】がある他は斬魔大聖のアルルートと同様で、アルの好感度が十分でない&シャイニング・トラペゾヘドロンを放った場合に発生するナイア・エンドとほぼ同じ内容なので、トラペゾヘドロンを喚び出すまでには至っていたと考えられる。
終章
- 鬼械神・クロックワーク・ファントムの撃破と引き換えに右腕を喪失。魔を断つ剣ではなくなった。
補足:右腕で行うのはレムリア・インパクトとシャイニング・トラペゾヘドロンの展開。 それが魔を断つ剣の概念を担っているのか?
その後
- ダイン・フリークス宇宙に右腕を取り戻すため襲来。
- 最後の宇宙なので、鴉の機神(右腕のみ)が全宇宙で最後のデモンベインということになる(あくまでダイン・フリークス時点であり、その後の「ボク」の世界には多数のデモンベインが出現している)。これを奪うことが目的と考えられるが、奪取に失敗した模様。
- 「ボク」の宇宙が始まってからは直接登場していない?
- デモンベイン・ダークネスと数々の共通点を持っており、混同するような描写がある事が謎。
- デモンベイン・ダークネスと数々の共通点を持っており、混同するような描写がある事が謎。
スキル(ツイートによる補足)
- 八章にて仏教の八苦から生・老・病・死を除いた四つの苦を唱えているが、これが渦動破壊神のスキルであることが補足された。
補足:「五蘊盛苦」のスキルは右腕を喪った後に獲得したことになる。
- 「愛別離苦」"あいはうしなわれる"
- あなたは〈最愛のもの〉をゲームから完全に取り除く。フィールド効果〈絶望〉を得る。範囲:無限 効果時間:永劫
補足:アル・アジフの喪失が渦動破壊神発生を呼んだことから。
- あなたは〈最愛のもの〉をゲームから完全に取り除く。フィールド効果〈絶望〉を得る。範囲:無限 効果時間:永劫
- 「怨憎会苦」"にくしみにとらわれる"
- あなたはフィールド〈絶望〉内の〈邪神〉の数と同数の邪神特攻を得る。あなたはフィールド〈絶望〉内の全ての対象に〈邪神〉属性を付与する。
補足:宇宙の全ては邪神アザトースに纏わるため、その全てが滅ぼす対象となる。
- あなたはフィールド〈絶望〉内の〈邪神〉の数と同数の邪神特攻を得る。あなたはフィールド〈絶望〉内の全ての対象に〈邪神〉属性を付与する。
- 「求不得苦」"のばしたてはとどかない"
- プレイされた全ての〈魔を断つもの〉をあなたのデッキに加える。
補足:全てのデモンベインを無限曼荼羅に取り込む能力。スキル名の意味とは逆の能力になっている。
- プレイされた全ての〈魔を断つもの〉をあなたのデッキに加える。
- 「五蘊盛苦」"あるのはただくるしみばかり"
- 〈魔を絶つもの〉と〈右腕〉が揃ったとき、ゲームは終了する。
補足:渦動破壊神が右腕を取り戻すと宇宙が終わる。
- 〈魔を絶つもの〉と〈右腕〉が揃ったとき、ゲームは終了する。
ダイン・フリークスでは
- 右腕のないデモンベイン(デザインは通常のデモンベイン)。
補足:隻腕であることがここで初めて明かされた。右腕を喪ったら元の姿に戻ったのか?
- 最終話のラストシーンにベテルギウス宙域に登場。
- 物語の展開に伴い、同作がデモンベインシリーズの一部であること、PROJECT_D2と関わりがあること、舞台が渦動破壊神に平行宇宙が滅ぼされた結果残っている最後の宇宙であること、斬魔大戰(恐らく本書第一章の戦闘を指す)に敗北していることが明かされてゆく。
- むげん「此処は世界の涯の涯 終の黄昏 最後の宇宙 他の平行宇宙同様、この宇宙も全てが渦動破壊に飲み込まれ無に還る」
- むげん「阿座名初未は万物の魔王として渦動破壊神に滅ぼされた宇宙を創り変えなければならない」
- アサイラム院長「……どこまで戦えるでしょうか 斬魔大戰に敗れた我々が あの渦動破壊神を相手に」
DYN_memoでは
- 恐らく第一章以前となる∞-2の世界でアザトースを渦動破壊神の目から隠そうとしたエピソード、及びダイン・フリークスの顛末が述べられている。
補足:アサイラムは敗北したが、渦動破壊神が右腕を奪還した描写はない。
ニトロプラスブラスターズでは
- 直接登場はしていないが、寄車むげんには迫り来る脅威と認識されている。
- 渦動破壊神"ヴォルテックス・ブラスター"が、アザトースを滅ぼしたこと、ゲームそのものが寄車むげんによるダイン・フリークス世界を始めるための画策であることが明かされている。
補足:終章とダイン・フリークスの間の時期になるので、既に右腕は喪われているはず。
余談
- 機神咆吼デモンベインコミックアラカルトの1篇「Impossible meeting」には、無限螺旋の中でリベル・レギスに敗れ、右腕を喪い隻腕となったデモンベインが登場する。尚、生き残ったのは九郎ではなくアル・アジフで、魔導書「影」と名乗る絶望と憎しみに染まった姿(ナイア曰く「希望ではなく獣に近い」)で登場している。鋼屋ジン氏がこの短編を承知していたかは不明だが、渦動破壊神の別の可能性を描いたような奇妙な符合が見られる。
【宇宙】逆位置
- 大アルカナ【世界】の別名
- カード番号21
意味
- 衰退、堕落、低迷、未完成、臨界点、調和の崩壊
図柄
- 月桂樹で形作られた輪とその中央に描かれた一人。四大元素の象徴が周りを囲む。