・候ふ者たち
進行内容
未来を包む闇。それを知ったテンゼンは
「未来を変えよう」と強く決意する。
テンゼンとの絆の力が光となって
勾玉に満ち、新たな道が開けたようだ。
次はプリッシュの力を手に入れなくては
ならない。「ジュノ港」へ向かおう。
- ル・ルデの庭・オーロラ宮殿でイベント。
我輩がここにいると、よく分かったでござるな?
Tenzen : 実は……でござる。
先の、ノーグでのやりとりの後、
忍びの者を見張りにやったのでござる。
Tenzen : それもひとえに、
「未来の破滅」の一刻も早い解決を願ってのこと。
Tenzen : 未来の破滅は、
ひんがしを包み込んでいた「虚ろなる闇」が
原因ではないかと思うのでござる。
Tenzen : [Your Name]殿、
プリッシュ殿をはじめとした一行と男神を倒した際、
虚ろなる闇の侵攻は止まったでござる。
Tenzen : 然れども……
おそらく、未来に何か……
また恐ろしいことが起きるのでござろう。
Tenzen : そういったことを
イロハ殿に詳しく問いただしたい。
Iroha : 師匠、
お待たせして申し訳ございませぬ。
Iroha : テンゼン殿。
私めはイロハ。
Iroha : また会えましたな……。
Tenzen : むぅ?
そなたとは初めて会うでござ……
Tenzen : ……わかったでござる。
未来において、我輩と面識があるのでござるな?
Iroha : 我が命があるは、
テンゼン殿の御陰。
最後の別れは、涙なくして語れませぬ。
Tenzen : うぅむ。
未来において、我輩も闇に飲まれる……
そういうことでよろしいでござるか?
Iroha : 私めひとりを残し、
皆が闇に飲まれ申した。
Tenzen : 覚悟はしていたでござる。
やはり、そのような未来が到来するのでござるか。
Tenzen : しかし、何故でござる?
Tenzen : 楽園の扉を求める
新たな勢力が現れたのでござるか?
Tenzen : 或いは、
クリスタルの力を奪おうと企む輩が、
再び、現れたのでござるか?
Iroha : 未来においては、
師匠もテンゼン殿も、はっきりとしたことを
教えてはくださいませんでした。
Iroha : すべては突然のこと。
クリスタルから現れた闇が、瞬く間に
世を押しなべて包み始めたということでございます。
Tenzen : 我輩も、
[Your Name]殿も、
何も分からぬままに闇に翻弄されたのか?
Tenzen : それとも、
伝えられぬ理由があったのか?
Tenzen : 深い深い謎でござるな……。
Tenzen : ともかく、でござる!
Tenzen : 我等の手で、
その未来を変えなくてはならぬ!
Tenzen : イロハ殿!
[Your Name]殿!
Tenzen : このテンゼン、
全身全霊を賭け、魂を燃やし尽くしてでも
死力を尽くすこと、お約束するでござる!
(勾玉が光輝く)
Tenzen : ばばば、万事休す!?
Tenzen : は、早くも、
我が魂は燃え尽きたでござるか!?
Iroha : 感じ入り申した!
テンゼン殿の魂の力、勾玉に宿り申したぞ!
Iroha : 然れども……
まだ、勾玉に宿る力は
弱きものでございますな。
Iroha : プリッシュ殿のお力は、
まだお借りになっておらぬのでございましょうか?
Iroha : 私めの未来において、
プリッシュ殿のお力は特筆すべきものであったと
師匠はおっしゃっておりました。
Tenzen : プリッシュ殿を
ジュノに呼べばよいでござるか?
Kagero : 私めが
お連れいたしましょう。
ジュノ港でお待ちください。
Tenzen : うむ……
では、ジュノ港にて
また会おうでござる。
Iroha : 師匠。
テンゼン殿は乗り気のようでございますし、
是非とも、あの方のお力をお借りください。
Iroha : 未来における
闇との最後の戦いにて、師匠とテンゼン殿が
「醴泉島」へやってきてくださったから……
Iroha : 私めは、
ある力を受け継ぐこととなり、その結果、
この時代に危機を報せることができ申した。
Iroha : 然れども、
ここは、本来ならば
私めが「居ない」はずの時代。
Iroha : 私めが「居る」ことで、
如何に未来が変わり、定めの針が振れていくのか。
大変に不安ではございます。
Iroha : ただ、
時代の中心であった師匠がいれば……
しかと歩んでくだされば……おそらくは……
Iroha : 私めなど
「居て」も「居なくて」も同じ。
最後の決断の時を迎えることができるでしょう。
Iroha : 師匠。
お先にジュノ港へと参ります。
では、御免。
(イロハが一人で歩いているシーン)
Iroha : お願いでございます。
プリッシュ殿に会うまでは、お待ちを……。
(テンゼンが佇み、鳳凰丸が脈動する)