・悲しみのケイザック
進行内容
無の使者と対峙したイロハいわく、
奴は「勾玉の光が満ちたとき、
決断の時を迎える」と言ったそうだ。
未来においてイロハを導いた
「あのときの決断を変えねばならない」
と言う声と関係があるかもしれない。
奪われてしまった勾玉の光を
取り戻すために、アドゥリン城で
バラモアの情報を集めよう。
- ケイザック古戦場でイベント。
イベント名「悲しみのケイザック(1)(2)」
Balamor : おやおや?
Balamor : これは失礼。
あのときは、大変お世話になったねえ。
Balamor : ボクならほら、こんなに元気さ。
Balamor : 感動の再会に
それはないんじゃないかなぁ?
Balamor : 復帰したボクに
襲いかかろうとする前に、祝福の言葉くらい、
かけてくれてもいいんじゃないの。
Balamor : ん、この子が気になる?
Balamor : なんだか
誤解してると思うけど、ボクは無関係だよ。
天地神明に誓ってもいいねぇ~♪
Balamor : こんなところに
どこかで見たような登場人物が
倒れていたものだからね。
Balamor : どういった配役として
アドゥリンの舞台に登場したのか
尋ねたかっただけ。
(冒険者、イロハに駆け寄る)
Balamor : お礼は結構だよ?
回復魔法って、ボクは苦手だからさ~。
あまり効いていないと思うんだ。
Iroha : ……師匠、
私め、この森にて
無の使者に出会い申して……
Iroha : 師匠の闇を払うよう……
力ずくで……従わせようと……
Iroha : ううッ、
申し訳……ござりませぬ……。
逃走を許し……て……。
Balamor : 君のせい、
自業自得ってもんさ。
Balamor : ああ、もうわかってるのかな?
Balamor : あの仮面をつけた
未来の君は、ずいぶんとグレてしまっててねぇ?
Balamor : 未来に何が起きて
ああなってしまうのかな。
裏切り、絶望、呪い、禁忌……。
Iroha : うぅッ……。
Balamor : あーらら。
残念ながら、彼女、もうそろそろ
死んでしまうんじゃないかな?
Balamor : もうボクは
彼女を助けてあげたりしないけど、
死ぬまで見守っていてあげるよ♪
Balamor : ドラマティックな
ヤリトリが必要なら、
今のうちだと思うからねぇ。
原因は?
実は……大好きでした!(男性キャラクター限定?)
死なないで!
Iroha : 仮面の……
あの者を捕らえようとして……。
Iroha : ……うっ……!
Iroha : し、師匠……!
お戯れを……! アグゥッ!!!
Balamor : いいよいいよ!
ボクの大好きな悲恋ものだねぇ~!
Iroha : 申し訳……ございませぬ……。
師匠、私めとは、またいつか
会えますゆえ……。
私めが消えゆく前に……
お伝えしておかねば……。
Iroha : 無の使者が言うには……
「勾玉の光が満ちたとき……
師匠は……『決断の時』を……迎える」とのこと。
Iroha : その決断の時に、
あの者が生まれたのでござりましょう……。
Iroha : ああ……
そのときまで……私めも、師匠と共に
歩むつもりでございましたが……。
(回想、未来のイロハと冒険者)
Iroha : 師匠……。
私めが知る未来では……、私めを残して、
師匠はいなくなってしまいました……。
Iroha : クリスタルから響く……
セルテウス殿の声も、いつしか聞こえなくなり……
私めはひとり……。
Iroha : 虚ろなる闇が去る日を待ち続け……
幾星霜も……。
Iroha : しかしながら……
……世は動かず、何ひとつとして変わりませぬ。
(暗転、イロハの前に輝く光)
Iroha : あるとき……
美しく神々しい声がしました……。
Iroha : ヴァナ・ディールの
あの島だけを残し……多くの世界が……
すべて……暗闇に飲み込まれたと……。
Iroha : 「あのときの決断を
変えねばならない……」
Iroha : 「世は完全に
滅びるかもしれぬが、変えねばならない」
と……声は言いました……。
Iroha : それゆえ……
私めは……導きの光に従い、
時を超えたのでございます……。
(回想ここまで)
Iroha : 多くの旅……。
多くの知識……多くの出会い……。
Iroha : 勾玉に光を……。
(光となって消えるイロハ)
Balamor : あら不思議!
死んでしまったと思ったら、
綺麗に消えてしまったよ!?
Balamor : それにしても
人間のくせして彼女の精神力はすごいねぇ。
くふふ……。
Balamor : ん~。
でも彼女、かなりおもしろいことを言ってたね。
Balamor : 「虚ろなる闇」で
世界すべてが滅びる未来から、
「時を超えて」やってきた……なんて。
Balamor : そんなズル、
今の世の中、許されてるのかい?悲しみのケイザック(1)
Balamor : ボクもびっくりさ。
その力があれば、好きなことがし放題じゃないか。悲しみのケイザック(2)
Balamor : 君もなにか不思議な感じがするねぇ。
でもそれはさっきの子とは違うな。
ま、別にいいか。
その力のせいで死んじゃったみたいだし……。
Balamor : 遺言を果たさないと、
草葉の陰で、おーいおいって泣かれちゃうよ?
Balamor : ま、それもアリだよね。
Balamor : 君たちはタルタロスや
他の世界から力を吸い出したり、
ボクのゲームを邪魔したヒール役なんだし。
Balamor : それに、悲恋ものは
「これでもか!」ってくらいに
とびきりのバッドエンドにしてあげないとねぇ!
(暗転、勾玉の力を奪い取るバラモア)
Balamor : というわけで、
ほら、こちら。
Balamor : 諸々のペナルティとして
この勾玉が持っている力を少しもらい受けるよ。
Balamor : かなり軽くなってしまったけど、
亡くなった彼女との思い出は返してあげるから。
ボクったら、やっさしぃ~♪
Balamor : アハハハハ!
だいじなもの:力を奪われた勾玉を手にいれた!・力を奪われた勾玉
未来へと導く力を バラモアに奪われ、色あせた勾玉。