・論客バラモア
進行内容
「遠い遠いむかし、
おおきな美しき生ける石は
七色の輝きにて闇をはらい……」。
その「闇」とは「虚ろなる闇」ではない。
「暗闇の雲」と呼ばれる「無」のこと。
意思がなく、空に浮かぶ雲のように
動くもの……。
バラモアが語った知識と情報を、
アシェラはどう考えているのだろうか?
- ララ水道(C-6)の???を調べる。
イベント名「論客バラモア(1)(2)」
すべての起こりは「石」だったのだ、と♪
Balamor : 遠い遠いむかし、おおきな美しき
生ける石は七色の輝きにて闇をはらい、
世界を生命でみたし、偉大なる神々を生んだ♪
Balamor : ……この唄、
中の国からきた君なら
よーく知っているんじゃないかな?
Balamor : はじまりの「石」。
七色の輝きで払った「闇」。
Balamor : その「闇」っていうのは、
確か、虚ろなる闇のことじゃないんだよね。
Balamor : それは「無」。
Balamor : 未来の世界を
包み込もうとしているのは、虚ろなる闇じゃなくて、
その「無」なんじゃないかなぁ?
「無」って何?
「無」って「む」?
何もないということ?
Balamor : ボクもよく覚えてないから、
君に一仕事してもらったんじゃないか。
Balamor : ほら、もったいぶらずに
初代王のオーブをボクに渡してごらん。
(暗転、オーグストの姿)論客バラモア(1)
Balamor : 初代王オーグストは
1000年ほど前に、巨大な魔力を得て
異世界タルタロスを見い出したある男を
封じるのに成功した。論客バラモア(2)
Balamor : 初代王オーグストは
1000年ほど前に、巨大な魔力を得て
異世界タルタロスを見い出したハデスを
封じるのに成功した。
Balamor : この話の
「巨大な魔力」ってのが肝でね。
Balamor : オーグストは、
ボクの故郷……ボクの生まれた世界に
関わったことがあるのさ。
Balamor : そう。
これは、ボクの世界のものなのさ。
(オーブを取り込みなにか閃くバラモア)
Balamor : 思い出したよ。
ボクの世界に伝わる話。
Balamor : その「無」は、
「暗闇の雲」と呼ばれていた。
Balamor : うーん?
何て説明すれば、
愚かな君にも理解できるかなぁ?
Balamor : その「暗闇の雲」は
生きてもいないし死んでもいない。
実際に在るわけでもない。
Balamor : 光も闇も飲み込んで、
すべてを停止させて無かったことにする。
そういう負の存在、いや事象かな?
(暗転)
Balamor : でね。
ボクの故郷も、ヴァナ・ディールも、他の世界も、
すべて「暗闇の雲」の中に浮かぶ「島」のような
ものだと思ってよ。
Balamor : 「暗闇の雲」には意思がないけれど、
空に浮かぶ雲のような動きはあってさ。
Balamor : 風が吹いたら流れたり、
広がったり、小さくなったり……
そして島を……世界を飲み込むこともあるのさ。
Balamor : そうなった場合、
その世界は一貫の終わり!
幕引き! ジ・エンド!
Balamor : ま、実際にボクがみたわけでも
体験したわけでもないんだけどねぇ。
こいつがくれた知識だと、そういうものらしいよ。
(暗転)
Balamor : くふふ。
ボクのいまの話を信じるか
信じないかは、君次第!
Balamor : でも、
信じた方がいいんじゃないかな。
君の勾玉に、何故かボクの力が入ってたよね?
Balamor : 「フェイス」?
……って言うんだっけ?
Balamor : その力が
何故、君のもとにあるのか……
ボクにも不思議なんだけど。
Balamor : そういうことが
起こりえるってことは、かなり高位の……。
彼女が君に任せろって言ってるのかなあ?
Balamor : 仕方ないね。
とりあえず、この力は
特別に返しておいてあげる。
Balamor : ほら、アレだよ、アレ。
さっさと、勾玉を出してくれないかな?
Balamor : 圧倒的不利な状況から活路を開く。
なかなか熱い展開じゃない?
Balamor : ではでは!
また出会う日まで
ごきげんよう~!