Next Delay

効果

　一部の遠隔攻撃スキルに設定された隠しパラメータの一つ。
　これが設定されたスキルが標的に命中すると、その後ごくわずかの間だけNDが設定されたスキル（自他共に）が命中しなくなってしまう。ただしその効果中であっても、NDが設定されていないスキルは通常通りの命中判定が行われる。
　なお、NDは「設定されている値+1フレーム」だけ効果が続く。例えばND4フレームのStrafeは最大でも5フレーム毎でしか命中しない。

解説　

　格闘ゲームの「被弾モーション中は一定フレーム数（一部の技に対して）無敵」に似た概念。
　例えば弓尼が標的にND4フレのStrafeを中間速3フレで連射している場合、中間速で射出された矢弾のうち半分はNDタイマー消化前に着弾して攻撃がスカり、2発に1回しか当たらないことになる。
　また、D2XではNDは設定されているスキルならば他者間でも共有するため、例えば弓尼がND4フレのMultiple Shotを撃っている最中にInfinite Nova SorcがND4フレのNovaを同時に浴びせたりすると、後から到達した側の攻撃はスカってしまう。このため画面上では当たったように見えても、攻撃スキルの選択如何によっては見た目の印象ほどのダメージを与えていないことがあるので注意。

　対策としては「ソロプレイ時はNDが設定されたスキルを同時使用しない」「パーティープレイ時は他の人がNDが設定されたスキルを主砲としていたら、自分はNDが設定されていないスキルを主軸に使う、もしくは別の標的を狙い撃ち、同時着弾しないようにする」等が挙げられる。

D2R Patch2.7における仕様変更　

　NDを共有するのは同名のスキルがタイマー内にカチあった時のみとなった。
　また、アサシンのチャージ解放によって発生する技においては、各CLv毎に別枠扱いとなった。

• 今回の変更によるNDの共有例
  • 尼が中間速3フレでStrafeを撃っている…ND適用。よってStrafeは5フレ毎に1回しか当たらない。
  • 2人の尼が同一の攻撃対象に中間速3フレのStrafeを撃っている…ND適用。よってStrafeを2人で撃っても1人分しか当たらない。
  • RW Mosaic2爪流の朝がCLv3 Claws of Thunderを3フレDragon Talonで開放し、NovaとCharged Boltが放射される…NovaとCharged Boltのネクストディレイが別枠扱いとなるため、NovaとCharged Boltは同時着弾して両方ともダメージが入る。
    ただしNovaもCharged BoltもNDが4フレ存在し、同じ放射物の衝突においてはNDが適用される。よって3フレタロンでCoTのチャージを開放すると、Nova同士では2発毎に1回しか当たらず、複数放たれたCharged Boltは同時着弾及び5フレ以内の多段ヒットはしない。
  • 2人のソサが同一の攻撃対象にNovaとFrost Novaを撃っている…ND非適用。よってNovaとFrost Novaは同一の攻撃対象に対し同時着弾して両方ともダメージが入る。

Next Delayの設定されたスキル

関連項目

• Casting Delay…ネクストディレイと似た概念・システムその1。こちらは「実行者側に課せられたタイマー制限」と言える。
• Last Collide……ネクストディレイと似た概念・システムその2。一部の遠隔攻撃（スキル含む）に設定された隠しパラメータの一つで、このパラメーターが「true」となっている遠隔攻撃は最後に命中した対象を記憶しており、その対象には2回目以降の命中判定を行わない（=1回しか当てられない）。