概要
【魔法の迷宮】の【隠し階】にのみ生息する、石版を頭にくっつけたカニ型モンスター。【水系】。
【詩歌の守り手】、【濁流の邪殻】と同じデザインだが、大きさは【ぐんたいガニ】等と同サイズ。
元々は【達人のオーブ】旧仕様において、石版は基本4穴であるところ、最初から5穴の石版を落とすモンスターとして登場。
インパクト絶大でそのまますぎるネーミングに加えて、デザインも偶然にもVer.1時代から石版を頭にくっつけた【詩歌の守り手】が存在しており、それを流用したのはみごとな選択だった……この時点では。
しかしVer.4.3のシステム大改修によって、石版に自由に穴を開けることが出来るようになり、上記の存在意義は完全に否定されてしまった。
そのため1珠・2珠を落とすモンスターとして生まれ変わるも、宝珠ポイントで1珠・2珠が作成できるうえ固定ドロップのモンスターの実装が徐々に進み、バージョンが進む毎に存在意義が薄れていった。
ちなみに夏祭り2018WESTにて安西Dが仕様変更を発表した際、「タマバーンに変えたら?」「新しく始めた人は『なんでセキバーン?』って疑問に思う」等々、さんざんツッコまれた。
さらにVer.5.2の改修で石版システムそのものが廃止され、そもそも「セキバーン」という名前自体に、ゲームシステムとの関連性がなくなった。
今ではただ「石版を頭に付けたモンスターだからセキバーン」と、見た目を説明する意味しかない。
なお討伐リストのまめちしきも「名前の通り倒すと石版を落とすいカニも特殊なモンスター」から「かつては石版を落としていたばカニできないモンスター」に修正され、往時を知る者の落涙を誘っている。
HPは725あり、見た目通り固い(同レベル帯と比べるとだが)。【メラミ】と【マホカンタ】を使ってくるものの、迷宮レベル46以上に登場するということもあって、強さは大したことはない(【水系】では【タップペンギー】と【マリンスライム】の間、同じボーナスモンスターである【わらいぶくろ】と大差ないほど)。
あっさり倒してしまえるので【みやぶる】を使う時にはPTメンバーに意志を伝えておく方がよい。
実装以来【メダル王コイン】などに相当する出現確定アイテムはなく、【導かれし者たち】ではないことから【みちびきの香水】も意味を成さないため、出会うにはひたすら魔法の迷宮に潜り続ける以外にない。出現率はそこまで高くはないが、あまりに低いわけでもない。
ちなみに一般モンスターでは唯一【まほうのせいすい】を落とすモンスターでもある。
履歴
Ver.3.3後期
【メダルがまぐち】 と【謎の石版?】 をドロップするモンスターとして実装(後者は達人のオーブを所持しているキャラクターのみ)。
謎の石版?は鑑定すると確実に5穴石版が出るため、メダルと合わせて石版ポイントを稼ぐのに美味しいモンスターだった。
なお石版の属性はランダム。また鑑定結果はパーティ全員同じとなる。
Ver.3.4後期
謎の石版?が6穴石版に対応し、鑑定結果が5穴か6穴となる。
Ver.4.3
宝珠システムの仕様が変更されたことにより謎の石版?を落とさなくなり、代わりにいずれかの属性の2珠、または光・闇の1珠の宝珠を落とすようになった。
Ver.5.2
本バージョンでも宝珠システムの仕様が変更され、宝珠の珠数という概念が無くなってしまった。そのため、コスト無しで1珠や2珠の宝珠を手に入れることが出来るというメリットさえも無くなってしまい、セキバーンはその役割を終えたと言えるだろう。
メダルがまくちと何らかの宝珠を確定で落とすという利点は残ってはいるので、隠し部屋の【わらいぶくろ】よりは嬉しいモンスターではある。
Ver.5.2.1
倒しても宝珠を落とさないことがある不具合があり、石版とも宝珠とも関係のない謎のモンスターと化していたが修正された。
他作品での扱い
DQウォーク
本作で役目を終えた(?)後の2020年6月25日より、イベント「砂漠といにしえの神殿」開催中にフィールドに出現する「まぼろしのオアシス」内でセキバーンが登場した。豆知識に「カニのようで カニではない。捨てられた石版に宿った怨念が まものと化したもの。」とある。
なお、イベントは7月9日までで終了し、それとともにこちらからも姿を消した。
2022年1月7日より、ほこらのモンスターとして再登場。勝利するとキャラクターの強化に必要な「石版」を落とし、本作で失った存在意義を取り戻している。
DQXでの活躍は一過性だったが、シリーズ内で不動の地位を確立した……のかも知れない。今後の活躍が注目されるところだ。