【セキバーン】

Last-modified: 2025-02-01 (土) 03:37:21

概要

Ver.3.3後期より、【魔法の迷宮】【隠し階】に現れるようになったモンスター。【水系】
石版を頭にくっ付けた蟹の姿をした魔物で、白い甲羅を持ち、ハサミと下顎にフジツボが付いている。
下位種に【ぐんたいガニ】が、上位種に【じごくのハサミ】【アメジストクラブ】【キラークラブ】【ガニラス】が、ボスに【詩歌の守り手】【濁流の邪殻】が、防衛軍の亜種に【ばけガニ】がいる。
詩歌の守り手や濁流の邪殻とは同じデザインの色違いだが、大きさはぐんたいガニ等と同程度。
DQ10以外の作品にはウォークで登場している。
 
HPは725あり、見た目通り固い(同レベル帯と比べるとだが)。【メラミ】【マホカンタ】を使ってくるものの、迷宮レベル46以上に登場するということもあって、強さは大したことはない(水系では【タップペンギー】【マリンスライム】の間、同じボーナスモンスターである【わらいぶくろ】と大差ないほど)。
あっさり倒してしまえるので【みやぶる】を使う時にはPTメンバーに意志を伝えておく方がよい。
まめちしきによると捨てられた石版に怨念が宿ったことで蟹の姿に変化して生まれたらしく、殻の硬さは背負っている石版と遜色ないそうだ。
 
実装以来【メダル王コイン】などに相当する出現確定アイテムはなく、【導かれし者たち】ではないことから【みちびきの香水】も意味を成さないため、出会うにはひたすら魔法の迷宮に潜り続ける以外にない。出現率はそこまで高くはないが、あまりに低いわけでもない。
経験値は持っておらず特訓の対象にもならないが、ゴールドは100G落とす。
通常ドロップは【まほうの小ビン】、レアドロップは【まほうのせいすい】
それとは別に【メダルがまぐち】と何らかの宝珠を必ずドロップする。
ちなみにまほうのせいすいを落とす唯一の一般モンスターでもある。
 
元々は【達人のオーブ】旧仕様において、石版は基本4穴であるところ、最初から5穴の石版を落とすモンスターとして登場。
インパクト絶大でそのまますぎるネーミングに加えて、デザインも偶然にもVer.1時代から石版を頭にくっ付けた詩歌の守り手が存在しており、それを流用したのは見事な選択だった……この時点では。
しかしVer.4.3のシステム大改修によって、石版に自由に穴を開けることが出来るようになり、上記の存在意義は完全に否定されてしまった。
そのため1珠・2珠を落とすモンスターとして生まれ変わるも、宝珠ポイントで1珠・2珠が作成できるうえ固定ドロップのモンスターの実装が徐々に進み、バージョンが進む毎に存在意義が薄れていった。
ちなみに夏祭り2018WESTにて安西Dが仕様変更を発表した際、「タマバーンに変えたら?」「新しく始めた人は『なんでセキバーン?』って疑問に思う」等々、散々ツッコまれた。
さらにVer.5.2の改修で石版システムそのものが廃止され、そもそも「セキバーン」という名前自体に、ゲームシステムとの関連性がなくなった。
今ではただ「石版を頭に付けたモンスターだからセキバーン」と、見た目を説明する意味しかない。

履歴

Ver.3.3後期

【メダルがまぐち】【謎の石版?】 をドロップするモンスターとして実装(後者は達人のオーブを所持しているキャラクターのみ)。
謎の石版?は鑑定すると確実に5穴石版が出るため、メダルと合わせて石版ポイントを稼ぐのに美味しいモンスターだった。
なお石版の属性はランダム。また鑑定結果はパーティ全員同じとなる。

Ver.3.4後期

謎の石版?が6穴石版に対応し、鑑定結果が5穴か6穴となる。

Ver.4.3

宝珠システムの仕様が変更されたことにより謎の石版?を落とさなくなり、代わりにいずれかの属性の2珠、または光・闇の1珠の宝珠を落とすようになった。

Ver.5.2

本バージョンでも宝珠システムの仕様が変更され、宝珠の珠数という概念が無くなってしまった。そのため、コスト無しで1珠や2珠の宝珠を手に入れることが出来るというメリットさえも無くなってしまい、セキバーンはその役割を終えたと言えるだろう。
上述の通り同バージョンで石版システムの廃止されたことに伴い、まめちしきの1ページ目も「名前の通り倒すと石版を落とすいカニも特殊なモンスター」から「かつては石版を落としていたばカニできないモンスター」に修正され、往時を知る者の落涙を誘っている。
メダルがまくちと何らかの宝珠を確定で落とすという利点は残ってはいるので、隠し部屋の【わらいぶくろ】よりは嬉しいモンスターではある。

Ver.5.2.1

倒しても宝珠を落とさないことがある不具合があり、石版とも宝珠とも関係のない謎のモンスターと化していたが修正された。

他作品での扱い

DQウォーク

本作で存在意義を失った後の2020年6月25日より、イベント「砂漠といにしえの神殿」開催中にフィールドに出現する「まぼろしのオアシス」内でセキバーンが登場した。やはりまめちしきに「カニのようで カニではない。捨てられた石版に宿った怨念が まものと化したもの。」とある。
なお、イベントは7月9日までで終了し、それとともにこちらからも姿を消したものの、2022年1月7日よりほこらのモンスターとして再登場。勝利するとキャラクターの強化に必要な「石版」を落とし、本作で失った存在意義を取り戻している。
さらに2025年1月16日よりイベント「闇の雷と破邪の光」では「石板のかけら」を探す手がかり(条件のヒント)を解読するため、調査レベルを上げる際のボーナスモンスターとしてまたも再登場した。
DQ10での活躍は一過性だったが、シリーズ内で不動の地位を確立した……のかも知れない。今後の活躍が注目されるところだ。