【へろへろ】

このページでは、漫画【ドラゴンクエスト　ダイの大冒険】に登場する人物について解説する。
モンスターズに登場するマイナス特性については【ヘロヘロ】を参照。
また、DQ10に登場した「へろへろ状態」については【達人のオーブ】を参照。

ニセ勇者一行
【でろりん】―【ずるぼん】―【へろへろ】―【まぞっほ】

ダイの大冒険

ニセ勇者一行の戦士担当であり、装備はDQ3の【戦士】の鎧兜の見た目をしている。大柄でゴリラっぽい顔つきが特徴。
25歳。【リンガイア】出身。旧アニメでの声優は堀之紀（ほりゆきとし）、新アニメでは間宮康弘。
なお、旧アニメで【ヒュンケル】を演じた堀秀行は、へろへろの担当声優である堀之紀の実の弟さんである。他の番組で共演することもあるが、本作では直接二人が絡む場面はない。
　
戦士ということもあり、設定上の特技は怪力。他には炊事洗濯も得意としているので、地味に一味の生活面も支えているようだ。
金銭に目がないがめつい性格だが、見かけによらずお人好しな面もあるらしい。そのせいか貧乏くじを引きやすく、他のメンバーと比較して漫画、新旧アニメいずれでも目立つ場面はあまりない。DQ3の戦士も【うんのよさ】が伸びにくいのでそれに無駄に忠実とも言える。
　
ダイとの戦いでは、漫画版、旧アニメではがめつい性格を突かれて【おどるほうせき】にまんまと誘導された後、【ゴールドマン】に倒されるという、ある意味ゴージャスな方法で成敗された。
新アニメでは魔法で奮戦する他3人に対し、飛び道具の使えないへろへろは【だいおうイカ】の【船ゆらし】で完全に動きを封じられ、そこへ【ゴーレム】のパンチをモロに食らい船の甲板を突き破ってダウンという、特に見せ場がない上に壮絶なやられ方で「貧乏くじを引きやすい」所を体現してしまった。その割に重傷を負うでもなく、事件解決後は他の一味ともども海上に追放されている。
　
その後も【でろりん】たちと行動している。
他のメンバーが姿を変えない中、彼だけは兜を外してスキンヘッドの姿だった。
魔力はなかったため直接の参加はしていないが、最終決戦時の黒の核晶を止める場にも居合わせている。
その際は自分にできる最善を、ということか魔力が尽きた【マトリフ】を庇っていた。なんだかんだ言ってお人好しである。
　
旧アニメ版で一味が勇者サギをはたらく際、でろりんがダイ、ずるぼんがマァム、まぞっほがポップを詐称していた事もあるが、枠の余っていたコイツはヒュンケルではなく何故かゴメちゃんを名乗っていた。
DQ3戦士風の装備を身に付けていることから、兜の付属品である羽根をゴメちゃんの翼に見立ててパタパタ動かすシーンがあるにはあるが…どこをどう見たらコイツをゴメちゃんと間違えるというのか。
　
ちなみにニセ勇者一行の中で、へろへろのみFC版でも実際に冒険者の名前として登録できる。
他の3人は濁点が1文字にカウントされる関係で、登録することができない。
　
2021年の【エイプリルフール】には、新アニメ公式が「ドラゴンクエスト　でろりんの大冒険」になってキービジュアルが偽勇者一味に差し替わるというネタが行われたのだが、そこではなんと【アバン】の代わりに不敵な横顔を見せるへろへろの姿があった。確かに赤いという共通点はあるが……。