DQ6
職業の1つで、ドラゴンになりきり【息】攻撃を習得できる。【はぐれメタル】と並ぶ隠し職業の1つ。
非常に強力な特技を覚えるが、【ドラゴンのさとり】を持っていないと転職できず、成長も遅い。
データ
職補正
ステータス | 補正 | |
---|---|---|
SFC版 | リメイク版 | |
ちから | 153/128(+19.5%) | +20% |
すばやさ | 102/128(-20.3%) | -20% |
みのまもり | 153/128(+19.5%) | +20% |
かしこさ | 115/128(-10.2%) | -10% |
かっこよさ | 128/128(±0%) | ±0% |
最大HP | 166/128(+29.7%) | +30% |
最大MP | 102/128(-20.3%) | -20% |
習得特技と必要戦闘回数
職特性
- 【先制攻撃】できる確率が上昇
マスター特典
- 力+20
転職条件
- 【ドラゴンのさとり】を所持している
解説
【先制攻撃】できる確率が上がるという職業効果を持ち、パーティ内で熟練度が最高のキャラ一人のみの参照となるが、マスター時で通常の4倍の確率にまでなる。
「おどろき とまどっている!」の発生率が上がるのは納得できるが、「まだ こちらに きづいていない!」の発生率も上がるのは謎。ドラゴンになったらむしろ目立ちそうな気もするが、隠密は捕食者としての必須技能だったりするので、その辺りが関係しているのだろう。
覚える特技は、【ドラゴン系】のイメージ通り炎ブレスと氷ブレス。
ブレスと言えば、周知の通り「MP無消費で」「敵全体に」「大ダメージ」なため非常に強力。
【つめたいいき】や【かえんのいき】は【魔物使い】でも習得できるしダメージも物足りないが、【こおりのいき】(凍りつく息)や【はげしいほのお】あたりから戦力として使えるようになる。
【こごえるふぶき】まで行けばダメージ源としては十分であり、ラスト2つで覚える【しゃくねつ】と【かがやくいき】はもはや反則の域。
MPを消費して【ベギラゴン】や【マヒャド】といった中途半端な呪文を唱えるよりも、これらのブレスを連発した方がMPを消費しないしダメージも大きい。【やまびこのぼうし】入手後もあまり立場が逆転しないほど。
更にステータスは前衛向けであり、力とHPはバトルマスター以上に上昇する。
また、マスターすると力+20も付く。
【ハッサン】に就かせて元々高いHPと力をさらに伸ばすのも悪くない。
MPも下がるものの、バトルマスターほど下がらないし、強力なブレスでMP消費を抑えられる上にタフさが増すので、魔法使いキャラにつかせるのも悪くない。
後衛キャラに就かせて無消費・固定ダメージの習得特技を活かすか、それとも前衛キャラに就かせてそのステータス活かした打撃攻撃をさせるか。なかなか悩ましい選択となる。
ただし、戦士ほどではないが素早さにマイナス補正がかかる。
そのため、雑魚散らしに有効なブレス攻撃が後手に回りがちな点には注意。
【ミレーユ】など元々の素早さが高いキャラなら、先制ブレスを決められるだろう。
悟りの入手方法は、クリア前においては「スライム格闘場最強ランク景品」「メダル90枚」「ラストダンジョン」と厳しく、転職できるのは終盤になりやすい。
成長の遅さも相まって、ラストバトルまでには十分育ち切らないことが多い。
……【ドランゴ】以外は。
ドランゴは最初からこの職に就いており、【天馬の塔】~【はざまの世界】探索中に十分育ってくれる。
ラストバトルでは、【だいぼうぎょ】を使う第二形態や、3体で出現する第三形態において大いに役立ってくれる。ちなみに引換券は、この点においてもドランゴと比較されてしまう運命にある。
クリア後においては、ドラゴンの悟りは【デスコッド】のよろず屋で販売されているため習得はかなり手軽。
最終的に全員をドラゴン職にして一斉にブレスを吐けば、厳しい裏ダンジョンの戦闘すらただの作業と化す。
あの恐怖の【キラーマジンガ】や【デススタッフ】も、【かがやくいき】3連発で確実に倒せる。
【デーモンキング】や【ボーンファイター】など、吹雪耐性がある相手には【しゃくねつ】を使おう。
【ダークドレアム】を【におうだち】なしで倒すつもりなら、HPが低めのキャラはドラゴンに転職してHPを底上げした方がいい。
なお、SFC版でもリメイク版でも【ドラゴンぎり】で受けるダメージが増えたりはしない。
リメイク版の敵のドラゴン斬りは【ドランゴ】及び【ドラゴラム】使用中のキャラクターに1.5倍のダメージを与えるが、【ドラゴン(職業)】に対する特効はない。
逆に言えば、リメイク版のドランゴは職業に関係なくドラゴン斬りの特効対象になってしまう。
【スライム格闘場】でどうしても勝てないのであれば、ドラゴン職に就かせてもいい。
無駄にMPを消費する特技が無いため、安定して高威力のブレスを繰り出してくれる。
というより、ドラゴン職に就かずにスライム格闘場を制覇するのは非常に難しく、やりこみの領域に入る。
最強ランクの景品がドラゴンの悟りなので、「ドラゴンの悟りを使ってドラゴンの悟りを入手する」という本末転倒なことになってしまうが。
SFC版の【AI】は基本的に【かがやくいき】と【しゃくねつ】を敵の耐性によって使い分けるが、HPが少ないモンスターには【こごえるふぶき】・【かえんのいき】・【つめたいいき】のどれかを使ってトドメを刺すことがある。
なぜかSFC版のAIは【ひのいき】・【こおりのいき】・【はげしいほのお】をほとんど使わない。上位のブレスを覚えていないうちは使うこともあるが、かがやくいきとしゃくねつを習得した後は全く使わなくなる。
称号の中には過去作に登場したドラゴン系モンスターの名前(【ドラゴンフライ】・【ドラゴンキッズ】・【グリーンドラゴン】・【グレイトドラゴン】)がちらほら見られるが、なぜかこれらのモンスターはいずれも6には登場しない。
また、職業名になっている【ドラゴン】もモンスターとしては登場しない。
ウォーク
辰年にあたる2024年1月1日より特級職として実装。職業としては29年ぶりの復活になる。
【海賊】と【魔物マスター】をレベル70以上にすると転職可能になるが、ドラゴンのさとりを入手していると無条件になる。
得意武器は「オノ」「ツメ」「ムチ」「両手剣」。
総じて、火力が底上げされて利便性の増した魔物マスターの上位置換といったところ。
固有特性の「竜の血」が最大の特徴。最大5段階まであり、攻撃時またはダメージを受けた時に上昇、攻撃以外使用で低下し、上がるごとに攻撃力と守備力が上昇していく。
だが良い事ばかりではなく、4段階目以上では時折自身を制御できなくなり、戦鬼解放のような操作不能の状態で敵を攻撃し与えたダメージの1%程度自分以外の味方を傷つけてしまう。
残る2つの固有特性の「飢餓」と「自制心」も、この竜の血にかかわるもので、行動開始時にいずれかが発生する。
飢餓は斬撃・体技・ブレスダメージが増加し、これらで攻撃すると竜の血の段階が確実に増加する。一方自制心は受けるダメージが減少し、攻撃以外で竜の血の段階を引き下げる。
勝手に攻撃して味方が巻き添えになるのは危険なので、これらを駆使して竜の血を適度にコントロールしながら戦っていくことなる。
更にスカウトサーチが「スカウトサーチ改」になり、ドラゴン編成時は使用時に出現した仲間モンスターを確実に仲間にできる。魔物マスター時に得た仲間モンスターの数も引き継がれ、新たに400匹まで効果を得られる。
ウォーカーズスキルは「ドラゴンの導き」。
15分間フィールドの戦闘で入手できる導きのかけらとルーラポイントが増加する。
導きのかけらは宝の地図登場でいくらあっても足りないくらいの需要があるので、多く入手できるのはありがたい。
こころ道は、竜の力を引き出して攻撃面を強化する「竜道」と、竜の力を抑えて耐久面を強化する「人道」の2種類。
レベル30で竜道では竜の血3段階以上で斬撃・体技・ブレスダメージを50%上昇させて放つ「ドラゴニックバースト」、
人道では竜の血を2段階下げて悪性の状態変化を全て解除し、それらを一定ターン防ぐ「深呼吸」が使える。