【バルログ】

Last-modified: 2020-06-02 (火) 14:07:09

概要

DQ3に登場する、短剣と鞭を持った黄土色の悪魔。【サタンパピー】の上位種。
 
出典はTRPGの発祥として名高い『指輪物語』(The Lord of the Rings)で、ジョン・トールキンによる創作。
鞭を手に持ち、炎を扱う、巨躯の持ち主。神話時代からの悪鬼。
ドラクエで例えるなら、DQ4の【エスターク】がちゃんと覚醒している状態、あるいはDQ5の【ブオーン】くらいの存在感である。
 
鞭を持っている点は元ネタ通りだが、サタンパピーの方が全体的な能力は高く、炎の呪文である【メラゾーマ】まで使うことから、「名前を取り違えたのでは?」といった疑惑が拭えないモンスター。
以降の作品で長らく登場例が無かったのは、【ホビット】と同様、トールキン財団の版権の関係によるものと考えられる。
 
もっとも、某対戦型格闘ゲームに登場する、仮面を被った同名のキャラクター(綴りも指輪物語に登場するものと同じ「Balrog」。なお、海外版では黒人ボクサーの名前になっている)もいるし、名前だけなら言い訳のしようはあるようだが、DQではまずいことに指輪物語内の描写である「片手に鞭+もう片手に武器」「羽のようなパーツがある」などの要素があるので、かなり言い訳しづらい。
ちなみに、遊戯王DMにもアニメオリジナルで同名のモンスターが登場するが、あちらもまずいことに指輪物語内の描写である「炎の鬣」「曲がった角」「炎の剣」「翼」「巨体」などがあり、こちら以上に言い訳がしづらく、現在に至るまでOCG化されていない。
もう二度と登場できない超レアモンスターかと思われたが、スーパーライトでDQ3のイベントが開催された際に、実装済みのサタンパピーの上位種に追加される、という形で再登場を果たす。星ドラにも再登場している。

DQ3

【ゾーマの城】、リメイク版では【謎の洞窟】に出現する。
この時期に登場するモンスターにしてはステータスが低く、下位種であるはずのサタンパピーと比較しても、すべての項目で劣っているという有様。おまけにあちらは時折2回攻撃をしてくるのに対し、こちらは完全に1回行動。行動回数でも劣る。
攻撃手段は、【メラゾーマ】【ベホマラー】を唱えてきたあちらと異なり、【ザラキ】を使ってくるだけ。この段階では、【せいなるまもり】を身に付けている【勇者】であれば、ザラキは決して当たらず、他の味方もこのレベルならうんのよさの関係であまり当たらないし、当たったとしてもすぐに蘇生させれば問題ない。
SFC版以降は、ザラキを使う確率が下げられており、ザラキを使ってくる動作でありながら通常攻撃を行うことがある。
ただ、SFC版以降は装飾品が複数追加されたことに伴い、装飾品を一つしか装備できなくなっているせいで、聖なる守りを装備していない、なんてことは十分にありうる。 
 
【デイン系】呪文が確実に効くが、基本的には打撃だけで十分倒せる。HPは低く、【勇者】【戦士】による打撃なら一撃で倒せるはずだ。
ザラキを警戒するなら、【マホトーン】を唱えておくといい。
なお、【アークマージ】と一緒に出てきた場合は要注意。先制攻撃でこいつを倒したとしても、アークマージが【ザオリク】の呪文で復活させた場合、その復活したターンで即座に行動してしまう。
復活したターンでザラキを使われるのを防ぐという意味でも、ひとまずマホトーンでザラキを封じておこう。そのうえで、アークマージから先に倒すとより安全である。
 
ラストダンジョンに出現するモンスターとは思えない弱さながら、経験値は3270と比較的高め。落とすアイテムも【ふしぎなぼうし】(1/128)と豪華。
ただ、経験値なら【はぐれメタル】を狩った方が効率的だし、帽子にしても、よりドロップ率の高い【メイジキメラ】(1/64)か、ドロップ率は同じだが安全に倒せる【ひょうがまじん】から狙うほうがいいだろう。
下位種よりもステータスが低いくせに報酬は高いという、6に登場する【キングイーター】と似たような立ち位置である。
 
なお、FC版の【公式ガイドブック】には掲載されなかったが、SFC版で晴れて掲載された。そこでは「中級の悪魔」とある。
しかし、GBC版では「上級悪魔」に格上げされ、かと思えばWii版では「悪魔のような魔物」と格落ち(?)させられている。
設定がコロコロ変わり、どういう存在なのかはっきりしない。

小説版

【ゾーマ八魔将】の1体だが、すでに【オルテガ】によって討伐されている。
原作『指輪物語』での大ボス級の扱いに準拠しつつ、DQ3でのザコ敵扱いとバランスを取った設定と言えよう。

ダイの大冒険

【ザボエラ】の妖魔士団最上級の配下としてサタンパピーとともに多数登場。
ただし、メラゾーマでザボエラにエネルギーを集中させたサタンパピーと違い、こっちは呪文を使うことさえできず【クロコダイン】にいいようにやられた挙句、残りも何の見せ場もないまま【ヒム】に全滅させられる。
終盤に登場するがサタンパピーより弱いというDQ3での扱いを忠実に反映したものと言えよう。