概要
リメイクDQ3とDQ5に登場する【ダンジョン】。
両者に【隠しダンジョン】という共通点はあるが、基本的には関係無い。
両者ともSFC版が発売された当初はこの名前は無く、単に「隠しダンジョン」と呼ばれていた。
DQ3(リメイク版)
SFCでのリメイク時に追加された隠しダンジョンの、その前半部分。
エンディング後に【竜の女王の城】で光が漏れている部分に触れると【天界】へと移動でき、そこに入口がある。
「謎の洞窟」という名称はWii版DQ1・2・3の公式ガイドブックで初めて記載されたもの。SFC版の【デバッグルーム】で確認できるゲーム内名称は「かくしダンジョン」だが、【フローミ】の呪文をここで唱えても効果が無い。
内部はDQ6の【お楽しみダンジョン】と同様、既存マップを組み合わせたものになっており、宝箱や階段の位置なども全く同じ。
そのため、ある程度は記憶を頼りに進むこともできるようになっている。
ノアニール西の洞窟のフロアでも本家と同様に【回復ポイント】があるため便利。また教会もある。
宝箱からは【さざなみのつえ】【ガイアのつるぎ】【なげきのたて】といったFC版では入手手段が限られていたアイテムが手に入る。
まあ、どれも装備としては今更な性能だったり呪われていたりするので、アイテムコレクターへの救済措置的な面が大きいだろう。
使われている地形は以下。フロアごとにBGMも元の地形で使われていた曲に変わる。
ただし元々ラダトーム城地下だった教会や格闘場手前のサマンオサ城B1Fといった元城エリアでは、それぞれの城のBGMではなく【ダンジョン】が流れる。
| フロア | 元地形 | 備考 |
|---|---|---|
| 第1フロア | 【ネクロゴンドの洞窟】1F | |
| 第2フロア | ネクロゴンドの洞窟4F | |
| 第3フロア | 【ジパングの洞窟】(おろちのどうくつ)B1 | |
| 第4フロア | 【ピラミッド】2F | ここから教会に行ける |
| 教会 | 【ラダトーム】城地下室 | |
| 第5フロア | 【ノアニール西の洞窟】(地底の湖)B2 | 回復ポイントあり |
| 第6フロア | ネクロゴンドの洞窟B1 | |
| 第7フロア | 【サマンオサ】城B1 | エンカウントなし |
| 第8フロア | 【メルキド】格闘場(バトルロード場) | イベント戦闘あり |
| 第9フロア | 【ポルトガの灯台】2F | エンカウントなし 階段を下りるとゼニスの城 |
第1、第2、第4の各フロアについては元のダンジョンと逆の方向に進んでいく。
出現するモンスターは【マントゴーア】や【サラマンダー】等のクリア前に出現した強敵が出るが、こいつらはここではまだまだ可愛い方で、こいつらに苦戦するようでは話にならない。
【はぐれメタル】も出るが、ここではとてもレベル上げどころではないだろう。
本当に脅威なのは新たにリメイクで追加された面々。ゾーマの城の敵とは比較にならないくらい強く、SFC版DQ3の仲間のステータスが後発作品と比べて低めなのも相まって体感的な強さは尋常ではない。
本作登場までにDQ5とDQ6で裏ダンジョンがあったが、これらの作品の裏ダンジョンはクリア前より「やや強い」程度であったが、今作ではそんなもんのレベル差ではない。
【デーモンソード】や【キラークラブ】、攻撃力が桁違いに高くバイキルトまで使う【ダークトロル】に、父の仇敵である【キングヒドラ】まで量産されて出現する。何よりも【バラモスエビル】が脅威であり、出会ってしまったらまともに戦うと総力戦を覚悟するほど。
しかし【ダークトロル】以外は有効な補助呪文があるので、うまく使ってパーティの消耗を抑えられる。
デーモンソードやキラークラブはニフラムで、バラモスエビルはバシルーラで追っ払える。ダークトロルだけは覚悟して戦おう。
第8フロアでは格闘場に出場させられるという演出もあるが、対戦相手(大抵はバラモスエビル、たまにダークトロル)はスルーできたりする。後回しにして戦うことも可。
この洞窟を抜けると、中継地点的な場所でもある【ゼニスの城】にたどり着くことができ、その先には【謎の塔】がある。
HD-2D版
天界のフィールドと合わせて地名が「???」となっている。
構造はSFC版と同じく上表の各マップの使い回しだが、第1フロアについては次フロアへの階段の位置がHD-2D版のネクロゴンドの洞窟とは異なっている(SFC版の同洞窟と同じ)。
出てくる敵の姿はほとんど変わらないものの、クリア前に登場する敵から【トロルキング】が追加された。
マップが広くなっているためにエンカウントの頻度が増え、何より別物レベルで強化されてる敵も多いので、ゾーマをギリギリ倒せる程度の戦力では踏破は難しい。一応、【しのびあし】と山彦呪文の連打、キングヒドラは逃走で何とか踏破できなくもないが、しんりゅうにはほぼ手も足も出ないだろうため、どの道レベルを上げに引き返すことにはなる。
2回行動で【ザラキ】を使うようになったキラークラブ。
HPが高くなった上攻撃・補助呪文ともにさらに厄介になり耐性も変更されたバラモスエビル。
そして誰よりも厄介なのが、ボス級モンスターとして相応に強化されたにもかかわらず、範囲が狭まったとはいえ従来通り通常エンカし、とどめに最大3体で出るようになってしまったキングヒドラ。
総じてクリア後のダンジョンとして、さらに手応えのある場所になったといえる。
道中でちいさなメダルが3枚拾える。【はぐれモンスター】も追加されており、溶岩のフロアでドラゴン、牢屋のフロアでスライムベス(匂いに反応する)を保護できる。
なお、本リメイクではここでランダムエンカウントするキングヒドラからはぐれメタル以上の経験値を得られるようになっている。
キングヒドラとのエンカウント率はかなり高く、逃走される心配もないため、安定して素早く倒せるだけの戦力があれば【メタル狩り】以上の効率での【レベル上げ】が可能。そのためクリア後のやり込み目的でのレベル上げにはメタル狩りよりこちらを選択するプレイヤーも少なくない。
ただし先に触れたとおり本リメイクのキングヒドラは旧作とは比較にならないほどの強敵と化しているため、クリア直後の戦力では効率よく狩りをこなすのは厳しい……どころかこちらが全滅させられかねない。
同エリアにははぐれメタルも生息しており、キングヒドラと同時出現することもあるが、かなり戦力を整えておかない限り同時出現時にはぐれメタルの相手をする余裕はないだろう。
【ゲームモード】を「楽ちんプレイ」にすればとりあえず全滅する心配はなくなるが、それでも【あまいいき】と【おたけび】による激しい行動妨害を受けながら1体あたり5800という膨大なHPを削りきる必要があり、戦力が整っていなければ結局大きな手間がかかってしまう。
そのためこちらも安定させるにはそれなりの下準備が必要、という点には留意しておきたい。
DQ5
今作の隠しダンジョン。DQ史上初の隠しダンジョンである。
クリア後に入ることができ、【エビルマウンテン】入口からまっすぐ南下すると、【毒の沼地】に1歩踏み入れた瞬間に入れる。
SFC版のゲーム内ではノーヒントだが、発売数か月後に各雑誌でこのダンジョンと裏ボスの存在がスクープされた。公式ガイドブックでは世界編の最後に入り方が記されている。
リメイク版では【暗黒のすごろく場】1階に入口のヒントがあるのだが、知らない人も多いかも知れない。
「謎の洞くつ」の名称はリメイク版から登場しているもので、フローミを唱えるとこの名称がわかる。
出現するモンスターは、呪いばかり使う【ライオネック】、やたらと硬くいなずまとマホカンタがとにかく厄介な【ガメゴンロード】(リメイク版のみ)、攻守がどちらも高い上にマホカンタ状態で呪文を跳ね返す【メカバーン】、マヒャドやベホマズンを使い痛恨の威力が洒落にならない【セルゲイナス】など、最強レベルの奴らがゾロゾロ出現する。
とりわけ【マヌハーン】にたたかいのドラムを鳴らされると想像を絶する攻撃力となり、これでセルゲイナスに痛恨を出されてサドン・デスということもあり得る。
SFC版では浅層、リメイク版では深層に【エビルスピリッツ】が出てくる。こいつも曲者で、たたかいのドラム、黒い霧、眠り、声真似など色々な小細工を仕掛けてくる。
しかし何といっても、【ヘルバトラー】なくしてはこのダンジョンは語れないだろう。
イオナズンに激しい炎と強力な攻撃ばかりしてくる上にHPが450(リメイク版では480)あるのだが、1/256の低確率で仲間になるために彼を狩りまくるプレイヤーは後を絶たない。
ヘルバトラーは全フロアに出てくるが、深層ではエリアレベルが更に高くなっているので、仲間にするのに必要な主人公レベルも上がる。
さらにPS2版では、【▼】が出てきて「やった!」と思ったら【じごくのサーベル】だけだったのはもはや恒例。
ちなみにヘルバトラー、メカバーン、セルゲイナスの3種はSFCでは同種のみの出現パターンがあるためアイテムドロップも狙いやすく、また揃いも揃って価値があるものばかりなので、強敵ではあるが逃げずに戦いたいところ。
最深部には、DQ4の時代より遥かに強くなって帰ってきた、地獄の帝王【エスターク】が待ち構えている。
装備やレベルはちゃんと整えていこう。
SFC版とリメイク版では出現モンスターがやや異なる。リメイク版で出現モンスターが変更されるダンジョンは意外と珍しい。
SFC版のみ【グレイトドラゴン】、【キラーマシン】、【あくましんかん】、【フレアドラゴン】、【ジェリーマン】が出現する。
グレイトドラゴンは地下1階~地下2階の毒沼フロア、それ以外の4種は地下2階無限ループフロア~地下4階に出現する。
リメイク版では上記5体が出現しなくなり、ガメゴンロードが新たに追加されている。
グレイトドラゴンやキラーマシンが出現しなくなったのは残念な変更点。リメイク版で彼らを仲間にしたいなら【ジャハンナ】周辺で狩ろう。シュプリンガーやメガザルロックより彼らを出してくれよ……と思ったプレイヤーもいるだろう。
SFC版とリメイク版の出現モンスターの違いは以下の通り。リメイク版の方がモンスターの種類が少なく、ヘルバトラーの出現率が上がって狩りやすくなっている。
| フロア | SFC版 | リメイク版 |
|---|---|---|
| 浅層 | ヘルバトラー、メカバーン、ライオネック、ギガンテス、シュプリンガー、メガザルロック、スカルドン、はぐれメタル、メタルスライム、エビルスピリッツ、グレイトドラゴン | ヘルバトラー、メカバーン、ライオネック、ギガンテス、シュプリンガー、メガザルロック、スカルドン、はぐれメタル、メタルスライム、ガメゴンロード |
| 深層 | ヘルバトラー、メカバーン、セルゲイナス、マヌハーン、メタルキング、キラーマシン、あくましんかん、フレアドラゴン、ジェリーマン | ヘルバトラー、メカバーン、セルゲイナス、マヌハーン、メタルキング、エビルスピリッツ |
各フロアの概略
地下1階
とにかく落とし穴が多い。
といってもちゃんと目視できるものなので慎重に歩いて行けば突破できるはず。
主人公の最強装備である【ひかりのたて】があるので忘れずに回収しよう。
ライオネックは謎の洞窟浅層でしか勧誘できないので、仲間にしたい人は狙ってみよう。
それ以外にも混成編成のシュプリンガー、メガザルロック、固定編成のギガンテス、ヘルバトラーと仲間モンスターの出現種類が非常に多い。
はぐれメタル、メタルスライムも出る。もちろんここでは完全なボーナスゲーム。
SFC版ではグレイトドラゴンも出現する。
仲間になるモンスターは、SFC・リメイクどちらも驚異の7種類!
【5強】のうち、キラーマシン以外の4種類が浅層で仲間にできる。
リメイク版では入ってすぐに【謎のすごろく場】へと続く階段がある。
地下2階
毒の沼地があるフロアと、【無限ループ】があるフロアに分かれている。
毒の沼地のフロアには、地下1階から階段で下りるか落とし穴に落ちると来ることができる。
【たたかいのドラム】があるので、忘れずに回収しよう。
無限ループのフロアは、分岐が8回もあり、間違った道を進むとスタートに戻されてしまう。
【ロンダルキアへの洞窟】を彷彿とさせる。確実に記憶しながら進もう。
ただ、正解ルートは左・上・左・上・右・下・右・下と1度見つけてしまえば覚えやすい。
階段を下りた十字路で右に行くと宝箱有り。意外と見落としやすい。
SFC版では、この無限ループフロアから出現テーブルが変わり、ゲーム中最強クラスの敵が出る上に、上の階層よりフロアレベルも高くなっている(毒沼フロアはB1Fに準ずる)。SFC版ではキラーマシンも出る。
一方、リメイク版で最強クラスの敵が出るのは次のB3Fからなので、難易度は下がった。特にDS版ではマップが狭くなっていることと歩数エンカウントの仕様の関係でノーエンカウントで抜けられる。
地下3階
偽ループが仕掛けられている。地下2階と同じ、行く先を間違えると最初の部屋に戻される無限ループと見せかけて、単純に同じ構造の部屋が南北に幾つも連なっているというもの。
ただし、DQ3の【バハラタ東の洞窟】ほどの部屋数ではないので、わりと早い段階で気づけるはず。
地下2階から来てすぐ南の部屋へ進み、すぐに東側の部屋に進めば地下4階へ行けるが、北側の部屋の階段をのぼると宝箱(1つはミミックという名の【ちいさなメダル】)があるので回収しておこう。
また、最も南西の部屋の宝箱には【メタルキングよろい】がある。
リメイク版ではここから出現パターンが変わる。ヘルバトラー屈指の狩場。
結構高い確率でメタルキングも出てくるので、レベル上げの場としても使えるだろう。
地下4階
毒の沼地以外に特にこれといった仕掛けはないが、宝箱には【はかいのてっきゅう】がある。
敵味方ともにたたかいのドラムを多用することになるため、戦場にはやたらとドラムが鳴り響く。
リメイク版だとこのフロアで【女の子】が、「どうしよう お父さん… わたし泣きそう…。 こわい人がすごく近いの…!」と言って怯えている。
地下3階からの階段は毒の沼地に囲まれており、このフロアでヘルバトラーの勧誘やメタルキング狩りをしようと思ったらつい階段の真上で【くちぶえ】を使いがちだが、DS版ではダンジョンの上り階段真上ではくちぶえが無効になるという仕様があるので注意。
地下5階
最深部。一本道の周りには溶岩が煮えたぎる。エスタークとの決戦の場。
フローミを唱えると「謎の洞くつ 瞑想の間」という名称が確認できる。