元ネタは妖怪「百目」。hecto(100倍)+eyes(目)だろう。
主に夜の古寺や廃寺に出没するとされ、百々目鬼(どどめき)と呼ばれる事もある。
GBA版FF2やFF5にオルカトというそっくりさんがいる。
FF2
竜巻襲来後のミシディア周辺のフィールドや、ラスダンのジェイドに出現。
スライム状の軟体から多数の目が浮き出ているグロテスクな見た目の敵で、あらゆる属性に耐性を持つ。
下位種のアイメーバとは対照的に様々な補助魔法や状態異常攻撃を使いこなし、滅多に使用してこない通常物理攻撃(たたかう)には即死の追加効果が存在する難敵。
(ただし、「たたかう」発動率はデータサイトでも確認できないほどの低確率。その為、GBA版の攻略本にて初めて追加効果が明らかになった。)
レベル16のデスペル以外は単体攻撃なので、ある意味ラスボス皇帝と同じタイプである。
ちなみにコイツの出現範囲は比較的狭いので、出会わずにクリアしてしまうことも少なくないかもしれない。
(ただし、ジェイド1階では高いエンカウント率で出現するので、ここで遭遇するかも。)
- 地味に厄介なのがアスピルLv10。案外MPを吸収されてしまう。
育成中なら最大MPが増えることにつながるからイイが、本編攻略中時にジェイドなんかで吸われると本当にウザい。- 吸われる前にこちらからアスピルで吸ってしまえばいいのだが、すると次のターンから即死の物理攻撃が飛んで来るという、隙を生じぬ二段構え。
MPを使い切るまで魔法・技を連発する。
無属性ゆえに耐性で防げないドレイン16・アスピル10が厄介。
状態異常攻撃は防具の耐性で防げるが、デスペル16で耐性が掻き消される恐れもあるために油断はできない。
アスピルでMPを吸いつくしてやれば通常物理攻撃のみになるのだが、コイツのMPは300もあり、単体がけでないと一発でMPを0にするのは難しい。
(FF2の敵は、MPが1でも残っていれば消費MPに足りなくても魔法・技を使用できる)
トードなどで瞬殺しようにもデスペルで物質耐性を除去する必要がある、と面倒臭い敵。
幸い逃走可能なので、複数で出てきたら相手にしないのもいいかもしれない。
- そもそもこいつは打撃に即死がついているので、MPを0にするのはかえって危険。滅多に使わない打撃をわざわざ使わせることになる。
この頃は青い体色をしていた。後の作品に登場する同名モンスターは、大抵赤い色をしている。
- その赤い色のヤツは、FF2ではGBA版以降のリメイク作品に追加された。
FF7
古代種の神殿の宝箱内に潜んでいる。
ドレインで1000近いダメージを与えてくる強敵だが、バイオ等の毒属性攻撃で瞬殺できる。
物理攻撃に対して麻痺を伴う光攻撃、魔法攻撃に他してMPを吸収するアスピルでカウンターしてくる。
前述のドレインを含め、いずれの行動も日本語版では技名は一切表示されない。
- 魔法防御が非常に高く、適正レベルのマトラマジック程度では100も削れない。魔法攻撃は控えたほうが無難。
- 毒属性を受けるとダメージなしで即死する。吸収攻撃が痛いので全体化バイオで素早く処理するべし。
- が、へんかさせるとマジックアップになるので、できれば変化させて倒したいところでもある。
ヘクトは接頭辞のhecto(100倍)の意味だと思われるが、海外版のVIIではエイトアイ(8Eye)という名前になっている。
- 多分訳するときヘクトをオクトと見間違えたんじゃないだろうか。
FF7R2
古代種の神殿に出現。モデリングの精密化により気持ち悪さが増している。
『吸収モード』のときに吸収されない弱点属性の魔法攻撃をあてるとHEAT状態にできる。
- 英語版名称は他作品同様のHecteyesに戻った。
FF9
テラや終盤のフィールドで登場。
全体的に赤~紫色の体色をしたスライムから目が浮き出ている。
催眠術による睡眠や吸収によるHP吸い取りに加えて、死のルーレットも使ってくる。
ただし自身には戦闘不能耐性がないので、自滅することも。
クイナがたべることで死のルーレットを習得可能。
見た目には分かり難いがアンデッドである。
ヘクトアイズ→百目→妖怪、という連想だろうか?
しかし残念ながら、9の「死のルーレット」はアンデッドにも効いてしまう仕様なのであった。南無。
FF11
サービス開始時から存在するモンスター。外見はシリーズを踏襲している。
全ての個体が魔法を使う他、強力な麻痺を引き起こす「凶眼」などの厄介な特殊技を持つ。
主なドロップアイテムは、ヘクトアイズの眼と水銀。
登場する個体は、その多くが東洋の妖怪の名前(太歳、百々目鬼、白澤など)、
もしくは目の数が多いことを表現した英名(サウザンドアイズ、ミリオンアイズなど)が付いている。
詳細はこちら→ヘクトアイズ
FF12
体に幾つもの眼を持つ軟体動物。
実際に眼の役割を果たしているのは正面の2つのみで、
それ以外は弱点である眼をカモフラージュするための模様である。
生殖方法は、母体が分裂して個体を増やすのではなく、眼の模様に小さな突起が生じ、
成長とともに母体から離れ新個体を形成する。
- クランレポートの説明を考慮したためか、プリン族であるがあまり分裂しない。
…確かに分裂なんかされた日には大変なことになるのだが
ヘネ魔石鉱奥地などに出現する。軟体動物つながりでプリン系に分類されている。
HP消費攻撃だけでも3000-4000以上のダメージを与えるくらい攻撃力を持ち。
前方の敵に水属性ダメージ+混乱+猛毒効果のあるミスリルバブルを使用してくる。
セーフティが搭載されていない隠れた弱点があり、密猟も有効。
矢や弾の元になるおたから、「銀色の液体」を落とすことがある。
- ヘネ奥の敵ではエテムと匹敵するほどの難敵。
しかも一気に2~3匹出るポイントが沢山あるので厄介。
ひたすら状態異常(主に混乱)と戦うことになる。 - 単に倒したいのであれば、藍+デスや首飾り+フェニ尾(使いすぎに注意)が手っ取り早い。
ドラクロア研究所には弱い方も出現。しかしこの時点ではかなりの強敵。
こちらはミスリルバブルを連発し、HPが半分になると通常攻撃CT0+通常攻撃ダメージUP状態になる。
ミスリルバブルによる順番待ちで回復を封じられ、そのあいだに通常攻撃を連発される。
この段階でエーテル水を入手しておかないと交易でエーテルを購入できるのは終盤になってしまう。
(別途イセリアルから低確率で密猟が可能)
- 68Fの南東の小部屋に出現する。(研究所は迷いやすいため一応記載)
- 他の攻撃をするまではミスリルバブルを連発するパターンになっている。
- 近くにセーブクリスタルはないが、ミストナックで奇襲するのも賢明な判断かも知れない。
- ここの3匹は実験用ラット同様、戦うチャンスが1回限定。
セーブ&ロードでも不可。これでエーテル水x2を拾うのは無理がある。- 全滅させずに部屋を出入りするとまた降ってきたからここでカタログを埋めれた。
水銀を体に蓄えているのだとすれば、かなりアブナイ。
ヘネに生息する個体は倒すとネクロマンサーを生む事がある。
- 生息地から離れたところにコイツのハントループも出現する。
GTOのマグロゼリーのような外見。
- 黄色い無数の目の並びはゆでた後のタコの吸盤の配置を思わせる。
FF14
主にインスタンスダンジョンに登場。見た目は11と12のものを折衷した感じで、凶眼やデスレイといった特技は11のものを踏襲している。
メルティゼリーなど、リスキーモブとしても登場。
ミニオンとして、これから1つだけ落ちたモノがいる。
1つのせいか単数形「ヘクトアイ」。複眼でなくなった上に体に対して眼がデカイこともあり、意外と可愛い。
FF15
「シガイ」の一種。
目から光を放っての混乱攻撃を仕掛けてくる。
まるで、山のように突き出た赤い肉の塊に目玉がびっしりとついたような姿をしたシガイ。
肉の塊のような体も、目玉もグネグネと動いて気持ちが悪い。
過去作に何度も登場しているモンスターだが、登場するたびに気持ちの悪さが増してる気がする。
- しかも倒した時、目の穴からドス黒い液体がドロドロと噴き出しながら溶けるというグロイもので、やられモーションが妙に凝っている。
近寄ると「跳びかかり」を仕掛けて来るが、コイツの攻撃のメインは全身の目から発せられるビーム攻撃で「前方ビーム」と「回転ビーム」を使い分けている。
そして、コイツのビームは総じて闇属性の攻撃で体力を減らす効果を持つ。
全方位に光を放つ「フラッシュアイ」は混乱効果という厄介な技で、範囲もわかりにくい。
基本あまり動かない固定砲台系のモンスター。
エネミー図鑑によると、ドロール洞窟などに出没する複数の目が特徴のシガイ。
形態的にプリンの亜種のようにも見えるが完全な別種である。
その体にエレメントの形質は無く、目から怪光線を放つなどプリンにはない特徴を多く持っている。
●キカトリークのヘクトアイズ
キカトリーク塹壕跡の最深部に出没するヘクトアイズ。
他の場所で目撃される個体より遥かに強靭な体を持つ。
洞窟内の過酷な環境でもその光景を中心とした攻撃は存在感を放っており、
周囲をうろつく強敵からも手を出される事は滅多に無い。
オンライン拡張パック:戦友
DLC「戦友」でも登場し、性質はあまり変わらないが、シガイの部位が残る様になり、「ヘクトアイズの目玉」をドロップするようになった。
FFCCEoT
採掘場のボス。他のシリーズとはうってかわってトカゲのような姿。
シェルロッタが塔へ行くために必要な杖を「(後ろでうろちょろして)鬱陶しい」という理由で投げ、ぶッ刺してしまったため戦うハメに。
短気は損気である。
普段は壁にへばりついており、その時にダメージを与えると気絶し、水面に落ちる。
この時しっぽの付け根にある弱点部位(というかお腹)が見えるようになる。
またへばりついた状態では、水面を一瞬毒で覆ってもくる。
この時水面にいるとダメージを受けると共に、毒状態になってしまう。
それ以外では、水面を移動してこちらに近づいてくる。
この時は弱点を攻撃できず、また状態異常を起こす泡(スロウ、毒、グラビデ)を3連続で吐いてくる。
弓があれば壁にへばりついているときに安全に攻撃できる。
が、殆どダメージを与えられないため、やっぱり近づかないといけない。
ボスラッシュでは、2匹のアーリマンを引き連れている。
戦場が水上なのでこちらは魔法が使えないが、アーリマンは飛んでいる為余裕で魔法を放ってくる。
ヘクトアイズの弱点の尻尾の付け根を攻撃していてもすぐアーリマンに邪魔されるのでかなりうっとおしい。
アーリマンは2匹共倒すと復活するので、1匹だけ倒そう。
固有ドロップアイテムは大トカゲの濡皮、大トカゲの浮き、レブティルビーズ?。
FFCCEoTのボスの中で1,2を争う面倒なボス。
ボスラッシュでこいつが出たらリセットしたくなる。
PFFNE
AREA15-3の2戦目に1体登場する。